JP3152366U - 温室 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性や環境性の点でより優れた温室を提供する。【解決手段】温室1は、側壁3と、側壁3の上部に設けられる片流れの勾配屋根5とを有して構成され、その側壁3及び勾配屋根5を構成する骨組み(例えば支柱11,13)及びパネル15は、繊維強化プラスチック(FRP)で構成される。勾配屋根5には太陽光パネル17が敷設され、太陽光パネル17にて発電される電力は、温室1において利用される。温室1全体をFRPで構成することにより、温室1を、例えば耐食性、耐熱性、化学安定性など種々の点で優れた耐久性の高いものとすることができ、また、太陽光発電システムを備えることで、CO2の排出を抑えて環境への負荷を低減することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、温室に関し、特に、植物栽培に好適な温室に関する。
従来、例えば植物の育成を促進する目的で温室が広く利用されている。このような温室としては、例えばビニールハウスが一般的である(例えば、特許文献1,2参照)。また、ビニールハウスのなかには、例えば室内の温度調整が可能なように構成されたものもある(例えば、特許文献3参照)。特許文献3のビニールハウスでは、夜間や低温時などにビニールハウス内部を暖気することができるように構成されている。
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のようなビニールハウスでは強度や耐久性の点で不安が残る。例えば、台風、豪雨、降氷、或いは暴風などに見舞われた場合、或いは長年の使用による劣化により、ビニールハウスを構成するビニールシートの破れ等の損傷が容易に生じてしまうことが懸念される。
また、特許文献3のビニールハウスにおいて、そのビニールハウス内部を暖気する場合、電力が必要であるため電力コスト及びCO2排出の点が問題となる。特に、近年は環境問題がより大きな問題となっており、CO2の排出を抑制することはより重要な課題となっている。
本考案は、こうした問題に鑑みなされたもので、耐久性や環境性の点でより優れた温室を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の考案は、四方を囲む壁、及び屋根によって室内が形成された温室において、壁及び屋根が繊維強化プラスチックからなる材料で構成され、太陽光発電を行うための太陽光パネルを備え、太陽光パネルによる発電電力を電力の供給対象に供給する太陽光発電システムを備えたものである。
繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)は、プラスチックの中に繊維を入れた複合材料である。プラスチックの中に入れる繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、樹脂繊維などがある。
FRPは、金属材料よりも比強度が大きい。即ち、軽くて強い材料である。このため、FRPで構成された本考案の温室によれば、金属を用いる場合に比べて軽量化を図ることができる。また、FRPは、耐食性、耐熱性、化学安定性など種々の点で優れており、耐久性の高い材料である。このようなFRPにより構成された本考案の温室も、同様に、耐久性の点でより優れたものとなる。
また、本考案の温室では、太陽光発電システムを備えているため、CO2の排出量を抑えることができる。即ち、環境への負荷も抑えることができる。勿論、電力のランニングコストも抑えることができる。
請求項2の考案は、請求項1の温室において、貯水タンクと、降雨を貯水タンクに導く導水パイプと、太陽光発電システムから供給される電力により、貯水タンクに貯留する水を汲み上げて室内に散水する散水システムと、を備えたものである。
散水システムを備えることにより、植物の育成をより促進することができる。また、散水に際しては降雨を有効に利用することができ、貴重な水資源の浪費を抑えることが可能である。加えて、散水システムは、太陽光発電システムから供給される電力により稼働するため、前述のように環境への負荷を抑えることができる。
請求項3の考案は、請求項1,2の考案において、壁及び屋根の両方又は一方に設けられる開閉自在な開閉プレートと、太陽光発電システムから供給される電力により、開閉プレートを開閉する開閉システムと、を備えたものである。
例えば、開閉プレートの開閉によって、室内に外気を通し、室内の空気を入れ換えることができる。このため、室内の空気を新鮮に保つことができる。また、室内の温度や湿度の調整にも有効である。加えて、開閉システムは、太陽光発電システムから供給される電力により稼働するため、前述のように環境への負荷を抑えることができる。
