JP3146794U - 胸部保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部材数で構成し、安全性品質基準で定められた三つの型式分類の何れにも満足するものであって、衣服に装着が簡単にでき、且つ競技者の動作を阻害することなく使い勝手がよい胸部保護具を提供する。
【解決手段】少なくとも心臓直上部を被覆する状態で使用される胸部保護具であって、外環バンドと、天板2と、本体3の三つの部材から構成され、本体の周縁脚8と揚げ底部9との間に下部空間7を形成するとともに、本体上面に天板2を載置し、本体とこの天板2との間に上部空間6を形成し、外環バンドで本体と天板との全周縁部を巻き込むように包み込んで、分離しないように一体的としたことを特徴とする胸部保護具で、ポリエチレン樹脂のブロー成型品の本体3と、ポリエチレン樹脂のインジュクション成型品である天板2と、伸縮性を有し輪状を呈する外環バンドからなり、また、本体3上面並びに下面の揚げ底部9にリブ加工が施されたことを特徴としている。
【選択図】図4

Description

本考案は、野球やソフトボールの競技中に発生する心臓震盪の発症を抑止する事を目的に胸部に装着して使用される胸部保護具に関するものである。
最近、野球やソフトボールの競技中に使用玉が胸部に当たり、心臓への衝撃によって心停止に至る心臓震盪と言われる症状が注目されている。
受ける衝撃により、肋骨や胸骨が折れたり心臓の筋肉が損傷したりするなどの物理的障害で発症する例より、衝撃力の強弱よりも心室細動という心臓の機能的障害により発症する例が多い事も知られている。しかしながら、積極的プレーを引き起こす要素の保護具を装置しているという心理的効果面の点とあわせ、一次的には、矢張り胸部に受ける衝撃を低減することが心臓震盪の発症を抑止する効果が得られると言われている。
これまで、例えば、特開2006−280426、同2007−107111、同2007−107109、実用新案登録第3109154号など、このような心臓震盪の発症を抑止することを目的にした発明・考案が近年、散見されるようになってきた。
簡単な作りのものとしては、実用新案登録第3070240号や同第3120254号のような保護具の構造を採用して衝撃力を低減するものが一部にはある。
更にはウレタンなど軟質の衝撃吸収材の外側に硬質のプロテクターを積層接着して胸部保護具としたものもある。これらは硬質プロテクターで衝撃力の拡散を図り、衝撃吸収材の吸収作用で心臓部への単位面積当たりの衝撃力を低減しようとするものである。
しかしながら、近年散見される心臓震盪の発症を抑止することを目的にした発明・考案であっても「野球及びソフトボール用胸部パットの認定基準及び基準確認方法」の制定日(2007年2月15日)以前の出願に係るものであるところから、その衝撃吸収性に満足できないものも見受けられる。
また、単位面積当たりの衝撃力低減の効果を一層向上させるために、衝撃吸収材やプロテクターの質量を大きくすれば、保護具全体として重量や質量が大きくなり、着用者の俊敏性なとの動作に支障をきたしたり、使い勝手が悪くなり、しいては着用時間を短く制限しなければならなくなる虞が生じる。
これらの実情に鑑み、本考案の主たる課題は、衝撃による心臓震盪の発症を効果的に抑止するために、より一層の衝撃吸収の向上を図り、前記胸部保護パットの認定基準を優秀な結果で合格すると共に、装着使用時に違和感無く競技でき、着用者への影響を極力小さいものとした胸部保護具を提供することにある。
上記目的を達成するため本考案は、少なくとも心臓直上部を被覆する状態で、例えば被服の胸部に取付け装着される胸部保護部であって、
胸部保護具Aの大きさは、前記認定基準を満足するもの、即ち、身長155cm未満用としての保護範囲の大きさは直径120cm、身長155〜175cm未満用としての保護範囲の大きさは直径150cm、身長175cm以上用としての保護範囲の大きさは直径180cmの三種類が用意される。
本考案の胸部保護具Aの最大特徴は、外環バンド1と、天板2と、本体3の主要な三つの部材から構成され、主として天板2と本体3で外力を受け止め、衝撃力を吸収緩和して前記認定基準を満足し、心臓に与えるダメージを低減して心臓震盪の発症を抑止する点にある。
