JP3147336B2 - キャビネットおよびカウンタ - Google Patents

キャビネットおよびカウンタ

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JP3147336B2 JP33272197A JP33272197A JP3147336B2 JP 3147336 B2 JP3147336 B2 JP 3147336B2 JP 33272197 A JP33272197 A JP 33272197A JP 33272197 A JP33272197 A JP 33272197A JP 3147336 B2 JP3147336 B2 JP 3147336B2
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Inventor
由和 芝田
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株式会社昌和化成
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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、流し台、洗面化粧台等
のキャビネットのカウンタに関し、特にその手すりの構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に、従来のキッチンのカウンタを
平面図にて示す。カウンタ2の前面に、パイプ材からな
る手すりバー4が突出して設けられている。この手すり
バー4は、取り付け金具6によって、カウンタ2に固定
される。
【0003】また、特開平8−380号公報、特開平8
−205941号公報にも、同様の手すりが開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術においては、手すりがカウンタ2より突
出して設けられており、キッチン等の使用者の体に当た
って、作業がしづらいという問題があった。このため、
手すりを必要としない使用者にとっては、手すりがじゃ
まになる傾向にあった。
【0005】また、手すりバー4が取り付け金具6によ
って取り付けられているため、キッチンのカウンタの場
合には、シンク8やコンロ10との距離αが長くなり、
この点からも作業がしづらかった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決し
て、簡易な構造でありながら、作業性がよく、美観にも
優れたキャビネットやカウンタを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明にかかるキャビネット、カウンタは、端部近傍に貫通
孔が設けられており、当該貫通孔から端部までの部分を
手すりとしたことを特徴としている。したがって、貫通
孔を設けたという簡易な構成でありながら、カウンタと
一体となった手すりを形成して、作業のじゃまにならな
いキャビネットやカウンタを低コストで得ることができ
る。手すりを必要とする使用者にとっては、車椅子の方
向転換の補助として、歩行や移動の補助として、しゃが
んだり立ち上がったりする場合の補助として手すりを利
用することができる。また、手すりを必要としない使用
者にとっても、手すりがじゃまにならず、共用化を図る
ことができる。
【0008】また、この発明にかかるキャビネット、カ
ウンタは、貫通孔が、カウンタの押出成型時に同時に形
成されるものであることを特徴としている。したがっ
て、手すりの形成が容易である。
【0009】また、この発明にかかるキャビネット、カ
ウンタは、前記貫通孔が、斜め方向形成されているもの
であることを特徴としている。したがって、カウンタ等
の厚さが手すりの厚さに適しないほど厚い場合であって
も、適切な手すりを形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よるキッチン・キャビネットを示す。このキャビネット
12は、筐体14と、筐体上部に設けられたカウンタ1
6を備えている。筐体14の前面には、扉18、20が
設けられている。カウンタ16には、シンク22とコン
ロ24が設けられている。カウンタ16の前縁部近傍1
6aは、扉18、20より前に出ており、この部分に貫
通孔26が形成されている。
【0011】図2に、図1の線II-IIにおける部分断面
図を示す。カウンタ16の前縁部近傍16aに設けられ
た貫通孔26によって、カウンタ16の前縁16bと貫
通孔26との間が、手すり28として機能している。こ
のように、貫通孔26を設けるだけで、容易に手すり2
8を形成することができる。また、手すり28を取り付
けるための金具等が不要であるため、結果として図中β
にて示す距離を短くでき、シンク22やコンロ24まで
の距離を短くすることができる。これにより、使用者に
とって作業性の良いキッチン・キャビネットを得ること
ができる。
【0012】さらに、従来のように、手すりのみが突出
した構造となっておらず、手すり28がカウンタ16と
一体的に形成されているので、使用者にとって手すり2
8が作業上のじゃまになりにくい。
【0013】なお、この実施形態では、手すり28の角
部28a、28b、28c、28dを丸くしているので
手触りがよい。
【0014】また、筐体14の前面、つまり扉18の前
面18aと、貫通孔26の後端部26aの位置を揃える
ようにしている。扉18の前面18aの方が前に出てい
れば、手すり28の使用時に扉18がじゃまになると考
えられるからであり、逆に、扉18の前面18aの方が
後ろにあれば、前縁部16bからシンク22やコンロ2
4までの距離が長くなってしまうからである。
【0015】なお、手すり28の断面は、図3A、B、
C、Dに示すように、種々の形状とすることができる。
【0016】カウンタ16の素材としては、メラミン
(木製)、ステンレス、人造大理石、天然石、ラバー等
を用いることができる。何れの場合も、ルーター等によ
って貫通孔26を形成することができる。また、ポリエ
ステル系の人造大理石を用いる場合には、押し出し成型
時に、同時に、貫通孔26を形成することができ、さら
に加工が容易である。さらに、貫通孔の形成された材料
を複数枚積み重ねてカウンタ16を制作してもよい。
【0017】また、カウンタ16の素材として、上記の
素材を2つ以上組み合わせて用いてもよい。たとえば、
ベースは木製として表面を人造大理石とし、手すり28
の部分は全て人造大理石とすることができる。
【0018】さらに、図4Aに示すように、手すり28
を、天然石30とラバー32を貼り合わせるなどして形
成してもよい。このようにすれば、天然石30の質感に
よる美観と、ラバー32による滑り止め効果の双方を得
ることができる。また、図4Bに示すように、人造大理
石34と木36によって形成してもよい。
【0019】いずれにしても、従来に比べて、手すり2
8の素材、形状、厚み、長さ、色、柄等の選択の自由が
広げることができる。
【0020】カウンタ16に厚みがある場合や、カウン
タ16が前縁16bが筐体14から前に出ておらず、つ
ら位置にある場合などには、図5に示すようにして、斜
めに貫通孔26を設ければよい。図6に、図5の線VI-V
Iにおける断面を示す。図6に示すように、この場合で
あっても、貫通孔26によって、適切な大きさの手すり
28が形成されている。
【0021】また、図7、図8に示すように、中央部が
膨らんだ貫通孔26としてもよい。このような形状とす
れば、強度を損なうことなく、手すりとして必要な部分
において貫通孔26の幅Wを確保することができる。こ
のような貫通孔26の形状は、図1の実施形態において
も採用することができる。
【0022】さらに、図2の実施形態においては、手す
り28の上面とカウンタ16本体側の上面の高さがそろ
った状態としている。しかし、図9に示すように、部材
29を貼り付けて、手すり28の上面の高さを高くする
ようにしてもよい。また、図10に示すように、手すり
28の上部を削って、その高さを低くするようにしても
よい。
【0023】上記の各実施形態においては、キッチン・
キャビネットを例として示したが、洗面化粧台等の作業
を行うためのカウンタが上部に設けられたキャビネット
一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるキッチン・キャビ
ネット12の斜視図である。
【図2】図1の線II-IIにおける拡大部分断面を示す図
である。
【図3】手すり28の断面形状を示す図である。
【図4】複合素材によって形成した手すり28の構造を
示す断面図である。
【図5】他の実施形態によるカウンタ16を示す斜視図
である。
【図6】図5の線VI-VIにおける断面を示す図である。
【図7】他の実施形態によるカウンタ16を示す斜視図
である。
【図8】図8の線VIII-VIIIにおける断面を示す図であ
る。
【図9】他の実施形態におけるカウンタ16の断面を示
す図である。
【図10】他の実施形態におけるカウンタ16の断面を
示す図である。
【図11】従来のキッチン・カウンタを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
12・・・キャビネット 14・・・筐体 16・・・カウンタ 18、20・・・扉 26・・・貫通孔 28・・・手すり

