JP3148139U - 折畳み式ルームユニット - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、慣れていない使用者であっても、簡単に組み立てたり折り畳んだりすることができる折畳み式ルームユニットを提供することを目的とする。
また、前記複数の縦フレーム材のそれぞれは、互いに重なり合うことなく前記複数の横フレーム材に沿って折曲可能であることを特徴とする。
また、前記複数の縦フレーム材は、前記略中央部に設けられたヒンジ体によって折曲可能であって、前記複数の縦フレーム材には、前記複数の縦フレーム材の伸長を保持するサポート部材が取り外し可能に設けられていることを特徴とする。
また、前記縦フレーム材と前記横フレーム材との間には、前記縦フレーム材と前記横フレーム材との間の折曲を防止するステー部材が取り外し可能に設けられていることを特徴とする。
また、前記ステー部材は、前記横フレーム材に回動自在に軸支され、前記横フレーム材に沿って係止可能であることを特徴とする。
また、前記仕切り体には、内部の空間内の空気を調節する空調装置のノズルが挿入される挿入口が設けられていることを特徴とする。
また、本考案によれば、例えば、折畳み式ルームユニットを折り畳む場合、よりコンパクトに折り畳むことができる。
また、本考案によれば、例えば、折畳み式ルームユニットの仕切り体内の空間に冷気を充填させる等して、空調を調えることにより、熱中症予防対策としての簡易スポットルームとして用いることができる。
図1は、本実施形態に係る折畳み式ルームユニット100の概略構成及び折畳み式ルームユニット100内の空間の空調を調えるスポットクーラ200の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る折畳み式ルームユニット100は、フレーム体10と、仕切り体50とを含んで構成されている。フレーム体10は、複数の横フレーム材11、12と、複数の縦フレーム材13とが接続されて、縦長の直方体状に構成されている。ここで、横フレーム材11、12は、直方体の底面及び上面に対応配置されている。また、縦フレーム材13は、側面に対応配置されている。
このように、仕切り体50内に冷気を充填させることにより、例えば、夏の炎天下で作業を行う作業者等に対して、熱中症予防対策としての簡易スポットルームを提供することができる。なお、空調装置としては、冷気を送出するスポットクーラ200に限られない。例えば、暖気を送出するような暖房装置を用いることで、仕切り体50内に暖気を充填させることができる。したがって、例えば、寒所で作業を行う作業者等に対して、防寒対策としての簡易スポットルームを提供することができる。
図2Aは、フレーム体10の概略構成を示す図である。
図2Aに示すように、フレーム体10は、複数の横フレーム材11(11a〜11d)、12(12a〜12d)と複数の縦フレーム材13(13a〜13d)とが接続されて構成されている。これら複数の横フレーム材11b〜11d、12a〜12d及び複数の縦フレーム材13a〜13dは、例えば材質をアルミニウム又はアルミニウム合金等とする中空状のパイプである。なお、横フレーム材11aは、出入り口に位置するため、足が引っ掛からないように、平板材を用いるのが好ましい。
なお、本実施形態では、複数の横フレーム材11a〜11d、12a〜12dは、それぞれ同一の長さで形成されている。したがって、複数の横フレーム材11a〜11d、12a〜12dが接続された状態を、平面視すなわち上方から見ると正方形状に形成されている。
このように、ステー部材18a〜18fが、横フレーム材12b〜12dと縦フレーム材13a〜13dとを接続する筋交の役割を有することから、複数の横フレーム材11a〜11d、12a〜12d、縦フレーム材13a〜13dとから組み立てられるフレーム体10全体として、直方体形状を維持して、剛性が確保される。
また、仕切り体50内への出入り口に位置する横フレーム材12aからは、ステー部材が配設されていないので、使用者が仕切り体50内に出入りするときの邪魔にならない。
図2Bに示すように、縦フレーム材13aの上端部と、横フレーム材12a及び横フレーム材12bの接続部との間には、上ヒンジ体21aが配設され、縦フレーム材13aと、横フレーム材12a及び横フレーム材12bとの間の接続部が折曲可能となっている。より具体的に説明すると、上ヒンジ体21aは、3つの突棒部22a、22b、22cが互いに直角に接続される3つ股状に形成されている。突棒部22a、22b、22cはそれぞれ、縦フレーム材13a、横フレーム材12a、12bのパイプ内に挿入した状態でボルト等(不図示)により固定されている。
そして、縦フレーム材13aと接続されている突棒部22aは、その中央付近で、横フレーム材12aと平行に配設されたヒンジピン23を介して折曲可能に構成されている。すなわち、突棒部22aに接続された縦フレーム材13aは、伸長状態から矢印A方向に示す、横フレーム材12b側の方向に折り曲げることができる。
ここで、ステー部材18aは、横フレーム材12bに配設された頭付ピン25a及び縦フレーム材13aに配設された頭付ピン26aが、ステー部材18aの両端部に形成された長溝24a1、24a2に挿入された状態で架け渡されている。これらの頭付ピン25a、26aは、横フレーム材12aと平行に配設されている。