主要な三つの部材の内、外環バンド1は、例えばゴムバンドのような伸縮性を有し、一定の幅を有する輪状を呈するもので形成され、本体3と天板2とが分離しないように常時一体的に保持するためのもので、本体と天板の全周縁を包み込むように取り付けられる。
天板2は、1mm〜2mm程度の厚さが確保されることが望ましく、本体の上面との間に、最大の高さが5mm〜10mm程度の上部空間6を呈し、本体の全周縁に備えられた縁溝部5に、その周縁が位置するように載置されるポリエチレン樹脂のインジュクション成型品である。前記の厚さ及び空間の最大高は上記認定基準三種の大きさに関係なく確保されることが望まれる。
本体3は略円盤形を呈し、上面の全周縁には天板2が載置される縁溝部5を備え、下面はその全周縁が接地脚8を形成し、その中心部は揚げ底部9を呈しているポリエチレン樹脂のブロー成型品である。
つまり、本体下面の揚げ底部9と接地脚8との間は15mm〜20mm程度の空間7(下部空間)が確保されることが望まれる。尚、該本体は2mm〜3mm程度の厚さと、概ね25mm〜35mm程度の高さが、前記認定基準に定められている三種の大きさに左右されることなく確保されることが望まれる。
本考案は、本体の上面と天板との間に最大高が5mm〜10mm程度の上部空間を呈し、本体の全周縁に備えられた縁溝部にその周縁が位置するように載置されるポリエチレン樹脂のインジュクション成型品である天板と、
上面の全周縁に縁溝部を備え、下面は、その全周縁が接地脚の如く形成され、この脚から中心部は上げ底状を呈し、この下面の揚げ底部と接地脚との間に下部空間を有するように形成されたポリエチレン樹脂のブロー成型品の本体とを、伸縮性を有し輪状を呈する外環バンドで一体的として構成されたものであるから、以下の効果を奏する。
本考案による胸部保護具Aの最大高さ(厚さ)が40mmで試作された三点を、前記認定基準の試験方法の内、最も厳しい試験、即ち、ストライカの先端半径が37mm、落下高さ100cmの硬式野球用の認定基準試験に基づき試験された結果、衝撃力(N)が547N、574N、597Nであった。これはストライカの先端半径が37mm、落下高さ100cmの硬式野球用が900N、ストライカの先端半径が37mm、落下高さ55cmの硬式野球用が750N、ストライカの先端半径が50mm、落下高さ100cmのソフトボール用が900Nと定められている認定基準よりも大幅に良好な結果を示したものである。
本考案は、特に、より高い衝撃緩和効果を求めるために緩和材料の質量や重量を増大することなく、衝撃力を、上記のように少ない部材数と簡略な構造で効果的に且つ大幅に低減するように横成されたもので、且つ使用者の衣服に装着するのも容易で、その上競技者の動作を阻害しないことから、所謂、使い勝手が良い。
構成部材が三点と少なく、内、天板はポリエチレン樹脂のインジュクション成型品で、
本体はポリエチレン樹脂のブロー成型品で形成されるので、製品に斑が無く且つ安価に提供が可能となる。
以下、適宜図面が参照されつつ好ましい実施形態について説明する。
本考案胸部保護部は、外環バンド1、天板2、本体3の主要な三つの部材から構成され、外環バンド1は図2に図示のように、一定の幅を有し、且つ輪状を呈し、ゴムバンドのような伸縮性を有するものである。
該品は天板と本体とが分離しないように、常時一体的にする役目を果たすもので、本体と天板の全周縁を包み込むように取り付けられるものであり、その幅と長さは前記目的に合致するものが選択され、伸縮性が低下したり、或いは切れたり劣化したりした場合は適宜交換される。
天板2は、ポリエチレン樹脂のインジュクション成型品で、1mmから2mm程度の厚さを有していることが望ましく、本体上面に載置されたとき、上面との間に形成される上部空間6は、最大高さが5mm〜10mm程度が望ましい。
この空間並びに天板の厚さは対象者の身長で分類される胸部保護パットの認定基の保護範囲の大きさ三種類、即ち、分類されている直径120cm、150cm、180cmに左右されずに実施されれば理想的な衝撃低減結果が得られる。