以下に、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1,2に示す如く、本考案の温室1は、長方形状に四方を囲むように形成された側壁3と、側壁3の上部に設けられる片流れの勾配屋根5とを有する。
[第1実施形態]
図1,2に示す如く、本考案の温室1は、長方形状に四方を囲むように形成された側壁3と、側壁3の上部に設けられる片流れの勾配屋根5とを有する。
この温室1は、長さ12000mm(12.0m)、幅6000mm(6.0m)、高さ4000mm(4.0m)の寸法を有する長屋のハウス状に形成されている。勾配屋根5の底部から頂上までの高さは1000mm(1.0m)である。つまり、全高のうち、側壁3の部分が4分の3を占め、勾配屋根5の部分が4分の1を占める。
また、温室1は、支柱11,13(図1参照)、支柱12,14(図2参照)をはじめ、その他の図示しない複数の支柱(以下、単に支柱とも記載する)により骨組みが形成されるとともに、その支柱同士の間の領域を埋めるように板状のパネル15が配設されてなる。パネル15は、取付け及び取外しが自在である。また、骨組みも分解及び組立てが自在である。つまり、温室1は、その温室1を構成する個別の部品に分解自在であり、また、それらの部品から温室1を組立てることが容易なように構成されている。このため、温室1は所望の土地に設置されることが可能である。温室1を構成する支柱及びパネル15は、繊維強化プラスチック(以下、FRPと記載する)からなる。FRPからなる支柱及びパネル15は、透明或いは半透明のものであり、このため温室1の室内に太陽光が透過するようになっている。
勾配屋根5には太陽光パネル17が敷設されている。太陽光パネル17により発電される電力は温室1において利用される。詳しくは後述する。
側壁3のうち、温室1の長手方向の両端の側壁7(図1参照)、側壁8(図2参照)には、出入り口が設けられ、それぞれ、引き戸19,20がその出入り口に設けられている。引き戸19,20の開閉は手動で行われる。
側壁3のうち、温室1の長手方向の両端の側壁7(図1参照)、側壁8(図2参照)には、出入り口が設けられ、それぞれ、引き戸19,20がその出入り口に設けられている。引き戸19,20の開閉は手動で行われる。
出入り口は、人の出入りは勿論のこと、農業機具、農業用品(例えば、苗、肥料など)等の搬入、搬出や、収穫物等の搬出に利用されるものである。このため、そのような搬入、搬出に支障が生じないよう十分な大きさに形成される。
また、側壁7,8には、それぞれ、電動式の開閉ブラインド21,22が設けられている。開閉ブラインド21,22は、複数の長板状のパネルPを有し、各パネルPが開閉するように構成されている。開閉ブラインド21,22は、例えば通気を確保したり光を取り入れたりする目的で設けられており、各パネルPが開いた状態で、温室1の室内と外側との通気が可能となり、また、光が取り込まれるようになる。一方、各パネルPが閉じた状態では、各パネルP同士で隙間のない面が形成され、通気や光が遮断される。パネルPもFRPで構成されている。開閉ブラインド21,22の具体的構成については後述する。
温室1には、その温室1本体の外部に、雨水を貯留するための貯水タンク9が設けられている。この貯水タンク9は、温室1本体と導水パイプ23により接続されている。導水パイプ23は、いわば雨といであり、温室1の勾配屋根5の下側周囲に配設されるとともに、前述のように貯水タンク9に接続している。そして、温室1に降りかかる雨は導水パイプ23に導かれ、その導水パイプ23を介して貯水タンク9に流れ込むようになっている。
貯水タンク9に貯留する雨水は、温室1の室内への散水に用いられる。即ち、植物への散水に用いられる。具体的に、貯水タンク9に貯留する雨水は、ポンプ45(例えば後述する図3参照)により汲み上げられて、温室1の室内に散水されるようになっている。尚、貯水タンク9内には、図示しないが、簡易的な濾過機構が設けられている。また、貯水タンク9の容量は2000Lである。
また、温室1の室内には、図示は省略するがLEDからなる照明が設けられている。具体的には、照明(LED)は天井に取り付けられる。この照明(LED)は、例えば植物の育成を促進、或いは補助するために用いられる。即ち、曇や雨天時、或いは夜間など、太陽光が充分に当たらないときに照明(LED)の光を植物に当て、太陽光の代わりを担う趣旨である。尚、(照明)LEDが発光するための電力には、バッテリー43の電力よりも太陽光パネル17にて発電された電力が用いられることが望ましい。そして、例えば曇や雨天時でも、太陽光パネル17での発電は可能であり、このため、曇や雨天時に太陽光パネル17による発電電力で照明(LED)を発光させることは充分に可能である。
