JP3151899U - ハンマー - Google Patents

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Abstract

【課題】打撃時に手に伝わる衝撃を低減し、その衝撃低減効果を維持できるハンマーを提供する。【解決手段】手で把持可能な柄10と、前記柄10の先端に取り付けられ、柄10の長手方向と直交する方向の端部に作業対象物を打撃可能な打撃面22を有し、かつ内部に柄10の長手方向と直交する方向に延びる収納室23を有するヘッド20と、前記収納室23内に前記打撃面22に対して接近離反する方向にスライド可能に保持されるスライダ30と、前記収納室23の前記打撃面22に対向する底23aに配置された、前記ヘッド20の材質よりも緩衝性の高い材質からなる緩衝部40とを備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

この考案は、ハンマーに関する。
より詳しくは、打撃時に手に伝わる衝撃を低減したハンマーに関する。
ハンマーの柄を手でにぎり、作業対象物を打撃する際に、その打撃の衝撃が手に返ってきて手がしびれたり、振動でハンマーがぶれたりすると、円滑な作業の妨げとなる。
このためハンマーの打撃作業時に、手に伝わる衝撃を低減する試みがなされている。
たとえば、特許文献1には、金属製ハンマーのヘッドを中空としてこれを収納室とし、その収納室に金属製スライダを挿入し、このスライダをヘッド両端にある打撃面の間をスライド可能に構成したものが開示されている。
このハンマーの柄をにぎってヘッドを振り下ろすとスライダが遅れてヘッドの振り下ろし方向にスライドする。そのため打撃作業の際には、まずヘッドが作業対象物を打撃し、次いでスライダが打撃面と対向する収納室の底(端部)を打撃することになる。
したがって、作業対象物を打撃した反力がヘッドに返ってくるのとほぼ同時に、反力と逆向きの力がスライダからヘッドに加えられることになり、2つの力が相殺されて手に伝わる衝撃が緩和されることになる。
実開昭61−148579号公報
しかし特許文献1のハンマーを繰り返し使用すると、スライダが何度も収納室の底部に打ち付けられることで、その衝撃によりスライダは次第に変形してゆく。
スライダの変形量が大きくなると、収納室の周壁につかえてしまいスムーズにスライドしなくなってしまう。このようにスライダがスムーズにスライドしないと、衝撃低減効果が奏されなくなってしまう。
そこでこの考案は、打撃時に手に伝わる衝撃を低減したハンマーについて、繰り返し使用してもその衝撃低減効果を維持できるようにすることである。
以上の課題を解決するため、考案にかかるハンマーを、手で把持可能な柄と、前記柄の先端に取り付けられ、柄の長手方向と直交する方向の端部に作業対象物を打撃可能な打撃面を有し、かつ内部に柄の長手方向と直交する方向に延びる収納室を有するヘッドと、前記収納室内に前記打撃面に対して接近離反する方向にスライド可能に保持されるスライダと、前記収納室の前記打撃面に対向する底に配置された、前記ヘッドの材質よりも緩衝性の高い材質からなる緩衝部と、を備える構成としたのである。
収納室の底に緩衝部があるため、スライダがこの底に打ち付けられた際に、スライダに加わる衝撃が緩和される。
したがって、スライダは従来よりも変形しにくくなり、ハンマーを繰り返し使用しても、収納室内をスムーズにスライドする。このため、ハンマーの衝撃低減効果が長期にわたって維持される。
ヘッドおよび緩衝部の材質はとくに限定されず、金属、合成樹脂、天然樹脂(天然ゴム)が例示できるが、ヘッドは金属からなり、前記緩衝部はヘッドをなす金属よりも硬度の小さい金属からなるのが好ましい。
ここで前記ヘッドをなす金属は、鉄またはステンレスであり、前記緩衝部をなす金属は、スズ合金であるのが耐久性、打撃力等の点からより好ましい。
打撃時に手に伝わる衝撃を低減したハンマーについて、以上のように構成したので、その衝撃低減効果を長期にわたり維持することが可能となった。
ハンマーの全体斜視図 (a)はハンマーの頭部縦断面図、(b)はハンマーの頭部横断面図 ヘッドの分解斜視図
以下、図面を参照しつつ、この考案の実施形態について説明する。
図1および図2に示す実施形態のハンマー1は、通常のハンマーと同様に、柄10と、柄10の先端に取り付けられたヘッド20と、を備え、使用の際には、柄10を手でにぎってヘッド20を振り下ろして作業対象物を打撃する。
ここで柄10は、その外周に手になじみやすいように曲面形に形成された合成樹脂製または木製のグリップ11が取り付けられている。
またグリップ11には、滑り止めが付されている。
詳しくはヘッド20は、ステンレスまたは鉄製であって、ほぼ円柱形をなしている。その円柱の軸方向の中央部には径方向に貫通する取り付け孔21が形成され、この取り付け孔21に柄10の先端が差し込まれ、抜け止めされている。
ヘッド20の円柱軸方向の両端面はフラットまたは曲面状の打撃面22となっている。また、ヘッドの外周面には環状溝が形成され、この環状溝から打撃面に向けてヘッドの外径は次第に窄まっている。
さらに、ヘッド20内部の取付け孔21の左右には、取り付け孔21と隔離された収納室23がそれぞれ形成されている。
各収納室23は、ヘッド20と同軸の円柱形をなしており、打撃面22の手前が行き止まりとなって底23aをなしている。
各収納室23には、収納室23とほぼ同軸の円筒形のスライダ30がそれぞれ収納されている。スライダ30は、ステンレスまたは鉄製であり、そのエッジ部分には面取りが施されている。
