JP3152613U - 商品陳列台 - Google Patents
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Abstract
【課題】化粧品、日用品、食料品などの商品を大量に陳列することができるとともに、運搬時に偏平状に折り畳んで搬送することができるものでありながら、構造が簡単で、部品数が少なく、より安価なものにする。【解決手段】角筒状の陳列台本体20と、該陳列台本体20の内側に互いに対峙するように設けた一対のV形の芯材21a,21bと、前記各芯材21a,21bに交差するように装着した芯材固定板30a,30bと、前記陳列台本体20の上端よりも下方に設けた商品陳列板40と、該商品陳列板40に設けたスカート部41と、前記芯材21a,21bに対応するスカート部41に芯材21a,21bの開脚を防止する切り込み部42を設ける。【選択図】図2
Description
本考案は、商品陳列台、更に詳しくは、化粧品、日用品、食料品などの商品を大量に陳列することができるとともに、運搬時に偏平状に折り畳んで搬送することができる商品陳列台に関するものである。
従来、前板、後板、左右側板からなる四角柱体と、4枚の仕切り板が井桁状に組み込まれてなる支持体と、該支持体の上端縁に設置される商品載置板とからなる陳列台が知られている(実用新案登録文献1参照。)。
この陳列台は、井桁状の支持体を陳列台本体の四角柱体とは全く別に作られた後、これを陳列台本体の内側に入れて使用されるため、部品の点数が多くなり、運搬や組み立てに手間がかかると推察される。また、部品の点数が多い上に構造が複雑なため、高度な加工が必要なため、製造単価も安くないと推察される。
また、従来、井桁状の支持体の構造を簡単にするものの、井桁状の支持体同士をゴム紐等で接続したり、井桁状の支持体を陳列台本体に接着等の手段で加工するものが見られるが、これらもその加工の度合いから、簡単に折り畳めないことから運搬に手間がかかり、製造単価も安くないと推察される。
本考案は、化粧品、日用品、食料品などの商品を大量に陳列することができ、運搬時に偏平状に折り畳んで搬送することができるとともに、構造が簡単で、部品数の少ない、組み立てが容易で、十分な強度を有する、より安価な商品陳列台を提供することにある。
本考案の商品陳列台は、角筒状の陳列台本体と、該陳列台本体の内側に互いに対峙するように設けた一対のV形の芯材と、前記各芯材に交差するように装着した芯材固定板と、前記陳列台本体の上端よりも下方に設けた商品陳列板と、該商品陳列板に設けたスカート部と、前記芯材に対応するスカート部に芯材の開脚を防止する切り込み部を設けたことを特徴とするものである。
また、本考案の商品陳列台は、陳列台本体にV形の芯材を継ぎ目なく一体的に設けたことを特徴とするものである。
また、本考案の商品陳列台は、商品陳列板に互いに対峙する少なくとも一対のスカート部を設けるとともに、芯材に対応するスカート部に芯材の開脚を防止する切り込み部を設けたことを特徴とするものである。
また、本考案の商品陳列台は、芯材固定板どうしを連結材を介して連結させたことを特徴とするものである。
更に、本考案の商品陳列台は、芯材固定板をそれぞれ独立させたことを特徴とするものである。
更に、本考案の商品陳列台は、商品陳列板が、芯材および/または芯材固定板に支持されているものである。
更に、本考案の商品陳列台は、陳列台本体と芯材と芯材固定板が段ボールにより形成してなるものである。
更に、本考案の商品陳列台は、商品陳列板が、芯材および/または芯材固定板に支持されているものである。
更に、本考案の商品陳列台は、陳列台本体と芯材と芯材固定板が段ボールにより形成してなるものである。
本考案は、角筒状の陳列台本体と、該陳列台本体の内側に互いに対峙するように設けた一対のV形の芯材と、前記各芯材に交差するように装着した芯材固定板と、前記陳列台本体の上端よりも下方に設置した商品陳列板と、該商品陳列板に設けたスカート部と、前記芯材に対応するスカート部に芯材の開脚を防止する切り込み部を設けたので、従来よりも構造が簡単で、部品数が少なく、組み立てが容易で、十分な強度を有する、より安価なものにすることができた。