また、長溝24a1は、頭付ピン25aが長溝24a1内を摺動可能で、頭付ピン25aの頭部によって長溝24a1と頭付ピン25aとが離脱できないような寸法に設定されている。
一方、長溝24a2は、その中央に頭付ピン26aの頭部の径より大径な大径部24a3を有していて、長溝24a2と頭付ピン26aとが離脱できるように設定されている。
したがって、縦フレーム材13aを折り曲げるときには、ステー部材18aをスライドさせて、長溝24a2の大径部24a3と頭付ピン26aとの位置を合わせることにより、ステー部材18aの下端部を縦フレーム材13aから取り外すことができる。なお、ステー部材18aの下端部を縦フレーム材13aから取り外した状態にあっては、頭付ピン25aを中心として、ステー部材18aを自由に回動させることができる。
ここで、サポート部材31は、上部縦フレーム材13a1に配設された頭付ピン33a及び下部縦フレーム材13a2に配設された頭付ピン34aが、サポート部材31の両端部に形成された長溝32a1、32a2に挿入された状態で架け渡されている。これらの頭付ピン33a、34aは、横フレーム材12bと平行に配設されている。
また、長溝32a1は、頭付ピン33aが長溝32a1内を摺動可能で、頭付ピン33aの頭部によって長溝32a1と頭付ピン33aとが離脱できないような寸法に設定されている。
一方、長溝32a2は、その中央に頭付ピン34aの頭部の径より大径な大径部32a3を有していて、長溝32a2と頭付ピン34aとが離脱できるように設定されている。
したがって、上部縦フレーム材13a1と下部縦フレーム材13a2との間を折り曲げるときには、サポート部材31をスライドさせて、長溝32a2の大径部32a3と頭付ピン34aとの位置を合わせることにより、サポート部材31の下端部を下部縦フレーム材13a2から取り外す。なお、サポート部材31の下端部を下部縦フレーム材13a2から取り外した状態にあっては、頭付ピン33aを中心として、サポート部材31を自由に回動させることができる。また、上部縦フレーム材13a1の頭付ピン33aの上側には、頭付ピン35aが配設されている。したがって、サポート部材31を図2Bに示す二点鎖線のように回動させて、長溝32a2を頭付ピン35aに係止することで、サポート部材31が、上部縦フレーム材13a1と下部縦フレーム材13a2とを折り曲げるときの邪魔にならない。
図3Aは、フレーム体10を折り畳む途中の状態を示す図である。なお、図3Aでは、図2Aで図示した筋交14、16を省略している。また、図3Bは、フレーム体10を折り畳んでいる途中の複数の縦フレーム材13a〜13dのうち、一つの縦フレーム材13aを拡大して示した斜視図である。また、図3Bでは、縦フレーム材13aの一部、途中を省略して図示している。
ここで、フレーム体10を折り畳むときには、上述したように縦フレーム材13aに架け渡されていたステー部材18aの下端部を縦フレーム材13aから取り外した状態にする。同様に、他のステー部材18b〜18fについても、縦フレーム材13b〜13dから取り外す。
また、サポート部材31の下端部を下部縦フレーム材13a2から取り外した状態にする。同様に、他のサポート部材についても、下部縦フレーム材から取り外す。
すなわち、図3Aに示すように、複数の縦フレーム材13a〜13dはそれぞれ、フレーム体10の中心を通るように垂直に引いた仮想線Lに対して、仮想線Lを軸線とする回転方向Dに沿って折れ曲がる。
図4Aは、フレーム体10を折り畳んだ状態を示す図である。なお、図4Aでは、図2Aで図示した筋交14、16を省略している。また、図4Bは、複数の縦フレーム材13a〜13dのうち、一つの縦フレーム材13aを拡大して示した斜視図である。また、図4Bでは、縦フレーム材13aの一部、途中を省略して図示している。なお、図4A及び図4Bでは、ステー部材18a〜18fを省略して図示している。このステー部材18a〜18fについては、後述する。
図4Bに示すように、縦フレーム材13aは、横フレーム材12b及び横フレーム材11bに沿って折り畳まれる。同様に、他の縦フレーム材13b〜13dについても、横フレーム材12c〜12a及び横フレーム材11c〜11aに沿って折り畳まれる。
図5Aは、ステー部材18a、18bの下端部を縦フレーム材13a、13bから取り外した状態を示す図である。また、図5Bは、ステー部材18a、18bを横フレーム材12bに沿って係止した状態を示す図である。
図5Aに示すように、ステー部材18a、18bは、それぞれ頭付ピン25a、25bに軸支され、自重によって垂れ下がった状態となっている。この状態は、上述した図3Aに示す状態と同一である。ここで、ステー部材18a、18bの長溝24a1、24b1と頭付ピン25a、25bとの間には、ステー部材18a、18bが、頭付ピン25a、25bの軸方向に、それぞれ移動できる程度の隙間が設定されている。また、ステー部材18a、18bには、中心よりも下端側であって、互いに相反する方向に開口する切り欠き部37a、37bが形成されている。より具体的に説明すると、切り欠き部37a、37bは、それぞれの頭付ピン25a、25bから、頭付ピン25aと頭付ピン25bとの間の距離、離間した位置に形成されている。