また、スライダ30の径は、収納室23の外径より3mm程度小さくなっており、各スライダ30は収納室23内で、取付け孔21と打撃面22との間を、打撃面22に対して接近離反する方向にスムーズにスライド可能になっている。
ここでスライダ30の径はとくに限定されないが、8mm〜22mmが好ましい。また、収納室23の外径は、スライダ30がスムーズにスライドするためには、スライダ30の径よりも2mm〜4mm大きいのが好ましい。
さらに収納室23の底23aには、緩衝部40が積層されている。緩衝部40はヘッド20の素材である鉄やステンレスよりも硬度の小さいスズ合金からなる。具体的なスズ合金の組成は、とくに限定されないが、たとえばSnが約90重量%、CuおよびSbが約10重量%である。
ここで、緩衝部40の収納室23の底23aへの積層形成の方法はとくに限定されず、たとえば、緩衝部40をなす板状金属を収納室23に圧入することが例示される。
その他にも、緩衝部40を鋳造、溶着、貼り付け、めっき、により形成することが例示される。
緩衝部40は、ヘッド20よりも硬度が小さいため、高い緩衝性を発揮する。
実施形態のハンマー1の構成は以上のようであり、そのヘッド20は、図3に示すように、円柱の径方向に貫通孔が穿たれてなるスリーブSと、一端が閉塞され他端が開放された円筒形のヘッド半体Hとから作製される。
具体的には、ヘッド半体Hにスライダ30を挿入し、ついでこのヘッド半体Hの開放端側でスリーブSを円柱端面方向の左右から挟みこむ。
そして、ヘッド半体Hの開放端側の縁部同士を突き合わせ、図2のように溶接することで溶接部Wを形成し、ヘッド半体HとスリーブSとを一体化して作製される。
なお、ヘッド半体Hの開放端側の縁部は、ヘッド半体H同士を付き合わせた状態でスリーブSの貫通孔と心合する円孔が形成されるように、一部が半円形に窪んでいる。
こうして、スリーブSの貫通孔が柄10を取り付ける取付け孔21となり、ヘッド半体Hの内部が収納室23を構成し、ヘッド半体Hの閉塞端が打撃面22を構成することになり、簡単にハンマー1を作製することが可能になる。
いま、実施形態のハンマー1の柄10を手でにぎり、ヘッド20を振り下してその打撃面22で作業対象物を打撃する場合を考えると、ヘッド20に若干遅れてスライダ30が振り下ろし方向にスライドし、ヘッド20が作業対象物を打撃する瞬間から少し遅れて収納室23の底23aを打撃する。
作業対象物を打撃した際には、作用反作用の法則から反力がヘッド20に返ってくるが、これとほぼ同時に、スライダ30が底23aを打撃することで逆向きの力がヘッド20に加えられる。そのため、2つの力が相殺されて、手に伝わる衝撃が緩和されることになる。
ここで、収納室23の底23aには、緩衝部40が形成されているため、スライダ30が収納室23の底23aに衝突するときにスライダ30に負荷される衝撃が減殺される。
したがって、ハンマー1を繰り返し使用しても、スライダ30が底23aとの衝突によって変形することが抑制される。こうして、スライダ30はほとんど変形しないため、収納室23の内壁につかえることなくスムーズにスライドし、衝撃低減効果が長期にわたって維持される。
柄10、ヘッド20、スライダ30の形状、材質は、以上の実施形態に限定されず、たとえばヘッド20やスライダ30を角筒形にしてもよい。
ヘッド20の打撃面22の数は、実施形態に限定されず、ヘッド20の一端部にのみ形成し、他端部はくぎ抜きなどに形成してもよい。また、収納室23、スライダ30の数も実施形態に限定されず、各1個ずつでもよい。
また、緩衝部40の材質も、ヘッド20よりも緩衝性が高い限りにおいて、実施形態に限定されず、たとえば合成樹脂、ゴム、銅でもよい。
ここで緩衝部40の材質が金属の場合には、緩衝作用の維持のためには、衝撃がかかっても硬化しないこと、すなわち鍛造性がないことが好ましい。
緩衝部40は、収納室23内の打撃面22側の底23a以外にも形成してよく、取付け孔21側の底にも形成したり、収納室23の内壁全域に形成したりしてもよい。また、緩衝部40は、底23aの一部のみに形成してもよい。
1 ハンマー
10 柄
11 グリップ
20 ヘッド
21 取付け孔
22 打撃面
23 収納室
23a 底
30 スライダ
40 緩衝部
S スリーブ
H ヘッド半体
W 溶接部

Claims (3)

  1. 手で把持可能な柄10と、
    前記柄10の先端に取り付けられ、柄10の長手方向と直交する方向の端部に作業対象物を打撃可能な打撃面22を有し、かつ内部に柄10の長手方向と直交する方向に延びる収納室23を有するヘッド20と、
    前記収納室23内に前記打撃面22に対して接近離反する方向にスライド可能に保持されるスライダ30と、
    前記収納室23の前記打撃面22に対向する底23aに配置された、前記ヘッド20の材質よりも緩衝性の高い材質からなる緩衝部40と、を備えるハンマー。
  2. 前記ヘッド20は金属からなり、
    前記緩衝部40はヘッド20をなす金属よりも硬度の小さい金属からなる請求項1に記載のハンマー。
  3. 前記ヘッド20をなす金属は、鉄またはステンレスであり、
    前記緩衝部40をなす金属は、スズ合金である請求項2に記載のハンマー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022550010A (ja) * 2019-10-01 2022-11-30 シュクラ・メディカル 手術用ハンマー

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