JP3148525B2 - 長根根菜類の収穫機 - Google Patents
長根根菜類の収穫機Info
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- JP3148525B2 JP3148525B2 JP16447494A JP16447494A JP3148525B2 JP 3148525 B2 JP3148525 B2 JP 3148525B2 JP 16447494 A JP16447494 A JP 16447494A JP 16447494 A JP16447494 A JP 16447494A JP 3148525 B2 JP3148525 B2 JP 3148525B2
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- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Description
【0001】この発明は、牛蒡等の長根根菜類を超深耕
によって掘り採り収穫する長根根菜類の収穫機に関す
る。
によって掘り採り収穫する長根根菜類の収穫機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の根菜類収穫機としては、実公平1
−22423号が知られている。特に山芋、大根等の掘
取対象物である軟質作物に対し、その両側に逆八字状に
配置せしめるべく、その犁本体を後方部より前方部へ向
かって下方に傾斜せしめるとともに刃先部を相互に対向
方向に向かって下方に傾斜して犁本体に配設せしめ、か
つ犁本体の後方上面に適宜長さ適宜数の落土受棒を水平
状に後方へ向かって突出形成せしめたことを特徴とする
軟質作物掘取機である。また、特開平2−49507号
公報には、根菜類を浮上させる振動掘起体と、この浮上
した根菜を沈下する前にこれを挟持して吊持搬送するこ
とができる公知技術が記載されている。
−22423号が知られている。特に山芋、大根等の掘
取対象物である軟質作物に対し、その両側に逆八字状に
配置せしめるべく、その犁本体を後方部より前方部へ向
かって下方に傾斜せしめるとともに刃先部を相互に対向
方向に向かって下方に傾斜して犁本体に配設せしめ、か
つ犁本体の後方上面に適宜長さ適宜数の落土受棒を水平
状に後方へ向かって突出形成せしめたことを特徴とする
軟質作物掘取機である。また、特開平2−49507号
公報には、根菜類を浮上させる振動掘起体と、この浮上
した根菜を沈下する前にこれを挟持して吊持搬送するこ
とができる公知技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した実公平1−2
2423号は、山芋、大根等の軟質作物を掘り取る時に
損傷を防止しながら、掘り土の土圧によって土の表面に
浮き上がらせるもので、その後に下半部の抜き取りと拾
い集める作業が残っている。また、特開平2−4950
7号は、浮上された根菜類を搬入部において挟持して搬
送するコンベヤを具備したものである。しかし、超深耕
が必要な牛蒡類の掘り取りに導入すると、振動掘取体
は、牛蒡周囲の土は分離させるが、牛蒡を浮上させる高
さが小さいので牛蒡の首部の連続把持が困難となる課題
があった。また、単に牛蒡等の上半部が露出しても長根
根菜類は左右に遊んで搬送コンベヤの中心になじまず滞
留する問題があった。
2423号は、山芋、大根等の軟質作物を掘り取る時に
損傷を防止しながら、掘り土の土圧によって土の表面に
浮き上がらせるもので、その後に下半部の抜き取りと拾
い集める作業が残っている。また、特開平2−4950
7号は、浮上された根菜類を搬入部において挟持して搬
送するコンベヤを具備したものである。しかし、超深耕
が必要な牛蒡類の掘り取りに導入すると、振動掘取体
は、牛蒡周囲の土は分離させるが、牛蒡を浮上させる高
さが小さいので牛蒡の首部の連続把持が困難となる課題
があった。また、単に牛蒡等の上半部が露出しても長根
根菜類は左右に遊んで搬送コンベヤの中心になじまず滞
留する問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために、
主フレームに横架させた横パイプに設けられた支持板か
ら垂下される一対のビームと、ビームの下端に一対のへ
らを正面視において逆八字状に対向するように設け、こ
の一対のへらを上下に揺動させるクランクの側部と連結
