JP3149322B2 - 食器洗い機等のノズル開閉装置 - Google Patents
食器洗い機等のノズル開閉装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食器洗い機、食器洗
い乾燥機等厨房で用いられる食器洗浄機の洗浄槽内に設
けられるノズル開閉装置に関するものである。
い乾燥機等厨房で用いられる食器洗浄機の洗浄槽内に設
けられるノズル開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食器洗い機等の洗浄槽内には、その内部
に収納された食器に向けて洗浄水を噴射する多数のノズ
ルが設けられる。この場合、洗浄槽の底部と上部にそれ
ぞれ下ノズル上ノズルを設ける、いわゆるWノズル方式
が知られている。
に収納された食器に向けて洗浄水を噴射する多数のノズ
ルが設けられる。この場合、洗浄槽の底部と上部にそれ
ぞれ下ノズル上ノズルを設ける、いわゆるWノズル方式
が知られている。
【0003】上記のWノズル方式を採用した従来の食器
洗い機においては、洗浄中は、下ノズルだけでなく、上
ノズルを常時作動させ、上下方向から洗浄水を噴射する
ようにしていた。
洗い機においては、洗浄中は、下ノズルだけでなく、上
ノズルを常時作動させ、上下方向から洗浄水を噴射する
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上ノズ
ルが作動すると、その分だけ下ノズルからの洗浄水の噴
射圧力が低下するので、洗浄水が一様に食器に掛かって
も、強固に付着した汚れが落ちない場合がある。
ルが作動すると、その分だけ下ノズルからの洗浄水の噴
射圧力が低下するので、洗浄水が一様に食器に掛かって
も、強固に付着した汚れが落ちない場合がある。
【0005】そこで、この発明は簡単な装置により上ノ
ズルを間欠的に作動させ、これに応じて下ノズルの噴射
圧力を間欠的に高め、洗浄能力を向上させることを目的
とする。
ズルを間欠的に作動させ、これに応じて下ノズルの噴射
圧力を間欠的に高め、洗浄能力を向上させることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記の目的
を達成するために、請求項1に記載のノズル開閉装置の
発明は、洗浄槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル及び上
ノズルを設け、洗浄ポンプの吐出口に接続された吐出パ
イプを下ノズルに接続すると共に、その分岐パイプを上
ノズルに接続し、上記分岐パイプに弁装置を設けてなる
食器洗い機等のノズル開閉装置において、上記弁装置を
筒状の弁室とその内部に収納された球形弁体により構成
し、上記弁室の流出側端部に弁孔を設けると共に、該弁
室を弁孔側が高くなるように傾斜状に設置し、該弁孔に
上記分岐パイプを介して上記の上ノズルを接続した構成
としたものである。
を達成するために、請求項1に記載のノズル開閉装置の
発明は、洗浄槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル及び上
ノズルを設け、洗浄ポンプの吐出口に接続された吐出パ
イプを下ノズルに接続すると共に、その分岐パイプを上
ノズルに接続し、上記分岐パイプに弁装置を設けてなる
食器洗い機等のノズル開閉装置において、上記弁装置を
筒状の弁室とその内部に収納された球形弁体により構成
し、上記弁室の流出側端部に弁孔を設けると共に、該弁
室を弁孔側が高くなるように傾斜状に設置し、該弁孔に
上記分岐パイプを介して上記の上ノズルを接続した構成
としたものである。
【0007】洗浄ポンプを駆動すると、下ノズルへは吐
出パイプから直接、上ノズルへは分岐パイプの弁装置を
介してそれぞ洗浄水が供給され、洗浄槽の上下から洗浄
水が噴射される。
出パイプから直接、上ノズルへは分岐パイプの弁装置を
介してそれぞ洗浄水が供給され、洗浄槽の上下から洗浄
水が噴射される。
【0008】弁室内の球形弁体は、洗浄ポンプの圧力に
