JP3151840U - 漆喰塗り家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】居住環境を改善し、住宅内における耐火、防音、防湿、脱臭などの効果を有し、今までにない家具の風合いを持つ漆喰塗り家具を提供する。【解決手段】家具の表面部分の面積当たり30%〜100%の割合で漆喰成分を貼り付けていることを特徴とする。漆喰は、炭酸カルシウムである石灰、貝灰を主成分とし、麻繊維、海藻を含有させ、さらに土、草木、ワラを混ぜ込む。【選択図】図2
Description
本考案は、主として空気浄化作用、調湿作用、化学物質分解作用など、様々な優れた効果を持つ漆喰を家具に施すことにより、今までにない家具の風合いを持たせると同時に、耐火、防音、防湿、脱臭などの効果を持つ漆喰塗り家具に関するものである。
従来より、建築物の表面の材料としては通気性を有し結露防止作用を備えた漆喰、土、木材等が用いられていたが、近時の建築物の高層化、高密度化に伴い、耐久性、防音性、密閉性、経済性などの観点から石油原料から合成された合成樹脂などの材料が多用されるようになってきた。
合成樹脂などを内装材に使用した建築物は、それらから発生するホルムアルデヒド、室内二酸化炭素の有害気体を除去する空気浄化作用や、過剰な水分を吸湿する調湿作用に欠け、またカビやダニの発生により「アトピー性症状」や「シックハウス症候群」と言われる症状を招くなどの問題から、近年では健康的な住居環境を創造する上で天然素材を主とする内装材料が見直されている。
天然素材としては、室内の空気浄化作用や湿気を吸収あるいは放出する調湿作用、悪臭などを吸着させる消臭、脱臭作用に優れる多孔質からなる珪藻土を壁材に適用することが知られており、例えば、500〜800℃で焼成した珪藻土と沸石とトルマリン鉱石などの電気的特性を備える粉末状組成物とを含有する調湿作用や消臭効果を備える内装用壁材(特許文献1参照)や調湿ボード(特許文献2参照)に関する技術が多く開示されている。
上記従来技術による壁材は、焼成処理や融剤焼成処理を施した珪藻土が一般に使用されている。これらの壁材は珪藻土が均一に白色化されることで壁材の製造における工程管理を容易にし、壁材の外観性や着色性を向上することが出来るが、その反面で、天然珪藻土の特徴である多孔湿構造が破壊されるため珪藻土が持つ空気浄化性、調湿効果、消臭効果などの化学物質の分解機能が低下し、天然素材本来の機能を充分に発揮できないという欠点がある。
本考案は、上記問題点に鑑み、天然素材としての漆喰本来の優れた機能、効果を充分に発揮させるとともに、さらに健康増進効果を向上させることができる天然由来の素材のみを使用した居住環境を健康的に改善することができる家具を提供すること、また、家具として今までにない家具の風合いを持たせると同時に、耐火、防音、防湿、脱臭などの効果を持った漆喰塗り家具を提供することを目的とするものである。
住宅内における耐火、防音、防湿、脱臭などの効果をもたせるために、家具の表面、木口面を建材の壁面に用いられる漆喰成分で貼り付けている。
家具の表面部分の面積当たり30%〜100%の割合で漆喰成分を貼り付けている漆喰塗り家具であり、家具の表面、及び木口部分に貼り付けている漆喰は、炭酸カルシムである石灰、貝灰を主成分とし、麻繊維、海藻を含有させ、着色、質感に変化を持たせるため土、草木、ワラを混ぜ込んでいる。その漆喰の成分は炭酸カルシムである石灰、貝灰に添加する成分は、麻繊維10〜20重量%、海藻10〜20重量%を含有させ、土、草木、ワラは5〜20重量%混ぜ込んだものである。
家具の表面、及び木口部分に漆喰成分貼り付ける下地の材料は、石膏を主成分とする下塗り剤を塗布したシナ合板、ラワン合板、MDFボードのうちから選ばれたものを使用しており、家具の天板、側板、前板、扉などにおいては、幅2000mm、高さ2000mm、奥行き700mmの範囲内にあるフラッシュパネル構造の箱組みに石灰、麻繊維、草木、ワラ、海藻、水などを主成分とする混練物を家具の表面、及び木口部分に2〜20mm厚で50%〜100%コテ塗りにより貼りつけて構成される漆喰塗り家具である。
家具の表面部分の面積当たり30%〜100%の割合で漆喰成分を貼り付けている漆喰塗り家具であり、家具の表面、及び木口部分に貼り付けている漆喰は、炭酸カルシムである石灰、貝灰を主成分とし、麻繊維、海藻を含有させ、着色、質感に変化を持たせるため土、草木、ワラを混ぜ込んでいる。その漆喰の成分は炭酸カルシムである石灰、貝灰に添加する成分は、麻繊維10〜20重量%、海藻10〜20重量%を含有させ、土、草木、ワラは5〜20重量%混ぜ込んだものである。
家具の表面、及び木口部分に漆喰成分貼り付ける下地の材料は、石膏を主成分とする下塗り剤を塗布したシナ合板、ラワン合板、MDFボードのうちから選ばれたものを使用しており、家具の天板、側板、前板、扉などにおいては、幅2000mm、高さ2000mm、奥行き700mmの範囲内にあるフラッシュパネル構造の箱組みに石灰、麻繊維、草木、ワラ、海藻、水などを主成分とする混練物を家具の表面、及び木口部分に2〜20mm厚で50%〜100%コテ塗りにより貼りつけて構成される漆喰塗り家具である。
住宅内における耐火、防音、防湿、脱臭などの効果をもたせるために、家具の表面、木口面の30%〜100%を建材の壁面に用いられる漆喰成分で貼り付けていることを特徴とし、空気浄化作用、調湿作用、化学物質分解作用など、様々な優れた効果を持ち、今までにない家具の風合いを持たせると同時に、耐火、防音、防湿、脱臭などの効果を持つ漆喰塗り家具が得られた。
住宅内における耐火、防音、防湿、脱臭などの効果をもたせるために、家具の表面、木口部分を漆喰成分で貼り付けていること、漆喰を家具に施すことにより、今までにない家具の風合いを持たせることを特徴とする漆喰塗り家具を提供する。
