JP3148069U - ミネラル水生成装置および液体収容袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストでミネラル水を消費者に供給するミネラル水生成装置および液体収容袋を提供する。【解決手段】受水口11から供給される水道水がセディメントフィルタ15、カーボンフィルタ16および逆浸透膜フィルタ17を経て高純度の水に浄化され、混合部19に供給される。また、可撓性フィルムでできた液体収容袋111から調整ノブ1171で調整された流量のミネラル濃縮液がポンプ113により吸い上げられ、混合部19に供給される。混合部19において高純度の水とミネラル濃縮液が混合されミネラル水となって、貯水容器116に供給される。液体収容袋111は空気穴を有さず、液体収容袋111の流出開口部1112には、ユーザが短時間で液体収容袋111の交換を行うことを可能とする構造の封止部1113が設けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、ミネラル水生成装置および当該ミネラル水生成装置において用いられる液体収容袋に関する。
ミネラル成分を含む水(以下、「ミネラル水」という)はおいしい、もしくは健康によい、といった理由により多くの人に好んで飲まれている。ミネラル水はもともと、ミネラル成分を含む自然水として古くから人間に飲まれていた。しかしながら、飲用に適した自然水の得られる量には限りがある。
上記の問題を解決するために、近年では人工的にミネラル水を生成する技術が実用化されている。人工的なミネラル水は、一般的に、水道水等から不純物を除去し、例えばTDS(Total Dissolved Solids)が10ppm未満であるような高純度の水を生成する工程と、高純度の水にミネラル濃縮液を適量混合する工程を経て生成される。
上記の高純度の水を生成する工程において、短時間で大量の高純度の水を生成するためには通常、水に高圧をかける必要がある。また、高圧下でフィルタを透過して排出される高純度の水に対しミネラル濃縮液を混合するためには、ミネラル濃縮液にも高圧をかける必要がある。さらに、ミネラル成分の濃度を一定に保つためには、ミネラル濃縮液の流量を高精度で制御する必要がある。そのため、従来技術による人工的なミネラル水の生成は比較的大規模な工場において行われている。
自然水起源のミネラル水はもちろんのこと、人工的に生成されるミネラル水の場合であっても、通常は工場が消費地から離れているため、ミネラル水は工場においてペットボトル等にボトリングされた後、消費地に輸送される。このボトリングおよび輸送を要することが、ミネラル水のコストを高くしている。
本考案は上記事情に鑑み、低コストでミネラル水を消費者に供給する手段を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本考案は、第1の流路を介して供給される水を受け取る第1の流入開口部と、第2の流路を介して供給されるミネラル濃縮液を受け取る第2の流入開口部と、前記第1の流入開口部より受け取った水と前記第2の流入開口部より受け取ったミネラル濃縮液の混合液であるミネラル水を第3の流路を介して排出する流出開口部とを備える混合器と、ミネラル濃縮液を収容可能な可撓性フィルムからなる液体収容部と、前記液体収容部に収容されているミネラル濃縮液を前記第2の流路を介して排出する流出開口部と、当該流出開口部に設けられた第1の封止部とを備える液体収容袋と、前記液体収容袋の流出開口部と前記混合器の第2の流入開口部との間に前記第2の流路を形成する管と、前記管の前記液体収容袋側の端部が前記液体収容部内に収容されている状態で前記第1の封止部と係合しつつ前記液体収容部の内部および前記管の内部を外部に対し水密に封止する第2の封止部とを備えるミネラル水生成装置を提供する(第1の実施態様)。
第1の実施態様によれば、可撓性フィルムに収容されたミネラル濃縮液を混合部において高純度の水に添加し混合することで生成されるミネラル水が排出されるため、ミネラル水生成装置の小型化が可能となる。その結果、消費地におけるミネラル水の生成が可能となり、ミネラル水のボトリングおよび輸送に伴うコストが削減される。
第1の実施態様の望ましい態様において、前記ミネラル水生成装置は、前記第2の流路上に設けられ、前記液体収容袋に収容されているミネラル濃縮液を前記混合器に導くポンプと、ユーザにより操作される操作部と、前記操作部に対する前記ユーザによる操作に応じて、前記ポンプの単位時間あたりの運転時間もしくは前記ポンプの出力を変更することにより前記第2の流路を介したミネラル濃縮液の単位時間あたりの流量を調節する調節部とを備える構成としてもよい(第2の実施態様)。
第2の実施態様によれば、ユーザの操作に応じてミネラル水に含まれるミネラル成分の濃度がユーザの好みに応じて変更可能となるため、水に混合されるべきミネラル濃縮液の量を高精度に制御する制御装置を要さず、本考案にかかるミネラル水生成装置が低コストで提供可能となる。
第1もしくは第2の実施態様の望ましい態様において、前記ミネラル水生成装置は、逆浸透膜と、逆浸透膜により第1室と第2室に分室された容器と、前記第1室に設けられ不純物を含む水を受け取る流入開口部と、前記第1室に設けられ当該流入開口部から供給された不純物を含む水のうち前記逆浸透膜を透過しなかった部分を排出する第1の流出開口部と、前記第2室に設けられ当該流入開口部から供給された不純物を含む水のうち前記逆浸透膜を透過した部分を排出する第2の流出開口部とを備えるフィルタ部と、前記フィルタ部の第2の流出開口部と前記混合器の第1の流入開口部との間に前記第1の流路を形成する管とを備える構成としてもよい(第3の実施態様)。
第3の実施態様によれば、逆浸透膜を透過した高純度の水が比較的低圧化で混合部に供給されるため、ミネラル濃縮液の混合のためにミネラル濃縮液に高圧をかける高性能なポンプ等を要することなく、本考案にかかるミネラル水生成装置を低コストで提供可能となる。
第1乃至第3のいずれかの実施態様の望ましい態様において、前記液体収容袋は、前記液体収納部の内部に配置され一方の端部が前記第1の封止部に接続されている第1の管と、前記第1の封止部と前記第2の封止部が係合される前の状態においてミネラル濃縮液および前記第1の管を前記液体収容部の内部に収容した状態で前記液体収容袋の流出開口部を塞ぎ前記液体収容部の内部を外部に対し水密に封止する第3の封止部とを備え、前記第2の封止部は、前記混合器の流入開口部に一方の端部が接続された第2の管の他方の端部に設けられるとともに、前記第1の封止部と係合する際に前記第3の封止部を破り貫ぬく突起部を備え、前記第1の管と前記第2の管は前記第1の封止部と前記第2の封止部の係合に伴い相互に連結されて前記第2の流路を形成する管を構成するようにしてもよい(第4の実施態様)。
第4の実施態様によれば、ミネラル濃縮液を収容する液体収容袋をミネラル水生成装置において利用可能とするためにミネラル水生成装置の本体に接続する際に、ミネラル水生成装置の本体側の封止部に設けられた突起部が、液体収容袋の流通時に内部と外部を封止していた封止部を破り貫きながら液体収容袋側の封止部と係合してミネラル濃縮液の流路を形成するため、ミネラル濃縮液が外部の雑菌やゴミ等に汚染される危険性が低減される。
また、本考案は、水とミネラル濃縮液を混合する混合部に一の流路を介して供給されるミネラル濃縮液を収容可能な液体収容袋であって、ミネラル濃縮液を収容可能な可撓性フィルムからなる液体収容部と、前記液体収容部に収容されているミネラル濃縮液を前記一の流路を介して排出する流出開口部と、前記流出開口部に設けられた第1の封止部とを備え、前記第1の封止部は、前記混合部との間に前記一の流路を形成する管の一の端部が前記液体収容部内に収容されている状態で前記管上に設けられた第2の封止部と係合しつつ前記液体収容部の内部および前記管の内部を外部に対し水密に封止する液体収容袋を提供する(第5の実施態様)。
第5の実施態様によれば、水と混合されてミネラル水の生成に用いられるミネラル濃縮液が少量で提供可能となるため、消費地におけるミネラル水の生成が可能となる。その結果、ミネラル水のボトリングおよび輸送に伴うコストが削減される。
第5の実施態様の望ましい態様において、前記液体収容袋は、前記液体収容部の内部に配置され、一方の端部が前記流出開口部に接続されている第1の管と、ミネラル濃縮液および前記第1の管を前記液体収容部の内部に収容した状態で前記流出開口部を塞ぎ、前記液体収容部の内部を外部に対し水密に封止する第3の封止部とを備え、前記第1の封止部と前記第2の封止部が係合する際に、前記第3の封止部は前記第2の封止部に設けられた突起部により破り貫かれ、前記第2の封止部に接続された第2の管と前記第1の管とが連結されて前記第1の流路を形成する管となる構成としてもよい(第6の実施態様)。
第6の実施態様によれば、液体収容袋がミネラル水生成装置に設けられた混合部と管を介して接続される際に、ミネラル水生成装置の本体側の封止部に設けられた突起部が、液体収容袋の流通時に内部と外部を封止していた封止部を破り貫きながら液体収容袋側の封止部と係合してミネラル濃縮液の流路を形成するため、ミネラル濃縮液が外部の雑菌やゴミ等に汚染される危険性が低減される。
本考案によれば、ミネラル水生成装置の小型化により消費地においてミネラル水の生成が可能となる結果、ミネラル水のボトリングおよび輸送に伴うコストが削減されるため、低コストでミネラル水の提供が可能となる、という効果が得られる。
[実施形態]
[1.構成]
図1は、本考案にかかる一実施形態であるミネラル水生成装置1の全体構成を示した図である。ミネラル水生成装置1は、まず受水口11から供給される水道水の前処理を行うセディメントフィルタ15およびカーボンフィルタ16を備えている。セディメントフィルタ15は水道水に含まれる粒径数μm程度の固形不純物を除去し、カーボンフィルタ16はセディメントフィルタ15によりフィルタ処理された後の水に含まれる塩素、臭い等を除去する。
[1.構成]
