JP3147648U - 災害用組立トイレセット - Google Patents

Abstract

【課題】災害時の生活に適した、軽量、収納容積最小の収納、運搬と使い易い安価なトイレセットを提供する。
【解決手段】組立トイレは軽量で帯状部材を滑りの硬い関節Ｆで繋ぐ。骨組み部材の平面を対称に合わせて配置して、その内側にコノ字形の部材２を脚として左右対称にしその内側に左右対称にＵ字形部材３を、その内側にＵ字形の部材をその各々の先端を硬さを調節出来る関節で繋いで骨組みを構成する。骨組は関節を中心に部材は自由に動くので、コノ字形の部材の脚とＵ字形の形状の部材の位置で大便用使用にも、小便使用にも変形するようにする。またトイレ袋、組立トイレ、補助台、底板、台で各種トイレセットを構成する。
【選択図】図９

Description

考案の詳細な説明

収納、運搬に軽量で収納容積が小さく、便利な災害時の生活に適した災害用トイレに関するものである。

携帯トイレとなると小便に関するものが主流である。最近は大便となると洋式トイレ的で椅子に腰掛けるものもある。それは軽量にはなっているが容積においては大きく、十分な小さい容積であるとは云い難い。また小便と大便とは１日の回数が異なる故、トイレの規模を考えると小便は小さもの、大便は大きな容量が必要であり両方を兼用することは経済的には合理的でない。

考案が解決しようとする課題

災害時のトイレは、使い易く、収納容積が小さく収納、軽く運搬が楽であることが必要である。
１日の小便と大便の回数の違いと、便の量の違いより小便と大便を兼用でなく、別々の方が合理的であり経済的である。
また日常生活を考えると、和式トイレと洋式トイレの両方が兼用で違和感のないものが必要である。
また、幼児は介助が必要な場合があるのでそれに対応する必要がある。
トイレ袋は使い捨てのゴミ袋等を使用するのが安価であり、経済的である。
上記の課題を解決する災害用組立トイレセットである。

課題を解決する為の手段

組立トイレは軽量で帯状部材を滑りの硬い関節で繋ぐ。骨組みを部材を平面を対称に合わせて配置して、その内側にコノ字形の部材を脚として左右対称にその内側に左右対称にＵ字形部材を、その内側にＵ字形の部材をその各々の先端を硬さを調節出来る関節で繋いで骨組みを構成する。
骨組は関節を中心に部材は自由に動くので、コノ字形の部材の脚とＵ字形の形状の部材の位置で大便用使用にも、小便使用にも変形するようにする。
またトイレ袋、組立トイレ、補助台、底板、台で各種トイレセットを構成する。

トイレ袋は一定の柔らかさと、尿が漏れない強さの材質であればゴミ袋でも袋でない材質でも使用出来るものにする。大便用は大きいトイレ袋、小便用は小さなもので対応する。

底板は組立トイレ、補助台を取り付けるのに使用。木材板又は樹脂等の軽い材料を使用。補助台を組立トイレを中心に左右側面に配置し、組立トイレ及び補助台を取り付け、取り外し可能とするよう位置決めを設けた構造とする。
更に台に取り付けた際に位置決めとなる凸部分を正面と背面に設ける。

補助台は幼児子供が腰掛けるのに使用。そして底板に設置され、組立トイレの側面に対称に配置され、底板の位置決めの凸ぶに合うよう取り付け部を凹部を設ける。そして左右の補助台の側面の高さは、台の上面の高さに合うよう寸法を合うよう寸法にする。
補助台を使用しない際は、台に２台組み込み通常の台として使用可能とする。

和式トイレを台に取り付けて洋式トイレにする。
台は補助台と組立トイレを取り付けた底板を取り付けるものである。
材質は木材でも樹脂など軽い材質を使用。２個の長方形の上板を長手方向を中心より組立トイレの幅の距離をとって対称にに配置し、長手方向の短形を正面側とする。
上板の下に逆Ｌ字形の脚を、その先端を中心に対称にして、右側を固定台、左を従動台として、脚の中心に連結板の軸で両脚を繋ぐ。その際、連結板の凸部と接するようにする。接している時は体重が掛かっているので脚は転倒防止となる。
脚の裏側には底板を受ける座を設ける。正面と背面は対称にする。台の側面は門形で下部を部材で繋いで一体とする。台は通常動かない固定台と従動台と両方を繋ぐ連結板より構成する。
固定台と従動台の内側の正面側と背面側に底板を設置する受け座を設ける。
組立トイレを配備するには、従動台を軸を中心に側面側に少し設置しその後元に戻し組立トイレを挟む。収納時は底板を外し従動台を反転する、高さが低くなり運搬、収納に適する形となる。

幼児子供から、女性男性小便用、和式、洋式のトイレはトイレ袋の大小、組立トイレの骨組みの方法と底板と補助台、台の組み合わせで構成される。

以下、添付図面に従って実施例を説明をする。
組立トイレ（Ａ）は骨組はアルミ材又は樹脂の帯材の部材を関節で繋ぐ。
関節（Ｆ）はボルト、座金、ばね座金、ナットを使用する。
骨組Ａ（１）を平面を合わせて対称に配置してその内側にコノ字形部材（２）として対称に、その内側に左右対称にＵ字形部材（３）を、その内側の片方にＵ字形部材（４）を、その各々先端を関節（Ｆ）で繋いで骨組みを構成する（図９）。骨組にトイレ袋を取り付けて和風トイレとする。又骨組を変形することで各種トイレが出来る。

底板（Ｂ）は材質は木材で組立トイレ（Ａ）と補助台（Ｄ）を２個対称に取り付け取り外し可能にするよう位置決め（６）（７）を配置し固定する。
更に底板（Ｂ）の正面と背面に凸部を設け台（Ｃ）凹に入るようにする（図５）。

補助台（Ｄ）は高さは底板（Ｂ）の上面より台（Ｃ）の上面の高さ、即ち組立トイレ（Ａ）の上面となる。上板の幅は組立トイレの幅の半分とする。下板の幅は上板の半分として、長手方向は組立トイレ（Ａ）の長さの寸法とする（図１８）。

台（Ｃ）木製板を使用。２個の長方形の上板（１４）を長手方向を中心より組立トイレ（Ａ）の幅の距離をとって対称に配置し、長方形の短辺正面側とする。上板（１４）の下に逆Ｌ字形の脚のその先端を中心に対称にして右側を固定台（８）左を従動台（９）として脚の中心に連結板（１０）で軸（１１）で両端を繋ぐ。
その際連結板（１０）の上部は脚の凸部と接するようにする。脚の裏側には底板（Ｂ）を受ける底板受座（１３）を設ける。正面と背面は対称にする。
台（Ｃ）の側面は門形で下部を部材で繋いで一体とする（図１５）。

底板（Ｂ）を設置する際は従動台（９）を傾斜して上部より入れ、また戻す（図１４）。収納時は従動台（９）を上部外側に反転する。台全体は高さが縮小して運搬が便利になる（図１７）。

各種用途別トイレの組み合わせ
１、和式トイレはトイレ袋大（Ｅ）組立トイレ（Ａ）の組み合せ（図２）（図６）。
２、女性用小便トイレはトイレ袋小（Ｅ）組立トイレ（Ａ）（図７）。
３、男性用小便はトイレ袋小（Ｅ）組立トイレ（Ａ）（図８）。
４、幼児子供用トイレ袋大（Ｅ）組立トイレ（Ａ）底板（Ｂ）補助台（Ｄ）（図４）。
５、洋式トイレは組立トイレ（Ａ）トイレ袋大（Ｅ）底板（Ｂ）台（Ｃ）（図１５）。

トイレ袋（Ｅ）はゴミ袋を使用する。トイレ袋を組立トイレ（Ａ）に取り付けるには骨組みの内側よりトイレ袋の上部を差し入れ、骨組みの外側に折り返す。後は適当に成形して完了する。骨組みにゴミ袋の固定は不用。
トイレ袋を取り外すにはトイレ袋の上部を内側に折り返す。その事で使用時に表だった折り返した部分が袋の内側になり汚れで手を汚すことなく、骨組みより外すことが出来る。外したトイレ袋はヒモで密封して次の処理に備える。。

考案の効果

１、軽量、収納容積が小さいことは、収納、運搬の際有利になった。
２、トイレ袋がゴミ袋でも使用可能と云うことは安価で経済的で非常時には助かるものになった。
３．小便用と大便用とを兼用でなく、分離したのは合理的である。
４、和式トイレとしても洋式トイレとしても使用者が違和感なく使用出来る。
５，幼児子供など介助し易いトイレとなる。
以上の災害時の生活に適したトイレセットを提供出来る。

組立トイレ洋式使用背面図 組立トイレ和式使用背面図 組立トイレ男性用小便使用側面図 組立トイレ幼児子供使用背面図 底板立体図 和式トイレ側面図 女性用小便使用側面図 男性用小便使用側面図 組立トイレ立体図 女性用小便トイレ骨組側面図 男性用小便トイレ骨組側面図 関節部側面断面図 トイレ袋 立体図 組立トイレ台に取り付け正面図 組立トイレ台に組立て立体図 組立トイレ収納時立体図 台収納時立体図 補助台立体図 補助台を台に組み込み平面図

符号の説明

Ａ，組立トイレ Ｂ，底板 Ｃ，台
Ｄ，補助台 Ｅ， トイレ袋 Ｆ，関節
Ｇ，男女成人 Ｈ，幼児子供 Ｊ，女性小便用
Ｋ， 男性小便用 Ｌ，和式トイレ
１、部材Ａ ２、コノ字形部材脚 ３、Ｕ字形部材
４、Ｕ字形部材 ５、底板 ６、位置決め
７、位置決め ８、固定台 ９、従動台
１０、連結板 １１、軸 １２．補助台
１３、底板受板 １４、上板

Claims (4)

1. 組立トイレ（Ａ）の骨組に、トイレ袋（Ｅ）を取り付け取り外し可能に、底板（Ｂ）には組立トイレ（Ａ）と補助台（Ｄ）２個取り付け、それを台（Ｃ）に、各々を取り付け取り外しを可能としたことを特徴とした災難用組立トイレセット。
2. 組立トイレ（Ａ）の骨組みを帯状部材Ａ（１）を平面を対称に合わせてその内側に帯状のコノ字形部材脚（２）を左右対称に、その内側に左右対称に帯状のＵ字形部材（３）を左右対称に、その内側に帯状のＵ字形部材（４）を配置し各々の先端を硬さを調節出来る関節（Ｆ）で繋いで各種変形可能としたことを特徴とした請求項１の災難用組立トイレセット。
3. 底板（Ｂ）は組立トイレ（Ａ）と補助台（Ｄ）２個を取り付け取り外し可能にするよう位置決め（６）（７）を配置、底板（Ｂ）は台（Ｃ）に定位置に取り付け及び取り外し可能になるよう正面と背面に凸部を設けたことを特徴とした請求項１の災難用組立トイレセット。
4. 台（Ｃ）は通常動かない固定台（８）と反転可能な従動台（９）で、連結板（１０）の上部が当る部分に凸部を設け、連結板（１０）で台の左右対称に軸（１１）で繋ぎ、台（Ｃ）の中間内側に底板（Ｂ）を、取り付け取り外し可能な構造を設けたことを特徴とした請求項１の災難用組立トイレセット。

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