JP3149609U - 持運び用簡易小便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】渋滞中の乗用車内等において尿意を催した場合でも、簡単に排尿することができる持運び用簡易小便器を提供する。【解決手段】内部に尿貯留室を備えた比較的容量の大きいポリエチレン製の尿容器2を形成し、且つ該尿容器2の上面の一方側には持ち手3が突設されると共に、該尿容器2の他方側には、大径の放尿管4が傾斜して突設され、且つ該放尿管4の下流側端部の開口部を前記尿貯留室内に臨むように連結し、更に前記放尿管4の上流側端部に開口された放尿口に蓋体7を取外し自在なるように被冠固定して形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、渋滞中の乗用車内等において尿意を催した場合でも、簡単に排尿することができる持運び用簡易小便器に関するものである。
従来、渋滞中の乗用車内等において尿意を催した場合、高分子ポリマーより成る吸水材を内蔵した袋内に排尿し、該吸水材に尿を吸水させて固化せしめるようにして排尿の処理をしていた。
そして、持運び用簡易小便器に関する特許文献を遡及検索したところ、下記の特許文献が公知である。
特開2007−275522号公報
前記高分子吸水材を内蔵した袋は、ポリエチレンシートにより形成されているために、折り畳めるが保型性において劣るため、一方の手で袋を保持し、他方の手で衣服や局部を保持しなければならず排尿しにくいという課題があった。
また、特許文献1に記載されたものは、持ち手を備え、任意形状に形成された尿容器の上方側部に尿容器口部を形成し、これに放尿管ガイドをゆるやかに傾斜して底部に達するよう挿入し、この放尿管ガイド内の下部には、コイルバネを伸縮自在に挿設し、また放尿管ガイドの上部には、コイルバネと人力で出入可能に管状の放尿管を挿入し、使用時にはネジ蓋を取り外して放尿管を突出させて用い、使用時以外は、放尿管を放尿管ガイドに収納して、尿容器口部との間にネジ蓋を被冠して形成されているが、特許文献1記載の尿器は、放尿管および放尿管ガイドを備えているため構造が複雑であり、従ってコストが高いという課題があった。
本考案は、内部に尿貯留室を備えた比較的容量の大きいポリエチレン製の尿容器を形成し、且つ該尿容器の上面の一方側には持ち手が突設されると共に、該尿容器の他方側には、大径の放尿管が傾斜して突設され、且つ該放尿管の下流側端部の開口部を前記尿貯留室内に臨むように連結し、更に前記放尿管の上流側端部に開口された放尿口に蓋体を取外し自在なるように被冠固定して形成するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
前記構成より成る本考案によれば、構造が簡単でシンプルであるため、コストも安く、且つ使用する場合も、全体の形状が大きいため、使用し易いという優れた効果を奏するものである。
本考案持運び用簡易小便器の蓋体を取外して示す全体の斜視図である。 本考案持運び用簡易小便器の縦断面図である。 本考案持運び用簡易小便器を袋に収納した状態を示す全体の斜視図である。
全体の形状を大きくすると共に、構造を簡単、且つシンプルとすることにより、使用し易い持運び用簡易小便器を形成する。
本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本考案は内部に尿貯留室1を備えた比較的容量の大きい、特に限定する必要はないが、好ましくは20l程度の容量の立方体状のポリエチレン製の尿容器2を形成する。
また、尿容器2の上面の一方側には持ち手3が突設されると共に、該尿容器2の他方側には、大径の放尿管4が傾斜して突設され、且つ該放尿管4の下流側端部の開口部5が前記尿貯留室1内に臨むように連結され、更に前記放尿管4の上流側端部に開口された放尿口6に蓋体7を取外し自在なるように、被冠固定して形成されている。なお、前記放尿管4の直径は、特に限定する必要はないが、好ましくは、10cm程度とすることが推奨される。
前記尿容器2は立方体状に形成することにより、底面部2aが平面状となっているため、例えば、自動車の車内の床面、あるいは座席上に動揺することなく載置できるので、排尿が簡単にできる。
本考案の作用について説明する。排尿に当っては、蓋体7を取外して、男性の場合、放尿管4内に放尿口6から局部を挿入して排尿する。一方、女性の場合、放尿管4が大径に形成されていて、放尿口6も大径であるため、該放尿口6に局部を押し当てて排尿する。
前記排尿すると、尿は尿貯留室1内に溜まり、放尿口6に蓋体7を被冠固定して密封し、尿の臭いの発散を阻止する。前記尿容器2は比較的容量が大きいため、数回排尿できる。
なお、尿容器2は尿貯留室1が透けて見えないように、色付きにするか、あるいは装飾用シートを該尿容器2の外周面に貼付してもよい(図示せず)。更に、前尿容器2は持ち手3を持って持運びができるが、体裁上、手提げ袋等の収納袋8に収納して持運ぶこともできる(図3)。
そして、排尿後は蓋体7を取付けて、尿容器2を適宜持運んで、トイレ等に尿貯留室1に溜った尿を廃棄し、前記尿容器2全体を洗浄して次回の使用に備える。
1 尿貯留室
2 尿容器
2a 底面部
3 持ち手
4 放尿管
5 開口部
6 放尿口
7 蓋体
8 収納袋

Claims (1)

  1. 内部に尿貯留室を備えた比較的容量の大きいポリエチレン製の尿容器を形成し、且つ該尿容器の上面の一方側には持ち手が突設されると共に、該尿容器の他方側には、大径の放尿管が傾斜して突設され、且つ該放尿管の下流側端部の開口部を前記尿貯留室内に臨むように連結し、更に前記放尿管の上流側端部に開口された放尿口に蓋体を取外し自在なるように被冠固定して形成したことを特徴とする持運び用簡易小便器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020199243A (ja) * 2019-06-05 2020-12-17 合同会社向伸 尿受け装置

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