図1は、本考案にかかる一実施形態であるミネラル水生成装置1の全体構成を示した図である。ミネラル水生成装置1は、まず受水口11から供給される水道水の前処理を行うセディメントフィルタ15およびカーボンフィルタ16を備えている。セディメントフィルタ15は水道水に含まれる粒径数μm程度の固形不純物を除去し、カーボンフィルタ16はセディメントフィルタ15によりフィルタ処理された後の水に含まれる塩素、臭い等を除去する。
ミネラル水生成装置1は、セディメントフィルタ15およびカーボンフィルタ16により前処理の行われた水から、逆浸透膜により二酸化炭素以外の金属イオン、ウィルス、菌等のほとんど全ての不純物を除去し、TDSが例えば約10ppm未満の高純度の水を生成する逆浸透膜フィルタ17を備えている。
図2は、逆浸透膜フィルタ17の構造を模式的に示した図である。逆浸透膜フィルタ17の筐体である容器171は逆浸透膜172により第1室1711と第2室1712に分離されている。第1室1711の上流側にはカーボンフィルタ16から供給される水を受け取る流入開口部173が設けられており、第1室1711の下流側には流入開口部173から容器171に入ってきた水のうち、逆浸透膜172を透過しなかった部分が排出される流出開口部174が設けられている。
逆浸透膜フィルタ17の第2室1712には、流入開口部173から容器171に入ってきた水のうち、逆浸透膜172を透過した部分が排出される流出開口部175が設けられている。逆浸透膜は、水分子の数倍の大きさの多数の孔を有するが、膜素材の分子に水分子が水素結合する等により水分子以外の粒子(水分子よりも粒径の小さいものを含む)を透過させない性質を持つ膜である。第1室1711内の水に、第2室1712から第1室1711に向かう浸透圧より高い圧力を加えると、ほぼ水分子のみが逆浸透膜172を透過し、第1室1711から第2室1712に移動する。そのように第2室1712に移動した水は流出開口部175から排出され、混合部19(図1参照)に向かう。
第1室1711の水に含まれる不純物の濃度が高まるにつれて第2室1712から第1室1711に向かう浸透圧が高くなるため、流入開口部173から容器171に流入した水を全て第2室1712に移動させることは不可能である。そのため、流入開口部173から流入した水の一部は流出開口部174から捨て水として排出され、さらに排水口12(図1参照)からミネラル水生成装置1の外部に排出される。
ミネラル水の生成効率の観点からすれば、逆浸透膜フィルタ17に流入する水に対する捨て水の比率は低い方がよい。ただし、捨て水は逆浸透膜172の第1室1711側表面付近に滞留する不純物を洗い流す役割を果たす。従って、逆浸透膜フィルタ17の性能を維持する観点からは、ミネラル水生成装置1の運転時間に応じた所定量以上の捨て水が逆浸透膜フィルタ17から流れ出ることが望ましい。そこで、ミネラル水生成装置1は逆浸透膜フィルタ17の流出開口部174から排水口12に至る流路上に、流出開口部174から排出される捨て水の流量を望ましい流量に制限する流量制限器14を備えている。
逆浸透膜フィルタ17は上述したような構成を備えているため、逆浸透膜フィルタ17から混合部19へと排出される高純度の水の圧力は、一般的なフィルタ(セディメントフィルタやカーボンフィルタ等)を透過した直後の水の圧力と比較してかなり低い。従って、逆浸透膜フィルタ17をフィルタ群の最後に配置すると、高純度の水に対しミネラル濃縮液を混入させるために高い圧力を要することがなく、低性能・低価格のポンプによりそれを実現することが可能となる。
図1に戻り、ミネラル水生成装置1の全体構成の説明を続ける。ミネラル水生成装置1は、逆浸透膜フィルタ17により生成される高純度の水に添加されるミネラル濃縮液が収容された液体収容袋111を備えている。液体収容袋111は可撓性フィルムでできた液体収容部1111と、液体収容部1111の上部に設けられ、収容しているミネラル濃縮液を排出するための流出開口部1112を備えている。
液体収容部1111に収容されているミネラル濃縮液は、管21および管22により形成される流路を介して、液体収容袋111から混合部19に供給される。そのため、管21は液体収容部1111内に収容され、管21の下方の端部は液体収容部1111の底部に位置するように配置されている。また、管21と連結され液体収容袋111の外部に位置する管22の流路上には、液体収容袋111に収容されているミネラル濃縮液を吸い上げて混合部19に流し込む圧力を発生させるポンプ113が設けられている。
ミネラル水生成装置1は、逆浸透膜フィルタ17から供給される高純度の水と液体収容袋111から供給されるミネラル濃縮液を混合する混合部19を備えている。混合部19は、逆浸透膜フィルタ17から高純度の水の供給を受ける流入開口部191と、液体収容袋111からミネラル濃縮液の供給を受ける流入開口部192と、流入開口部191から流れ込んだ水と流入開口部192から流れ込んだミネラル濃縮液の混合液であるミネラル水を排出する流出開口部193を備えている。
