JP3144907B2 - 走査型プローブ顕微鏡用探針 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡用探針

Info

Publication number
JP3144907B2
JP3144907B2 JP24507592A JP24507592A JP3144907B2 JP 3144907 B2 JP3144907 B2 JP 3144907B2 JP 24507592 A JP24507592 A JP 24507592A JP 24507592 A JP24507592 A JP 24507592A JP 3144907 B2 JP3144907 B2 JP 3144907B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
spin
magnetic
electrons
ferromagnetic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24507592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0694813A (ja
Inventor
公一 水島
達明 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24507592A priority Critical patent/JP3144907B2/ja
Publication of JPH0694813A publication Critical patent/JPH0694813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3144907B2 publication Critical patent/JP3144907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型トンネル顕微鏡
(STM:Scanninng Tunneling Microscope)または原子間
力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope )等に代表さ
れる走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Micro
scope )用探針に関する。
【0002】
【従来の技術】STMやAFMは、図6に示すように、
鋭く尖った金属探針aを試料bの表面に接近させ、トン
ネル効果を利用して原子レベルの観察等を行うもので、
前者は探針・試料間で通電し、後者は非通電でそれぞれ
探針の走査が行われる。
【0003】一方、磁気記録その他の分野で利用される
磁性体については近年、一層の機能性向上が図られ、そ
の一環としてなされている物質表面の磁性研究におい
て、ミクロ的領域での磁気能率の配列観察が重要視され
ている。
【0004】そして、STMまたはAFMの探針として
磁性探針を用いることにより、磁性体表面の磁性粒子の
スピンが上向きか下向きかをトンネル電流の大きさによ
って区別できるに至り、これにより、磁性探針を用いた
STMまたはAFMによる物質表面の磁性の研究が、従
来他の方法では測定することが困難な表面スピン配列決
定の唯一の方法として注目されている。
【0005】なお、AFMは、現在微小な磁区観測に専
ら利用されており、STMのような原子スケールのスピ
ン配列の観測には成功していないが、近い将来原子スケ
ールの評価が期待されている。
【0006】ところで、これまでSTMおよびAFMの
強磁性探針としては、主としてCrO等が適用されて
いる。CrO等の強磁性体は一般に磁場零の状態では
多くの磁区に分れており、一つの磁区内ではスピン磁気
能率の方向は揃っているが、例えば〔100〕方向を容
易軸とする立方対称の磁性体では、6つのスピン磁気能
率の方向が可能であり、スピン磁気能率の向きを特定方
向に規定するため強い外部磁場を印加している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】強い外部磁場の印加は
それ自体、装置価格や装置設計に負担をかけるだけでな
く、測定試料にも影響を与えてしまう。したがって、こ
れらSTM、AFMによる表面磁性の評価において重要
な課題として、過度に強い外部磁場を印加する必要なく
スピン磁気能率の向きを特定方向に規定でき、装置価
格、装置設計に負担をかけず、また測定試料にも影響を
与えない強磁性探針をいかに形成するかということが挙
げられる。
【0008】また、通常の金属強磁性体では、伝導に寄
与するフェルミ面近傍の電子状態はdバンドおよびsバ
ンドの両方から成り立っている。d電子は大きなスピン
偏極状態にあるが、有効質量が大きいため動きにくく、
伝導への寄与が小さい。一方、有効質量が小さいs電子
は伝導への寄与が大きいが、d電子との相互作用によっ
て僅かにスピン偏極しているのみである。したがって、
d電子およびs電子の両者が混在した状態の強磁性体で
は伝導電子が十分にスピン偏極せず、STMの磁性探針
の材料として必ずしも適しない。
【0009】したがって、STMによる表面磁性の評価
における他の重要な課題として、伝導電子が十分にスピ
ン偏極した磁性探針をいかに形成するかということも挙
げられる。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、第1の目的は、スピン磁気能率の向きを特定方
向に規定でき、装置価格、装置設計に負担をかけず、ま
た測定試料にも影響を与えない強磁性体からなる走査型
プローブ顕微鏡用探針を提供することにある。
【0011】また第2の目的は、伝導電子が十分にスピ
ン偏極した強磁性体からなる走査型プローブ顕微鏡用探
針を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、走査型プローブ顕微鏡に設け
られる探針であって、強磁性体で構成されるものにおい
て、先端部が導電性強磁性体と絶縁性反強磁性体との積
層構造を有することを特徴とする。
【0013】また、第2の目的を達成するために、請求
項2の発明は、走査型プローブ顕微鏡に設けられる探針
であって、強磁性体で構成されるものにおいて、フェル
ミ面近傍の電子状態が主としてdバンドから構成されて
いることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明の原理を図1によって説明す
る。図1は層構造の接合部を拡大したもので、上部に強
磁性体1、下部に反強磁性体2を示している。上部の強
磁性体1と下部の反強磁性体2との間には、界面を挾ん
で交換相互作用が働く。反強磁性体2のスピンの向き
は、結晶軸に固定されており、外部磁場によって向きを
変えない。強磁性体1単独では、そのスピンの向きは外
部磁場を印加しないと規定することはできないが、図1
に示した状況では、反強磁性体2の表面スピンの向きに
揃ってしまう。言い換えれば隣接する反強磁性体2が外
部磁場の役割を果たすことになる。このような現象は、
古くから知られており、交換異方性と呼ばれている。例
えばコバルト薄膜上に形成された酸化膜(CoO)は反
強磁性体であるため、上記交換異方性が発生する。交換
異方性が通常の結晶異方性と異る点は、一方向性である
こと、すなわち右向きスピンと左向きスピンとが等価で
なくなることであり、この異方性はスピンを一つの向き
に揃えることが必要なSTM、AFM探針形成に最も有
利に働く。
【0015】なお、スピン偏極した電子を得るために
は、電子が強磁性体内のみを流れることが必要である。
そのために本発明では、反強磁性体を絶縁体としてい
る。
【0016】このように、導電性強磁性体と絶縁性反強
磁性体との積層構造を有する請求項1の発明に係る探針
によれば、スピン磁気能率の向きを容易に特定方向に規
定することができ、装置価格、装置設計等に係る負担が
低減でき、また測定試料にも影響を与えないものとな
る。
【0017】次に請求項2の発明の原理を図2によって
説明する。図2は、金属強磁性体の電子状態について、
縦軸に電子エネルギ、横軸に存在電子個数を示したもの
である。図示のように、金属強磁性体では一般に、フェ
ルミ面fの近傍にはエネルギ分布の広いs電子3と、狭
いエネルギ分布のd電子4とが存在する。
【0018】このように、フェルミ面近傍の電子状態が
dバンドおよびsバンドから成る金属強磁性体そのまま
で探針を構成した場合には、前記のように、大きなスピ
ン偏極状態にある伝導への寄与が小さいd電子と、有効
質量が小さく伝導への寄与は大きいがd電子との相互作
用によって僅かにスピン偏極しているのみのs電子とが
混在するため、磁性探針の材料には適さない。
【0019】これに対し、本発明では、フェルミ面近傍
からs電子を排除し、図2に示す領域Aの大きなスピン
偏極状態にあるd電子のみを利用するようにしたので、
磁性探針の構成として適したものとなる。なお、実際材
料ではp電子も存在するが、p電子は十分なスピン偏極
状態となるので、その存在は問題とならない。
【0020】なお、フェルミ面近傍の電子状態がスピン
偏極の大きなdバンド(可含有pバンド)で構成されて
いる遷移金属(鉄属)の化合物は、その多くが、絶縁性
反強磁性体であり、STM用磁性探針としては用いるこ
とができない。遷移金属酸化物の中には、ルチル型の C
rO2 、ペロブスカイト型の(La1-x Cax ) MnO3
の金属的伝導を示す強磁性体が知られているが、前者は
薄膜形成、加工が困難であり、後者は自発磁化が小さ
く、大きなスピン偏極が期待できない。
【0021】一方、一般式M1-X Fe2+X 4 (M:M
g,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn等)で示され
るスピネル型フェライトは、Fe(マグネタイ
ト)を除いてx=0で絶縁体であるが、x≠0とするこ
とにより、あるいはTi等の不純物をドープすることに
より伝導性を付与することができる。
【0022】これらのフェライト化合物は、スピネル構
造のAサイトのスピン磁気モーメントとBサイトのスピ
ン磁気モーメントとが交換相互作用により逆方向を向い
たフェリ磁性体であり、全てのスピン磁気モーメントが
一方向を向いた真の強磁性体(フェロ磁性体)ではな
い。しかし、これらの化合物での電気伝導は、Bサイト
で生じることが知られている。すなわち、これら化合物
の伝導電子はBサイトのスピン偏極の向きと一致する。
さらにこれら化合物の磁性は、超交換相互作用により、
よく理解されることが知られている。すなわち、フェル
ミ面近傍の電子は、酸素のp電子と強く混合した遷移金