本体3は、ポリエチレン樹脂のブロー成型品であること、2mm〜3mm程度の厚さを有している事が望ましく、また、上面の全体と、下面の揚げ底部にはリブ加工4が施されるとともに、下面の揚げ底部9と全周縁脚8との間には下部空間7を有するように形成され、この下部空間7は15mm〜20mm程度となる事が望ましい。
この空間並びに本体の厚さの数値は、上記記載の対象者の身長分類で定める胸部保護パットの認定基準の保護範囲の大きさ三種類の大きさに左右される事なく実施されることが望ましい。
図面に示す実施例に基づき本考案を説明すると、本考案の胸部保護具Aは、図1並びに図2に示した外環バンド1、天板2と図3で示された本体3との三つの部材から構成され、
図1は、本考案の胸部保護具Aを平面的に示したもので、外環バンド1は、天板2と本体3とが分離しないように常時一体的にするためのもので、天板と本体との全周縁を包み込むように取り付けられている。
図2は、前記図1の外環バンド1と天板2とをより詳細に図示したものであって、外環バンド1は、例えばゴムバンドのような伸縮性を有し、一定の幅を有する輪状を呈するものであり、天板2は、本体3の上面との間に5〜10mm程度の上部空間6を呈するようにして、本体3の上面全周縁の備えられた縁溝部5にその周縁が位置するよう載置形成されたポリエチレン樹脂のインジュクション成型品である。
図3は円盤形を呈する本体3を平面的に図示したもので、リブ加工4が幾何学的模様を呈して上面のほぼ全面に施されている。また、揚げ底状を呈する底面の中心部周辺にも、上面に施されたものと同様なリブ加工が施されることが、衝撃低減に効果を発揮することから望まれる。尚、リブ加工の形や模様・デザインは図示のものに限定されるものでは無い。
図4は、本体3上面の縁溝部5に天板2が載置された状態を示したもので、天板2は断面で描かれ、本体3上面と天板2との間には上部空間6を有している他、下面の揚げ底部9と周縁脚8との間には下部空間7を有している。
以上説明のように、本考案の胸部保護具は、本体上面との間に空間を呈し、全周縁に備えられた縁溝部に載置されるポリエチレン樹脂のインジュクション成型品である天板と、下面は、その全周縁が接地脚の如くなっていて、底面は上げ底状を呈し、この揚げ底面と全周縁の脚との間に下部空間を有するように形成されたポリエチレン樹脂ブロー成型品の本体とを、伸縮性を有し輪状を呈する外環バンドで一体的に構成されたもので、何より、試作品の試験によれば、認定基準を大幅に上回る数値で満足する結果が得られているばかりでなく、シンプルな構成であることから、例えば被服に装着して使用するにあたり、簡略にできるので頗る使い勝手が良く、その上、むら無く安定した製品を安価に提供できる。
且つ、これと言って製造上の問題点も無いことから産業上の利用可能性は頗る高い。
本考案の胸部保護具を平面的に図示し説明する図である。 本考案を構成する部材の内、天板と外環バンド二つの部材を説明する図である。 本考案を構成する部材の内、本体を平面的に説明する図である。 本体に天板が載置された状態を、天板を断面で示した説明図である。
符号の説明
A胸部保護具 1外環バンド 2天板 3本体 4リブ加工 5縁溝部
6上部空間 7下部空間 8周縁脚 9揚げ底部

Claims (3)

  1. 少なくとも心臓直上部を被覆する状態で使用される胸部保護具であって、
    外環バンドと、天板と、本体の三つの部材から構成され、本体の周縁脚と揚げ底部との間に下部空間を形成するとともに、本体上面に天板を載置して、本体とこの天板との間に上部空間を形成し、外環バンドで本体と天板との全周縁部を巻き込むように包み込んで分離しないように一体的としたことを特徴とする胸部保護具。
  2. ポリエチレン樹脂のブロー成型品の本体と、ポリエチレン樹脂のインジュクション成型品である天板と、伸縮性を有し輪状を呈する外環バンドからなる請求項1記載の胸部保護具。
  3. 本体上面並びに下面揚げ底部にはリブ加工が施された請求項1〜2の何れか1項に記載された胸部保護具。
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