流入開口部192には、液体収容袋111から混合部19に至る流路上に設けられたポンプ113が運転していない間、混合部19内の水もしくはミネラル水が液体収容袋111に向かい流出することを防止するための逆止弁110が設けられている。すなわち、逆止弁110はポンプ113の運転中はポンプ113によりミネラル濃縮液にかけられた圧力により弁を開いてミネラル濃縮液が混合部19に流れ込むことを許容する一方、ポンプ113の停止中は弁を閉じて混合部19から液体収容袋111への液体の逆流を防ぐ。
ミネラル水生成装置1は、混合部19から供給されるミネラル水を一時的に蓄えるための貯水容器116を備えている。混合部19の流出開口部193から排出されたミネラル水はミネラル水排出口119に向かった後に貯水容器116内に落ち、そこに蓄えられる。貯水容器116はミネラル水生成装置1の本体から着脱可能であり、ユーザはミネラル水生成装置1の本体から貯水容器116を取り外した後、貯水容器116内のミネラル水を利用することができる。
ミネラル水生成装置1を構成する以下の構成部間は管により接続され、外部に対し閉じている。
受水口11〜セディメントフィルタ15、
セディメントフィルタ15〜カーボンフィルタ16、
カーボンフィルタ16〜逆浸透膜フィルタ17の流入開口部173、
逆浸透膜フィルタ17の流出開口部174〜排水口12、
逆浸透膜フィルタ17の流出開口部175〜混合部19の流入開口部191、
液体収容袋111〜混合部19の流入開口部192、
混合部19の流出開口部193〜ミネラル水排出口119。
受水口11〜セディメントフィルタ15、
セディメントフィルタ15〜カーボンフィルタ16、
カーボンフィルタ16〜逆浸透膜フィルタ17の流入開口部173、
逆浸透膜フィルタ17の流出開口部174〜排水口12、
逆浸透膜フィルタ17の流出開口部175〜混合部19の流入開口部191、
液体収容袋111〜混合部19の流入開口部192、
混合部19の流出開口部193〜ミネラル水排出口119。
受水口11からセディメントフィルタ15に向かう流路上には、ミネラル水生成装置1に対する水道水の供給を開始および停止するための電磁弁13が設けられている。また、逆浸透膜フィルタ17の流出開口部175から混合部19の流入開口部191に向かう流路上には、混合部19に対する高純度の水の供給を開始および停止するための電磁弁18が設けられている。
また、液体収容袋111から混合部19の流入開口部192に向かう流路上には、液体収容袋111内のミネラル濃縮液が空になった等の理由により液体収容袋111から混合部19へのミネラル濃縮液の供給が停止したことを検出するセンサ112が設けられている。
センサ112は、例えば管を挟んで対向する位置に配置された発光体と受光体を備える光センサである。発光体から発光された光は、管内に液体がある間は屈折して受光体に向かわないが、管内に液体が無くなると屈折しなくなって受光体に向かう。受光体はそのように管内に液体が無くなった時にのみ発光体から照射される光を検出する。
さらに、ミネラル水排出口119の近傍には、ミネラル水に浸水していない状態からミネラル水に浸水した状態に変化したことを検出するセンサ115が設けられている。センサ115は、例えば対の電極を備え、それらの電極間の抵抗値が所定の閾値以下になったことを検出する抵抗値センサである。
センサ115が貯水容器116の受水口付近に配置された状態で、貯水容器116内にミネラル水がまだ満ちていない間は、センサ115の電極はミネラル水に浸水していない。そのため、センサ115が検知する抵抗値は大気の抵抗値である。その後、貯水容器116が満水に近くなると、センサ115の電極がミネラル水に浸水する。その際、センサ115が検知する抵抗値はミネラル水の抵抗値である。ミネラル水の抵抗値はミネラル成分の濃度等により変化するが一般的に大気の抵抗値よりも低く、抵抗値が所定の閾値以下に低下する。その結果、センサ115は貯水容器116がミネラル水で満水近くなったことを検出する。
ミネラル水生成装置1は、ミネラル水生成装置1の運転を制御する制御部117を備えている。制御部117は、電磁弁13、電磁弁18、ポンプ113、センサ112およびセンサ115と電気的に接続されている。また、制御部117はユーザの操作を受け付ける操作部と、ユーザにミネラル水生成装置1の状態を聴覚的もしくは視覚的に伝える通知部を備えている。
本実施形態において、制御部117の操作部は、ユーザがミネラル水におけるミネラル成分の濃度を調整するための調整ノブ1171を含んでいる。調整ノブ1171の操作によりミネラル成分の濃度が調整される仕組みは次のとおりである。
ミネラル水生成装置1の運転中、制御部117はポンプ113に対し間欠的に運転を指示する信号を出力する。ポンプ113は制御部117から運転を指示する信号が入力されている間、運転を行い、信号が入力されていない間は運転を行わない。制御部117は調整ノブ1171の位置に応じて単位時間あたりにポンプ113に対し信号を出力する時間を変更する。例えば、1回の信号の長さが1ミリ秒等に固定されているとすると、制御部117は調整ノブ1171が低濃度側にあるほど1秒間に出力する信号の数を少なくし、高濃度側にあるほど1秒間に出力する信号の数を多くする。その結果、混合部19において高純度の水に対し滴下されるミネラル濃縮液の量が変化し、貯水容器116に供給されるミネラル水の濃度が調整される。
