JP3146583B2 - 包装箱の製造方法 - Google Patents
包装箱の製造方法Info
- Publication number
- JP3146583B2 JP3146583B2 JP00062892A JP62892A JP3146583B2 JP 3146583 B2 JP3146583 B2 JP 3146583B2 JP 00062892 A JP00062892 A JP 00062892A JP 62892 A JP62892 A JP 62892A JP 3146583 B2 JP3146583 B2 JP 3146583B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging box
- hinge
- main body
- lid
- pulp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Closures For Containers (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種被包装物を包装する
抄紙により得られる包装箱の製造方法に関するものであ
る。
抄紙により得られる包装箱の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、資源の有効利用の観点から再生紙
を用いた抄紙による包装箱が活用されるようになってき
ている。その代表例が卵の包装箱であり、抄紙によって
卵の半分を収納する凹部を約10個程度形成した本体部
と、卵の上半分を被う凹部を約10個程度形成した蓋部
とをヒンジ部で連結して構成され、卵を本体部に収納し
た後蓋部を被せてヒンジ部と反対部分をテープで固定し
たり、ホッチキスで固定して利用されていた。
を用いた抄紙による包装箱が活用されるようになってき
ている。その代表例が卵の包装箱であり、抄紙によって
卵の半分を収納する凹部を約10個程度形成した本体部
と、卵の上半分を被う凹部を約10個程度形成した蓋部
とをヒンジ部で連結して構成され、卵を本体部に収納し
た後蓋部を被せてヒンジ部と反対部分をテープで固定し
たり、ホッチキスで固定して利用されていた。
【0003】また、最近では、卵だけの包装に留まら
ず、このような抄紙による包装箱を用いるケースが増え
てきている。従来のこの種の包装箱の例を図3を用いて
説明する。図3において1は被包装物の約半分を収納す
る本体部、2は被包装物の残りの半分を被う蓋部、3は
この本体部1と蓋部2とを連結するヒンジ部、4はこの
ヒンジ部3に形成されたスリットである。
ず、このような抄紙による包装箱を用いるケースが増え
てきている。従来のこの種の包装箱の例を図3を用いて
説明する。図3において1は被包装物の約半分を収納す
る本体部、2は被包装物の残りの半分を被う蓋部、3は
この本体部1と蓋部2とを連結するヒンジ部、4はこの
ヒンジ部3に形成されたスリットである。
【0004】このようにヒンジ部3にスリット4を形成
してヒンジ部3に柔軟性をもたせ、本体部1に被包装物
を収納した後蓋部2をこのヒンジ部3を利用して折曲げ
て被包装物を完全に被って包装するものであった。
してヒンジ部3に柔軟性をもたせ、本体部1に被包装物
を収納した後蓋部2をこのヒンジ部3を利用して折曲げ
て被包装物を完全に被って包装するものであった。
【0005】また、ヒンジ部3に柔軟性を持たせる構成
としては、プレス加工により折り目を形成する構成を採
用する場合もあった。
としては、プレス加工により折り目を形成する構成を採
用する場合もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、ヒンジ部3に柔軟性をもたせるためにスリット4
を設けたり、折り目を形成したりする必要があり、加工
工程が増え、生産性に乏しく、コスト面でも不利になる
ものであった。
ては、ヒンジ部3に柔軟性をもたせるためにスリット4
を設けたり、折り目を形成したりする必要があり、加工
工程が増え、生産性に乏しく、コスト面でも不利になる
ものであった。
【0007】また、繰返し利用する場合を想定すると、
スリット4や折り目を形成することにより、外力により
破損しやすくなり、長期使用に耐えられないといった問
題を有するものであった。
スリット4や折り目を形成することにより、外力により
破損しやすくなり、長期使用に耐えられないといった問
題を有するものであった。
【0008】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、加工が容易でコスト面でも有利な包装箱を提供する
ことを目的とするものである。
し、加工が容易でコスト面でも有利な包装箱を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、被包装物を収納する本体部と、この本体部
より突出する被包装物を被う蓋部と、この本体部と蓋部
とを連結するヒンジ部とからなる包装箱をパルプを抄紙
して形成する包装箱の製造法において、水に分散させて
抄紙網に上記パルプを堆積させるとき、少なくとも上記
ヒンジ部に対応する部分の上記水の流れを他の部分より
少なくなるように設定して抄紙するようにしたものであ
る。
に本発明は、被包装物を収納する本体部と、この本体部
より突出する被包装物を被う蓋部と、この本体部と蓋部
とを連結するヒンジ部とからなる包装箱をパルプを抄紙
して形成する包装箱の製造法において、水に分散させて
抄紙網に上記パルプを堆積させるとき、少なくとも上記
ヒンジ部に対応する部分の上記水の流れを他の部分より
少なくなるように設定して抄紙するようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】上記製造方法とすることにより、抄紙時にヒン
ジ部の水流を少なくすることでパルプ面密度を小さく
し、ヒンジ部として柔軟性に富んだ包装箱とすることが
できるものである。
ジ部の水流を少なくすることでパルプ面密度を小さく
し、ヒンジ部として柔軟性に富んだ包装箱とすることが
できるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面図1,
図2を用いて説明する。図1,図2において、5は抄紙
方法によって形成された被包装物の少なくとも半分以上
を収納するケース状の本体部、6は同じく抄紙方法によ