より次第に弁室内を上昇し、ついには弁孔を閉塞し、上
ノズルからの洗浄水の噴射を停止させる。洗浄ポンプが
停止されると、球形弁体は自重で元の位置に戻る。
より次第に弁室内を上昇し、ついには弁孔を閉塞し、上
ノズルからの洗浄水の噴射を停止させる。洗浄ポンプが
停止されると、球形弁体は自重で元の位置に戻る。
【0009】請求項2に記載のノズル開閉装置は、洗浄
槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル及び上ノズルを設
け、洗浄ポンプの吐出口に接続された吐出パイプを下ノ
ズルに接続すると共に、その分岐パイプを上ノズルに接
続し、上記分岐パイプに弁装置を設けてなる食器洗い機
等のノズル開閉装置において、上記弁装置を筒状の弁室
とその内部に収納された球形弁体により構成し、上記弁
室の流出側端部に弁孔を設けると共に、該弁室に収納し
たばねにより該球形弁体を弁孔と反対方向に付勢し、該
弁孔に上記分岐パイプを介して上記の上ノズルを接続し
た構成としたものである。
槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル及び上ノズルを設
け、洗浄ポンプの吐出口に接続された吐出パイプを下ノ
ズルに接続すると共に、その分岐パイプを上ノズルに接
続し、上記分岐パイプに弁装置を設けてなる食器洗い機
等のノズル開閉装置において、上記弁装置を筒状の弁室
とその内部に収納された球形弁体により構成し、上記弁
室の流出側端部に弁孔を設けると共に、該弁室に収納し
たばねにより該球形弁体を弁孔と反対方向に付勢し、該
弁孔に上記分岐パイプを介して上記の上ノズルを接続し
た構成としたものである。
【0010】洗浄ポンプを駆動すると、下ノズルへは吐
出パイプから直接、上ノズルへは分岐パイプの弁装置を
介してそれぞれ洗浄水が供給され、洗浄槽の上下から洗
浄水が噴射される。
出パイプから直接、上ノズルへは分岐パイプの弁装置を
介してそれぞれ洗浄水が供給され、洗浄槽の上下から洗
浄水が噴射される。
【0011】弁室内の球形弁体は、洗浄ポンプの圧力に
より次第にばねを圧縮し、ついには弁孔を閉塞し、上ノ
ズルからの洗浄水の噴射を停止する。洗浄ポンプが停止
されると、球形弁体は、ばねの力で元の位置に押戻され
る。
より次第にばねを圧縮し、ついには弁孔を閉塞し、上ノ
ズルからの洗浄水の噴射を停止する。洗浄ポンプが停止
されると、球形弁体は、ばねの力で元の位置に押戻され
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、洗浄槽の下部と
上部にそれぞれ下ノズル及び上ノズルを設け、洗浄ポン
プの吐出口に接続された吐出パイプを下ノズルに接続す
ると共に、その分岐パイプを上ノズルに接続し、上記分
岐パイプに弁装置を設けてなる食器洗い機等のノズル開
閉装置において、上記弁装置を、上記吐出パイプのまわ
りに装着した弁箱と、その弁箱内に収納された球形弁体
とにより構成し、上記弁箱を周壁と、テーパ状の底壁
と、上端閉塞壁とにより構成し、上記弁箱内において上
記吐出パイプの対向2箇所に流入口を設け、各流入口の
同じ周回方向で上位の一側にその周回方向に屈曲した弁
体支持片を突設し、一方の流入口の内側弁体支持片のな
い側から上記周壁の接線方向に延びると共に途中で屈曲
し、その屈曲部から他方の流入口の内側弁体支持片に至
る案内壁を設け、上記各案内壁の屈曲部から前記周回方
向に離れた周壁内面にそれぞれ外側弁体支持片を突設
し、そのうち一方の外側弁体支持片の前面下部の上記底
壁の部分に流出側となる弁孔を設け、該弁孔に上記分岐
パイプを介して上記の上ノズルを接続した構成としたも
のである。
上部にそれぞれ下ノズル及び上ノズルを設け、洗浄ポン
プの吐出口に接続された吐出パイプを下ノズルに接続す
ると共に、その分岐パイプを上ノズルに接続し、上記分
岐パイプに弁装置を設けてなる食器洗い機等のノズル開
閉装置において、上記弁装置を、上記吐出パイプのまわ
りに装着した弁箱と、その弁箱内に収納された球形弁体
