JP3146390B2 - 集成材の現場接着接合方法 - Google Patents

集成材の現場接着接合方法

Info

Publication number
JP3146390B2
JP3146390B2 JP31989592A JP31989592A JP3146390B2 JP 3146390 B2 JP3146390 B2 JP 3146390B2 JP 31989592 A JP31989592 A JP 31989592A JP 31989592 A JP31989592 A JP 31989592A JP 3146390 B2 JP3146390 B2 JP 3146390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
glued
curing
finger joint
finger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31989592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06166005A (ja
Inventor
英治 松井
泰男 槐原
昇 樋上
衛 木村
楠  寿博
公彦 最上
裕 安部
秀幸 成田
寛之 原田
憲男 中尾
周二 竹本
彰典 永井
裕之 甲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP31989592A priority Critical patent/JP3146390B2/ja
Publication of JPH06166005A publication Critical patent/JPH06166005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146390B2 publication Critical patent/JP3146390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木質の構造用大断面
集成材を、スポーツ施設、ホール等の木造大空間建築物
の柱、横架材(梁その他)などの構造材として使用する
場合に現場で実施される、集成材の現場接着接合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ひき板や角材を積層接着し一体化させて
得られる大断面材、あるいは長い通直材、又は湾曲材な
どの木質材を集成材と呼んでいる。大断面の木材や長い
通直材を得るには、樹齢の大きい木に限られ、乾燥など
にも長い年月を必要とするほか、節や割れがないものと
なると、入手はほとんど不可能に近い。ところが、集成
材によれば、大断面材や長い通直材あるいは湾曲材など
を大量に経済的に生産できる。しかも、集成材は単位重
量当りの圧縮強度(比強度)は鉄筋コンクリートの3倍
もあるし、耐火性に優れ、半永久的な耐久性がある。更
に、伸縮や狂いがほとんど無く、鉄骨に比べて経済的に
湾曲材を作れる等々の利点があるため、最近では構造用
集成材による木造の大空間建築物の建設に積極的に利用
されるようになっている。
【0003】集成材の生産と加工は工場で行なうのが一
般的であり、輸入品に頼る割合も大きい。従って、大空
間建築物の構造用集成材は、道路輸送に適した大きさに
数分割したブロックで現場へ搬入し、現場で各ブロック
を接合して組立てるのが普通のやり方である。ちなみに
図1Aに示したドーム用の弓形をなすキール梁は、弦長
が約46m、中央の最大せいが1.8m、幅が約22cm
の大きさであるが、ほぼ同じ長さの5ブロックに分割さ
れ、継目Aの位置を現場で接合して組立てられている。
【0004】従来一般の集成材相互の現場接合方法は、
金属プレートを当てがい、ボルト、ナットで締結する方
法が実施されている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】従来一般の金属プレ
ートとボルトで集成材を接合する方法は、ボルト孔によ
る集成材の断面欠損による耐力低下、錆止めのためのメ
ンテナンス、外観のデザイン劣化等に対する対策が必要
である。しかも火災時に接合金物は軟化して耐力が低下
したり、高温になり接合部周辺の木材の炭化を促進させ
るので火災に対する配慮も必要である。
【0006】本発明の目的は、集成材の端部をノコギリ
刃状(V形波形状)にジグザグに加工した所謂ビッグフ
ィンガージョイントを採用し、それを接着剤で繋ぎあわ
せていく方法であって、接合耐力はボルト接合よりも高
く、金物を用いない接合法であり、デザイン、防火、維
持管理における金物特有の問題が払拭された現場接着接
合方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、この発明に係る集成材の現場