させ、へらの後端縁を、左右一対の搬送ベルトである搬
送体の始端より上位に位置させて、長根根菜類の首部を
一対のへらの後端縁より連続して搬送体の始端に落下す
るように衝突させるとともに、一対のへらにより長根根
菜類を下方両側より上方の土を掘り起こして、掘り起こ
す土の圧力によって長根根菜類を土の表面に浮き上がら
せ、かつ一対のクランクの側部に設置され長根根菜類が
側方へ倒れるのを防止するように弾着されている水平状
のガイド材によって側方へ倒れるのを防止しながら搬送
される長根根菜類の首部を連続して搬送体によって挟持
して抜き上げることを特徴とする長根根菜類の収穫機を
提案する。
主フレームに横架させた横パイプに設けられた支持板か
ら垂下される一対のビームと、ビームの下端に一対のへ
らを正面視において逆八字状に対向するように設け、こ
の一対のへらを上下に揺動させるクランクの側部と連結
させ、へらの後端縁を、左右一対の搬送ベルトである搬
送体の始端より上位に位置させて、長根根菜類の首部を
一対のへらの後端縁より連続して搬送体の始端に落下す
るように衝突させるとともに、一対のへらにより長根根
菜類を下方両側より上方の土を掘り起こして、掘り起こ
す土の圧力によって長根根菜類を土の表面に浮き上がら
せ、かつ一対のクランクの側部に設置され長根根菜類が
側方へ倒れるのを防止するように弾着されている水平状
のガイド材によって側方へ倒れるのを防止しながら搬送
される長根根菜類の首部を連続して搬送体によって挟持
して抜き上げることを特徴とする長根根菜類の収穫機を
提案する。
【0005】また、主フレームを形成する横パイプの外
周を横方向に摺動する支持パイプに固着する支持板から
垂下される一対のビームと、ビームの下端に一対のへら
を正面視において逆八字状に対向するように設け、この
一対のへらを上下に揺動させるクランクの側部と連結さ
せ、へらの尻上がりに傾斜した後方に延長棒を設け、延
長棒の後端縁を、左右一対の搬送ベルトである搬送体の
地表面に接近した始端近傍で搬送体始端より上位に位置
させて、長根根菜類の首部を一対のへらの後端縁より連
続して搬送体の始端に落下するように衝突させるととも
に、一対のへらにより長根根菜類を下方両側より上方の
土を掘り起こして、掘り起こす土の圧力によって長根根
菜類を土の表面に浮き上がらせ、かつ一対のクランクの
側部に設置され長根根菜類が側方へ倒れるのを防止する
ようにコイルバネで弾着されている水平状のガイド材に
よって長根根菜類が側方へ倒れるのを防止しながら搬送
される長根根菜類の首部を連続して搬送体によって挟持
して抜き上げることを特徴とする長根根菜類の収穫機を
提案する。
周を横方向に摺動する支持パイプに固着する支持板から
垂下される一対のビームと、ビームの下端に一対のへら
を正面視において逆八字状に対向するように設け、この
一対のへらを上下に揺動させるクランクの側部と連結さ
せ、へらの尻上がりに傾斜した後方に延長棒を設け、延
長棒の後端縁を、左右一対の搬送ベルトである搬送体の
地表面に接近した始端近傍で搬送体始端より上位に位置
させて、長根根菜類の首部を一対のへらの後端縁より連
続して搬送体の始端に落下するように衝突させるととも
に、一対のへらにより長根根菜類を下方両側より上方の
土を掘り起こして、掘り起こす土の圧力によって長根根
菜類を土の表面に浮き上がらせ、かつ一対のクランクの
側部に設置され長根根菜類が側方へ倒れるのを防止する
ようにコイルバネで弾着されている水平状のガイド材に
よって長根根菜類が側方へ倒れるのを防止しながら搬送
される長根根菜類の首部を連続して搬送体によって挟持
して抜き上げることを特徴とする長根根菜類の収穫機を
提案する。
【0006】
【作用】主フレームに横架させた横パイプに設けられた
支持板から垂下される一対のビームの下端に一対のへら
を前後方向視において逆八字状に対向するように設けた
ので、牛蒡等の長根根菜類を間にして、その両側から斜
め上方へ均等に作用して上方へ持ち上げるため長根根菜
類は土ごと抱き起こすように浮上する。このとき前記一
対のへらの尻上がりに傾斜した後端縁が、一対の搬送ベ
ルトである搬送体の始端近傍で、搬送ベルト始端より上
位に位置させ、一対のクランクの側部に設置され長根根
菜類が側方へ倒れるのを防止するように弾着されている
水平状のガイド材により、土ごと抱き起こすような状態
で浮き上がってきた長根根菜類の首部は土の表面まで立
設状に移動する。次にへらの後端縁から搬送体の始端へ
長根根菜類は落下するように衝突させると側方へ倒れる
こともなく搬送体に確実に挟持される。長根根菜類を挟
持した搬送体は、高速で後方へ回転して、根菜の抜き取
りをする。
支持板から垂下される一対のビームの下端に一対のへら
を前後方向視において逆八字状に対向するように設けた
ので、牛蒡等の長根根菜類を間にして、その両側から斜
め上方へ均等に作用して上方へ持ち上げるため長根根菜
類は土ごと抱き起こすように浮上する。このとき前記一
対のへらの尻上がりに傾斜した後端縁が、一対の搬送ベ
ルトである搬送体の始端近傍で、搬送ベルト始端より上
位に位置させ、一対のクランクの側部に設置され長根根
菜類が側方へ倒れるのを防止するように弾着されている
水平状のガイド材により、土ごと抱き起こすような状態
で浮き上がってきた長根根菜類の首部は土の表面まで立
設状に移動する。次にへらの後端縁から搬送体の始端へ
長根根菜類は落下するように衝突させると側方へ倒れる
こともなく搬送体に確実に挟持される。長根根菜類を挟
持した搬送体は、高速で後方へ回転して、根菜の抜き取
りをする。
【0007】
【実施例】この発明を実施例図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例の縦断面図を示し、1は主フレー
ムであり、図示していないトラクタの3点リンクに装置
されるものである。16は横パイプで、主フレーム1に
横架させたものである。17は支持板で、前後に一対配
置され、前記横パイプ16の外周をスライドする。一対
の支持板17の後部で下方にビーム13が垂下して設け
られる。掘削装置3を構成するビーム13の下端は、横
軸36によって後方に向けて尻上がりにへら12が摺動
自在に設けられ、正面視逆八字状に配置される。34は
へら12の後方に延長した延長棒である。延長棒34の
後端縁は、地表面から突出するように設けて全体として
犁体を構成している。
図1は本発明の実施例の縦断面図を示し、1は主フレー
ムであり、図示していないトラクタの3点リンクに装置
されるものである。16は横パイプで、主フレーム1に
横架させたものである。17は支持板で、前後に一対配
置され、前記横パイプ16の外周をスライドする。一対
の支持板17の後部で下方にビーム13が垂下して設け
られる。掘削装置3を構成するビーム13の下端は、横
軸36によって後方に向けて尻上がりにへら12が摺動
自在に設けられ、正面視逆八字状に配置される。34は
へら12の後方に延長した延長棒である。延長棒34の
後端縁は、地表面から突出するように設けて全体として
犁体を構成している。
【0008】9は入力軸を示し、前記支持板17上部に
固着され、前方はトラクタのPTO軸から入力伝達さ
れ、後方には出力用プーリ、カムボス18、及びカムプ
ーリ19が軸着される。
固着され、前方はトラクタのPTO軸から入力伝達さ
れ、後方には出力用プーリ、カムボス18、及びカムプ
ーリ19が軸着される。
【0009】14はクランクであり、カムボス18と上
部が連結され、下方は二又で、前記へら12の中途部に
ピンで枢着されて、カムボス18の偏心分だけ前記横軸
36を支点として、へら12を上下に揺動する。
部が連結され、下方は二又で、前記へら12の中途部に
ピンで枢着されて、カムボス18の偏心分だけ前記横軸
36を支点として、へら12を上下に揺動する。
【0010】23は、一対のガイド材であり、ビーム側
のクランク14の側部に水平状に連結されて、浮き上が
ってきた長根の根菜類38の首部が側部へ倒れるのを防
止する。
のクランク14の側部に水平状に連結されて、浮き上が
ってきた長根の根菜類38の首部が側部へ倒れるのを防
止する。
【0011】10は中間軸であり、前記支持板17の後
部上方に配設される。中間軸10は、前方で入力軸9か
ら伝動され、後部で前記カムプーリ19を回転させる。
中間軸10の後端は、首出し手段4を形成するフォーク
15のスライダ20の基部を回転自在に支承している。
カムプーリ19が回転すると偏心したカムローラが、前
記スライダ20を左右に揺動させる。
部上方に配設される。中間軸10は、前方で入力軸9か
ら伝動され、後部で前記カムプーリ19を回転させる。
中間軸10の後端は、首出し手段4を形成するフォーク
15のスライダ20の基部を回転自在に支承している。
カムプーリ19が回転すると偏心したカムローラが、前