とにより構成し、上記弁箱を周壁と、テーパ状の底壁
と、上端閉塞壁とにより構成し、上記弁箱内において上
記吐出パイプの対向2箇所に流入口を設け、各流入口の
同じ周回方向で上位の一側にその周回方向に屈曲した弁
体支持片を突設し、一方の流入口の内側弁体支持片のな
い側から上記周壁の接線方向に延びると共に途中で屈曲
し、その屈曲部から他方の流入口の内側弁体支持片に至
る案内壁を設け、上記各案内壁の屈曲部から前記周回方
向に離れた周壁内面にそれぞれ外側弁体支持片を突設
し、そのうち一方の外側弁体支持片の前面下部の上記底
壁の部分に流出側となる弁孔を設け、該弁孔に上記分岐
パイプを介して上記の上ノズルを接続した構成としたも
のである。
【0013】洗浄ポンプを駆動すると、下ノズルへは吐
出パイプから直接、上ノズルへは弁装置を介してそれぞ
れ洗浄水が供給され、洗浄槽の上下から洗浄水が噴射さ
れる。
出パイプから直接、上ノズルへは弁装置を介してそれぞ
れ洗浄水が供給され、洗浄槽の上下から洗浄水が噴射さ
れる。
【0014】弁箱内の球形弁体は、洗浄ポンプの圧力に
より、一方の内側弁体支持片から離れ、案内壁に沿って
底壁のテーパ面を上昇し、案内壁の屈曲部から外方に向
けて離れ、一方の外側弁体支持片に保持され、その外側
弁体の内側に弁孔がある場合はこれを閉塞し、上ノズル
からの洗浄水の噴射を停止させる。弁体が保持された外
側弁体支持片の内側に弁孔は存在しない場合は、弁孔の
開閉に何ら関与しない。
より、一方の内側弁体支持片から離れ、案内壁に沿って
底壁のテーパ面を上昇し、案内壁の屈曲部から外方に向
けて離れ、一方の外側弁体支持片に保持され、その外側
弁体の内側に弁孔がある場合はこれを閉塞し、上ノズル
からの洗浄水の噴射を停止させる。弁体が保持された外
側弁体支持片の内側に弁孔は存在しない場合は、弁孔の
開閉に何ら関与しない。
【0015】洗浄ポンプが停止されると、球形弁体は外
側弁体支持片から離れ(弁孔を閉塞している場合はこれ
を開放する。)、自重によりテーパ面を下降し、案内壁
に沿って他方の内側弁体支持片の内側に至りその位置で
保持される。
側弁体支持片から離れ(弁孔を閉塞している場合はこれ
を開放する。)、自重によりテーパ面を下降し、案内壁
に沿って他方の内側弁体支持片の内側に至りその位置で
保持される。
【0016】
【実施例】添付の図面に示した実施例は、食器洗い乾燥
機に関するものである。この食器洗い乾燥機の概要を図
1及び図2に基づいて説明する。
機に関するものである。この食器洗い乾燥機の概要を図
1及び図2に基づいて説明する。
【0017】まず、扉1を開放して内部の洗浄槽2内に
食器を収納した食器かごを入れ、扉1を閉止して、スタ
ートボタンを操作すると、給水パイプ3(図2)を経て
給水口4から洗浄槽2内に水が供給される。洗浄槽2内
の水はその底部からフロート室5に導かれ、水位が検知
される。
食器を収納した食器かごを入れ、扉1を閉止して、スタ
ートボタンを操作すると、給水パイプ3(図2)を経て
給水口4から洗浄槽2内に水が供給される。洗浄槽2内
の水はその底部からフロート室5に導かれ、水位が検知
される。
【0018】所定水位に達すると、洗浄ポンプ6が駆動
され、その吐出口に接続された吐出パイプ7を経て洗浄
槽2の底面の下ノズル8から、また吐出パイプ7から分
岐された分岐パイプ9を経て洗浄槽2の天井面の上ノズ
ル10から、それぞれ洗浄水を噴射させて洗浄を行う。
洗浄水は、洗浄槽2の底部に設けられたタンク11を経
てポンプ6に戻る。
され、その吐出口に接続された吐出パイプ7を経て洗浄
槽2の底面の下ノズル8から、また吐出パイプ7から分
岐された分岐パイプ9を経て洗浄槽2の天井面の上ノズ
ル10から、それぞれ洗浄水を噴射させて洗浄を行う。
洗浄水は、洗浄槽2の底部に設けられたタンク11を経
てポンプ6に戻る。
【0019】洗浄を完了すると、洗浄ポンプ6を排水モ
ードに切換え、排水パイプ20に設けられたサイフォン
ブレーカ12及びトラップ13を経て外部に排水し、し
