JP3147215U - マーカーホルダー - Google Patents

Abstract

【課題】腰ベルト又はリストバンドの帯に環装されて手軽にマーカーを脱着できるマーカーホルダーを提供することを主要な目的とする。
【解決手段】マーカーホルダー１は、腰ベルト又はリストバンドの帯に環装されるリング状の基材２を備える。基材２上にマーカー収納部３が設けられている。マーカー４の突起ピン４ａを持って、マーカー４の円形部４ｂを、その挿入口３ａに入れ、そのままマーカー４をスライドさせて終端部５まで移動させる。これによって、マーカー４は、マーカー収納部３に収納される。取り出す時は、マーカー４の突起ピン４ａをつかんで、マーカー挿入口３ａの方向にスライドさせて取り出す。
【選択図】図１

Description

本考案は一般にマーカーホルダーに関するものであり、より特定的には、ゴルフ用マーカーの収納や取り出しを容易にするマーカーホルダーに関するものである。

図４は、ゴルフ場でサービス用として無償提供されているマーカーの斜視図である。マーカ４の円形部の直径は２ｃｍ前後であり、突起ピンの長さは１．５ｃｍ前後である。一般にマーカー４をグリーン上で使用する場合は、スラックス等のポケットからマーカー４を取り出して、ゴルフボールにマークするが、このときポケットにはティーの大と小が数個混在し、取り出すのに苦労しているのが現状である。

しかし、このようなマーカーの収納や取り出しでは、迅速なプレーを要求される状況の中で、本人もあせってパットに集中できないことが多々ある。また、取り出しを何回も繰り返すと、スラックスのポケットの取り出し口が農薬や泥で汚れ、不衛生、美観を損ねるという問題点や、またポケットの破損という問題点があった。

上記の問題を改善する策として、例えば、磁石タイプのホルダーで鉄製のマーカーを収納するものが知られている。

しかしながら、磁石タイプの収納具を帽子のつばやスラックスのポケットの口に装着してマーカーを収納する場合は、目線とホルダーの位置が異なって見えにくいため、収納しずらく、収納や取り出しを何度も繰り返す場合には、使いづらいものである。また、ホルダー用に合わせた特製マーカーや鉄製のマーカーもあるが、これを紛失した場合は、再度ホルダーごと購入する必要が有り、不経済である。

この考案は上記のような問題点を解決するためになされたもので、腰ベルトの帯に環装されて手軽にマーカーを脱着でき、プレーに集中する事ができるように改良されたマーカーホルダーを提供することを目的とする。

この考案の他の目的は、どのゴルフ場でもサービス用として無償提供しているマーカーに対応出来るようにされたマーカーホルダーを提供することにある。

この考案は、ゴルフ用マーカーを収納するマーカーホルダーに係り、腰ベルト又はリストバンドの帯に環装されるリング状の基材と、上記基材上に設けられ、マーカーの突起ピンを持って、マーカーの円形部を、その挿入口に入れ、そのままマーカーをスライドさせて終端部まで移動し、マーカーを収納するマーカー収納部とを備える。

この考案に係るマーカーホルダーによれば、腰ベルト又はリストバンドの帯に環装されて手軽にマーカーを脱着できる。その結果、グリーン上でパッティングプレーを何回も行う時、マーカーの収納や取り出しを容易に行うことができ、プレーに集中する事ができる。

マーカー収納部は、基材の上に２個並列して設けられ、マーカーを２個収容できるようにされているので、予備を備えることになり、１つマーカーを紛失した場合でも、プレーを続行できる。

上記基材及び上記マーカー収納部は、皮革で形成されており、これらは縫い合わされて一体化されている。皮で形成することにより、耐久性が増し、また高級志向に合わせることができる。

この考案に係るマーカーホルダーによれば、マーカーの突起ピンを持って、マーカーの円形部をスライドさせるだけで、手軽にマーカーを脱着できる。ひいては、グリーン上でパッティングプレーを何回も行う時、マーカーの収納や取り出しを容易にできるので、プレーにのみ集中できるという優れた効果を奏し得る。また、腰ベルト又はリストバンドの帯に環装されてしっかり固定されるので、マーカーホルダーが知らぬ間に取れて、紛失するということはない。

以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照して説明する。

図１は、本考案を実施する形態に係る、ゴルフ用マーカーを収納するマーカーホルダーの斜視図である。図２は、マーカー挿入口３ａと終端部５を結ぶ線に沿う断面図である。

マーカーホルダー１は、腰ベルトの帯に環装されるリング状の基材２を備える。リング状の基材２の上にマーカ収納部３が設けられている。リング状の基材２は、幅約５５ｍｍ、長さ約９０ｍｍの板状の皮革部材より作られる。板状の皮革部材の上にマーカ収納部３をミシン糸６で縫い合わせて取り付ける。板状の皮革部材を丸めて両端をミシン糸６で縫い合わせてリング状に形成する。なお、板状の皮革部材の両端をミシン糸で縫い合わせずに、ホックの雌雄のそれぞれを分けて取り付け、ホックで留めてリング状になるようにしてもよい。同様に、両端をミシン糸で縫い合わせずに、マジックテープ（登録商標）の雌雄のそれぞれを分けて取り付け、マジックテープ（登録商標）で留めてリング状になるようにしてもよい。

マーカ収納部３の機能について説明すると、マーカー４の突起ピン４ａを持って、マーカー４の円形部４ｂを、その挿入口３ａに入れ、そのままマーカー４をスライドさせて終端部５まで移動させる。これによって、マーカー４は、マーカー収納部３に収納される。取り出す時は、マーカー４の突起ピン４ａをつかんで、マーカー挿入口３ａの方向にスライドさせて取り出す。

マーカー収納部３は、基材２の上に２個並列して設けられ、マーカー４は２個収容されるようになっている。基材２及びマーカー収納部３は、それぞれ皮革で形成されており、これらはミシン糸６で縫い合わされて一体化されている。

図１と図３を参照して、上述のマーカーホルダー１は、リング状の基材２のリング部に腰ベルトの帯７を通して、腰部に固定される。マーカー４を取り出す時は、マーカー４の突起ピン４ａをつかんで、マーカー挿入口３ａの方向にスライドさせて取り出す。

この考案に係るマーカーホルダー１によれば、腰ベルトに環装されて手軽にマーカー４を脱着できる。その結果、グリーン上でパッティングプレーを何回も行う時、マーカー４の収納や取り出しを容易に行うことができ、プレーに集中する事ができる。

マーカ収納部３は、基材２の上に２個並列して設けられ、マーカーを２個収容できるようにされているので、予備を備えることになり、１つマーカー４を紛失した場合でも、プレーを続行できる。

基材２及びマーカー収納部３は、皮革で形成されており、これらは縫い合わされて一体化されている。皮で形成することにより、耐久性が増し、また高級志向に合わせることができる。耐久性、高級志向を望まなければ、合成皮革で形成してもよいし、ゴム部材で構成してもよい。

また、上記実施例では、腰ベルトの帯に環装される場合を例示したが、この考案はこれに限られるものでなく、リストバンドの帯に環装させ、手首に装着する態様も含まれる。

さらに、マーカ収納部に突起ピンを収容すると、突起ピンの先端が露出するが、これを覆い、露出させないようにカバーを設けた構成も好ましい。

今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

この考案に係るマーカーホルダーによれば、マーカーの突起ピンを持って、マーカーの円形部をスライドさせるだけで、手軽にマーカーを脱着できる。

本考案に係るマーカーホルダーの斜視図である。 本考案に係るマーカーホルダーの、マーカー挿入口と終端部を結ぶ線に沿う断面図である。 本考案に係るマーカーホルダーを、腰ベルトの帯に環装させて腰部に固定させて使用する様子を図示したものである。 マーカーの斜視図である。

符号の説明

１ マーカーホルダー
２ リング状の基材
３ マーカー収納部
３ａ マーカー挿入口
４ マーカー
４ａ 突起ピン
４ｂ 円形部
５ 終端部
６ ミシン糸
７ 腰ベルトの帯

Claims (3)

1. ゴルフ用マーカーを収納するマーカーホルダーであって、
   腰ベルト又はリストバンドの帯に環装されるリング状の基材と、
   前記基材上に設けられ、マーカーの突起ピンを持って、マーカーの円形部を、その挿入口に入れ、そのままマーカーをスライドさせて終端部まで移動し、マーカーを収納するマーカー収納部と、を備えたマーカーホルダー。
2. 前記マーカー収納部は、前記基材の上に２個並列して設けられ、前記マーカーを２個収容できるようにした請求項１に記載のマーカーホルダー。
3. 前記基材及び前記マーカー収納部は、皮革で形成されており、これらは縫い合わされて一体化されている請求項１又は２に記載のマーカーホルダー。