ミネラル水生成装置1の液体収容袋111は、収容されていたミネラル濃縮液が空になると、ユーザによりミネラル濃縮液が収容されている新しい液体収容袋111と交換可能となっている。このように、ミネラル水生成装置1においてはミネラル濃縮液がミネラル水の消費者である一般ユーザにより取り扱われるため、ミネラル濃縮液の汚染を防止する工夫が液体収容袋111に施されている。
液体収容袋111は、以下の特徴を備えている。
(1)ミネラル水生成装置1に装着された状態で、液体収容袋111およびその内部に収容されている管21の内部が外部に対し水密に封止されている。すなわち、液体収容袋111内のミネラル濃縮液の減少に伴い液体収容袋111内に空気を取り込む空気穴等はない。
(2)液体収容袋111の本体部分、すなわち液体収容部1111が可撓性フィルムでできている。
(3)液体収容袋111の唯一の開口部である流出開口部1112を、キャップの付け替えもしくはキャップの取り付けの動作のみで容易に封止できる構造を備えている。
(1)ミネラル水生成装置1に装着された状態で、液体収容袋111およびその内部に収容されている管21の内部が外部に対し水密に封止されている。すなわち、液体収容袋111内のミネラル濃縮液の減少に伴い液体収容袋111内に空気を取り込む空気穴等はない。
(2)液体収容袋111の本体部分、すなわち液体収容部1111が可撓性フィルムでできている。
(3)液体収容袋111の唯一の開口部である流出開口部1112を、キャップの付け替えもしくはキャップの取り付けの動作のみで容易に封止できる構造を備えている。
上記(1)の特徴により、空気穴等からの不純物の混入を防止することができる。それを可能としているのは上記(2)の特徴である。すなわち、液体収容部1111が可撓性フィルムでできているため、液体収容袋111内のミネラル濃縮液が減少するに伴い液体収容部1111が変形ししぼみ、空気穴等を要することなく液体収容袋111内の気圧が大気圧とほぼ同じに保たれる。また、ラミネート加工されたアルミフィルムやプラスチックフィルム等の可撓性フィルムでできた液体を保持する収容袋は一般的に低コストで製造可能である。
上記(3)の特徴により、ユーザが液体収容袋111の交換に要する時間が短縮され、それだけ交換時に流出開口部1112から不純物がミネラル濃縮液に混入する可能性が低減される。以下に上記(3)の特徴を実現する液体収容袋111の封止構造の例を2つ示す。
図3乃至図5は、液体収容袋111の封止構造の第1例(以下、単に「第1例」という)を示した図である。図3は、流通過程における液体収容袋111の状態を示した図である。第1例において、流通過程の液体収容袋111は図3(a)に示されるように、ミネラル濃縮液を収容した液体収容部1111と、液体収容部1111の上部に設けられた流出開口部1112を確保しつつ封止部1114と係合してミネラル濃縮液が外部に流れ出すことを防ぐ封止部1113と、封止部1113と係合して液体収容袋111のキャップの役割を果たす封止部1114を備えている。
図3(b)もしくは(c)に示されるように、封止部1113は液体収容部1111の内部から外部に貫通する開口部を有し、封止部1113のまわりを覆うように液体収容部1111の上端部が封止部1113に取り付けられた際、この開口部が流出開口部1112を形成する。
封止部1113と封止部1114の構造は、それらが水密に封止するように係合する限り、いずれの構造が採用されてもよい。例えば、図3(b)に示されるように、封止部1113が有する山ネジと封止部1114が有する谷ネジが係合する構造であってもよい。また、図3(c)に示されるように、封止部1113の円筒状の凸部の先端部周辺に円周方向に伸びる突起部を設ける一方、封止部1114の凹部の最奥部周辺に円周方向にくぼむくぼみ部を設け、弾性をもった封止部1113の突起部が封止部1114のくぼみ部に係合する構造であってもよい。
図4は、第1例において液体収容袋111から混合部19への流路を形成する管21および管22とそれらの連結部に設けられた封止部23を示した図である。図4(a)はそれらの外観図、図4(b)および(c)はそれらの断面図である。なお、図4(b)および(c)はそれぞれ図3(b)および(c)に示した封止部1113と係合する構造を有する封止部23を示している。
図4(b)もしくは(c)に示されるように、封止部23は中心部に円筒状の開口部を有し、その開口部の周囲を取り巻く円筒状の突起部が、封止部1113と係合する側とその反対側の各々に伸びている。封止部1113と係合する側の突起部には管21が、その反対側の突起部には管22が接続される。封止部23が有する円筒状の突起部の中空部は封止部23の中心部の円筒状の開口部と通じているため、管21と管22は封止部23を介して1つの流路を形成することになる。