かるのちに乾燥工程に移る。
ードに切換え、排水パイプ20に設けられたサイフォン
ブレーカ12及びトラップ13を経て外部に排水し、し
かるのちに乾燥工程に移る。
【0020】図3に示したものは、請求項1の発明の実
施例であり、前記の吐出パイプ7から分岐された分岐パ
イプ9の途中に、円筒状の弁室15の一端部に設けた流
入口16と流出側の他端部に設けた弁孔17とをそれぞ
れ接続している。
施例であり、前記の吐出パイプ7から分岐された分岐パ
イプ9の途中に、円筒状の弁室15の一端部に設けた流
入口16と流出側の他端部に設けた弁孔17とをそれぞ
れ接続している。
【0021】上記の弁室15は弁孔17側が高くなるよ
うに一定の傾斜角をもって設置され、その内部に収納さ
れた球形弁体18は常時はその自重により弁室15の流
入口16側に位置し、洗浄水の圧力により押し上げら
れ、弁孔17を閉塞する(二点鎖線参照)。
うに一定の傾斜角をもって設置され、その内部に収納さ
れた球形弁体18は常時はその自重により弁室15の流
入口16側に位置し、洗浄水の圧力により押し上げら
れ、弁孔17を閉塞する(二点鎖線参照)。
【0022】第1実施例は以上のごときものであるか
ら、洗浄に際し、洗浄ポンプ6を駆動すると、吐出パイ
プ7を通じて下ノズル8から洗浄水が噴射されると共
に、分岐パイプ9に流入した洗浄水は弁室15を流入口
16側から弁孔17の方向に通過して上ノズル10から
噴射される。
ら、洗浄に際し、洗浄ポンプ6を駆動すると、吐出パイ
プ7を通じて下ノズル8から洗浄水が噴射されると共
に、分岐パイプ9に流入した洗浄水は弁室15を流入口
16側から弁孔17の方向に通過して上ノズル10から
噴射される。
【0023】このとき、弁室15内を通る洗浄水の圧力
により球形弁体18が次第に押上げられ、ついには弁孔
17を閉塞し、上ノズル10からの噴射を停止させ、以
後は下ノズル8からのみの噴射で洗浄が行われる。洗浄
ポンプ6を一時的に停止させると球形弁体18はその自
重で流入口16側へ戻る。
により球形弁体18が次第に押上げられ、ついには弁孔
17を閉塞し、上ノズル10からの噴射を停止させ、以
後は下ノズル8からのみの噴射で洗浄が行われる。洗浄
ポンプ6を一時的に停止させると球形弁体18はその自
重で流入口16側へ戻る。
【0024】次に、図4に示した第2実施例は、弁室1
5が水平状態に設置され、弁孔17側の端部にばね19
を設け、そのばね19により球形弁体18を流入口16
側に付勢するようにしたものである。
5が水平状態に設置され、弁孔17側の端部にばね19
を設け、そのばね19により球形弁体18を流入口16
側に付勢するようにしたものである。
【0025】当初は弁孔17は開放されているが、洗浄
水の圧力により球形弁体18がばね19の付勢力に対向
して次第に弁孔17側へ移動し、ついには弁孔17を閉
塞する(図の二点鎖線参照)。その他の構成及び作用は
前述の第1実施例と同様である。
水の圧力により球形弁体18がばね19の付勢力に対向
して次第に弁孔17側へ移動し、ついには弁孔17を閉
塞する(図の二点鎖線参照)。その他の構成及び作用は
前述の第1実施例と同様である。
【0026】図5(a)(b)は第3実施例であり、こ
の場合は、吐出パイプ7のまわりに弁箱21を装着して
おり、その弁箱21は、周壁22、底壁23及び上端閉
塞壁24とを有し、吐出パイプ7が底壁23及び上端閉
塞壁24の中央を上下方向に貫通している。底壁23
は、吐出パイプ7から半径方向に離れるほど高くなるテ
ーパ状をなしている。
の場合は、吐出パイプ7のまわりに弁箱21を装着して
おり、その弁箱21は、周壁22、底壁23及び上端閉
塞壁24とを有し、吐出パイプ7が底壁23及び上端閉
塞壁24の中央を上下方向に貫通している。底壁23
は、吐出パイプ7から半径方向に離れるほど高くなるテ
ーパ状をなしている。
【0027】上記の弁箱21内において吐出パイプ7の
対向2箇所に上下方向のスリット状の流入口25、25
を設け、各流入口25、25の一側辺(図5(a)の状
態で左に周回する場合の上位の側の辺)に内側弁体支持
片26、26をそれぞれ設ける。各内側弁体支持片2
6、26は、半径方向に突出する部分と、前記の周回方
向にL形に屈曲する部分とがあり、その屈曲部分の先端
と、流入口25の他側辺(前記周回方向の下位側の辺)
の部分との間で球形弁体18を保持する。この位置は底
壁23の最も低い部分であるので、球形弁体18は安定
状態にある。
対向2箇所に上下方向のスリット状の流入口25、25
を設け、各流入口25、25の一側辺(図5(a)の状
態で左に周回する場合の上位の側の辺)に内側弁体支持
片26、26をそれぞれ設ける。各内側弁体支持片2
6、26は、半径方向に突出する部分と、前記の周回方
向にL形に屈曲する部分とがあり、その屈曲部分の先端
と、流入口25の他側辺(前記周回方向の下位側の辺)
の部分との間で球形弁体18を保持する。この位置は底
壁23の最も低い部分であるので、球形弁体18は安定
状態にある。
【0028】上記の一方の流入口25の他側辺と、他方
の流入口25の内側弁体支持片26との間にそれぞれ案
内壁27、27が設けられる。各案内壁27は、流入口
25から底壁23の中程まで延びる上り部28と、屈曲
部29及び下り部30とからなる山形のものであり、上
り部28は流入口25の他側にその接線方向に連なり、
また下り部30は内側弁体支持片26の屈曲部分に連な
る。
の流入口25の内側弁体支持片26との間にそれぞれ案
内壁27、27が設けられる。各案内壁27は、流入口
25から底壁23の中程まで延びる上り部28と、屈曲
部29及び下り部30とからなる山形のものであり、上
り部28は流入口25の他側にその接線方向に連なり、
また下り部30は内側弁体支持片26の屈曲部分に連な
る。
【0029】上記の屈曲部29から前述の周回方向の斜
め前方の周壁22の内面に外側弁体支持片31が設けら
れる。その位置は、慣性をもって屈曲部29から離れた
球形弁体18が頂度受止められる位置である。その位置
は底壁23の最も高い位置にあるので、その外側弁体支
持片31に支持された球形弁体18は不安定な状態にあ
る。
め前方の周壁22の内面に外側弁体支持片31が設けら
れる。その位置は、慣性をもって屈曲部29から離れた
球形弁体18が頂度受止められる位置である。その位置
は底壁23の最も高い位置にあるので、その外側弁体支
持片31に支持された球形弁体18は不安定な状態にあ
る。
【0030】上記の外側弁体支持片31のうち一方のも
のの前面下部の底壁23には、流出側となる弁孔17が
設けられ、その弁孔17に分岐パイプ9を介して上ノズ
ル10が接続される。下ノズル8は前述の各実施例と同
様に吐出パイプ7に接続される。
のの前面下部の底壁23には、流出側となる弁孔17が
設けられ、その弁孔17に分岐パイプ9を介して上ノズ
ル10が接続される。下ノズル8は前述の各実施例と同
様に吐出パイプ7に接続される。
【0031】上記の第3実施例において洗浄ポンプ6の
停止時には、球形弁体18はいずれか一方の流入口25
の内側弁体支持片26に支持された安定状態にある。洗
浄ポンプ6が駆動されると、洗浄水が吐出パイプ7を経
て下ノズル8から噴射される。また吐出パイプ7から流
入口25を経て弁箱21内に流入した洗浄水は、内側弁
体支持片26に当って一定の周回方向の渦状の流れをつ
くりつつ一部が弁孔17から流出し、分岐パイプ9を経
て上ノズル10から噴射される。
停止時には、球形弁体18はいずれか一方の流入口25
の内側弁体支持片26に支持された安定状態にある。洗
浄ポンプ6が駆動されると、洗浄水が吐出パイプ7を経
て下ノズル8から噴射される。また吐出パイプ7から流
入口25を経て弁箱21内に流入した洗浄水は、内側弁
体支持片26に当って一定の周回方向の渦状の流れをつ
くりつつ一部が弁孔17から流出し、分岐パイプ9を経
て上ノズル10から噴射される。
【0032】一方、球形弁体18は洗浄水の圧力により
次第に案内壁27の上り部28を上昇し、ある程度の慣
性をもって屈曲部29から離れ、その斜め前方にある外