また、温室1の室内には、その室内の空気を循環させるため、或いは外気との通気が効率的に行われるようにするために、図示しないファン(例えばサーキュレーター)が設けられる。
図3に示す如く、温室1には、図1,2にて前述したものの他、制御盤41、バッテリー43、ポンプ45、雨量センサー47、温度センサー49などが設けられる。
制御盤41は、太陽光パネル17により発電された電力の各部への供給制御、その発電された電力の充電制御、各部の動作制御などを行う。
制御盤41は、太陽光パネル17により発電された電力の各部への供給制御、その発電された電力の充電制御、各部の動作制御などを行う。
バッテリー43は、太陽光パネル17により発電された電力を蓄えるためのものであり、バッテリー液(蒸留水)が用いられるタイプのものである。
雨量センサー47は、降雨の有無及び雨量を検出するセンサであり、雨量センサー47による検出データは制御盤41に送られる。制御盤41では、雨量センサー47からの検出データに基づき雨量を算出し、算出した雨量に基づき、例えば温室1の室内への散水量を調整したり、開閉ブラインド21,22の動作を制御したりする。
雨量センサー47は、降雨の有無及び雨量を検出するセンサであり、雨量センサー47による検出データは制御盤41に送られる。制御盤41では、雨量センサー47からの検出データに基づき雨量を算出し、算出した雨量に基づき、例えば温室1の室内への散水量を調整したり、開閉ブラインド21,22の動作を制御したりする。
温度センサー49は、温室1の室内温度を測定するためにその室内に設けられる。温度センサー49による検出データは制御盤41に送られる。制御盤41では、温度センサー49からの検出データに基づき温室1の室内温度を算出し、算出した室内温度に基づき、例えば温室1の室内への散水量を調整したり、開閉ブラインド21,22の動作を制御したりする。尚、温室1の室内への散水は、室内温度を下げる目的で行われる場合もある。
開閉ブラインド21,22について、より詳しく説明する。以下、開閉ブラインド21を前提として説明するが、開閉ブラインド22も同じ構成を有している。図3において、破線で囲んだ部分は、開閉ブラインド21を側面から見た図である。
開閉ブラインド21は、ギヤードモータ31を有している。ギヤードモータとは、歯車とモータとが一体化したものである。
また、開閉ブラインド21は、複数のウォーム歯車33を有している。
また、開閉ブラインド21は、複数のウォーム歯車33を有している。
ウォーム歯車33の先端には、パネルPの一端が取り付けられ、そのパネルPの他端は自由端になっている。
このウォーム歯車33は、ギヤードモータ31の回転軸に設けられた長尺状の回転歯車35とかみ合って回転し、パネルPを図3に示す如く回転させるように動作する。
このウォーム歯車33は、ギヤードモータ31の回転軸に設けられた長尺状の回転歯車35とかみ合って回転し、パネルPを図3に示す如く回転させるように動作する。
このような構成により、ギヤードモータ31が回転することで各パネルPが一斉に開閉するようになっている。
図4,5を用いて、温室1の電気構成についてより具体的に説明する。
図4,5を用いて、温室1の電気構成についてより具体的に説明する。
図4,5に示すように、温室1には、前述の制御盤41として、プログラマブルコントローラ51、充電コントローラ53、インバーター55、調整パネル57、雨量センサー基板48、温度センサー49などを備えた電気システム(電気回路)が設けられる。
プログラマブルコントローラ51は、周知のCPUとメモリと(図示省略)を備えるものであり、温室1の各部を制御する機能を司る。このプログラマブルコントローラ51は、太陽光パネル17による発電電力をインバーター55を介して受電して動作する。或いは、バッテリー43から電力供給を受けて動作する。
充電コントローラ53は、太陽光パネル17による発電電力のバッテリー43への充電制御を行う。例えば、太陽光パネル17による発電電力を、バッテリー43に充電余力がある場合にはそのバッテリー43に供給し、バッテリー43に充電がなされるようにする。一方、バッテリー43に充電余力がない場合には、インバーター55に供給する。
インバーター55は、太陽光パネル17により発電される直流電力を交流電力に変換する機能を有する。また、余分な電力を放電する機能も有する。例えば、バッテリー43に充電余力がなく、充電コントローラ53から必要電力以上の余分な電力が供給される場合にはその余分な電力を放電する。
調整パネル57は、液晶ディスプレイを備えており、その液晶ディスプレイには各種の操作画面が表示される。使用者は、調整パネル57を介して情報を入力して、温室1の動作を制御したり、各種設定値を定めたり変更したりすることができる。