って形成された被包装物の少なくとも本体部5より突出
する部分に被せられるカバー状の蓋部、7は同じく抄紙
方法によって形成され上記本体部5の開口部の一辺と蓋
部6の開口部の一辺を連結するヒンジ部である。
図2を用いて説明する。図1,図2において、5は抄紙
方法によって形成された被包装物の少なくとも半分以上
を収納するケース状の本体部、6は同じく抄紙方法によ
って形成された被包装物の少なくとも本体部5より突出
する部分に被せられるカバー状の蓋部、7は同じく抄紙
方法によって形成され上記本体部5の開口部の一辺と蓋
部6の開口部の一辺を連結するヒンジ部である。
【0012】このように本発明の包装箱は本体部5、蓋
部6、ヒンジ部7を同時に抄紙によって形成している
が、ヒンジ部7は本体部5や蓋部6と異なりパルプ面密
度が小さくなるように構成されている。このパルプ面密
度は、パルプを水に分散させ、本体部5および蓋部6さ
らにヒンジ部7に対応する形状の抄紙網に上記水を流し
てパルプを推積させて抄紙するとき、ヒンジ部7に対応
する部分には水の流れを少なくなるように設定すること
でコントロールできることになる。
部6、ヒンジ部7を同時に抄紙によって形成している
が、ヒンジ部7は本体部5や蓋部6と異なりパルプ面密
度が小さくなるように構成されている。このパルプ面密
度は、パルプを水に分散させ、本体部5および蓋部6さ
らにヒンジ部7に対応する形状の抄紙網に上記水を流し
てパルプを推積させて抄紙するとき、ヒンジ部7に対応
する部分には水の流れを少なくなるように設定すること
でコントロールできることになる。
【0013】したがって、抄紙する方法でヒンジ部7は
面密度が小さく、柔軟性に優れたものとなる。
面密度が小さく、柔軟性に優れたものとなる。
【0014】なお、上記パルプとしては、新しいクラフ
トパルプと古紙を利用した再生パルプを混合したものを
用いてもよく、もちろん新しいパルプのみで構成しても
よい。
トパルプと古紙を利用した再生パルプを混合したものを
用いてもよく、もちろん新しいパルプのみで構成しても
よい。
【0015】また、形状としては、抄紙によって形成す
るため、どのような形状でも対応できることになり、被
包装物の形状に合ったものを提供できることになる。
るため、どのような形状でも対応できることになり、被
包装物の形状に合ったものを提供できることになる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の包装箱の製造法
は、抄紙時にヒンジ部の面密度を他の部分より小さくし
て開閉に対応できる柔軟性を得、別に加工を施す必要も
なく、生産性に優れたものとなり、コスト面でも有利に
なるとともに、機械的な損傷を与えないため、長期間に
わたって使用する場合においてもヒンジ部が損傷するこ
ともなくなり、信頼性に富んだものとすることができる
ものである。
は、抄紙時にヒンジ部の面密度を他の部分より小さくし
て開閉に対応できる柔軟性を得、別に加工を施す必要も
なく、生産性に優れたものとなり、コスト面でも有利に
なるとともに、機械的な損傷を与えないため、長期間に
わたって使用する場合においてもヒンジ部が損傷するこ
ともなくなり、信頼性に富んだものとすることができる
ものである。
【図1】本発明の包装箱の一実施例を示す斜視図
【図2】同要部の拡大断面図
【図3】従来の包装箱を示す斜視図
5 本体部 6 蓋部 7 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 43/16 101 B65D 85/32 B65D 45/02 - 45/06
Claims (1)
- 【請求項1】 被包装物を収納する本体部と、この本体
部より突出する被包装物を被う蓋部と、この本体部と蓋
部とを連結するヒンジ部とからなる包装箱をパルプを抄
紙して形成する包装箱の製造法であって、水に分散させ
て抄紙網に上記パルプを堆積させるとき、少なくとも上
記ヒンジ部に対応する部分の上記水の流れを他の部分よ
り少なくなるように設定して抄紙することで上記ヒンジ
部のパルプ面密度を他の部分より小さく形成した包装箱
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00062892A JP3146583B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 包装箱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00062892A JP3146583B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 包装箱の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193663A JPH05193663A (ja) | 1993-08-03 |
JP3146583B2 true JP3146583B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=11478996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00062892A Expired - Fee Related JP3146583B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 包装箱の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146583B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2910493A1 (en) * | 2014-02-25 | 2015-08-26 | Celulosas Moldeadas, S.A. | Packaging tray for eggs |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP00062892A patent/JP3146583B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05193663A (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |