JP3148799U - 手動巻取式紙芝居装置 - Google Patents

Abstract

【課題】巻取りレバーを一定方向に回転するのみで一連の物語が構成され紙芝居を完結出来るように改良、工夫した紙芝居で、何回でも繰り返し紙芝居が出来る手動巻取り式紙芝居を提供する。【解決手段】画面の裏側の左右に、二対のローラー軸を配置し、その間にエンドレスフイルムを巡回させることにより、駆動軸を介してフイルムは巡環する。画面の巾の４倍の長さのフイルムを必要な数のガイドローラー軸で保持していることになる。画面を６面にすることは更に一対のローラー軸を増やせば可能であり、又、８面、１０面も画面の巾に対しガイドローラーのスパンを広げれば可能である。尚フイルムを常に張った状態に保つためテンショナー構造にし、押しバネ、テンションガイドを設ける。【選択図】図２

Description

本考案は、手動式の巻取式の絵本，絵画，写真等の紙芝居用、又は額縁としての機能をも兼ねたものに関する。

従来は、片側巻取り式のもので２〜３枚見せるものはすでに有るが、絵本，マンガ、絵画、写真等を何枚も連続して見せるものはなく、従来の紙芝居のように厚紙で絵、マンガ，絵本を描いた物を１０枚程度見せるしかなく、結構重量的にも重かった。本考案はエンドレス方式で画面を４面〜１０面内蔵可能にしたことを目的とする。

本考案は、従来の片側巻取り式の紙芝居等に改良を加えて２〜５倍のマンガ、絵本、絵画、写真等を幅広のシートに物語り順に貼付け又は印刷し、一連の紙芝居を出来るように改良、工夫した紙芝居にし、前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案は、画面の裏側の左右に、二対のローラー軸を配置し、その間にエンドレスフイルムを巡回させることにより、駆動軸を介してフイルムは巡環する。つまり画面の巾の４倍の長さのフイルムを必要な数のガイドローラー軸で保持していることになる。画面を６面にすることは更に一対のガイドローラー軸を増やせば可能であり、又、８面、１０面も画面の巾に対してガイドローラー軸のスパンを広くすれば可能である。尚フイルムを常に張った状態にしておくためテンショナー構造にする事が必要である。

上述したように、１つの額縁が紙芝居になり子供達に紙芝居を連続的に見せても良く、又、一連のマンガ、絵本、絵画、写真などの額縁として展示でき、同時にマンガ、絵本、絵画が幅広のシートの上に貼り付けてあるので、上部のレバーを回転する事により連続して他のマンガ、絵画、写真等に変更できる効果が期待でき、尚、竪型にすることも可能である。

以下、本考案の実施の形態を説明する。
本考案は、手動式巻取式紙芝居本体１の下部に脚４を設け、絵画又は写真の画面２の裏側の左右に、二対のガイドローラー軸７を配置し、駆動ローラー軸１０に巻取りレバー３を設け、巻取りレバー３を回転させて、エンドレスフイルム６を巡回させることにより、駆動軸を介してエンドレスフイルム６は巡回する。つまり絵画又は写真の画面の巾の４倍の長さのフイルムを必要な数のガイドローラー軸７で保持していることになる。画面を６面、８面、１０面にすることは更に一対づつガイドのローラー軸を増やすか、又は、ガイドローラーのスパンを広げれば可能である。尚エンドレスフイルム６を常に張った状態におくためテンショナー構造にし、押しバネ８、テンションガイド９を設ける。

本考案の手動巻取り式の正面図。 本考案の手動巻取り式の裏面図。 本考案の手動巻取り式の右側面図。 本考案の手動巻取り式の左側面図。 本考案の手動巻取り式の平面図。 本考案の手動巻取り式の平面詳細図。 本考案の手動巻取り式の巻取り詳細図。 本考案の手動巻取り式のテンショナー部一部拡大裏面詳細図。 本考案の手動巻取り式のテンショナー部一部拡大詳細平面図。

符号の説明

１ 手動巻取式紙芝居本体
２ 絵画又は写真の画面
３ 巻取りレバー
４ 脚
５ ガラス又は樹脂板
６ 絵画又は写真貼付けエンドレスフイルム
７ ガイドローラー
８ 押しバネ
９ テンションガイド
１０ 駆動ローラー軸
１１ 切り欠き部
１２ 裏蓋

Claims (3)

1. 幅広のエンドレスフイルムに、マンガ，絵画、写真等を貼り付け又は印刷した事を特徴とする手動巻取り式紙芝居装置。
2. マンガ、絵画、写真等を貼り付け又は印刷した幅広のエンドレスフイルムを巻取りレバーを一定方向に回転させて画面が変わる請求項１記載の手動巻取り紙芝居装置。
3. 額縁として数枚のマンガ、絵画、写真が入り、紙芝居としても使用できる請求項１〜２記載の手動巻取り紙芝居装置。

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