ユーザは、液体収容袋111を交換する際、古い液体収容袋111の封止部1113と封止部23との係合を解き、古い液体収容袋111をミネラル水生成装置1から取り外す。ユーザは新しい液体収容袋111の封止部1113と封止部1114との係合を解き、封止部1114を取り外した後、新しい液体収容袋111の流出開口部1112から管21を挿入し、管21の先端部が液体収容部1111の底部に達するように管21を配置する。その状態で、ユーザが封止部1113と封止部23との係合を行うと、液体収容袋111の交換が完了する。
図5(a)は、第1例においてミネラル水生成装置1に接続されている状態の液体収容袋111の全体の外観図であり、図5(b)および(c)は、第1例においてミネラル水生成装置1に接続されている状態の封止部1113、管21、封止部23および管22の断面図である。
図6乃至図8は、液体収容袋111の封止構造の第2例(以下、単に「第2例」という)を示した図である。図6は、流通過程における液体収容袋111の状態を示した図である。第2例において、流通過程の液体収容袋111は図6(a)に示されるように、ミネラル濃縮液を収容した液体収容部1111と、液体収容部1111の上部に設けられた流出開口部1112を確保しつつ封止部1114と係合してミネラル濃縮液が外部に流れ出すことを防ぐ封止部1113と、封止部1113に接続された管21と、封止部1113と係合して液体収容袋111のキャップの役割を果たす封止部1114を備えている。
図6(b)もしくは(c)に示されるように、第2例における封止部1113は液体収容部1111の内外を貫通する開口部の周囲を取り巻き液体収容袋111の内側方向に突起する円筒状の突起部を有している。この突起部には管21が接続されている。すなわち、第2例においては、管21が液体収容袋111の一部として液体収容部1111に収納された状態で、液体収容袋111の流通が行われ、液体収容袋111の交換時には管21も新しいものと交換される。
また、第2例における封止部1113には、封止部1114と係合する側の開口部を塞ぐように、フィルムが封止部1115として貼り付けられている。第2例においては、流通過程においてミネラル濃縮液が流出開口部1112から流れ出るのを実質的に防ぐのは封止部1115であり、封止部1114は封止部1115の破損を防ぐ役割を果たす。
図7は、第2例における封止部23と、封止部23に接続された管22を示した図である。図7(a)はそれらの外観図、図7(b)および(c)はそれらの断面図である。
図7(b)もしくは(c)に示されるように、封止部23は中心部に円筒状の開口部を有し、その開口部の周囲を取り巻く円筒状の突起部が、封止部1113と係合する側とその反対側の各々に伸びている。封止部1113と係合する側の反対側の突起部には管22が接続される。封止部1113と係合する側の突起部は、封止部1113と係合する際に封止部1113の開口部に貼られている封止部1115を破き貫いて、管21と管22との間の流路を開くためのものである。
ユーザは、液体収容袋111を交換する際、古い液体収容袋111の封止部1113と封止部23との係合を解き、古い液体収容袋111をミネラル水生成装置1から取り外す。ユーザは新しい液体収容袋111の封止部1113と封止部1114との係合を解き、封止部1114を取り外した後、新しい液体収容袋111の封止部1113と封止部23との係合を行う。その際、封止部1115が破かれ、管21と管22の連結が行われる。これにより、液体収容袋111の交換が完了する。
図8(a)は、第2例においてミネラル水生成装置1に接続されている状態の液体収容袋111の全体の外観図であり、図8(b)および(c)は、第2例においてミネラル水生成装置1に接続されている状態の封止部1113、管21、封止部23および管22の断面図である。
[2.動作]
以下に、ミネラル水生成装置1の動作を説明する。ユーザは、ミネラル水排出口119を貯水容器116の受水口にセットした後、制御部117の操作部に対しミネラル水生成装置1の運転開始の操作を行う。この運転開始の操作に応じて、制御部117はまず、電磁弁13および電磁弁18に弁の開放を指示する信号を出力する。それにより、受水口11からミネラル水生成装置1に対し水道水の供給が開始される。受水口11から供給される水道水は、セディメントフィルタ15、カーボンフィルタ16および逆浸透膜フィルタ17により順次浄化され、高純度となった水が混合部19に供給される。
以下に、ミネラル水生成装置1の動作を説明する。ユーザは、ミネラル水排出口119を貯水容器116の受水口にセットした後、制御部117の操作部に対しミネラル水生成装置1の運転開始の操作を行う。この運転開始の操作に応じて、制御部117はまず、電磁弁13および電磁弁18に弁の開放を指示する信号を出力する。それにより、受水口11からミネラル水生成装置1に対し水道水の供給が開始される。受水口11から供給される水道水は、セディメントフィルタ15、カーボンフィルタ16および逆浸透膜フィルタ17により順次浄化され、高純度となった水が混合部19に供給される。