接着接合方法は、(イ) 集成材1の接合端部に、互い違
いに噛み付くV形波形状のフィンガージョイント仕口2
を形成すること、(ロ) 前記集成材1は水平移動架台3
の上に載せ、接合すべき二つの集成材1、1は相互のフ
ィンガージョイント仕口2を対向配置させ、同水平移動
架台3の高さ調節機構4により上下のレベル精度を調整
すること、(ハ) 前記フィンガージョイント仕口2の全
面に接着剤5を塗布すること、(ニ) 二つの集成材1、
1の前記フィンガージョイント仕口2に近い位置に圧締
用鉄骨治具6を固定し、二つの集成材1、1の前記圧締
用鉄骨治具6、6の間に引きボルト7を通しナット8を
締付けて二つのフィンガージョイント仕口2、2を引き
寄せて合体させ所定の圧締圧を負荷させた状態のままで
所定の圧締時間だけ養生すること、をそれぞれ特徴とす
る。
【0008】本発明の現場接着接合方法はまた、合体さ
せたフィンガージョイント仕口2への圧締圧の導入は、
引きボルト7に歪ゲージ9を取付け、同歪ゲージ9の出
力を監視装置のディスプレーで確認しながら行なうこ
と、及び、二つの集成材1、1の接合端部の周囲を直射
日光や雨水等が当らない程度の密閉状態に覆う養生小屋
10を設け、前記養生小屋10内の環境温度は接着剤5
の使用に適切な範囲に保つこと、もそれぞれ特徴とす
る。
【0009】
【作用】二つのフィンガージョイント仕口2,2をぴっ
たり噛み合わせ合体させると、それだけでも相当な接合
強度を発揮する。その上、V形波形状で接着部分の面積
が大きい二つのフィンガージョイント仕口2,2が接着
剤5で一体的に接着されるので、母材耐力を上回る程の
接合強度を発揮し、構造材としての使用に強度的な問題
はない。
【0010】接合すべき集成材1は水平移動架台3の上
に載せ、予め上下のレベル精度を調整しておくので、引
きボルト7を利用して引き寄せるだけの作業で二つのフ
ィンガージョイント仕口2,2はぴったりと噛み合い状
態に合体され、そのまま所定の圧縮圧による圧締養生に
移行できる。
【0011】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
本実施例は、一例として図1Aに示した大断面の構造用
集成材(キール梁)を構成する5個のブロック(No.1
〜No.5)を現場で接着接合して組立てる場合について
のものである。図2は前記キール梁を構成するブロック
である二つの集成材1,1が各々3台ずつ連結の水平移
動架台3の上に略水平に寝かせて載せられ、接合すべき
二つのフィンガージョイント仕口2,2が相対向する配
置とされた状態を示している。一つの集成材1を載せる
のに使用された3台の水平移動架台3は、つなぎ材11
によって相互に連結し一体化することによって集成材支
持の安定性が図られている。尚、各水平移動架台3は、
予めレベル出しを行なった捨コンクリート床12の上に
設置されている。
【0012】図3は水平移動架台3の構成を拡大して示
している。この水平移動架台3は、その上部に垂直な高
さ調節機構4をもち、同高さ調節機構4の上端部に回転
自在なコロ13を介して集成材1が水平に支持されてい
る。従って、集成材1は、水平移動架台3の移動をスト
ッパーで止めた状態でも、コロ13の回転を利用して水
平方向に微移動可能である。接合すべき二つの集成材
1,1は、前記水平移動架台3の上に図2のように載せ
た状態で、とりあえず双方のフィンガージョイント仕口
2,2を図2のように10cmぐらいまで接近させ、水平
移動架台3の移動経路の確認又はサイドガイド用桟木等
による確定の作業、及び上下のレベル精度の調節作業を
綿密に行ない準備する。その後、二つの集成材1,1は
各々のフィンガージョイント仕口2,2の間に接着剤塗
布作業に必要最小限度の作業用間隔(約1mぐらい)を
あけ、接着剤塗布作業に備える。
【0013】前記フィンガージョイント仕口2の加工
は、全て工場加工として高精度に実施する。その具体的
な側面形状を図1Cに示した。ちなみにV形波形のピッ
チは12mm、集成材の長手方向へのV形溝の深さは50
mm位である。次に、図4と図5はフィンガージョイント
仕口2への接着剤塗布作業の要領を示している。接着剤
の塗布は、一般的にはハケやヘラで丹念に塗布するか、
又はスプレーで吹付ける方法が多く採用されるが、塗布
量の管理、塗布面の形状のバラツキ、施工性、作業床の
汚れ等々の問題がある。図4と図5は前記の問題を全て
解決するべく採用されたドブ漬け塗布の方法を示してい
る。
【0014】図4では、接着剤塗布作業の準備として、
まず直後に行なわれる圧締工程に備えるため、集成材1
のフィンガージョイント仕口2の近傍位置の上下面に圧
締用鉄骨治具6を取付けて固定した状態を示している。
集成材の上下面に対称な配置の圧締用鉄骨治具6は、集
成材1を上下面方向に貫通させた共通のボルト14によ
り約10kg/cm2ぐらいの圧締圧の負荷に十分に耐える強