側弁体支持体31に当たって受止められ、流れの圧力と
バランスした状態でその位置に保持される。
次第に案内壁27の上り部28を上昇し、ある程度の慣
性をもって屈曲部29から離れ、その斜め前方にある外
側弁体支持体31に当たって受止められ、流れの圧力と
バランスした状態でその位置に保持される。
【0033】外側弁体支持体31の一方には弁孔17が
なく、他方には弁孔17があるので、弁孔17のない方
の外側弁体支持片31に保持されている場合は、弁孔1
7は開放されたままであるので、上ノズル10からも洗
浄水が噴射される。
なく、他方には弁孔17があるので、弁孔17のない方
の外側弁体支持片31に保持されている場合は、弁孔1
7は開放されたままであるので、上ノズル10からも洗
浄水が噴射される。
【0034】洗浄ポンプ6を一時的に停止させると、球
形弁体18がその外側弁体支持片31を離れ、案内壁2
7の下り部30に沿って他方の流入口25の内側弁体支
持片26に支持される。次に再び洗浄ポンプ6が駆動さ
れると、球形弁体18は他方の外側弁体支持片31に当
って保持され、その前面下部にある弁孔17を閉塞し上
ノズル10からの噴射を停止させる。
形弁体18がその外側弁体支持片31を離れ、案内壁2
7の下り部30に沿って他方の流入口25の内側弁体支
持片26に支持される。次に再び洗浄ポンプ6が駆動さ
れると、球形弁体18は他方の外側弁体支持片31に当
って保持され、その前面下部にある弁孔17を閉塞し上
ノズル10からの噴射を停止させる。
【0035】上ノズル10の一例を図6に示す。この上
ノズル10は、前記の分岐パイプ9の先端部に接続され
たノズル継手32にねじ結合により取付けられる。この
上ノズル10は、略球面状の内壁33の一部に小さく絞
った略円状の穴34を開口し、その開口面積を外に向う
に従い漸次大きくなるようにしたものであり、洗浄水の
シャワー35が全周にわたり広角度に拡がる。
ノズル10は、前記の分岐パイプ9の先端部に接続され
たノズル継手32にねじ結合により取付けられる。この
上ノズル10は、略球面状の内壁33の一部に小さく絞
った略円状の穴34を開口し、その開口面積を外に向う
に従い漸次大きくなるようにしたものであり、洗浄水の
シャワー35が全周にわたり広角度に拡がる。
【0036】なお、前記の排水パイプ20から分岐した
配管の一端を洗浄槽2内に開口させることによりサイフ
ォンブレーカ12が構成されるが(図1参照)、その開
口部は従来は前方に向くように設けられていたため、排
水時に洗浄水の一部がサイフォンブレーカ12の開口部
から流出して食器を汚したり、食器の乾燥に支障を来た
すことがあった。
配管の一端を洗浄槽2内に開口させることによりサイフ
ォンブレーカ12が構成されるが(図1参照)、その開
口部は従来は前方に向くように設けられていたため、排
水時に洗浄水の一部がサイフォンブレーカ12の開口部
から流出して食器を汚したり、食器の乾燥に支障を来た
すことがあった。
【0037】このため、前述の実施例の食器洗い乾燥機
においては、図7(a)のようにサイフォンブレーカ1
2を洗浄槽2の後壁面の中央部分に設ける場合は、同図
(b)〜(d)のように、その開口部36を上下左右方
向に向けて設け、排水の一部が流出しても食器にかかる
ことがないようにしている。図8の場合は開口部36を
下向きに設けた場合である。
においては、図7(a)のようにサイフォンブレーカ1
2を洗浄槽2の後壁面の中央部分に設ける場合は、同図
(b)〜(d)のように、その開口部36を上下左右方
向に向けて設け、排水の一部が流出しても食器にかかる
ことがないようにしている。図8の場合は開口部36を
下向きに設けた場合である。
【0038】また図9のように開口部36が前方に向く
場合は、サイフォンブレーカ12の位置を洗浄槽2の一
側に片寄せて設け(図8(a)参照)、流出した排水が
食器にかからないようにする。
場合は、サイフォンブレーカ12の位置を洗浄槽2の一
側に片寄せて設け(図8(a)参照)、流出した排水が
食器にかからないようにする。
【0039】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の発明は、いずれも
上ノズルからの噴射を間欠的に行うよう洗浄水の流れを
切換えることができるので、上ノズルを停止させている
間に下ノズルから強力な噴射を行うことができる。ま
た、上ノズルが作動するときは従来どおり上下両方のノ
ズルから噴射することができる。
上ノズルからの噴射を間欠的に行うよう洗浄水の流れを
切換えることができるので、上ノズルを停止させている
間に下ノズルから強力な噴射を行うことができる。ま
た、上ノズルが作動するときは従来どおり上下両方のノ
ズルから噴射することができる。
【0040】更に、上ノズルの切換え機構として、電磁
弁等のコストのかかるものを用いることなく、洗浄水の
流れを上手く利用して切換えるようにしたので、安価に
提供することができる。
弁等のコストのかかるものを用いることなく、洗浄水の
流れを上手く利用して切換えるようにしたので、安価に
提供することができる。
【図1】食器洗い乾燥機の縦断側面図
【図2】同上の一部切欠背面図
【図3】第1実施例の断面図
【図4】第2実施例の断面図
【図5】(a)第3実施例の横断平面図 (b)同上の横断側面図
【図6】上ノズルの断面図
【図7】(a)洗浄槽内部の概略正面図 (b)サイフォンブレーカの正面図 (c)同上の底面図 (d)同上の断面図
【図8】(a)洗浄槽内部の概略正面図 (b)サイフォンブレーカの正面図 (c)同上の底面図 (d)同上の断面図
【図9】(a)洗浄槽内部の概略正面図 (b)サイフォンブレーカの正面図 (c)同上の底面図 (d)同上の断面図
1 扉 2 洗浄槽 3 給水パイプ 4 給水口 5 フロート室 6 洗浄ポンプ 7 吐出パイプ 8 下ノズル 9 分岐パイプ 10 上ノズル 11 タンク 12 サイフォンブレーカ 13 トラップ 15 弁室 16 流入口 17 弁孔 18 球形弁体 19 ばね 20 排水パイプ 21 弁箱 22 周壁 23 底壁 24 上端閉塞壁 25 流入口 26 内側弁体支持片 27 案内壁 28 上り部 29 屈曲部 30 下り部 31 外側弁体支持片 32 ノズル継手 33 内壁 34 穴 35 シャワー 36 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 一浩 大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マ ホービン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−75617(JP,A) 特開 平6−189887(JP,A) 特開 平5−95884(JP,A) 特開 平2−305538(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42
Claims (3)
- 【請求項1】 洗浄槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル
及び上ノズルを設け、洗浄ポンプの吐出口に接続された
吐出パイプを下ノズルに接続すると共に、その分岐パイ
プを上ノズルに接続し、上記分岐パイプに弁装置を設け
てなる食器洗い機等のノズル開閉装置において、上記弁
装置を筒状の弁室とその内部に収納された球形弁体によ
り構成し、上記弁室の流出側端部に弁孔を設けると共
に、該弁室を弁孔側が高くなるように傾斜状に設置し、
該弁孔に上記分岐パイプを介して上記の上ノズルを接続
したことを特徴とする食器洗い機等のノズル開閉装置。 - 【請求項2】 洗浄槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル
及び上ノズルを設け、洗浄ポンプの吐出口に接続された
吐出パイプを下ノズルに接続すると共に、その分岐パイ
プを上ノズルに接続し、上記分岐パイプに弁装置を設け
てなる食器洗い機等のノズル開閉装置において、上記弁
装置を筒状の弁室とその内部に収納された球形弁体によ
り構成し、上記弁室の流出側端部に弁孔を設けると共
に、該弁室に収納したばねにより該球形弁体を弁孔と反
対方向に付勢し、該弁孔に上記分岐パイプを介して上記
の上ノズルを接続したことを特徴とする食器洗い機等の
ノズル開閉装置。 - 【請求項3】 洗浄槽の下部と上部にそれぞれ下ノズル
及び上ノズルを設け、洗浄ポンプの吐出口に接続された
吐出パイプを下ノズルに接続すると共に、その分岐パイ
プを上ノズルに接続し、上記分岐パイプに弁装置を設け
てなる食器洗い機等のノズル開閉装置において、上記弁
装置を、上記吐出パイプのまわりに装着した弁箱と、そ
の弁箱内に収納された球形弁体とにより構成し、上記弁
箱を周壁と、テーパ状の底壁と、上端閉塞壁とにより構
成し、上記弁箱内において上記吐出パイプの対向2箇所
に流入口を設け、各流入口の同じ周回方向で上位の一側
にその周回方向に屈曲した弁体支持片を突設し、一方の
流入口の内側弁体支持片のない側から上記周壁の接線方
向に延びると共に途中で屈曲し、その屈曲部から他方の
流入口の内側弁体支持片に至る案内壁を設け、上記各案
内壁の屈曲部から前記周回方向に離れた周壁内面にそれ
ぞれ外側弁体支持片を突設し、そのうち一方の外側弁体
支持片の前面下部の上記底壁の部分に流出側となる弁孔
を設け、該弁孔に上記分岐パイプを介して上記の上ノズ
ルを接続したことを特徴とする食器洗い機等のノズル開
閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24542894A JP3149322B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 食器洗い機等のノズル開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24542894A JP3149322B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 食器洗い機等のノズル開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107872A JPH08107872A (ja) | 1996-04-30 |
JP3149322B2 true JP3149322B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17133517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24542894A Expired - Fee Related JP3149322B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 食器洗い機等のノズル開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149322B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100519324B1 (ko) * | 1998-09-17 | 2005-12-02 | 엘지전자 주식회사 | 식기세척기의 증기배출구 개폐장치 및 개폐방법 |
KR100459199B1 (ko) * | 2002-12-11 | 2004-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 식기세척기 상하단 분리세척장치 |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP24542894A patent/JP3149322B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08107872A (ja) | 1996-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |