JP3151465U - 薬剤供給具 - Google Patents

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【課題】眼の疲労を効果的に改善できる簡易な構成の薬剤供給具を提供する。【解決手段】人体の顔部に装着され、眼鏡形状の眼鏡部を備えた薬剤供給具であって、空気と接触することにより発熱する発熱剤を収容するシート状の第1収容部と、この第1の収容部で発生した熱が伝熱することにより液相状態から気相状態に変化する薬剤溶液を収容するシート状の第2収容部と、これら第1及び第2収容部を前記眼鏡部において保持する保持部と、を有する薬剤供給具。【選択図】図3

Description

本考案は、眼鏡形状の薬剤供給具に関し、特に人体の眼部の疲れなどを解消する薬剤を眼部に供給可能な薬剤供給具に関するものである。
近年、パソコンのディスプレイに向かって入力作業を行うなど眼を酷使する場面が増大している。眼の疲労を改善させる方法として、特許文献1は、化学エネルギーを利用した水蒸気発生部を有し、眼及び眼の周囲に適用される水蒸気発生体であって、水蒸気発生体表面から放出される水蒸気温度が55℃以下に制御される眼用水蒸気発生体を開示する。
特開2000−5209号公報
しかしながら、情報化社会の進展により、今後、眼を酷使する場面がさらに増大するものと予測される。
そこで、本願考案は、眼の疲労を効果的に改善できる簡易な構成の薬剤供給具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願考案は、(1)人体の顔部に装着される眼鏡形状の眼鏡部を備えた薬剤供給具であって、空気と接触することにより発熱する発熱剤を収容するシート状の第1収容部と、この第1の収容部で発生した熱が伝熱することにより液相状態から気相状態に変化する薬剤溶液を収容するシート状の第2収容部と、これら第1及び第2収容部を前記眼鏡部において保持する保持部と、を有する。
(2)(1)の構成において、前記第1収容部と前記第2収容部との間に、前記第1収容部及び前記第2収容部の外装部よりも熱伝導率が高い伝熱シートを介在させるのが好ましい。これにより、第1収容部から第2収容部への伝熱を速めることができる。
(3)(1)又は(2)の構成において、前記眼鏡部には、気相状態に変化した前記薬剤を排出するための排出開口部を形成することができる。これにより、気化した薬剤が流れる気流を生成することができる。(4)(1)〜(3)の構成において、前記排出開口部を開閉する開閉部を設けることもできる。
(5)(1)〜(4)の構成において、前記眼鏡部は、非透水性の材料で構成するのが好ましい。これにより、より確実に気化した薬剤を充満させることができる。
本願考案によれば、眼の疲労を簡易な構成で効果的に改善することができる。
薬剤供給具の使用状態を示している。 薬剤収容・加熱ユニットを構成する各シートの断面図である。 薬剤収容・加熱ユニットの断面構造である。
図1を参照して、薬剤供給具について説明する。図1は、薬剤供給具の使用状態を図示している。なお、X軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する異なる三軸を示している。薬剤供給具1は、眼鏡形状に形成されている。なお、本明細書における眼鏡形状には、サングラス、メガネなどのように顔部に装着されることにより眼を覆う機能を有する部材は全て含まれる。
フロントカバー11は、光透過性を有しており、Z軸方向視において人間の眼部及びその周辺を覆うように配置されている。眼鏡ボディ12は筒状に形成されており、Z軸方向の両端部に開口部を有する。フロントカバー11は、眼鏡ボディ12の前記開口部のうち人体からより離間した側の開口部を覆っている。なお、フロントカバー11は、眼鏡ボディ12に形成された図示しないスリット内に圧入されることにより、支持されている。フロントカバー11及び眼鏡ボディ12が、登録請求の範囲に記載の「眼鏡部」に相当する。
眼鏡ボディ12のX軸方向の両端面には、バンド固定部15が形成されている。バンド固定部15はバンド13を固定している。バンド13には、弾性シートを用いることができる。弾性シートには、ゴムが含まれる。薬剤供給具1の装着状態において、バンド13は、人体の頭部の側部から後部の外面に沿って配置され、伸張している。これにより、眼鏡ボディ12が人体の顔部に押圧され、薬剤供給具1を位置決めすることができる。眼鏡ボディ12には、樹脂、紙を用いることができる。紙を用いることにより、薬剤供給具1を軽量化することができる。紙には止水処理を施すのが好ましい。例えば、紙をポリエチレンで挟んだ積層シートとすることにより、止水処理を行うことができる。止水処理を施すことにより、眼鏡ボディ12内に充満した薬剤が外部に過剰に流出するのを阻止できる。また、眼鏡ボディ12の耐久性を高めることもできる。
眼鏡ボディ12のY軸方向の上端面には、複数の気体排出口14が形成されている。これらの気体排出口14は、X軸方向に並んで配列されている。ただし、気体排出口14は一つにしてもよい。また、気体排出口14には図示しない開閉部が設けられている。この開閉部を閉じ方向に操作すると、円盤状の部材が気体排出口14に進入して、気体排出口14の開口面積を減少させる。これとは反対に、開閉部を開き方向に操作すると、円盤状の部材が気体排出口14から退避して、気体排出口14の開口面積を増大させる。
眼鏡ボディ12の内径領域には(内側には)、薬剤を収容するとともにこの薬剤を加熱する薬剤収容・加熱ユニット20が設けられている。薬剤収容・加熱ユニット20は、フロントカバー11の内面に貼り付けられることにより、固定されている。
図3は、フロントカバー11及び薬剤収容・加熱ユニット20の一部をX−Z面で切断した断面図である。また、図2(A)は薬剤収容部21をX−Z面で切断した断面図であり、図2(B)は薬剤加熱部22をX−Z面で切断した断面図であり、図2(C)は伝熱シート23をX−Z面で切断した断面図である。これらの図を参照して、薬剤収容・加熱ユニット20は、薬剤収容部(第2収容部)21、薬剤加熱部(第1収容部)22及び伝熱シート23を含む。伝熱シート23は、薬剤収容部21及び薬剤収容部22の間に介在している。
薬剤収容部21は、二枚の外装シート21Aの外縁部分を互いに接合することにより袋状に形成されている。外装シート21Aには布を用いることができる。接合方法には、接着材による接着、熱溶融繊維による熱融着など公知の方法を用いることができる。薬剤収容部21の内部には、綿体31が収容されており、この綿体31の内部に液状の薬剤が含浸されている。
薬剤には、トクサ、ハッカ、クスノキ、タンジン、ベニバナ、コウジャクシ、ムラサキナツフジ、シンキンハ、キバナオウギ、ウスバサイシン、ボウフウを混合した混合薬を用いることができる。この薬剤により、眼の疲労を効果的に解消することができる。
薬剤加熱部22は、二枚の外装シート22Aの外縁部分を互いに接合することにより袋状に形成されている。外装シート22Aには布を用いることができる。接合方法には、接着材による接着、熱溶融繊維による熱融着など公知の方法を用いることができる。薬剤加熱部22の内部には、粉末状の発熱剤41が収容されている。この発熱剤41は空気に触れると発熱する。発熱剤41には、鉄粉、水、塩、活性炭、保水剤を含む混合材を用いることができる。発熱剤41は、100℃を超えないような材料を選定するのが好ましい。
薬剤加熱部22の外面のうちフロントカバー11と向き合う面には、図示しない粘着シートが設けられている。この粘着シートをフロントカバー11の外面に押し当てることにより、薬剤加熱部22をフロントカバー11に貼着することができる。なお、フロントカバー11が、登録請求の範囲に記載の「保持部」に相当する。
伝熱シート23には、薬剤収容部21の外装シート21A及び薬剤加熱部22の外装シート22Aよりも熱伝導率の高い材料を用いることができる。具体的には、アルミを用いることができる。アルミを用いることにより、薬剤加熱部22から薬剤収容部21に伝熱する熱の伝熱速度を速めることができる。これにより、効率的に綿体31に含浸された薬剤を加熱することができる。
次に、薬剤供給具1の使用方法について説明する。なお、使用前において、薬剤収容・加熱ユニット20は図示しない封止袋に収容されることにより、外気から封止されているものとする。まず、ステップ1において、封止袋を開き、その内部に封止されている薬剤収容・加熱ユニット20を取り出す。ステップ2において、薬剤加熱部22の外面に設けられる粘着シートに貼りつけられたフィルムを剥がす。ステップ3において、この粘着シートを眼鏡ボディ12の内径領域に移動させ、フロントカバー11の内面に貼着する。ステップ4において、バンド13を伸長して薬剤供給具1を使用者の顔部に装着する。
薬剤加熱部22に収容された発熱剤41は、空気に触れることにより発熱する。発熱剤41で発生した熱は、伝熱シート23を介して薬剤収容部21に伝熱する。発熱剤41がさらに発熱して、70〜80℃になると、薬剤収容部21内の薬剤が液相状態から気相状態に変化して、薬剤収容部21から気相状態に変化した薬剤が放出される。この薬剤は、眼鏡ボディ12の内径領域内に充満し、眼部に薬剤を供給することができる。眼鏡ボディ12の内径領域内の薬剤は、徐々に気体排出口14から排出される。これにより、眼鏡ボディ12の内側から外側に向かう気流が生成され、薬剤収容部21から放出された薬剤を順次眼部に向かわせることができる。その結果、人体の眼部の疲労をより効果的に回復させることができる。また、前記開閉部を操作することにより、気体排出口14から排気される薬剤の排気量を調節できる。これにより、使用者の好みに応じて、眼鏡ボディ12内の温度を調節することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、薬剤収容部21及び薬剤加熱部22の間に伝熱シート23を介在させたが、本考案はこれに限られるものではなく、伝熱シート23を省略することもできる。この場合、薬剤収容部21及び薬剤加熱部22を接触させ、これらの外装シート21A、22Aを熱伝導率の高い材料で構成するのが好ましい。これにより、より効率的に綿体31に含浸された薬剤を加熱することができる。
上述の実施形態では、眼鏡の装着状態において、薬剤収容部21を薬剤加熱部22よりも人体の眼部に近接した領域に配置したが、本考案はこれに限られるものではなく、これとは反対の配置にしてもよい。
上述の実施形態では、綿体31に薬剤を含浸させたが、本考案はこれに限られるものではなく、ペーパーなど他のシート状部材に薬剤を含浸させることもできる。
上述の実施形態では、薬剤加熱部22の外面に粘着シートを設けて、これをフロントカバー11に貼着することにより、薬剤収容・加熱ユニット20を固定したが、本考案はこれに限られるものではない。例えば、眼鏡ボディ12の内径領域にスリットを形成して、このスリットに薬剤収容・加熱ユニット20を滑り込ませることにより、固定してもよい。
11 フロントカバー
12 眼鏡ボディ
14 気体排出口
21 薬剤収容部
22 薬剤加熱部
23 伝熱シート

Claims (5)

  1. 人体の顔部に装着され、眼鏡形状の眼鏡部を備えた薬剤供給具であって、
    空気と接触することにより発熱する発熱剤を収容するシート状の第1収容部と、
    この第1の収容部で発生した熱が伝熱することにより液相状態から気相状態に変化する薬剤溶液を収容するシート状の第2収容部と、
    これら第1及び第2収容部を前記眼鏡部において保持する保持部と、
    を有する薬剤供給具。
  2. 前記第1収容部と前記第2収容部との間に、前記第1収容部及び前記第2収容部の外装部よりも熱伝導率が高い伝熱シートを介在させたことを特徴とする請求項1に記載の薬剤供給具。
  3. 前記眼鏡部には、気相状態に変化した前記薬剤を排出するための排出開口部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤供給具。
  4. 前記排出開口部を開閉する開閉部を有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の薬剤供給具。
  5. 前記眼鏡部は、非透水性の材料で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の薬剤供給具。
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