JP3146742U - ぶら下がり健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 体重の重い使用者や腕力の弱い使用者でも、長い時間ぶら下がることができるぶら下がり健康器具の提供。
【解決手段】 その上面前方寄りに一対の足掛台1aを有するベースフレーム1と、該ベースフレーム1上面の後方寄りに立設される門型フレーム2と、該門型フレーム2の上方に配置されてその上端で前方に張り出す支持アーム4と、該支持アーム4の前端で支持されてU字状に垂れ下がるベルト5とを有することにより、両足を開いて足掛台1aに乗り、ヘソの裏側付近の腰にベルト5をフィットさせ、上体を後方に反らしながら頭の上でベルト5を把持し、両肘を顔の前で合わせるようにして左右のベルト5の間隔を狭めてぶら下がれば、手だけでなく腰も利用してぶら下がることができるので、過度の負担なくぶら下がることが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本考案は、ぶら下がることにより、自重で脊髄や腰椎を正常な位置に戻して、腰の痛みを緩和することのできるぶら下がり健康器具に関するものである。
従来のこの種ぶら下がり健康器具は、一対の足掛台を有するベースフレームと、該ベースフレームから立設される一対の支持フレームと、該支持フレームの上端同士を連結して地面と平行に設けられるぶら下がりフレームとから成り、使用者は、両足を開いて足掛台の上に乗り、ぶら下がりフレームを両手で把持してぶら下がれる構成となっている。
しかし、従来のぶら下がり健康器具にあっては、使用者は、両手で全体重を支持しなければならないので、腕に痺れが生じたり、肩などの筋を痛めたりする恐れがあった。又、特に、体重の重い使用者や腕力の弱い使用者は、短い時間しかぶら下がることができないので、十分に脊髄や腰椎を正常な位置に戻せないという問題点もあった。
更に、従来のぶら下がり健康器具にあっては、使用者の身長に合わせてぶら下がり位置を微調整することが困難な関係で、ぶら下がる時に使用者が飛び上がる必要が生じる場合があるので、特に、そのような場合は、腰痛を患っている使用者にとっては、使用し難いという問題点もあった。
本考案は、斯かる実情に鑑み開発されたもので、請求項1記載の考案は、その上面前方寄りに一対の足掛台を有するベースフレームと、該ベースフレーム上面の後方寄りに立設される門型フレームと、該門型フレームの上方に配置されてその上端で前方に張り出す支持アームと、該支持アームの前端で支持されてU字状に垂れ下がるベルトとを有することを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1を前提として、門型フレームの上端中央に昇降装置を立設し、該昇降装置に支持アームを昇降可能に取り付ける一方、上記昇降装置は、支持アームの昇降を許容する一対のレールと、該一対のレールの後方中央に設けられるネジ棒と、該ネジ棒の下端に設けられるハンドルとを備え、上記支持アームの後端にネジ孔を設けて、支持アームのネジ孔と昇降装置のネジ棒を螺合させて、ネジ棒をハンドルを利用して回転させることにより、レールに沿って支持アームを昇降させることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項2を前提として、支持アームは、上方に突出する起ち上がり部を備え、支持アームを昇降装置により最上位まで昇動させると、支持アームの上端が、昇降装置の上端よりも上方に位置することを特徴とする。
依って、請求項1記載の考案にあっては、両足を開いて足掛台に乗り、ヘソの裏側付近の腰にベルトをフィットさせ、上体を後方に反らしながら頭の上でベルトを把持し、両肘を顔の前で合わせるようにして左右のベルトの間隔を狭めてぶら下がれば、自重で脊髄や腰椎を正常な位置に戻すことができるが、この際には、手だけでなく腰も利用してぶら下がることができるので、過度の負担なくぶら下がることが可能となる。そのため、腕に痺れが生じたり、肩などの筋を痛めたりする恐れがなくなると共に、特に、体重の重い使用者や腕力の弱い使用者でも、長い時間ぶら下がることができるので、十分に脊髄や腰椎を正常な位置に戻すことが可能となる。
又、ぶら下がり時に、適度に足を前後に振れば、より効果的に脊髄や腰椎を正常な位置に戻すことができる。
請求項2記載の考案にあっては、使用者の身長に合わせて、支持アームの高さを容易に微調整することができる関係で、ぶら下がる時に飛び上がる必要がなくなるので、腰痛を患っている使用者であっても、容易に使用することが可能となる。
請求項3記載の考案にあっては、支持アームは、上方に突出する起ち上がり部を備え、該支持アームを昇降装置により最上位まで昇動させると、当該支持アームの上端が、昇降装置の上端よりも上方に位置する関係で、支持アームの起ち上がり部の高さ分だけ昇降装置の上端の高さを低く設定できるので、マンションや家屋の室内への搬入が容易となる。
本考案は、その上面前方寄りに一対の足掛台を有するベースフレームと、該ベースフレーム上面の後方寄りに立設される門型フレームと、該門型フレームの上方に配置されてその上端で前方に張り出す支持アームと、該支持アームの前端で支持されてU字状に垂れ下がるベルトとを有することにより、ぶら下がり時の過度の負担を防止せんとするものである。
以下、本考案を図示する好適な実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係るぶら下がり健康器具は、基本的には、図1・図2に示す如く、その上面前方寄りに一対の足掛台1aを有するベースフレーム1と、該ベースフレーム1上面の後方寄りに立設される門型フレーム2と、該門型フレーム2の上端中央に立設される昇降装置3と、該昇降装置3に昇降可能に取り付けられてその上端で前方に張り出す支持アーム4と、該支持アーム4の前端に設けられた一対の突部4aで支持されてU字状に垂れ下がるベルト5とを有する構成となっている。
更に、昇降装置3と支持アーム4との関係について具体的に説明すると、昇降装置3は、図示する如く、支持アーム4の昇降をローラ(図示せず)等を介して許容する一対のレール3aと、該一対のレール3aの後方中央に設けられるネジ棒3bと、該ネジ棒3bの下端に設けられるハンドル3cとを備える一方、支持アーム4の後端部4bにネジ孔4cを設けて、支持アーム4のネジ孔4cと昇降装置3のネジ棒3bを螺合させて、ネジ棒3bをハンドル3cを利用して回転させることにより、一対のレール3aに沿って支持アーム4を自在に昇降できる構成となっている。
又、支持アーム4は、上方に突出する起ち上がり部4dを備え、支持アーム4を昇降装置3により最上位まで昇動させると、図3に示す如く、当該支持アーム4の上端が、昇降装置3の上端よりも上方に位置する構成となっている。そのため、支持アーム4の起ち上がり部4dの高さ分だけ昇降装置3の上端の高さを低く設定できるので、例えば、昇降装置3の上端の高さをマンションや家屋における部屋の出入口の高さよりも低く設定して、昇降装置3により、支持アーム4の位置を、その上端が昇降装置3の上端よりも低い位置になるように調整すれば、マンションや家屋の室内への搬入が容易となる。
そして、実際の使用に際しては、まず、使用者の身長に合わせて、支持アーム4の高さを調整することとなるが、この際には、昇降装置3のネジ棒3bをハンドル3cを利用して回転させるだけで、レール3aに沿って支持アーム4を昇降させて、支持アーム3の高さを微調整することができる関係で、ぶら下がる時に飛び上がる必要がなくなるので、腰痛を患っている使用者であっても、容易に使用することが可能となる。
次いで、両足を開いて足掛台1aに乗り、ヘソの裏側付近の腰にベルト5をフィットさせ、上体を後方に反らしながら頭の上でベルトを把持し、両肘を顔の前で合わせるようにして左右のベルトの間隔を狭めてぶら下がれば、図4に示す如く、自重で脊髄や腰椎を正常な位置に戻すことができるが、この際には、手だけでなく腰も利用してぶら下がることができるので、過度の負担なくぶら下がることが可能となる。そのため、腕に痺れが生じたり、肩などの筋を痛めたりする恐れがなくなると共に、特に、体重の重い使用者や腕力の弱い使用者でも、長い時間ぶら下がることができるので、十分に脊髄や腰椎を正常な位置に戻すことが可能となる。又、この際に、適度に足を前後に振れば、より効果的に脊髄や腰椎を正常な位置に戻すことができる。
本考案に係るぶら下がり健康器具は、手だけでなく腰も利用してぶら下がることができる関係で、過度の負担なくぶら下がることが可能となるので、特に、体重の重い使用者や腕力の弱い使用者にとっては、頗る好都合なものとなる。
本考案の実施の形態に係るぶら下がり健康器具の斜視図である。 同側面図である。 支持アームを最上位まで昇動させた状態を示す説明図である。 使用者がぶら下がった状態を示す側面図である。
符号の説明
1 ベースフレーム
1a 足掛台
2 門型フレーム
3 昇降装置
3a レール
3b ネジ棒
3c ハンドル
4 支持アーム
4a 突部(前端)
4b 後端部(後端)
4c ネジ孔
4d 起ち上がり部
5 ベルト