度に固定されている。この圧締用鉄骨治具6の正面壁に
は、後述の引きボルトを通すボルト孔15も予め設けら
れている。集成材1において、前記圧締用鉄骨治具6の
位置よりも少し先端寄りの位置には、後述の接着剤容器
の取付けを軽便にしてシール効果を高めるパッキンテー
プ16が全周に周回して張り付けられている。一方、図
4に示した接着剤容器17は、集成材1の断面形状に等
しい幅寸と高さをもち、一側面と上面とを開放された構
造であり、鉄板の溶接加工品などとして製作されてい
る。この接着剤容器17は、前記の開放された側面に沿
ってその近傍の上下位置に2本のパッキン締付用の長ボ
ルト18を備えている。接着剤容器17は、図5に示し
たように、前記開放された側面を集成材1の先端部に嵌
め合わせ、前記長ボルト18にナット19を締結して適
度な側圧を加え、前記パッキンテープ16との密着度を
高める。更に捨コンクリート床12の上にサポート20
を立て、これにより接着剤容器17の底面の特にパッキ
ンテープ16との当接位置を支持せしめシール効果を得
る。その上で、図5のように、接着剤容器17の中に接
着剤5を一杯に満たし、フィンガージョイント仕口2の
全面を接着剤5中にどぶ漬け状態とする。
【0015】尚、こうした接着剤塗布作業に関しては、
次の事項を考慮する。まず接着剤は、万一不足すること
がないようにある程度多めに用意する。接着剤を混合す
る際は攪拌を十分に行ない、硬化剤がよく主剤に混ざっ
たことを確認する。接着剤は両方のフィンガージョイン
ト仕口2,2に塗布する。塗布後、塗り残しがないか注
意深く確認し、あれば直ちに塗布する。この後、直ちに
圧締作業を開始する。硬化剤を加えた接着剤は可使時間
が定められているので、この可使時間内に圧締工程を含
めた全作業を終了する。
【0016】接着材容器17に接着材5を一杯に満たし
てフィンガージョイント仕口2をドブ漬け状態としたと
ころで、接着剤の回りを良くするため攪拌棒で数回攪拌
する。この後、接着剤容器17の底から接着剤5を抜き
取って回収し、速やかに接着剤容器17を解体して撤去
する。そして、二つの集成材1,1は再び図2のように
各々のフィンガージョイント仕口2,2が約10cm程度
の間隔になるまで接近させる。しかる後に、双方の上下
の圧締用鉄骨治具6,6の間に引きボルト7を通しナッ
ト8を締結しゆっくりと細心の注意を払いながら二つの
フィンガージョイント仕口2,2を引き寄せる。二つの
フィンガージョイント仕口2,2が1〜2cmぐらいの間
隔まで近付いた段階で水平移動架台3をストッパで固定
し、以後は変動を伴わないコロ13の回転を利用した引
き寄せを行ない、二つのフィンガージョイント仕口2,
2を正規の態様で噛み合わせきっちり合体させて圧締状
態に移行する(図6参照)。このときナット8の締結に
はトルクレンチ又はインパクトレンチを使用し、全面が
一様な圧締圧となるように複数本の引きボルト7の全て
にバランスを保ちながら作業する。最終的に圧締圧は1
0kg/cm2程度を目安にするが、この圧締圧の管理は、予
め全ての引きボルト7に歪ゲージ9を取付けておいて、
各歪ゲージ9の計測出力を管理装置21で目視確認しな
がら正確を期して行なう。前記の圧締状態は、接着剤5
の効能特性に応じて必要とされる養生時間だけ継続して
行なう。
【0017】前記圧締作業に関しては、次の事項を考慮
する必要がある。圧締時には、張力(圧締力)の管理を
慎重に行なう。圧締圧は、単位接着面積当たり10kg/c
m2以上とする。圧締作業は、上下面の左右のフィンガー
ジョイント仕口2,2の間の隙間を確認しながら均等に
圧締圧がかかる様に行なう。圧締時、接着剤接合面のほ
ぼ全面から接着剤がはみ出していることを確認する。必
要圧締時間(養生時間)は環境温度に対応して、例えば
環境温度が20℃までなら24時間,25℃までなら1
5時間,30℃までなら12時間のように定められてい
るので、この時間内は引きボルト7等の圧締治具を外さ
ない。
【0018】要するに、圧締時の環境温度は20℃以上
に管理し、20℃より低い場合は、暖房器具等により温
度を上げる。前記引きボルト7等の圧締治具の取外し
は、圧締時間経過後、接合部分に衝撃を与えないように
ゆっくりと慎重に行なう。既に説明してきたところから
明らかなように、本発明の現場接着接合方法は、接着剤
5の使用と効能が重要な意味をもつ。本実施例ではアイ
カ工業(株)製のレゾルシノール樹脂接着剤(商品名はア
イカ・ネオレジンPR−12LS)を使用した。これは
粉末硬化剤を一定の重量比で加え、均一に攪拌して使用
するもので、温度40℃での可使時間は60分前後であ
る。この接着剤の使用には、次の事項が重視される。接
着剤の保管は直射日光及び雨水を避け、0℃以上、30
℃以下の場所に保管する。保管室内には換気孔、温湿度
計を設置し、なるべく低湿度となるように管理する。一
旦開封した接着剤は短期間のうちに使用する。保管場所
の近傍では、火気を使用しない。地面に直接置くことは
避け、シート等を被せて湿気、水分の進入を防ぐ。
【0019】以上のように、温度条件に厳しく、ま
た、、雨水や直射日光をきらう接着剤5を使用する集成
材の現場接着接合作業をきちんとした施工管理のもとに
行なう方策として、図7と図8に示した養生小屋10が
好適に採用される。この養生小屋10は、直射日光を遮
る屋根板で屋根10aを形成され、上述したように水平
移動架台3の上に載せた二つの集成材1,1が相対向す
る配置で出入り自在な幅と長さ及び高さの単管軸組で構
築されている。この養生小屋10の外壁はテントを使用
して形成されているが、小屋の中には更に圧締前夜及び
圧締後の温度管理用として必要十分に小さな容積の内膜
室21(図8)が設けられ、内膜室21内には加温用の
電気ストーブ22も用意されている。圧締前夜及び圧締
後約24時間の温度養生は電気ストーブ22で行ない、
電気ストーブ22に設置した温度自動管理装置(デジタ
ルサーモスタット)で電源を入れたり切ったりしながら
内膜室21内を設定温度以上に保つ。
【0020】上記の養生小屋10を利用した集成材の現
場接着接合作業のチェックポイントは、大要、次のよう
になる。 接着作業前の準備 現場接合作業は直射日光、雨水等が当らない養生小屋1
0内で行なう。環境温度が20℃より低い場合には、環
境温度をコントロールできる電気ストーブ22を使用
し、20℃以上に環境温度を保つ。通風を考慮し、火気
に注意する。
【0021】塗布作業前の点検 接着剤塗布作業前の点検は、特に集成材1のフィンガー
ジョイント仕口2、接着剤5の点検を作業環境に対して
入念に行なう。フィンガージョイント仕口部分の温度が
環境温度(20℃)にほぼ等しいことを確認する。20
℃より低い場合は電気ストーブ22により温度を上げ
る。接着剤5が濡れていないかも確認する。内膜室21
内の作業環境温度が20℃以上であることを確認する。
【0022】圧締 圧締及び養生の場所、環境が確保されているか確認す
る。圧締時の環境温度は20℃以上を保ち、20℃より
低い場合には電気ストーブ22により温度を上げる。 養生 圧締終了後、引きボルト7を取り外してから更に1日間
を標準として、接着接合部に荷重のかからない状態で養
生を行なう。この時の環境温度は圧締時に準じる。
【0023】温度養生と期間 フィンガージョイント仕口部分の温度養生は、圧締前に
室温25℃で母材を暖める。圧締作業中は圧締作業時間
約4時間程度を室温22℃で管理する。圧締作業完了
後、治具を取り外す迄の期間は約24時間とする。上記
実施例の内容で現場接着接合した集成材の曲げ破壊実験
によると、ほとんど母材耐力と同等以上の値を示し、強
度的に問題ないことが明らかであった。
【0024】
【本発明が奏する効果】本発明に係る集成材の現場接着
接合方法によれば、集成材の接着剤による現場接着接合
を、精度よく、高品質に、能率良く行なうことができ、
集成材による木造の大空間建築物の実現と施工に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは集成材によるキール梁の正面図、Bは図1
A中の円Bで囲んだ接合部の側面図、図1Cはフィンガ
ージョイント仕口の詳細図である。
【図2】水平移動架台に載せた集成材の接合直前の立面
図である。
【図3】集成材の接合端部及び水平移動架台の少し拡大
した立面図である。
【図4】集成材の端部に接着剤容器を取り付ける直前の
斜視図である。
【図5】フィンガージョイント仕口を接着剤中にドブ漬
けした状態の断面図である。
【図6】圧締状態の側面図である。
【図7】養生小屋の使用状態の側面図である。
【図8】養生小屋の使用状態の正面図である。
【符号の説明】
1 集成材 2 フィンガージョイント仕口 3 水平移動架台 4 高さ調節機構 5 接着剤 6 圧締用鉄骨治具 7 引きボルト 8 ナット 9 歪ゲージ 10 養生小屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 衛 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 楠 寿博 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 最上 公彦 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 安部 裕 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 成田 秀幸 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 原田 寛之 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 中尾 憲男 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 竹本 周二 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 永井 彰典 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 甲野 裕之 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (56)参考文献 特開 平2−184403(JP,A) 実開 昭60−164002(JP,U) 実開 昭58−175004(JP,U) 実開 昭56−135805(JP,U) 実開 昭51−79585(JP,U) 実開 昭48−79873(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27M 1/00 B27M 3/00 B27D 1/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ) 集成材の接合端部に、互い違いに
    噛み付くV形波形状のフィンガージョイント仕口を形成
    すること、(ロ) 前記集成材は水平移動架台の上に載
    せ、接合すべき二つの集成材は相互のフィンガージョイ
    ント仕口を対向配置させ、同水平移動架台の高さ調節機
    構により上下のレベル精度を調節すること、(ハ) 前記
    フィンガージョイント仕口の全面に接着剤を塗布するこ
    と、(ニ) 二つの集成材の前記フィンガージョイント仕
    口に近い位置に圧締用鉄骨治具を固定し、二つの集成材
    の前記圧締用鉄骨治具の間に引きボルトを通しナットを
    締付けて二つのフィンガージョイント仕口を引き寄せて
    合体させ所定の圧締圧を負荷させた状態のままで所定の
    圧締時間だけ養生すること、をそれぞれ特徴とする、集
    成材の現場接着接合方法。
  2. 【請求項2】 合体させたフィンガージョイント仕口へ
    の圧締圧の導入は、引きボルトに歪ゲージを取付け、同
    歪ゲージの出力を確認しながら行なうことを特徴とす
    る、請求項1に記載した集成材の現場接着接合方法。
  3. 【請求項3】 二つの集成材の接合端部の周囲を直射日
    光や雨水等が当らない程度の密閉状態に覆う養生小屋を
    設け、前記養生小屋内の環境温度は接着剤の使用に適切
    な範囲に保つことを特徴とする、請求項1に記載した集
    成材の現場接着接合方法。
JP31989592A 1992-11-30 1992-11-30 集成材の現場接着接合方法 Expired - Fee Related JP3146390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31989592A JP3146390B2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 集成材の現場接着接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31989592A JP3146390B2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 集成材の現場接着接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06166005A JPH06166005A (ja) 1994-06-14
JP3146390B2 true JP3146390B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=18115433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31989592A Expired - Fee Related JP3146390B2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 集成材の現場接着接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146390B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104626297A (zh) * 2015-03-05 2015-05-20 南京林业大学 一种大断面六棱柱体集成材加压胶拼机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104626297A (zh) * 2015-03-05 2015-05-20 南京林业大学 一种大断面六棱柱体集成材加压胶拼机
CN106393302A (zh) * 2015-03-05 2017-02-15 南京林业大学 一种应用于大断面集成材制备的加压胶拼机
CN104626297B (zh) * 2015-03-05 2017-03-01 南京林业大学 一种大断面六棱柱体集成材加压胶拼机
CN106493805A (zh) * 2015-03-05 2017-03-15 南京林业大学 一种大断面六棱柱体集成材的加压胶拼方法
CN106393302B (zh) * 2015-03-05 2018-10-26 南京林业大学 一种应用于大断面集成材制备的加压胶拼机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06166005A (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3090610C (en) A composite reinforced wood stud for residential and commercial buildings
US10301823B2 (en) Frame supported panel
AU737935B2 (en) Diaphragm with perimeter edging on structural panels
US2160225A (en) Building construction
US20150247317A1 (en) Tension Reinforcement for Concrete
US20170044759A1 (en) Stiffened Frame Supported Panel
US10865562B2 (en) Foam backed panel with cantilever
GB2488436A (en) Construction panel comprising environmentally friendly insulation material.
AU2010337145A1 (en) Structural unit comprising a truss and fibrous cementitious slab building element connected together
JP2000504798A (ja) 特に建造物を建設するための軽量構造要素ならびにその建設方法
US20200141118A1 (en) Frame Supported Ribbed Foam Composite Panel
US4590721A (en) Wood panel earth shelter construction
US10563398B1 (en) Method of stiffening a frame supported panel
JP3146390B2 (ja) 集成材の現場接着接合方法
Frohnmüller et al. Adhesively bonded timberconcrete composite construction method (ATCC)-pilot application in a school building in germany
Faine et al. A pilot study examining the strength, compressibility and serviceability of rendered straw bale walls for two storey load bearing construction
KR20230018807A (ko) 기둥의 내진 보강을 위한 frp 랩핑과 x형태 브레이스가 부착된 준불연 엔지니어링 플라스틱 패널의 조립 시공방법
JPS5853286Y2 (ja) 引張部にpcプレキヤストコンクリ−トブロツクを有する合成桁
JP7405640B2 (ja) 木質建材および木質構造体
KR102575684B1 (ko) 일체형 목조 프리패브 전단벽 및 그 제조방법
CN220954030U (en) Flexible connection assembly autoclaved aerated concrete outer wall large plate system for integrated construction
JPH08120790A (ja) 建材の継手具
KR100387550B1 (ko) 교량의 내진교각용 탄소섬유 거푸집 및 그 거푸집제조방법과 그 거푸집을 이용한 내진교각 시공방법
RU2059778C1 (ru) Способ усиления строительной деревянной конструкции
RU2282701C2 (ru) Способ установки узла усиления

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees