JP3151682U - 農業用温室用フィルムまたはガラス - Google Patents
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Abstract
【課題】光合成に必要な日照量の不足をもたらしてしまうことなく、農業用温室に入射する太陽光により発生する熱による、農業用温室における過度な温度上昇を防止する農業用温室用フィルム、ガラス、合成樹脂シート、又は合成樹脂板、及びそれらを用いた農業用温室を提供する。【解決手段】農業用温室に用いるフィルム、ガラス、合成樹脂シート、又は合成樹脂板は、太陽光のうち緑の波長領域の光りを遮断することを特徴とする。農業用温室は、前記フィルム、ガラス、合成樹脂シート、又は合成樹脂板が被せられていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、農業用の温室に使用されるフィルムまたはガラスに関し、特に、温室内の温度の調整を可能とするフィルムまたはガラスに関する。
従来の栽培用温室に用いるフィルムとしては、合成樹脂フィルムが用いられている。
しかしながら、従来の合成樹脂フィルムは、特に夏場に昼間の太陽光を透過し過ぎて、熱エネルギーとして温室内を昇温し、植物に対して過度な温度の上昇を招く為、それを防ぐことが課題となる。
しかしながら、従来の合成樹脂フィルムは、特に夏場に昼間の太陽光を透過し過ぎて、熱エネルギーとして温室内を昇温し、植物に対して過度な温度の上昇を招く為、それを防ぐことが課題となる。
このような課題に対して、文献1には合成樹脂フィルムの表面にごく薄い金属層を蒸着したものを用いて、赤外線を反射したものが開示されている。更には合成樹脂に赤外線の吸収剤を練りこんだものも実用化されている。
しかしながら、この場合でも可視光線の透過によって過度な温度上昇を抑えるにはいたっていない。
ここで、考案者は、植物の光合成に寄与する波長に注目し、太陽光のうち緑色成分は光合成に寄与する割合が相対的に低いことに着目した。そこで、栽培用温室に用いるフィルムまたはガラスに太陽光のうち緑色成分を透過させない機能を持たせることにより、温室内の過度な温度の上昇を防ぐのに寄与し得ると考えた。
本考案は、農業用温室に用いるフィルムまたはガラスとして太陽光のうち緑色成分を透過させないあるいは吸収するフィルムまたはガラスを用いることにより、光合成の効率を低下させることなく、温室内の過度な温度の上昇を防ぐのに寄与し得る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスを提供することを目的とする。
請求項1に記載された考案は、
農業用温室に用いるフィルムまたはガラスであって、
太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断することを特徴とする。
農業用温室に用いるフィルムまたはガラスであって、
太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断することを特徴とする。
請求項2に記載された考案は、
農業用温室に用いる合成樹脂シートまたは合成樹脂板であって、
太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断することを特徴とする。
農業用温室に用いる合成樹脂シートまたは合成樹脂板であって、
太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断することを特徴とする。
請求項3に記載された考案は、
農業用温室であって、
請求項1に係るフィルムまたはガラスが被せられていることを特徴とする。
農業用温室であって、
請求項1に係るフィルムまたはガラスが被せられていることを特徴とする。
請求項4に記載された考案は、
農業用温室であって、
請求項2に係る合成樹脂シートまたは合成樹脂板が被せられていることを特徴とする農業用温室。
農業用温室であって、
請求項2に係る合成樹脂シートまたは合成樹脂板が被せられていることを特徴とする農業用温室。
請求項5に記載された考案は、
農業用温室であって、
前記農業用温室に用いるフィルムまたはガラスは、太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断するフィルムまたはガラスであることを特徴とする。
農業用温室であって、
前記農業用温室に用いるフィルムまたはガラスは、太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断するフィルムまたはガラスであることを特徴とする。
農業用温室を作成する際に用いるフィルムまたはガラスとして太陽光のうち緑色成分を透過させないフィルムまたはガラスを用いることにより、光合成の効率を低下させることなく、温室内の温度の上昇を防ぐことが可能となり、農業用温室を維持管理するためのエネルギーの消費を節減できる。従来は、温室内の温度が過剰に上昇した場合には冷却機等による温度上昇の防止が必要であった。
図1は本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスの概略を説明するための説明図である。
図1において、100は農業用温室であり、110は温室100の内部の空間を意味する。123は本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスであり、124は温室100のフィルムまたはガラスを支える軸組みであり、本考案においては、その形状・構造に特徴はないので、公知の形状・構造でよい。
103は栽培中の野菜の葉の部分である。101は農業用温室100に入射する太陽光線のうち栽培中の野菜の葉の部分への入射光線である。厳格には本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスを通過した後の入射光線101は、太陽光のうち緑の波長領域の光を含まない光線であり、本考案に係るフィルムまたはガラスを通過する前の入射光線101とは含有する波長成分が異なるという点では同じ光線ではないが、説明の容易のために同じ入射光線101としている。102は栽培中の野菜の葉の部分103への入射光線101の反射光線である。従来の温室の場合には、葉の部分が緑に見えるということは、農業用温室100に入射する太陽光線のうち緑に見える波長領域の光線は野菜に吸収されていないことを意味する。なお、本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスを通過した後の入射光線101は、太陽光のうち緑の波長領域の光を含まないので、温室内においては葉の部分が緑には見えないが説明の容易のためにこのような表現としている。
図1において、100は農業用温室であり、110は温室100の内部の空間を意味する。123は本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスであり、124は温室100のフィルムまたはガラスを支える軸組みであり、本考案においては、その形状・構造に特徴はないので、公知の形状・構造でよい。
103は栽培中の野菜の葉の部分である。101は農業用温室100に入射する太陽光線のうち栽培中の野菜の葉の部分への入射光線である。厳格には本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスを通過した後の入射光線101は、太陽光のうち緑の波長領域の光を含まない光線であり、本考案に係るフィルムまたはガラスを通過する前の入射光線101とは含有する波長成分が異なるという点では同じ光線ではないが、説明の容易のために同じ入射光線101としている。102は栽培中の野菜の葉の部分103への入射光線101の反射光線である。従来の温室の場合には、葉の部分が緑に見えるということは、農業用温室100に入射する太陽光線のうち緑に見える波長領域の光線は野菜に吸収されていないことを意味する。なお、本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラスを通過した後の入射光線101は、太陽光のうち緑の波長領域の光を含まないので、温室内においては葉の部分が緑には見えないが説明の容易のためにこのような表現としている。
一方、この反射光102は熱エネルギーとなり温室100の内部の空間110の温度を上昇させる。この温度上昇は外気温との関係で、不必要な場合もあり、その場合には温室内を冷却する必要がある。
他方、植物を効率的に成長させるためには光合成に必要な太陽光線は最大限取り込む必要がある。そこで、本考案においては太陽光線から光合成には不必要な波長と考えられる波長の光線成分を排除することにより、光合成の効率低下を招くことなく、外気温との関係で、温室内を冷却する必要性を少なくすることが可能と考えられる。
123は太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断するフィルムまたはガラスである。124は農業用温室の骨組みとなる部分である。
また、農業用温室には、公知の農業用温室を用いて、該温室に本考案に係る太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断する農業用温室に用いるフィルムまたはガラスもしくは合成樹脂シートまたは合成樹脂板を被せても良い。
図2は公知の農業用温室に本考案に係る太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断する農業用温室に用いるフィルムまたはガラスもしくは合成樹脂シートまたは合成樹脂板を被せている概略を説明するための斜視図である。
図2において、210は公知の農業用温室であり、201は本考案に係るフィルムである。
図2は公知の農業用温室に本考案に係る太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断する農業用温室に用いるフィルムまたはガラスもしくは合成樹脂シートまたは合成樹脂板を被せている概略を説明するための斜視図である。
図2において、210は公知の農業用温室であり、201は本考案に係るフィルムである。
なお、本考案は、特定の波長の光線を遮断する方法には特徴はなく太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断する方法については公知の方法でよい。
農業用温室の維持に必要なエネルギーを節減できる。
100 農業用温室
101 農業用温室100に入射する太陽光線のうち栽培中の野菜の葉の部分への入射光線
102 栽培中の野菜の葉の部分103への入射光線101の反射光線
103 栽培中の野菜の葉の部分
110 温室100の内部の空間
123 本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラス
124 農業用温室の骨組み
101 農業用温室100に入射する太陽光線のうち栽培中の野菜の葉の部分への入射光線
102 栽培中の野菜の葉の部分103への入射光線101の反射光線
103 栽培中の野菜の葉の部分
110 温室100の内部の空間
123 本考案に係る農業用温室に用いるフィルムまたはガラス
124 農業用温室の骨組み
Claims (5)
- 農業用温室に用いるフィルムまたはガラスであって、
太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断することを特徴とする
農業用温室に用いるフィルムまたはガラス。 - 農業用温室に用いる合成樹脂シートまたは合成樹脂板であって、
太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断することを特徴とする
農業用温室に用いる合成樹脂シートまたは合成樹脂板。 - 農業用温室であって、
請求項1係るフィルムまたはガラスが被せられていることを特徴とする農業用温室。 - 農業用温室であって、
請求項2に係る合成樹脂シートまたは合成樹脂板が被せられていることを特徴とする農業用温室。 - 農業用温室であって、
前記農業用温室に用いるフィルムまたはガラスは、太陽光のうち緑の波長領域の光を遮断するフィルムまたはガラスであることを特徴とする農業用温室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002512U JP3151682U (ja) | 2009-04-18 | 2009-04-18 | 農業用温室用フィルムまたはガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002512U JP3151682U (ja) | 2009-04-18 | 2009-04-18 | 農業用温室用フィルムまたはガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3151682U true JP3151682U (ja) | 2009-07-02 |
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ID=54856060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009002512U Expired - Fee Related JP3151682U (ja) | 2009-04-18 | 2009-04-18 | 農業用温室用フィルムまたはガラス |
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JP (1) | JP3151682U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015103642A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | リケンテクノス株式会社 | 太陽光発電システム、及びこれを備えた農園芸用ハウス |
-
2009
- 2009-04-18 JP JP2009002512U patent/JP3151682U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015103642A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | リケンテクノス株式会社 | 太陽光発電システム、及びこれを備えた農園芸用ハウス |
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