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面部を備え、上部にカウンタを備えたキ
    ャビネットにおいて、 前記カウンタ部は、その前縁部近傍に貫通孔が設けられ
    ており、当該貫通孔から前縁部までのカウンタ部を手す
    りとするとともに、前記貫通孔を、前記カウンタ部上面から前縁に向かう斜
    め方向に形成したことを特徴とするキャビネット。
  2. 【請求項2】キャビネット用のカウンタであって、 端部近傍に貫通孔が設けられており、当該貫通孔から端
    部までの部分を手すりとするとともに、前記貫通孔を、前記カウンタ部上面から前縁に向かう斜
    め方向に形成したことを特徴とするカウンタ。
  3. 【請求項3】前面部を備え、上部にカウンタを備えたキ
    ャビネットにおいて、 前記カウンタ部は、その前縁部近傍に貫通孔が設けられ
    ており、当該貫通孔から前縁部までのカウンタ部を手す
    りとするとともに、当該手すりの上面とカウンタ部本体側の上面とに、高低
    差を設けたことを特徴とするキャビネット。
  4. 【請求項4】キャビネット用のカウンタであって、 端部近傍に貫通孔が設けられており、当該貫通孔から端
    部までの部分を手すりとするとともに、当該手すりの上面とカウンタ部本体側の上面とに、高低
    差を設けたことを特徴とするカウンタ。
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WO2005061197A1 (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Showa Kasei Company, Ltd. 手摺付天板の製造方法
WO2006075360A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Showa Kasei Company, Ltd. 波型手摺付天板

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