このように、ステー部材18a〜18fを、横フレーム材12b〜12dに沿って係止させることができるので、フレーム体10を折り畳む場合に、ステー部材18a〜18fが邪魔にならない。
200 スポットクーラ(空調装置)
10 フレーム体
11a〜11d 横フレーム材
12a〜12d 横フレーム材
13a〜13d 縦フレーム材
18a〜18f ステー部材
21a 上ヒンジ体
28a 中ヒンジ体
31 サポート部材
36a 下ヒンジ体
50 仕切り体
53 挿入口
Claims (6)
- 複数の縦フレーム材及び複数の横フレーム材が接続されて構成されるフレーム体と、
前記フレーム体内に配置され、内部に空間を形成する仕切り体とを有する折畳み式ルームユニットであって、
前記複数の縦フレーム材と前記複数の横フレーム材との接続部及び前記複数の縦フレーム材の略中央部が折曲可能であることを特徴とする折畳み式ルームユニット。 - 前記複数の縦フレーム材のそれぞれは、互いに重なり合うことなく前記複数の横フレーム材に沿って折曲可能であることを特徴とする請求項1に記載の折畳み式ルームユニット。
- 前記複数の縦フレーム材は、前記略中央部に設けられたヒンジ体によって折曲可能であって、
前記複数の縦フレーム材には、前記複数の縦フレーム材の伸長を保持するサポート部材が取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳み式ルームユニット。 - 前記縦フレーム材と前記横フレーム材との間には、前記縦フレーム材と前記横フレーム材との間の折曲を防止するステー部材が取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の折畳み式ルームユニット。
- 前記ステー部材は、前記横フレーム材に回動自在に軸支され、前記横フレーム材に沿って係止可能であることを特徴とする請求項4に記載の折畳み式ルームユニット。
- 前記仕切り体には、内部の空間内の空気を調節する空調装置のノズルが挿入される挿入口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の折畳み式ルームユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008167U JP3148139U (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 折畳み式ルームユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008008167U JP3148139U (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 折畳み式ルームユニット |
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JP3148139U true JP3148139U (ja) | 2009-01-29 |
Family
ID=54781716
Family Applications (1)
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JP2008008167U Expired - Lifetime JP3148139U (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 折畳み式ルームユニット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3148139U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021172358A1 (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-02 | 株式会社プロボックス | エアコンブース |
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2008
- 2008-11-20 JP JP2008008167U patent/JP3148139U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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WO2021172358A1 (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-02 | 株式会社プロボックス | エアコンブース |
JP2021134575A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社プロボックス | エアコンブース |
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