ユーザによる運転開始の操作に応じて、制御部117は電磁弁13および電磁弁18に対する信号の出力と平行して、ポンプ113に運転を指示する信号を間欠的に出力し始める。その際、制御部117は調整ノブ1171の位置に応じた単位時間あたりの長さだけ信号の出力を行う。その結果、ポンプ113により調整ノブ1171の位置に応じた流量で液体収容袋111からミネラル濃縮液が吸い上げられ、混合部19に供給される。
混合部19に供給される高純度の水とミネラル濃縮液は混合されミネラル水となって混合部19から貯水容器116へと順次排出される。その状態で時間が経過して、ミネラル水が貯水容器116の満水位置近くまで達すると、センサ115がそのことを検出して、制御部117に信号を出力する。制御部117はセンサ115から信号の入力を受けると、電磁弁13および電磁弁18に弁の閉栓を指示する信号を出力するとともに、ポンプ113に対する間欠的な運転指示の信号の出力を停止する。その結果、上述したミネラル水生成装置1によるミネラル水の生成は停止する。
また、ミネラル水生成装置1の運転中に、液体収容袋111内のミネラル濃縮液が空になった等の理由により液体収容袋111から混合部19へのミネラル濃縮液の供給が止まると、センサ112がそのことを検出して、制御部117に信号を出力する。制御部117はセンサ112から信号の入力を受けると、センサ115から信号の入力を受けた場合と同様に、電磁弁13および電磁弁18に弁の閉栓を指示する信号を出力するとともに、ポンプ113に対する間欠的な運転指示の信号の出力を停止する。その結果、上述したミネラル水生成装置1によるミネラル水の生成は停止する。また、制御部117はブザーに発音をさせたり、LED(Light Emitting Diode)に発光をさせたりして、ユーザに液体収容袋111の交換を促す。
[3.変形例]
上述した実施形態は、本考案の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下に変形例を示す。
上述した実施形態は、本考案の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下に変形例を示す。
水道水を高純度の水にするための方法は上述したものに限られない。例えば、フィルタの種類や順序が必要に応じて変更されてもよいし、化学的な処理により不純物の除去が行われてもよい。
ミネラル濃縮液を吸い上げて混合部に供給するためのポンプの運転方法は上述したものに限られない。例えば、間欠的な運転の代わりに、連続的な運転を行ってもよい。その場合、ミネラル濃縮液の濃度を調整するために、ポンプの出力が調整ノブの位置等に応じて変化するように制御されてもよい。また、ポンプが間欠的な運転を行う場合、単位時間あたりの運転時間の調整は、固定時間の間欠的な運転の回数を変更する代わりに、各運転の時間を変更することにより実現されてもよい。さらに、生成されるミネラル水の総量が予め定まっている場合(例えば、所定の容量の貯水容器を空の状態から満水の状態にする場合)には、ミネラル水生成装置の運転中のいずれかのタイミングで、必要量のミネラル濃縮液を一度に混合器に供給するようにポンプの運転を行ってもよい。
上述したミネラル濃縮液の供給が停止したことを検出するためのセンサや貯水容器が満水になったことを検出ためのセンサの構造は例示であって、それらに限られない。例えば、ミネラル濃縮液の供給停止を検出するためのセンサとして、2つの電極を備え、それらの電極がミネラル濃縮液に浸水されなくなった時の抵抗値の変化を検知してミネラル濃縮液の供給停止を検出するセンサを用いてもよい。また、例えば、貯水容器が満水になったことを検出ためのセンサとして、水位上昇に伴うフロートの上昇によりスイッチがONもしくはOFFされることにより満水を検出するセンサや、光学センサにより水面位置を検知するもの、磁気誘導や超音波等を用いて水面位置を検知するものなどが用いられてもよい。
本考案にかかるミネラル水生成装置において逆浸透膜フィルタが採用される場合、運転に伴い逆浸透膜の表面付近に滞留する不純物を効率的に除去するために、捨て水の流出路上に設けられた流量制限器による流量制限を停止し、また望ましくは高純度の水の流出路上に電磁弁等による止水機構を設けて止水を行った上で、逆浸透膜フィルタ内に水を流す洗浄モードを設けてもよい。
1…ミネラル水生成装置、11…受水口、12…排水口、13…電磁弁、14…流量制限器、15…セディメントフィルタ、16…カーボンフィルタ、17…逆浸透膜フィルタ、18…電磁弁、19…混合部、21…管、22…管、23…封止部、110…逆止弁、111…液体収容袋、112…センサ、113…ポンプ、115…センサ、116…貯水容器、117…制御部、119…ミネラル水排出口、171…容器、172…逆浸透膜、173…流入開口部、174…流出開口部、175…流出開口部、191…流入開口部、192…流入開口部、193…流出開口部、1111…液体収容部、1112…流出開口部、1113…封止部、1114…封止部、1115…封止部、1171…調整ノブ、1711…第1室、1712…第2室。
Claims (6)
- 第1の流路を介して供給される水を受け取る第1の流入開口部と、第2の流路を介して供給されるミネラル濃縮液を受け取る第2の流入開口部と、前記第1の流入開口部より受け取った水と前記第2の流入開口部より受け取ったミネラル濃縮液の混合液であるミネラル水を第3の流路を介して排出する流出開口部とを備える混合器と、
ミネラル濃縮液を収容可能な可撓性フィルムからなる液体収容部と、前記液体収容部に収容されているミネラル濃縮液を前記第2の流路を介して排出する流出開口部と、当該流出開口部に設けられた第1の封止部とを備える液体収容袋と、
前記液体収容袋の流出開口部と前記混合器の第2の流入開口部との間に前記第2の流路を形成する管と、
前記管の前記液体収容袋側の端部が前記液体収容部内に収容されている状態で前記第1の封止部と係合しつつ前記液体収容部の内部および前記管の内部を外部に対し水密に封止する第2の封止部と
を備えるミネラル水生成装置。 - 前記第2の流路上に設けられ、前記液体収容袋に収容されているミネラル濃縮液を前記混合器に導くポンプと、
ユーザにより操作される操作部と、
前記操作部に対する前記ユーザによる操作に応じて、前記ポンプの単位時間あたりの運転時間もしくは前記ポンプの出力を変更することにより前記第2の流路を介したミネラル濃縮液の単位時間あたりの流量を調節する調節部と
を備える請求項1に記載のミネラル水生成装置。 - 逆浸透膜と、逆浸透膜により第1室と第2室に分室された容器と、前記第1室に設けられ不純物を含む水を受け取る流入開口部と、前記第1室に設けられ当該流入開口部から供給された不純物を含む水のうち前記逆浸透膜を透過しなかった部分を排出する第1の流出開口部と、前記第2室に設けられ当該流入開口部から供給された不純物を含む水のうち前記逆浸透膜を透過した部分を排出する第2の流出開口部とを備えるフィルタ部と、
前記フィルタ部の第2の流出開口部と前記混合器の第1の流入開口部との間に前記第1の流路を形成する管と
を備える請求項1または2に記載のミネラル水生成装置。 - 前記液体収容袋は、前記液体収納部の内部に配置され一方の端部が前記第1の封止部に接続されている第1の管と、前記第1の封止部と前記第2の封止部が係合される前の状態においてミネラル濃縮液および前記第1の管を前記液体収容部の内部に収容した状態で前記液体収容袋の流出開口部を塞ぎ前記液体収容部の内部を外部に対し水密に封止する第3の封止部とを備え、
前記第2の封止部は、前記混合器の流入開口部に一方の端部が接続された第2の管の他方の端部に設けられるとともに、前記第1の封止部と係合する際に前記第3の封止部を破り貫ぬく突起部を備え、
前記第1の管と前記第2の管は前記第1の封止部と前記第2の封止部の係合に伴い相互に連結されて前記第2の流路を形成する管を構成する
請求項1乃至3のいずれかに記載のミネラル水生成装置。 - 水とミネラル濃縮液を混合する混合部に一の流路を介して供給されるミネラル濃縮液を収容可能な液体収容袋であって、
ミネラル濃縮液を収容可能な可撓性フィルムからなる液体収容部と、
前記液体収容部に収容されているミネラル濃縮液を前記一の流路を介して排出する流出開口部と、
前記流出開口部に設けられた第1の封止部と
を備え、
前記第1の封止部は、前記混合部との間に前記一の流路を形成する管の一の端部が前記液体収容部内に収容されている状態で前記管上に設けられた第2の封止部と係合しつつ前記液体収容部の内部および前記管の内部を外部に対し水密に封止する
液体収容袋。 - 前記液体収容部の内部に配置され、一方の端部が前記流出開口部に接続されている第1の管と、
ミネラル濃縮液および前記第1の管を前記液体収容部の内部に収容した状態で前記流出開口部を塞ぎ、前記液体収容部の内部を外部に対し水密に封止する第3の封止部と
を備え、
前記第1の封止部と前記第2の封止部が係合する際に、前記第3の封止部は前記第2の封止部に設けられた突起部により破り貫かれ、前記第2の封止部に接続された第2の管と前記第1の管とが連結されて前記第1の流路を形成する管となる
請求項5に記載の液体収容袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008008013U JP3148069U (ja) | 2008-11-14 | 2008-11-14 | ミネラル水生成装置および液体収容袋 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015003288A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | アドヴァンス株式会社 | 浄水装置 |
KR20160088613A (ko) * | 2015-01-16 | 2016-07-26 | 엘지전자 주식회사 | 물 배출 장치 |
-
2008
- 2008-11-14 JP JP2008008013U patent/JP3148069U/ja not_active Expired - Fee Related
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