図1は木材の合板を貼り合わせたフラッシュ構造のパネルに漆喰を塗り付けた時の断層構造を示すものである。芯材となる厚み15mmの木材を縦1000mm、横400mmにカットし、縦1000mm、横400mm、厚み2.5mmのラワン合板ではさみ込み、フラッシュ構造のパネルとした。その表面に石膏を主成分とする漆喰の下塗り剤を塗布する。この下塗り剤は軽量化を図るためと、木部と漆喰成分の接着力を高めるために塗るものである。下塗り剤の上から炭酸カルシムである石灰、貝灰を主成分とし、麻繊維、海藻を含有させ、着色、質感に変化を持たせるため土、草木、ワラを混ぜ込んでいる漆喰を上塗り剤として2mm厚で板材表面の100%の面積にコテ塗りにより貼りつけて構成されることにより今までにない家具の風合いを持たせることを特徴とする漆喰塗り家具を提供することができた。また、家具に耐火、防音、防湿、脱臭などの効果を持たせることも可能となった。
図2においては、開き扉付き収納家具に図1の断層構造による漆喰を家具表面積に対して、80%塗り付けた実施例である。家具本体の内部や戸枠、脚部は木部で仕上げ、本体の箱部を漆喰で仕上げることにより、今までにない家具の風合いを持たせることを特徴とする漆喰塗り家具を提供することができた。
図3においては、引出収納家具に図1の断層構造による漆喰を家具表面積に対して、90%塗り付けた実施例である。家具本体の内装や脚部は木部で仕上げ、本体の箱部、引出前板を漆喰で仕上げることにより、今までにない家具の風合いを持たせることを特徴とする漆喰塗り家具を提供することができた。
図4においては、間仕切り家具の表面積に対して、100%図1の断層構造による漆喰にて仕上げたものであり、従来建材の壁面に用いられてきた漆喰の耐火、防音、防湿、脱臭などの効果を発揮する間仕切り家具として提供することができた。
1 上塗り剤(石灰、麻繊維、草木、ワラ、海藻を主成分とする混練物)
2 下塗り剤(石膏を主成分)
3 貼り付け板(ラワン合板、シナ合板または、MDFボード)
4 木部芯材
5 表面を漆喰で仕上げた部分
6 表面を木部で仕上げた部分
7.ガラス板
2 下塗り剤(石膏を主成分)
3 貼り付け板(ラワン合板、シナ合板または、MDFボード)
4 木部芯材
5 表面を漆喰で仕上げた部分
6 表面を木部で仕上げた部分
7.ガラス板
Claims (5)
- 住宅内における耐火、防音、防湿、脱臭などの効果をもたせるために、家具の表面、木口面を建材の壁面に用いられる漆喰成分で貼り付けていることを特徴とする漆喰塗り家具
- 請求項1において、家具の表面部分の面積当たり30%〜100%の割合で漆喰成分を貼り付けていることを特徴とする漆喰塗り家具
- 請求項1において、家具の表面、及び木口部分に貼り付けている漆喰は、炭酸カルシムである石灰、貝灰を主成分とし、麻繊維、海藻を含有させ、着色、質感に変化を持たせるため土、草木、ワラを混ぜ込んでいることを特徴とする漆喰塗り家具
- 請求項3において、炭酸カルシムである石灰、貝灰に添加する成分は、麻繊維10〜20重量%、海藻10〜20重量%を含有させ、土、草木、ワラは5〜20重量%混ぜ込むことを特徴とする漆喰塗り家具
- 請求項1において、家具の表面、及び木口部分に漆喰成分貼り付ける下地の材料は、石膏を主成分とする下塗り剤を塗布したシナ合板、ラワン合板、MDFボードのうちから選ばれたものを使用していることを特徴とする漆喰塗り家具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002671U JP3151840U (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | 漆喰塗り家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009002671U JP3151840U (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | 漆喰塗り家具 |
Publications (1)
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JP3151840U true JP3151840U (ja) | 2009-07-09 |
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ID=54856207
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JP2009002671U Expired - Fee Related JP3151840U (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | 漆喰塗り家具 |
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JP (1) | JP3151840U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106617816A (zh) * | 2016-11-12 | 2017-05-10 | 毕德坤 | 一种集成柜体及其封装板组 |
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2009
- 2009-04-24 JP JP2009002671U patent/JP3151840U/ja not_active Expired - Fee Related
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