Claims (3)

  1. その上面前方寄りに一対の足掛台を有するベースフレームと、該ベースフレーム上面の後方寄りに立設される門型フレームと、該門型フレームの上方に配置されてその上端で前方に張り出す支持アームと、該支持アームの前端で支持されてU字状に垂れ下がるベルトとを有することを特徴とするぶら下がり健康器具。
  2. 門型フレームの上端中央に昇降装置を立設し、該昇降装置に支持アームを昇降可能に取り付ける一方、上記昇降装置は、支持アームの昇降を許容する一対のレールと、該一対のレールの後方中央に設けられるネジ棒と、該ネジ棒の下端に設けられるハンドルとを備え、上記支持アームの後端にネジ孔を設けて、支持アームのネジ孔と昇降装置のネジ棒を螺合させて、ネジ棒をハンドルを利用して回転させることにより、レールに沿って支持アームを昇降させることを特徴とする請求項1記載のぶら下がり健康器具。
  3. 支持アームは、上方に突出する起ち上がり部を備え、支持アームを昇降装置により最上位まで昇動させると、支持アームの上端が、昇降装置の上端よりも上方に位置することを特徴とする請求項2記載のぶら下がり健康器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113520785A (zh) * 2020-04-14 2021-10-22 韦景川 人体悬吊概念椅

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