属イオンのd電子であることが知られており、極めて大
きなスピン偏極を示す。
【0023】したがって、STMの探針としては、導電
性を付与されたスピネル型フェライト製とすることが望
ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0025】(実施例1)本実施例は請求項1に対応す
るもので、強磁性体としてスピネル型フェライトFe
、反強磁性体としてCoOを選択し、これらを多層
状に配列して探針を構成したものである。
【0026】(1)探針の形成 電子ビーム加熱蒸発源およびオゾン供給ノズルを備えた
MBE(分子線エピキタシ)を用い、シリコン(11
1)基板上にFe、CoO積層膜を形成した。表
面電子回折(RHEED)観察を、そのままの状態で行
うことにより、CoOを10ユニットセル蒸着し、引続
きFeを約200オングストロームの層に蒸着し
た。基板温度はCoO蒸着時には350℃、Fe
蒸着時には400℃に保持した。
【0027】得られた積層膜は、断面TEM観察によ
り、エピタキシアル成長していることを確かめた。探針
は、シリコン基板を針状にへき開した後、HF−HNO
溶液により、シリコンを選択的にエッチングすること
により作製した。得られた探針は、図3に示すように、
針状シリコンの先端部にスピネル型フェライトFe
の層1と、絶縁性反強磁性体であるCoOの層2とか
らなる約2000オングストローム厚の積層膜が突出し
た形状をしている。
【0028】(2)試料(反強磁性体Crの(001)
面)観察 アルゴンイオンエッチングと超高真空(〜10-10 )中
の熱処理とにより、Cr単結晶の清浄(001)面を形
成した。
【0029】そして、まず試料表面の形状確認のためタ
ングステン探針を用いてSTMによりCr(001)面
のステップを観察した。つまり、トンネル電流が一定と
なる条件で探針を上下に移動した。この結果、1.4オ
ングストロームの高さのステップが複数個観察された。
この高さはbccCrのユニットセルの高さ2.88オ
ングストロームの約半分であり、したがって試料である
Cr面には図4に示すように、高さLが1.4オングス
トロームの単原子ステップが多数存在することが分っ
た。一つのテラスの大きさは、1000〜2000オン
グストロームのものがほとんどであった。
【0030】引続いて、本実施例の磁性探針を用いてS
TMによりCr(001)面の観察を行った。タングス
テン探針の場合と同様に複数個のステップが観察された
が、そのステップの高さは1.6オングストロームおよ
び1.2オングストロームの2種であった。
【0031】この結果は、次のように解釈することがで
きる。すなわち、探針のスピン磁気能率とCr単結晶表
面のスピン磁気能率とが同じ向きか、反対の向きかによ
ってトンネル確立が異る。本実施例の探針では、磁性が
一方向となっているFeの層1のみで通電が行わ
れるため、トンネル電流一定の条件で探針移動により観
察した場合、図4に示すステップのうち、探針のスピン
磁気能率とCr単結晶表面のスピン磁気能率とが同じ向
きでは探針と試料との距離L1が1.6オングストロー
ムと大きくても一定のトンネル電流が流れる。一方、探
針のスピン磁気能率とCr単結晶表面のスピン磁気能率
とが逆向きである場合には、距離L2が1.2オングス
トロームと小さくなければトンネル電流が流れない。し
たがって、見かけ上2種類のステップの高さがあるよう
に観察される。
【0032】このことは、試料表面が平坦な場合にトン
ネル電流の変化を観察すれば、試料表面の小さな原子レ
ベルでのスピン磁気能率の向きの変化が判別できるとい
うことである。すなわち、初期の目的である原子レベル
での磁区観察等が行える。
【0033】そして、本実施例によれば、探針のスピン
磁気能率の向きを特定方向に規定できるものであるか
ら、装置価格、装置設計に負担をかけず、また測定試料
にも影響を与えることがない。
【0034】(実施例2)本実施例は請求項2に対応す
るもので、磁性探針としてFe探針を製作し、こ
れにより試料である反強磁性体Crの(001)面の観
察を行った。
【0035】探針の製作は前記実施例1とほぼ同様で、
電子ビーム加熱蒸発源およびオゾン供給ノズルを備えた
MBE(分子線エピキタシ)を用い、シリコン(11
1)基板上にFe膜を基板温度400℃で約30
0オングストロームの厚さに形成した。
【0036】探針は、シリコン基板を針状にへき開した
後、HF−HNO溶液により、シリコンを選択的にエ
ッチングすることにより作製した。得られた探針は、図
5に示すように、針状シリコンの先端部に約2000オ
ングストロームFe膜が突出した形状をしてい
る。
【0037】観察用試料としては、アルゴンイオンエッ
チングと超高真空(〜10-10 )中の熱処理とにより、
Cr単結晶の清浄(001)面を形成した。
【0038】そして、まずSTMにより、タングステン
探針を用いて(001)面のステップを観察したとこ
ろ、前記実施例1と同様に1.4オングストロームの高
さのステップが複数個観察された。この高さはbccC
rのユニットセルの高さ2.88オングストロームの約
半分であり、Cr面には、単原子ステップが多数存在す
ることが分った。一つのテラスの大きさは、1000〜
2000オングストロームのものがほとんどであった。
【0039】引続いて、本実施例の磁性探針を用いてC
r(001)面の観察を行った。この場合、前記実施例
1と同様に、高さ1.2オングストロームおよび1.6
オングストロームのステップが相互に観察された。
【0040】したがって、本実施例によっても、見かけ
上2種類のステップ高さがあり、トンネル電流の変化を
観察すれば、試料表面の小さな原子レベルでのスピン磁
気能率の向きの変化が判別できるということである。す
なわち、初期の目的である原子レベルでの磁区観察等が
行え、探針の伝導電子が十分にスピン偏極していること
を示している。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る走
査型プローブ顕微鏡用探針よれば、スピン磁気能率の向
きを特定方向に規定でき、装置価格、装置設計に負担を
かけず、また測定試料にも影響を与えない等の効果が奏
される。
【0042】また、請求項2の発明に係る走査型プロー
ブ顕微鏡用探針によれば、伝導電子が十分にスピン偏極
した好適な構成とすることができ、このようにミクロな
領域での磁気能率の配列観測に用いる場合の最も有効的
な磁性探針を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の説明図。
【図2】請求区尾2の発明の説明図。
【図3】実施例1の説明図で、探針先端を拡大した模式
図。
【図4】実施例1の説明図で、試料表面を示す模式図。
【図5】実施例2の説明図で、探針先端を拡大した模式
図。
【図6】STM、AFMの探針構成を示す図。
【符号の説明】
1 導電性強磁性体 2 絶縁性反強磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−296180(JP,A) 特開 平3−274480(JP,A) 特開 平5−142315(JP,A) 特開 昭62−139240(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 33/00 - 33/18 G01B 21/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査型プローブ顕微鏡に設けられる探針
    であって、強磁性体で構成されるものにおいて、先端部
    が導電性強磁性体と絶縁性反強磁性体との積層構造を有
    することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用探針。
  2. 【請求項2】 走査型プローブ顕微鏡に設けられる探針
    であって、強磁性体で構成されるものにおいて、フェル
    ミ面近傍の電子状態が主としてdバンドから構成されて
    いることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用探針。
JP24507592A 1992-09-14 1992-09-14 走査型プローブ顕微鏡用探針 Expired - Fee Related JP3144907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24507592A JP3144907B2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 走査型プローブ顕微鏡用探針

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24507592A JP3144907B2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 走査型プローブ顕微鏡用探針

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0694813A JPH0694813A (ja) 1994-04-08
JP3144907B2 true JP3144907B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=17128227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24507592A Expired - Fee Related JP3144907B2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 走査型プローブ顕微鏡用探針

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3144907B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3811004B2 (ja) * 2000-11-26 2006-08-16 喜萬 中山 導電性走査型顕微鏡用プローブ
SG103326A1 (en) * 2001-11-30 2004-04-29 Inst Data Storage Magnetic force microscopy having a magnetic probe coated with exchange coupled magnetic mutiple layers
JP2006267113A (ja) * 2006-04-10 2006-10-05 Yoshikazu Nakayama 先端被覆ナノチューブ、走査型顕微鏡用先端被覆プローブ、これを用いた加工装置及び加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0694813A (ja) 1994-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wiesendanger Spin mapping at the nanoscale and atomic scale
Gruyters et al. Strong exchange bias by a single layer of independent antiferromagnetic grains: The CoO/Co model system
CN103000804B (zh) 产生量子化反常霍尔效应的方法
CN103000803B (zh) 电学器件
CN103022344B (zh) 拓扑绝缘体结构
Shvets et al. Progress towards spin‐polarized scanning tunneling microscopy
Mahmood et al. Dielectric properties of thin C r 2 O 3 films grown on elemental and oxide metallic substrates
Wiesendanger et al. Evidence for selective imaging of different magnetic ions on the atomic scale by using a scanning tunnelling microscope with a ferromagnetic probe tip
Huang et al. Etching of Cr tips for scanning tunneling microscopy of cleavable oxides
CN112467025B (zh) 一种利用针尖电场在铁电薄膜中构建周期性条带畴的方法
JP3144907B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用探針
US6445024B1 (en) Ramp-edge structured tunneling devices using ferromagnet electrodes
Ahn et al. Conductive filament nanostructures and their magnetization reversal in NiO resistive switching memory cells
Roy et al. Current-induced nonuniform enhancement of sheet resistance in A r+-irradiated SrTi O 3
Wang et al. Control of charge order melting through local memristive migration of oxygen vacancies
Guo et al. Scanning probe microscopy of epitaxial oxide thin films
Kovylina et al. The fabrication of ordered arrays of exchange biased Ni/FeF2 nanostructures
Garcia et al. Ballistic magnetoresistance versus magnetostriction effects in electrodeposited nanocontacts at room temperature
Popov et al. Micromagnetic and magnetoresistance studies of ferromagnetic La 0.83 Sr 0.13 MnO 2.98 crystals
Zhang et al. High Density Formation and Magnetoelectronic Transport Properties of Fe3Si Nanodots
Gao Spin structure of antiferromagnetic thin films investigated with spin-polarized scanning tunneling microscopy
Mariotto et al. Scanning tunneling microscopy studies of the Fe3O4 (001) surface using antiferromagnetic probes
JPH08136556A (ja) スピン偏極走査型トンネル装置および金属界面の評価方法
Jia et al. Multi‐Level Switching of Spin‐Torque Ferromagnetic Resonance in 2D Magnetite
Yang Synthesis, Transport and Magnetic Properties of Emergent Transition Metal Oxides and Sulfides

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees