JP3149756U - 旗竿立て具 - Google Patents
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Abstract
【課題】のぼり旗を掲揚する旗竿を立てておく装置であって、物品収納機能を付加することにより、のぼり旗による宣伝効果に加えて、カタログ・パンフレット・試供品等を載置することにより、より一層宣伝効果を上げる、旗竿立て具を提供する。【解決手段】開口部を有し、物品を収納する箱体1と、前記箱本体1の前記開口部を覆う開閉自在の扉4とからなり、旗竿7を固定するための支持手段が、前記箱体1に配設されている。前記支持手段は、旗竿7を挿嵌し、旗竿下端部を係止する支持具8と、旗竿7を挿通し、旗竿上下中間部を係止する支持具9とからなることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本考案は、物品の収納機能を有する旗竿立て具に関する。
商店街・建売住宅等において、宣伝・集客のために、「大安売り」、「分譲住宅」等の文字を描いたのぼり旗がよく立てられている。これらのぼり旗は、その縁部を旗竿に括り付けて、掲揚されるのが通例である。
しかし、のぼり旗の掲揚を望む場所に、適当な壁面・柱等が存在する場合には、支持具等を介して、堅固に旗竿を支持することが可能となるが、適当な支持媒体が存在しない場合、旗竿を立てるための装置を地面に設置し、のぼり旗を掲揚することとなる。
そして、このような旗竿立て装置に関する技術が公開されている。
しかし、のぼり旗の掲揚を望む場所に、適当な壁面・柱等が存在する場合には、支持具等を介して、堅固に旗竿を支持することが可能となるが、適当な支持媒体が存在しない場合、旗竿を立てるための装置を地面に設置し、のぼり旗を掲揚することとなる。
そして、このような旗竿立て装置に関する技術が公開されている。
旗竿立て具を地面に設置する場合、旗竿を安定した状態で立たせておくためには、のぼり旗は風雨の影響を受けやすいため、旗竿立て具にはある程度の重量が必要となる。旗竿の安定に必要な重量を稼ぐためには、旗竿立て具の容積を増やすこととなる。
しかし、必要な容積を確保するため、旗竿立て具を上下方向に拡大すると、美観・景観を損ねるといった問題があり、横方向に拡大すると、設置面積が取られるという問題がある。なお、容積を抑え、比重の大きな材料を使用することも考えられるが、その場合には、旗竿の下端部のみを把持する構造となり、結局は安定に欠けることとなってしまう。
しかし、必要な容積を確保するため、旗竿立て具を上下方向に拡大すると、美観・景観を損ねるといった問題があり、横方向に拡大すると、設置面積が取られるという問題がある。なお、容積を抑え、比重の大きな材料を使用することも考えられるが、その場合には、旗竿の下端部のみを把持する構造となり、結局は安定に欠けることとなってしまう。
通常、旗竿立て具は、旗竿を立てる目的のためだけに設置されるものであり、その容積部分は無駄なスペースとなることになり、そのスペースを他の用途に有効に活用する方法が模索されている。
また、のぼり旗による宣伝効果に加えて、他の付加価値を付けることにより、、より一層宣伝効果を増す方法も模索されている。
また、のぼり旗による宣伝効果に加えて、他の付加価値を付けることにより、、より一層宣伝効果を増す方法も模索されている。
需要者が、店舗前に掲揚されているのぼり旗の宣伝文句に興味を持った場合であっても、店舗に一旦入れば、何か商品を購入しなければ帰りづらいという需要者心理が働き、店舗内に入ることをためらって、店舗外から店舗内を眺めるに止まるということがある。そのため、店舗内の商品の品揃え・価格等を需要者に伝えることができず、のぼり旗の宣伝効果が半減するという問題があった。
また、需要者がその店舗で取り扱う特定の商品の価格のみを知りたい場合や、特定の商品の情報のみを知りたい場合もある。
また、需要者がその店舗で取り扱う特定の商品の価格のみを知りたい場合や、特定の商品の情報のみを知りたい場合もある。
分譲住宅にのぼり旗竿が立っている場合、その分譲住宅に興味を持っても、現地に販売員が待機している場合には、販売員に問い合わせをすると、後に販売員に訪問されることをおそれる需要者心理が働き、のぼり旗の宣伝効果が半減するという問題もある。
そこで、本考案は、物品収納機能を付加することによって、上記問題を解決する旗竿立て具を提供することを目的とする。
請求項1記載の旗竿立て具は、開口部を有し、物品を収納する箱体と、前記箱体の前記開口部を覆う開閉自在の扉とからなり、旗竿を固定するための支持手段が、前記箱体に配設されていることを特徴とする。
旗竿立て具に物品収納機能が付加されることにより、前記箱体にカタログ・パンフレット・価格表・試供品等を収納し、のぼり旗に興味を持った需要者が、それら品を持ち帰ることにより、のぼり旗と合わせて、宣伝相乗効果が得られることとなる。
請求項2記載の旗竿立て具は、請求項1記載の旗竿立て具であって、前記支持手段は、旗竿を挿嵌し、旗竿下端部を係止する支持具と、旗竿を挿通し、旗竿上下中間部を係止する支持具とからなることを特徴とする。
旗竿を箱体に固定する手段として、前記支持具とすることにより、旗竿を着脱自在としながら、安定して固定することが可能となる。
請求項3記載の旗竿立て具は、請求項1乃至2いずれか記載の旗竿立て具であって、前記箱体の上下寸法は180cm程度であることを特徴とする。
箱体の上下寸法を180cmとすることにより、箱体内部に平均的な大人が入れることとなり、雨天時等においても、箱体内部に収納されているカタログ等を閲覧可能になる。
請求項4記載の旗竿立て具は、請求項1乃至3いずれか記載の旗竿立て具であって、前記扉に少なくとも一つの通風口を穿設していることを特徴とする。
箱体に連結されている扉に通風口を穿設することにより、人が箱体内部に入る場合であっても、換気手段が確保されることとなる。
本考案によれば、旗竿立て具に物品収納機能が付加されることにより、収納される物品によって、のぼり旗と合わせた宣伝相乗効果が得られるとともに、箱体内部に人が入ることにより、さらに宣伝相乗効果が得られる等の優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、考案の実施の形態について説明する。
本実施の形態については、上下180cm、左右・前後90cm程度の直方体とした箱体について説明する。
なお、本考案の実施の形態の説明としては、箱体の形状として直方体としているが、特に限定されるものでなく、任意の形状としても実施可能である。
また、その寸法については限定されるものではないが、上記寸法とすることにより、平均的な大人が箱内に入ることができる。収納物の体積・収容量等に応じて、任意の容積とする箱体で実施可能であるが、旗竿を支持する必要があるため、最低限15cm程度の高さは必要である。
そして、箱体・扉の素材としては、木材、樹脂素材、金属素材等が使用可能であるが、本実施形態においては、寸法・強度・費用等の観点から箱体にコンパネを使用し、扉にアルミサッシを使用することを想定している。
なお、本考案の実施の形態の説明としては、箱体の形状として直方体としているが、特に限定されるものでなく、任意の形状としても実施可能である。
また、その寸法については限定されるものではないが、上記寸法とすることにより、平均的な大人が箱内に入ることができる。収納物の体積・収容量等に応じて、任意の容積とする箱体で実施可能であるが、旗竿を支持する必要があるため、最低限15cm程度の高さは必要である。
そして、箱体・扉の素材としては、木材、樹脂素材、金属素材等が使用可能であるが、本実施形態においては、寸法・強度・費用等の観点から箱体にコンパネを使用し、扉にアルミサッシを使用することを想定している。
本考案の旗竿立てを地面に設置する場合、箱体底面を直に地面に接するよう設置することもできるが、雨による濡れ・箱体の傾きの防止等の観点から、コンクリートブロック等を基礎として、設置することが望ましい。
図1は旗竿立ての斜視図であり、図2は扉を開放した状態の斜視図である。
本実施例においては、箱体1の開口部3縁部左側に扉4の一端部をヒンジ部材にて連結し、ヒンジ部材に軸支され、箱体開口部3左斜め前方に、扉4が開閉自在となる構造としているが、開口部を箱体1上面とし、扉4を箱体開口部3縁部に嵌合するように、取り外し自在とする等、箱体に開口部が設けられ、開口部を閉塞する扉を有する構造となっていれば、実施可能となる。
なお、箱体1と扉4とを閉鎖し、施錠する装置を装着することも可能であるが、のぼり旗6との宣伝相乗効果を生じさせることを目的とする旗竿立て具の性質上、箱体収納部3に常時アクセスできるよう、施錠せず、扉4を開閉可能な状態にしておくことが望まれる。
本実施例においては、箱体1の開口部3縁部左側に扉4の一端部をヒンジ部材にて連結し、ヒンジ部材に軸支され、箱体開口部3左斜め前方に、扉4が開閉自在となる構造としているが、開口部を箱体1上面とし、扉4を箱体開口部3縁部に嵌合するように、取り外し自在とする等、箱体に開口部が設けられ、開口部を閉塞する扉を有する構造となっていれば、実施可能となる。
なお、箱体1と扉4とを閉鎖し、施錠する装置を装着することも可能であるが、のぼり旗6との宣伝相乗効果を生じさせることを目的とする旗竿立て具の性質上、箱体収納部3に常時アクセスできるよう、施錠せず、扉4を開閉可能な状態にしておくことが望まれる。
本実施例においては、図3に示すように、旗竿7を箱体1に固定する手段として、旗竿7を挿通して、その上下中間部を係止する環状の旗竿中間部支持具8と、図4に示すように、旗竿7を挿嵌して、その下端部を係止する椀状の旗竿下端部支持具9とを、箱体1の左右側面に配設して、二本の旗竿7を直立させられる構造としている。
その旗竿7を箱体1に固定する手段として、旗竿7一本につき、ひとつの旗竿中間支持具8を配設しているが、旗竿中間支持具8を複数配設してもよい。さらに、固定手段として、旗竿7が箱体1に安定して固定できる限り、他の手段とすることもでき、上部が開口し、下部が閉塞しているパイプ状の部材にて、旗竿7下端部を係止するような手段とすることも可能である。
また、旗竿7を直立ではなく、斜立させるようにしてもよく、立てる本数も任意である。
その旗竿7を箱体1に固定する手段として、旗竿7一本につき、ひとつの旗竿中間支持具8を配設しているが、旗竿中間支持具8を複数配設してもよい。さらに、固定手段として、旗竿7が箱体1に安定して固定できる限り、他の手段とすることもでき、上部が開口し、下部が閉塞しているパイプ状の部材にて、旗竿7下端部を係止するような手段とすることも可能である。
また、旗竿7を直立ではなく、斜立させるようにしてもよく、立てる本数も任意である。
次に旗竿立ての使用方法について説明する。ここでは、不動産業において、売地の宣伝に利用する場合について説明する。
ある土地が売地である場合、それを知らせる手段として、敷地をロープ等で囲み、立て看板にて「売地」であることを表示し、連絡先を記載しておくのが通常である。当該土地の取得を望む需要者は、看板の表示をメモをするなり、カメラにて撮影する等の手段を用いて、後に問い合わせを行うこととなる。
そこで、本考案の旗竿立てを使用することにより、需要者の負担を軽減させることができ、より一層の宣伝効果が期待できるものである。
そこで、本考案の旗竿立てを使用することにより、需要者の負担を軽減させることができ、より一層の宣伝効果が期待できるものである。
当該売地にのぼり旗6を掲揚した旗竿立てを設置し、需要者が旗竿立てにアプローチ自在な状態としておく。
そして、箱体1の箱体収納部2内に、当該売地の情報(面積、希望価格、取扱業者等)を記載したパンフレットを収納する。この際、整理棚10を有効に活用し、より需要者が識別し易いよう載置しておくことが望ましい。そして、扉4を開閉自在な状態とし、需要者が箱体1内に出入り自在な状態としておく。
ここで、扉4を設けず、箱体開口部3を開放しておいた方が、需要者はよりアプローチし易くなるが、扉4の存在により、風雨による収納物の散乱・汚損を防ぐものである。
そして、箱体1の箱体収納部2内に、当該売地の情報(面積、希望価格、取扱業者等)を記載したパンフレットを収納する。この際、整理棚10を有効に活用し、より需要者が識別し易いよう載置しておくことが望ましい。そして、扉4を開閉自在な状態とし、需要者が箱体1内に出入り自在な状態としておく。
ここで、扉4を設けず、箱体開口部3を開放しておいた方が、需要者はよりアプローチし易くなるが、扉4の存在により、風雨による収納物の散乱・汚損を防ぐものである。
のぼり旗6に興味を引かれた需要者が、扉4を開放し、箱体開口部3から箱体収納部2に入り、整理棚10に載置されているパンフレットを持ち帰ることとなる。また、他の売地情報を記載するパンフレットも載置しておくことにより、当該売地を購入しない場合であっても、他の売地の購入につながることもあり、効果的かつ効率的な宣伝活動の手段となるものである。
箱体1を本実施例の寸法とすることにより、平均的な大人が箱収納部2に立った状態のまま入ることができることとなって、雨天時においても、濡れることなしにパンフレットの閲覧が可能となり、需要者をして、天候にかかわらず箱体1への進入を躊躇わせないこととなる。
図5及び図6に示すように、扉4に通風口5を穿設することにより、箱体収納部2に人が在室し、扉4を閉鎖した状態においても、換気が確保されることとなる。
なお、本実施例においては、扉4の上下部に直線上に通風口5を穿設しているが、その穿設位置・形状は任意であり、換気が確保される限り、実施可能である。
なお、本実施例においては、扉4の上下部に直線上に通風口5を穿設しているが、その穿設位置・形状は任意であり、換気が確保される限り、実施可能である。
1 箱体
2 箱体収納部
3 箱体開口部
4 扉
5 扉通風口
6 のぼり旗
7 旗竿
8 旗竿中間部支持具
9 旗竿下端部支持具
10 整理棚
2 箱体収納部
3 箱体開口部
4 扉
5 扉通風口
6 のぼり旗
7 旗竿
8 旗竿中間部支持具
9 旗竿下端部支持具
10 整理棚
Claims (4)
- 開口部を有し、物品を収納する箱体と、前記箱体の前記開口部を覆う開閉自在の扉とからなり、旗竿を固定するための支持手段が、前記箱体に配設されている旗竿立て具
- 請求項1記載の旗竿立て具であって、前記支持手段は、旗竿を挿嵌し、旗竿下端部を係止する支持具と、旗竿を挿通し、旗竿上下中間部を係止する支持具とからなることを特徴とする旗竿立て具
- 請求項1乃至2いずれか記載の旗竿立て具であって、前記箱体の上下寸法は180cm程度であることを特徴とする旗竿立て具
- 請求項1乃至3いずれか記載の旗竿立て具であって、前記扉に少なくとも一つの通風口を穿設していることを特徴とする旗竿立て具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000422U JP3149756U (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 旗竿立て具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000422U JP3149756U (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 旗竿立て具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3149756U true JP3149756U (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=54854308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009000422U Expired - Lifetime JP3149756U (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 旗竿立て具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149756U (ja) |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009000422U patent/JP3149756U/ja not_active Expired - Lifetime
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