特に、部品数を削減することができたことから、運搬時に偏平状に折り畳んで搬送することができる。また、芯材をV形にしたこと及び、この芯材と芯材固定板の組み合わせにより、十分な強度を発揮し、陳列板に複数の商品を陳列することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面を用いて説明する。尚、この実施の形態では、4辺にスカート部を持つ商品陳列板を例に取る。
図2に示すように、本考案の商品陳列台10は、一対の芯材21a,21bを有する陳列台本体20と、一組の芯材固定板30a,30bと、4辺にスカート部41を有する商品陳列板40から形成され、全て段ボールでできている。
陳列台本体20は、横断面が長方形の筒形(角筒状の一形態)に形成され、前後左右の四つの側壁部22a,22b,22c,22dによって商店などの床面に自立できるようになっている。この陳列台本体20は、左側壁部22aの内側にV形の芯材21aを設け、右側壁部22bの内側にV形の芯材21bを設けている。これらの芯材21a,21bは、互いに対峙するように配置されるとともに、陳列台本体20に継ぎ目なく一体的に設けられている。尚、陳列台本体20の横断面形状は、正方形でもよい。
更に、V形の芯材21a,21bは、スリット状の第1および第2の切り込み部23,24を有している。これらの切り込み部23,24は、全てV形の芯材21a,21bの上面側に開口している。その上、第2の切り込み部24は、V形の芯材21a,21bの根幹部に設けられている。他方、第1の切り込み部23の設置箇所は、特に、限定されないが、前壁部22c又は後壁部22dを3等分する箇所に位置することが望ましい。
芯材固定板30a,30bは、ともに長方形の縦長の平面板であり、その横幅は、前壁部22cと後壁部22dとの内壁面間の寸法とほぼ同寸法に形成されている。また、芯材固定板30a,30bは、スリット状の縦長の切り込み部31を備えている。この切り込み部31は、芯材固定板30a,30bの下面側に開口している。更に、これらの芯材固定板30a,30bは、固定板どうしを平板状の連結板32によって連結している。尚、所望により、連結板32を無くして芯材固定板30aおよび芯材固定板30bをそれぞれ独立させても差し支えがない。固定板は1枚でも複数枚でも良い。固定板が複数枚の場合、部材がバラバラにならなかったり、強度を保持しつつ部品点数を減らすことができたり、芯材固定板の切り込み部と芯材の切り込み部を+形に組み付け(交差させ)たときにズレないようにできる等の点から、連結させることが好ましい。
商品陳列板40は、陳列台本体20の上端開口部とほぼ同じ形状寸法に形成した長方形の平面板であり、その4辺にスカート部41を備えている。そして、芯材21a,21bに対応する一対のスカート部41a,41bにスリット状の切り込み部42を設けている。この切り込み部42は、スカート部41a,41bの下側に開口している。他の言い方をすれば、商品陳列板は、商品陳列板に互いに対峙する少なくとも一対のスカート部を設けるとともに、芯材に対応するスカート部にV形の芯材の開脚を防止する切り込み部を設けている。商品陳列板40は、芯材21a,21bおよび芯材固定板30a,30bによって支持するようになっている。商品陳列板は、芯材または心材固定板に支持されていれば良いが、より強度が増すという点から、その両方に支持されることが好ましい。
図1に示すように、商品陳列台10は、陳列台本体20の上端25より所定の深さだけ下方に商品陳列板40を設け、陳列台本体20の上端部分が商品の転落を防止する商品転落防止部26になっている。商品陳列板は、上端または上端近傍にあれば良い。商品転落防止部を形成できる点においては、上端近傍にあることが好ましいが、陳列する商品の形態によっては上端にあってもよい。陳列台本体の上端より所定の深さだけ下方に商品陳列板を設け、商品転落防止部を設ける場合には、例えば、上端から2〜7cmの深さに商品陳列板を設けることが好ましい。
(商品陳列台の組立て方法)
上記商品陳列台10を組み立てる場合は、図2に示すように、芯材固定板30aの切り込み部31を芯材21aの切り込み部23に対応させるとともに、芯材固定板30bの切り込み部31を芯材21bの切り込み部23に対応させる。
上記商品陳列台10を組み立てる場合は、図2に示すように、芯材固定板30aの切り込み部31を芯材21aの切り込み部23に対応させるとともに、芯材固定板30bの切り込み部31を芯材21bの切り込み部23に対応させる。
次に、芯材固定板30aの切り込み部31と芯材21aの切り込み部23を利用して両者を+形に組み付けると同時に、芯材固定板30bの切り込み部31と、芯材21bの切り込み部23を利用して両者を+形に組み付け、芯材固定板30a,30bによって芯材21a,21bの位置を固定する。
次に、商品陳列板40のスカート部41aに設けた切り込み部42を芯材21aに設けた第2の切り込み部24に対峙させるとともに、商品陳列板40のスカート部41bに設けた切り込み部42を芯材21bに設けた第2の切り込み部24に対峙させる。
次に、スカート部41aの切り込み部42と芯材21aの第2の切り込み部24を利用して両者を+形に組み付けると同時に、スカート部41bの切り込み部42と芯材21bの第2の切り込み部24を利用して両者を+形に組み付ける。
そして、スカート部41aの切り込み部42によってV形の芯材21aを挟持する一方、スカート部41bの切り込み部42によってV形の芯材21bを挟持する。このため、スカート部41aの切り込み部42によってV形の芯材21aの開脚が防止され、スカート部41bの切り込み部42によってV形の芯材21bの開脚が防止される。
尚、商品陳列台10を分解又は解体して運搬場合は、商品陳列板40を外してから、芯材固定板30a,30bを外して商品陳列台本体20を偏平にする。商品陳列台には一般に陳列台に使用されている様様な材質が使用できるが、製造単価、組立・解体、運搬の容易さ、材料の加工の容易さの観点から、段ボールや厚紙などが好ましい。
(商品陳列台の他の実施形態)
以上の説明では、4辺にスカート部41を設けた商品陳列板40を適用する場合について説明したが、商品陳列板としては、図3に示すように、芯材21a,21bに対応する2辺のみに切り込み部42付きのスカート部41を設けた商品陳列板40’を適用することもできる。尚、商品陳列板40’の組み付け、分解方法も図2の場合と同じであるから、説明を省略する。
以上の説明では、4辺にスカート部41を設けた商品陳列板40を適用する場合について説明したが、商品陳列板としては、図3に示すように、芯材21a,21bに対応する2辺のみに切り込み部42付きのスカート部41を設けた商品陳列板40’を適用することもできる。尚、商品陳列板40’の組み付け、分解方法も図2の場合と同じであるから、説明を省略する。
20 陳列台本体
21a,21b 芯材
30a,30b 芯材固定板
40,40’ 商品陳列板
41 スカート部
42 切り込み部
21a,21b 芯材
30a,30b 芯材固定板
40,40’ 商品陳列板
41 スカート部
42 切り込み部
Claims (7)
- 角筒状の陳列台本体と、該陳列台本体の内側に互いに対峙するように設けた一対のV形の芯材と、前記各芯材に交差するように装着した芯材固定板と、前記陳列台本体の上端よりも下方に設けた商品陳列板と、該商品陳列板に設けたスカート部と、前記芯材に対応するスカート部に芯材の開脚を防止する切り込み部を設けたことを特徴とする商品陳列台。
- 前記陳列台本体にV形の芯材を継ぎ目なく一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載の商品陳列台。
- 前記商品陳列板に互いに対峙する少なくとも一対のスカート部を設けるとともに、芯材に対応するスカート部にV形の芯材の開脚を防止する切り込み部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の商品陳列台。
- 前記芯材固定板どうしを、連結材を介して連結させたことを特徴とする請求項1または2記載の商品陳列台。
- 前記芯材固定板をそれぞれ独立させたことを特徴とする請求項1または2記載の商品陳列台。
- 前記商品陳列板が、前記芯材および/または前記芯材固定板に支持されている請求項1から5いずれか記載の商品陳列台。
- 前記陳列台本体と前記芯材と前記芯材固定板が段ボールにより形成してなる請求項1から6のいずれかに記載の商品陳列台。
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