記スライダ20を左右に揺動させる。
【0012】2は支持フレームで、前方は支持板17に
固着し、後方端は搬送装置25の後部を固着している。
搬送装置25は、左右一対の搬送ベルトである搬送体7
からなり、始端部は地表面に接近し、傾斜配設される。
この搬送体7の始端は側面視で犁体の延長棒34の後端
縁の近傍で、延長棒34の後端縁よりも低位に設定され
ている。この搬送体7の始端の左右に回転掻き込み爪を
設けると、根菜の挟持がさらに確実である。
固着し、後方端は搬送装置25の後部を固着している。
搬送装置25は、左右一対の搬送ベルトである搬送体7
からなり、始端部は地表面に接近し、傾斜配設される。
この搬送体7の始端は側面視で犁体の延長棒34の後端
縁の近傍で、延長棒34の後端縁よりも低位に設定され
ている。この搬送体7の始端の左右に回転掻き込み爪を
設けると、根菜の挟持がさらに確実である。
【0013】8は、伝達ケースであり、搬送体7を駆動
するもので、前記した中間軸10よりユニバーサルジョ
イント6を介して入力し、中間プーリ11によって左右
の搬送体7の回転軸を駆動する。5は伸縮体であり、弾
性体によって伸縮して、作目や土質等によってへら12
の傾斜角度の相関的な調整をするものである。24は尾
輪であり、犁体の深さや姿勢を一定にする。
するもので、前記した中間軸10よりユニバーサルジョ
イント6を介して入力し、中間プーリ11によって左右
の搬送体7の回転軸を駆動する。5は伸縮体であり、弾
性体によって伸縮して、作目や土質等によってへら12
の傾斜角度の相関的な調整をするものである。24は尾
輪であり、犁体の深さや姿勢を一定にする。
【0014】26は、ドロッパ装置を示し、縦フレーム
27によって、前後方向に支持される。縦フレーム27
の基部は、支持フレーム2に適宜に支承される。39は
ガイド輪を示し、搬送体7によって持ち上げられて上昇
中に、根菜類38の根元が当接することにより、垂直な
姿勢が傾斜され、搬送体7の終端で長根根菜類38の首
分が放出された時に、図示されるが如く、前後方向に整
列され貯留する。
27によって、前後方向に支持される。縦フレーム27
の基部は、支持フレーム2に適宜に支承される。39は
ガイド輪を示し、搬送体7によって持ち上げられて上昇
中に、根菜類38の根元が当接することにより、垂直な
姿勢が傾斜され、搬送体7の終端で長根根菜類38の首
分が放出された時に、図示されるが如く、前後方向に整
列され貯留する。
【0015】図2は、掘削装置3の支持部の断面図であ
り、主フレーム1を形成する横パイプ16の外周を左右
の支持板17、17’を連結する支持パイプ21が横方
向に摺動する。この実施例では、1側部が主フレームに
固着され、油圧シリンダー22によって動作する。13
は一対のビームで、支持パイプ21に固着されている。
り、主フレーム1を形成する横パイプ16の外周を左右
の支持板17、17’を連結する支持パイプ21が横方
向に摺動する。この実施例では、1側部が主フレームに
固着され、油圧シリンダー22によって動作する。13
は一対のビームで、支持パイプ21に固着されている。
【0016】図3は、ドロッパ装置26の後面図であ
り、図4は同じくドロッパ装置の側面図を示す。縦フレ
ーム27に対して、前後にサイド板35、35’を設け
て、下部に主軸29を装着してなる。28は受部材であ
り、適宜に数列に後面視円弧状に配列され、その端部
は、揺動ブラケット30、30’に支持されて、主軸2
9に対して回動自在に支承されている。
り、図4は同じくドロッパ装置の側面図を示す。縦フレ
ーム27に対して、前後にサイド板35、35’を設け
て、下部に主軸29を装着してなる。28は受部材であ
り、適宜に数列に後面視円弧状に配列され、その端部
は、揺動ブラケット30、30’に支持されて、主軸2
9に対して回動自在に支承されている。
【0017】揺動ブラケット30の下部にはバネ体33
の一端が固着されて、他方端はサイド板35の上部に設
けた調整ネジ32に固着される。バネ体33の弾力は調
整ネジ32の伸縮で決める。31はサイド板35の内方
に設けたストッパーであり、揺動ブラケット30の上面
が当接し、前記したバネ体33によって弾着される。バ
ネ体33の調整は予め根菜38のまとめ束の大きさで決
定する。
の一端が固着されて、他方端はサイド板35の上部に設
けた調整ネジ32に固着される。バネ体33の弾力は調
整ネジ32の伸縮で決める。31はサイド板35の内方
に設けたストッパーであり、揺動ブラケット30の上面
が当接し、前記したバネ体33によって弾着される。バ
ネ体33の調整は予め根菜38のまとめ束の大きさで決
定する。
【0018】図5は、搬送部の平面図を示し、後方に向
けて、平行状に一対の搬送体7を尻上がりに傾斜させ、
伝達ケース8より入力して、中間プーリ11を介して駆
動される。ドロッパ装置26は、縦フレーム27を介し
て吊持され、受部材28は直交して平行に配置され、前
記したように定量貯留されると回動して一側に根菜を排
出放置する。
けて、平行状に一対の搬送体7を尻上がりに傾斜させ、
伝達ケース8より入力して、中間プーリ11を介して駆
動される。ドロッパ装置26は、縦フレーム27を介し
て吊持され、受部材28は直交して平行に配置され、前
記したように定量貯留されると回動して一側に根菜を排
出放置する。
【0019】図6は、首出し手段4を説明する後面図で
あり、中間軸10にスライダ20の基部が回転自在に支
承され、カムプーリ19に設けている偏心カムローラが
スライダ20の内溝を摺動してフォーク15を摺動させ
る。図1の側面図における一対のへら12が上下に揺動
しながら、中間に位置する根菜を土ごと抱き起こすよう
に浮上させ、同時に根菜周囲の土をほぐしながら上昇さ
せ、この土ごと浮上した頂部を前記フォーク15が左右
に揺動して、根菜の首部の土を側方に排除するものであ
る。へら12の下端縁は外方に向けて湾曲させて根菜に
接触しても傷をつけない。
あり、中間軸10にスライダ20の基部が回転自在に支
承され、カムプーリ19に設けている偏心カムローラが
スライダ20の内溝を摺動してフォーク15を摺動させ
る。図1の側面図における一対のへら12が上下に揺動
しながら、中間に位置する根菜を土ごと抱き起こすよう
に浮上させ、同時に根菜周囲の土をほぐしながら上昇さ
せ、この土ごと浮上した頂部を前記フォーク15が左右
に揺動して、根菜の首部の土を側方に排除するものであ
る。へら12の下端縁は外方に向けて湾曲させて根菜に
接触しても傷をつけない。
【0020】図7は、犁体支持部の平面図であり、犁体
を形成するへら12は先端が刃体で本体の上面に樹脂材
を張ってあり、後部に向けて先細で、後端には延長棒3
4が固着されている。23はガイド材であり、この実施
例では、クランク14の側部に設けられて、浮き上がっ
てきた長根の根菜類38の首部が側部へ倒れるのを防止
するようにコイルバネ37によって弾着されている。
を形成するへら12は先端が刃体で本体の上面に樹脂材
を張ってあり、後部に向けて先細で、後端には延長棒3
4が固着されている。23はガイド材であり、この実施
例では、クランク14の側部に設けられて、浮き上がっ
てきた長根の根菜類38の首部が側部へ倒れるのを防止
するようにコイルバネ37によって弾着されている。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成したので、超深耕(8
0cm〜100cm)で栽培される牛蒡等の長根の根菜
は、左右一対の水平状のガイド材によって抱持されなが
ら側部へ倒れることもなく土の表面まで浮上する。そし
て、根菜の首部は、へら後端縁から搬送体の始端に落下
するようにして衝突して確実に搬送体に挟持され、連続
して抜き取られるので収穫作業の効率が向上すると同時
に、装置自体もシンプルで軽量に製作できる効果があ
る。
0cm〜100cm)で栽培される牛蒡等の長根の根菜
は、左右一対の水平状のガイド材によって抱持されなが
ら側部へ倒れることもなく土の表面まで浮上する。そし
て、根菜の首部は、へら後端縁から搬送体の始端に落下
するようにして衝突して確実に搬送体に挟持され、連続
して抜き取られるので収穫作業の効率が向上すると同時
に、装置自体もシンプルで軽量に製作できる効果があ
る。
【図1】 本発明の実施例の縦断面図
【図2】 本発明の実施例の掘削装置の支持部の断面図
【図3】 本発明の実施例のドロッパ装置の後面図
【図4】 同じく側面図
【図5】 本発明の実施例の搬送部の平面図
【図6】 本発明の実施例の首出し手段の作用説明図
【図7】 本発明の実施例の犁体支持部の平面図
1 主フレーム 2 支持フレーム 3 掘削装置 4 首出し手段 5 伸縮体 6 ユニバーサルジョイント 7 搬送体(搬送ベルト) 8 伝達ケース 9 入力軸 10 中間軸 11 中間プーリ 12 へら 13 ビーム 14 クランク 15 フォーク 16 横パイプ 17 支持板 18 カムボス 19 カムプーリ 20 スライダー 21 支持パイプ 22 油圧シリンダー 23 ガイド材 24 尾輪 25 搬送装置 26 ドロッパ装置 27 縦フレーム 28 受部材 29 主軸 30 揺動ブラケット 31 ストッパ 32 調整ネジ 33 バネ体 34 延長棒 35,35’サイド材 36 横軸 37 コイルバネ 38 長根根菜類 39 サイド輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−60312(JP,U) 実開 平3−27913(JP,U) 実開 平2−93919(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 13/00 - 33/14
Claims (2)
- 【請求項1】 主フレームに横架させた横パイプに設け
られた支持板から垂下される一対のビームと、ビームの
下端に一対のへらを正面視において逆八字状に対向する
ように設け、この一対のへらを上下に揺動させるクラン
クの側部と連結させ、へらの後端縁を、左右一対の搬送
ベルトである搬送体の始端より上位に位置させて、長根
根菜類の首部を一対のへらの後端縁より連続して搬送体
の始端に落下するように衝突させるとともに、一対のへ
らにより長根根菜類を下方両側より上方の土を掘り起こ
して、掘り起こす土の圧力によって長根根菜類を土の表
面に浮き上がらせ、かつ一対のクランクの側部に設置さ
れ長根根菜類が側方へ倒れるのを防止するように弾着さ
れている水平状のガイド材によって側方へ倒れるのを防
止しながら搬送される長根根菜類の首部を連続して搬送
体によって挟持して抜き上げることを特徴とする長根根
菜類の収穫機。 - 【請求項2】 主フレームを形成する横パイプの外周を
横方向に摺動する支持パイプに固着する支持板から垂下
される一対のビームと、ビームの下端に一対のへらを正
面視において逆八字状に対向するように設け、この一対
のへらを上下に揺動させるクランクの側部と連結させ、
へらの尻上がりに傾斜した後方に延長棒を設け、延長棒
の後端縁を、左右一対の搬送ベルトである搬送体の地表
面に接近した始端近傍で搬送体始端より上位に位置させ
て、長根根菜類の首部を一対のへらの後端縁より連続し
て搬送体の始端に落下するように衝突させるとともに、
一対のへらにより長根根菜類を下方両側より上方の土を
掘り起こして、掘り起こす土の圧力によって長根根菜類
を土の表面に浮き上がらせ、かつ一対のクランクの側部
に設置され長根根菜類が側方へ倒れるのを防止するよう
にコイルバネで弾着されている水平状のガイド材によっ
て長根根菜類が側方へ倒れるのを防止しながら搬送され
る長根根菜類の首部を連続して搬送体によって挟持して
抜き上げることを特徴とする長根根菜類の収穫機。
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---|---|---|---|
JP16447494A JP3148525B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 長根根菜類の収穫機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16447494A JP3148525B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 長根根菜類の収穫機 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000202711A Division JP3389206B2 (ja) | 1994-06-22 | 2000-07-04 | 長根根菜類の収穫機 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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-
1994
- 1994-06-22 JP JP16447494A patent/JP3148525B2/ja not_active Expired - Fee Related
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