JP3154405U - 夏日、真夏日対策シューズ - Google Patents

Abstract

【課題】通気性の優れた、晴雨に拘わらず使用できる夏日、真夏日対策シューズを提供する。【解決手段】吊り込みライン３より上の位置におけるアウターソール１の爪先部前方及び土踏まず部側方にアッパーソール２内へ連通する通気孔を設けた夏日、真夏日対策シューズＡと、雨天時に夏日、真夏日対策シューズ内に挿入していたカップインソール又は中敷５を入れ替えて挿入すると共に、夏日、真夏日対策シューズＡ内に入れ戻して履くインナーレインシューズとから成るスーパードライシステムを備えて靴を構成する。【選択図】図１

Description

本考案は通気性の優れた、晴雨に拘わらず使用できる夏日、真夏日対策シューズ
に関する。

発汗による足の蒸れを防いで臭気の発生や水虫罹病を予防するため、アウターソールの周囲に通気孔を設けると共にアウターソール上にアッパーソールを具備し、アウターソール上面に溝或いは突起を設け、アウターソール上に通気性の良いインナーソールを載せてアウターソールの通気孔からの外気を溝或いは突起の間隙から靴内部へ流通させ、アウターソールの通気孔から排出している発明がある。例えば特許文献１（図１、図６）

特開２００８−１４９０８４号公報

特許文献１に係る発明は、アウターソールに設けている溝又は突起に足裏が押しつけられた状態で接触し、或いは溝又は突起の上に載せているインナーソールに足裏が接触しているため通気性が阻害され、又、雨天時に履くとき通気孔に開閉式の防水部材が施され、或いは非透水性の通気性部材が施されているとしても、外気と共に雨水の小滴が入り込み靴下や足が濡れる恐れがあり、完璧に雨水の浸入を防ぐことは至難である。

本考案は、アウターソールの端縁にアッパーソールを吊り込み縫着した靴において、吊り込みラインより上の位置におけるアウターソールの爪先部前方及び爪先部側方にアッパーソール内へ連通する通気孔を設け、通気孔からの外気を取り入れ靴内へ流通させて内部の熱気を冷ますことで、足の蒸れと臭気の発生、水虫の罹病を予防し、雨天時には塩化ビニル製等の撥水素材から成るスニーカーソックス形状のインナーレインシューズに、靴に入れていたカップインソール又は中敷を差し替えて挿入すると共に、該インナーレインシューズを靴に入れ戻し履いて雨水の浸入を確実に防ぎ、雨が降り止むと夏日、真夏日対策シューズ内の水気を拭き取ってカップインソール又は中敷きをシューズ内へ入れ戻し、靴下や足が濡れないようにして快適に履くことを目的とするスーパードライシューズシステムを備えた夏日、真夏日対策シューズである。

靴に設けた通気孔から外気を取り入れ足へ直に吹き付けることができ、靴内の熱気が冷まされ、足の蒸れを防ぎ臭気の発生や水虫の罹病を防ぐことができる。又、雨天時には靴の中へインナーレインシューズを入れて履くため，雨水の浸入を確実に防いで靴下や足が濡れないため快適である。

本考案に係る夏日、真夏日対策シューズＡの外観を示す正面図。 同、要部切欠き拡大正面図。 同、平面図。 本考案に係るインナーレインシューズＢを、雨天時に夏日、真夏日対策シューズＡの中へ入れて履く状態を示す縦断面図。

本考案に係る夏日、真夏日対策シューズＡは、アウターソール（外底）１の端縁１ａにアッパーソール（胛皮）２の下部を吊り込み縫着した通常の製靴工程における靴において、吊り込みライン３より上の位置におけるアウターソール１の爪先部前方及び土踏まず部側方と、アッパーソール２の下部内へ連通する通気孔４ａ及び通気孔４ｂを設ける。
爪先部前方の通気孔４aから外気を靴内へ取り込み、土踏まず部側方の通気孔４ｂから外気を放出させて靴内を冷やし、足の蒸れを防ぎ、靴内に臭気が発生しないようにし又、足指の股間に水虫が巣食うのを防ぐのである。

夏日、真夏日対策シューズＡを履いているとき突然の雨降りに遭つた場合や、雨天時に履くとき通気孔４ａ、４ｂから雨水が靴内へ浸入するのを防ぐため、塩化ビニル製等の撥水素材から成るスニーカーソックス形状のインナーレインシューズＢを作成し、夏日、真夏日対策シューズＡに入れていたカップインソール又は中敷５をインナーレインシューズＢに差し替え挿入した後、該インナーレインシューズＢを夏日、真夏日対策シューズＡ内に入れて履くことにより雨水の浸入を確実に防ぎ、雨が降り止むと夏日、真夏日対策シューズＡ内に残る若干の水気を拭き取りインナーレインシューズBに入れていたカップインソール又は中敷５を夏日、真夏日対策シューズＡ内へ入れ戻し、上記のように靴内が熱されるのを防ぐと共に晴雨に拘わらず快適に履くものである。

気温が高い夏季において晴雨に拘わらず快適に履くことができるスーパードライシューズシステムを備えているため市場性に富んでいる。

Ａ 夏日、真夏日対策シューズ Ｂ インナーレインシューズ
１ アウターソール ２ アッパーソール ３ 吊り込みライン
４ａ、４ｂ 通気孔 ５ カップインソール又は中敷

Claims (1)

1. アウターソールの端縁にアッパーソールの下部を吊り込み縫着した靴において、吊り込みラインより上の位置におけるアウターソールの爪先部前方及び土踏まず部側方にアッパーソール内へ連通する通気孔を設けた夏日、真夏日対策シューズＡと、雨天時に夏日、真夏日対策シューズＡに挿入していたカップインソール又は中敷を入れ替えて挿入すると共に、夏日、真夏日対策シューズＡ内に入れ戻して履くインナーレインシューズＢとから成る夏日、真夏日対策シューズ。

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