雨量センサー基板48は、前述の雨量センサー47と対で用いられるものである。例えば雨量センサー47からのデータをプログラマブルコントローラ51に受け渡す機能を有する。
温度センサー基板50は、前述の温度センサー49と対で用いられるものである。例えば、温度センサー49からのデータをプログラマブルコントローラ51に受け渡す機能を有する。
このような本実施形態の温室1は、まず、骨組み(支柱11〜14、その他の図示しない支柱)や外壁(パネル15)がFRPで構成されているため、耐食性、耐熱性、化学安定性など種々の点で優れた耐久性の高いものとなっている。また、FRPは熱伝導率が低く断熱性に優れており、このため温室1の室内温度を一定に保つことが容易となっている。従って、例えば大きな温度変化に弱い植物の育成に特に有利である。
また、太陽光パネル17を備え、その太陽光パネル17により発電された電力を利用するように構成されているため、CO2の排出量を抑えることができる。即ち、環境に優しいと言える。
また、降雨を貯留し、その貯留した雨水を散水して植物を育成できるようになっているため、貴重な水資源の浪費を抑えられる。加えて、貯留した雨水を汲み上げて散水するためのポンプは、太陽光パネル17により発電された電力により稼働するため、電力コストや環境への負荷が抑えられる。
また、開閉ブラインド21,22を備えていることにより、温室1の室内と外気との通気が自在であり、このため、室内の空気を新鮮に保つことができる。また、室内の温度や湿度の調整にも有効である。加えて、開閉ブラインド21,22は太陽光パネル17により発電された電力により稼働するため、前述のように電力コストや環境への負荷が抑えられる。
[第2実施形態]
次に、開閉ブラインド21,22に関する他の実施形態について、図6,7を用いて説明する。
[第2実施形態]
次に、開閉ブラインド21,22に関する他の実施形態について、図6,7を用いて説明する。
本第2実施形態の開閉ブラインド21,22は、シリンダ61の駆動をパネルPの開閉に利用したものである。尚、図6,7には、パネルPを1枚のみ示すが、実際には、パネルPは複数枚ある。尚、シリンダ61は、エアーの圧力によって駆動するエアーシリンダである。
シリンダ61は、温室1の側壁に固定金具63により固定される。シリンダ61のシリンダロッド62の先端には、支持金具64を介してブラケット65が取り付けられる。ブラケット65の支持金具64と反対側の一端は、支点金具67を介してパネルPと連結されている。支点金具67は、パネルPに固定されている。
ブラケット65の両端は、それぞれ、回転軸66,69により支持され、その回転軸66,69を介して回転自在である。また、ブラケット65は、図6に示す如く、シリンダ61のシリンダロッド62の駆動方向に対し、やや傾斜するように設けられている。具体的には、ブラケット65の支点金具67側の一端が、支持金具64側の一端よりもパネルPから離れて位置するように構成されている。
パネルPは、一端側がヒンジ71により温室1の側壁に連結され、他端側が自由端になっている。つまり、パネルPは、ヒンジ71の回転軸を中心に回動可能に構成されている。
このような開閉ブラインド21,22において、シリンダロッド62がシリンダ61本体から突出する側に駆動すると、支持金具64も合わせて移動し、その際に、ブラケット65の支点金具67側の一端が図6における鉛直下向きに移動するように力が作用する。この力は、支点金具67を介してパネルPに作用する。このパネルPに作用する力により、パネルPが、ヒンジ71の回転軸を中心に矢印Aの方向に回動する。シリンダロッド62がシリンダ61本体に引っ込むように駆動した場合には、逆の作用により、パネルPは矢印Aと反対側に回動する。
このように、シリンダ61の駆動を利用することによっても開閉ブラインド21,22を実現することができる。
[第3実施形態]
次に、温室1の他の実施形態について、図8を用いて説明する。
[第3実施形態]
次に、温室1の他の実施形態について、図8を用いて説明する。
図8に示すように、本第3実施形態では、温室1の屋根の形状がかまぼこ型に形成されている点で第1実施形態と異なっている。その他の点については第1実施形態と同じ構成を備えている。太陽光パネル17は、かまぼこ型の屋根に合わせてその屋根に敷き詰められている。このような構成でも、発電には問題無く、第1実施形態の温室1と同様の効果を得ることができる。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態において、温室1の寸法は一例であり、設置場所、用途、その他種々の条件に応じて適切な寸法を採用することができる。
例えば、上記実施形態において、温室1の寸法は一例であり、設置場所、用途、その他種々の条件に応じて適切な寸法を採用することができる。
また、上記実施形態において、屋根の形状は一例を示したものであり、どのような形状でも良い。例えば、いわゆる切り妻型の屋根、寄棟型の屋根、方形型の屋根、フラット型の屋根、のこぎり型の屋根、ドーム状の屋根など、どのような形状でも良い。
また、上記実施形態において、引き戸19,20が太陽光パネル17により発電された電力により自動で開閉するように構成されても良い。
また、上記実施形態において示すバッテリー43は一例であり、どのような種類のバッテリーを用いても良い。例えば、アンチモンバッテリー、鉛バッテリー、ハイブリッドバッテリー、カルシウムバッテリーなど、種々のバッテリーを用いることができる。
また、上記実施形態において示すバッテリー43は一例であり、どのような種類のバッテリーを用いても良い。例えば、アンチモンバッテリー、鉛バッテリー、ハイブリッドバッテリー、カルシウムバッテリーなど、種々のバッテリーを用いることができる。
また、上記実施形態において、風力発電システムを設け、その風力発電システムにより発電される電力が用いられるように構成しても良い。また、その他、例えば地熱発電が利用されるように構成しても良い。また、燃料電池を備え、その燃料電池から電力が供給されるように構成しても良い。
また、上記実施形態においては、太陽光パネル17による発電電力のうち、余分な電力を放電するようにしているが、その余分な電力を電力会社に売電するように構成しても良い。
また、上記実施形態において、貯水タンク9の容量は、その貯水タンク9の大きさを変更することで適宜調整しても良い。
また、上記実施形態において、引き戸19,20に代えてドアを設けても良い。
また、上記実施形態において、引き戸19,20に代えてドアを設けても良い。
また、上記実施形態において、開閉ブラインド21,22は複数枚のパネルPから構成されているが、1枚のパネルで構成されても良い。そして、1枚のパネルが上下或いは左右に移動して通気口の開閉が実現されるようにしても良い。パネルを移動させる駆動源としてはモータが考えられる。また、パネルにおいて、外気側と反対側の面に、温室1の側壁と接触して転がるローラ部材を設け、上下或いは左右の移動がスムーズなものとなるようにすることが望ましい。また、パネルの外縁には、防水のための例えばゴム部材を設けると良い。
また、上記実施形態において、温室1に空調設備を設けても良い。言い換えると、温室1内の温度や湿度を調整可能な設備を設けても良い。この場合、その空調設備も太陽光パネル17により発電された電力で動作するように構成されることが望ましい。
また、上記実施形態において、複数の温室1間において、太陽光パネル17による発電電力が共用されたり、貯水タンク9に貯留する雨水が共用されたりするように構成されても良い。
また、上記実施形態では、農業、植物栽培等に用いることを前提としたが、用途は問わない。例えば、送電線の設備がない場所での仮設事務所として適用することも一案である。
1…温室、3…側壁、5…勾配屋根、7…側壁、8…側壁、9…貯水タンク、11…支柱、12…支柱、15…パネル、17…太陽光パネル、19…引き戸、21…開閉ブラインド、22…開閉ブラインド、23…導水パイプ、31…ギヤードモータ、33…ウォーム歯車、35…回転歯車、41…制御盤、43…バッテリー、45…ポンプ、47…雨量センサー、48…雨量センサー基板、49…温度センサー、50…温度センサー基板、51…プログラマブルコントローラ、53…充電コントローラ、55…インバーター、57…調整パネル、61…シリンダ、62…シリンダロッド、63…固定金具、64…支持金具、65…ブラケット、66…回転軸、67…支点金具、69…回転軸、71…ヒンジ。
Claims (3)
- 四方を囲む壁、及び屋根によって室内が形成された温室において、
前記壁及び屋根が炭素繊維強化プラスチックからなる材料で構成され、
太陽光発電を行うための太陽光パネルを備え、太陽光パネルによる発電電力を電力の供給対象に供給する太陽光発電システムを備えていることを特徴とする温室。 - 貯水タンクと、
降雨を前記貯水タンクに導く導水パイプと、
前記太陽光発電システムから供給される電力により、前記貯水タンクに貯留する水を汲み上げて室内に散水する散水システムと、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の温室。 - 前記壁及び屋根の両方又は一方に設けられる開閉自在な開閉プレートと、
前記太陽光発電システムから供給される電力により、前記開閉プレートを開閉する開閉システムと、
を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温室。
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