JP3147889U - レンジフード用捕集漏れ防止スカート - Google Patents

Abstract

【課題】レンジフードが排気しようとして発生させる吸引の風速の影響範囲を下方向に広げて上昇気流の不足を補い、補集効率を高めたレンジフード用捕集漏れ防止スカートを提供する。【解決手段】厨房用レンジフードの外縁部２面または３面に取り付け、レンジフード外縁と同じ長さの下方向に伸びる平面部分を有することを特徴とする捕集漏れ防止スカートであり、前記捕集漏れ防止スカートはレンジフード本体に対して着脱できる仕組みを有するようにすることもできる。【選択図】図１

Description

本考案は、台所でガスレンジや電磁式調理器などの加熱機器を使用する際に、加熱機器とレンジフード間の気流の擾乱がレンジフードの捕集効率を下げ、有害ガスや匂いいの捕集漏れを発生させ、居室の環境を悪くしている不具合を解決するため、レンジフードの外縁部にスカートを設置して気流の擾乱を抑制し、捕集漏れを軽減させる。

捕集漏れを軽減させる目的を持った電磁式調理機器用のレンジフードはすでに数機種存在するが、加熱機器の加熱方式を指定していないレンジフードも含めて、本考案と同一の方法によって捕集漏れの軽減を計った製品は市場に見当たらない。

従来は、調理用加熱機器としてガスや石油などの燃焼器具が使われる事が主であったために、燃焼する事で発生する上昇気流が気流の擾乱を抑え捕集漏れが発生することは少なかった。
しかし、近年普及してきている電磁式調理器は上昇気流の発生が少なく、従来のレンジフードの形状のうち煙溜まりを持たないデザイン優先のレンジフードでは特に捕集漏れを起こしやすい。本考案はこの課題を解決するためになされたものである。
また、旧来の台所は一般的にレンジ周りの２面は壁で遮られており、気流の擾乱の影響は受けにくかったが、近年の台所はレンジの３面あるいは４面全てが開放されている設計になっていることが多いため、油煙や匂いの捕集漏れが問題になっており、本考案はこの課題の解決に貢献する。

レンジフード外縁部の火災予防条例で定められている離隔距離に抵触しない位置の、開放されている２方向あるいは３方向にスカート１を設け、気流の擾乱を抑制して排気の捕集漏れを軽減させるようにした。

調理用加熱機器の３面あるいは４面が開放されているオープンキッチンでは、従来の壁付けタイプのレンジフードは設置しにくい。
またオープンキッチンのようなデザイン優先のキッチンでは薄型レンジフードが好まれるが、多くの薄型レンジフードは一般に煙溜まりと言われる空間が充分確保できていない。
さらに法令でレンジフードの設置高さをレンジ台から８０ｃｍ以上離すよう規定されているので、特に電磁式調理器を使用する場合は、レンジフードの捕集漏れが発生しやすい。
本考案は、前述のような環境および状況のもとで使用すればより効果がある。

考案の効果

加熱によって発生する上昇気流は、加熱機器から離れるに従って室温に近づき、弱くなる。
本考案は、レンジフードが排気しようとして発生させる吸引の風速の影響範囲を下方向に広げて上昇気流の不足を補い、レンジフードの捕集効率を高める。

本考案をレンジフードに取り付けた状態のアイソメ図である。 本考案の平面図である。 本考案の正面図である。 本考案の右側面図である。

符号の説明

１ レンジフード本体
２ スカート
３ スカートの取付金具
４ 取り付けネジ
５ 取り付けネジ用ダルマ穴

Claims (2)

1. 厨房用レンジフードの外縁部２面または３面に、レンジフード外縁と同じ長さで下方向に伸びるスカート部分を設けたことを特徴とする捕集漏れ防止スカート。
2. 請求項１に記載の捕集漏れ防止スカートは、レンジフード本体に対して着脱機能を有している。

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