JP3144724U - ヨガ・ピラティスマット - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイン性に優れ、洗濯が容易で収納性に優れたヨガ・ピラティス用のマットを提供する。
【解決手段】マットの最上層を吸放出性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたジャージ素材とし、下層をクロロプレンゴム等の低反発性ゴム素材で構成し、両者を積層し接合して所定の大きさのシートとする。ヨガを行うときの目印とするため、マット表面のジャージ素材面の適切な位置にシルクスクリーン印刷や刺繍により、マークなどを入れることができる。また下層のクロロプレンゴムの面に面ファスナーを貼り付けておけば、シートを巻き上げて保管する際のシートの縛帯あるいは洗濯竿に干す際の固定の用途に使用することもできる。
【選択図】図2

Description

本考案は、運動用マット、特にヨガやピラティスに好適なヨガ・ピラティスマットに関する。
従来、ヨガマットは、各種提案されている。ヨガマットは、天然ゴム製のものが知られているが、ヨガマットは、持ち運びしやすい利便性を伴わなくてはならないため、天然ゴム製のヨガマットは、重量が3kg以上もあり、持ち運びが不便な要素で、適当ではない。
このため、天然ゴム以外の素材として、従来の汎用ヨガマット素材は、PVC製(ポリ塩化ビニル)を用いている。しかし、PVC製は、東南アジア産の素材が多く、素材的にもろいという不都合がある。例えば、2ヶ月間毎1日90分間フルタイムでPVC製ヨガマットを使用した場合、人体と素材の摩擦により素材は割れボロボロになり補修もできず2ヶ月足らずで廃棄に至るという不都合がある。
また、PVC製ヨガマットは、柔らかさを必要とするため製造時に可塑剤として発ガン性物質であるフタル酸エステルが使用されている。そのため、上記のもろいという不都合の他に、人体に有害である可能性を多く含み、健康面において不都合がある。
また、PVC製ヨガマットは、汗や皮脂が浸透しやすく、「洗える」と謳われている製品でも実際には濡れた布に中性洗剤を含ませヨガマットの表面を撫でる程度であり、被服のように洗える物ではないので非常に不衛生という不都合もある。「洗える」という表記に従って汎用PVC製ヨガマットを実際に水に浸すとマット自体が水を吸い込み水切れが非常に悪く乾燥までに3日間かかる欠点がある。中性洗剤はマット自体に残留すると言われメンテナンス等が大変で取扱が不便という欠点ある。
また、ヨガマットは、運動量が増すことで乳酸濃度が高まりアンモニアが増加しアンモニア臭の強い汗に曝されることになる。従来のヨガマットは、この汗や皮脂を吸収し除去することができずバクテリアの繁殖により異臭を放つ欠点があった。
世界的に考えると食事文化の違いにより皮脂腺から分泌される汗の臭いも異なり、ヨガスタジオでヨガマットをレンタルしている所では、特に解決すべき課題である。ヨガを行う際、大量の汗をかくためにバスタオルをPVC製ヨガマットの上に敷く。色の濃いタオルを淡い色のヨガマット上に敷き、床に横たわりヨガの寝そべって行うポーズを繰り返すと淡い色のヨガマットには色の濃いタオルの色が身体の形のまま着色する欠点がある。
PVC製ヨガマットは、速乾性に劣るためバクテリアの繁殖が著しく、臭いや汚れを除去できないためヨガマットの買い換えを余儀なくされる経済的欠点がある。そして、ヨガを行う者は、規格製品のヨガマットを購入するしか手立てがなく、ヨガ流派のニーズにあった選択肢に欠けているという不都合があった。
また、収納や移動の点からみると、従来のヨガマットを収納するには、ただロール状に巻き上げるだけである。したがって、巻き上げたヨガマットが、その素材の反発で膨らむ不都合があった。
さらに、ヨガマットを洗濯し干す場合、濡れたヨガマットを干す際に洗濯バサミなどの留め具を利用すると、マット素材が柔らかい為、素材自体が圧迫され潰れたり、痕が残ってしまうという欠点があった。
一方、ヨガは、身体の中心線が保たれていることが最も重要なことである。一般に、ヨガマットは、マットに横たわり寝そべって行うポーズや立ちポーズの際、身体の中心線が真っ直ぐに保たれている必要があるが、従来のヨガマットでは、身体の中心線が真っ直ぐに保たれているかどうか自分自身で判断することができないという不都合もあった。特に、ヨガのレッスン中、沢山の生徒がいる場合に、一人のインストラクターの注意が一人一人の生徒まで行き届かないために正確なポーズが行えているかは自分自身で判断できないという不都合があった。
上記各不都合について、ヨガマットについて、例えば、マット本体が三層材料により構成され、中間層、上層、下層を含み、ラミネーションにより結合され、いかなる接着溶剤や接着剤も必要とせず、中間層は比較的厚みのある架橋ポリエチレン発泡板材或いはEVA発泡板材とし、上層は耐用性を備えた織布、不織布、タフテッドカーペット、針織カーペット、滑り止め熱可塑性ゴム層或いは熱可塑性エラストマー層とし、下層は滑り止め熱可塑性ゴムの薄い層とするものが知られている。
この技術によれば、マット本体が三層材料から構成され、該三層のマット本体が上層、中間層及び下層を含み、そのうち、該上層が耐用性を備えた表面材料であり、該中間層が比較的厚みのある発泡板材であり、該下層が滑り止め効果を備えた熱可塑性ゴム(TPR:thermoplastic rubber)の薄層であり、前記上層と中間層間が、中間層の上表面を火炎で高温過熱して形成される熔解表面を粘着インターフェース(interface)とし、中間層と下層間が、下層を押し出し機で押し出したときの高温の熔解表面を粘着インターフェース(interface)とし、上層、中間層及び下層の三層を結合させる過程において、ローラープレスで結合して一体とし、冷卻した後三層が結合され一体となり、別途接着溶剤または接着材料を必要としない技術が提案されている(特許文献1)。
特開2007−153050号公報(請求項、0016、図5)
ヨガ流派は多数在り、日本国内では、通称ホットヨガと呼ばれるヨガスタジオが全国に多数存在している。その中で最も汗をかくホットヨガのルーツ「ビクラムヨガ」が知られている。この「ビクラムヨガ」は、全世界に1,500のスタジオが存在している大規模なヨガ流派と言える。日本でも現在15のスタジオを運営している。ビクラムヨガは、摂氏40度、湿度60%以上に保たれた部屋で90分間に26ポーズのヨガを行うもので、この厳しい条件下でヨガを行うと、人によってばらつきこそあるが500ml〜1000mlの汗をかく。
本考案は、上記各不都合に鑑みてなされたものであり、高温多湿で大量な汗をかく条件下において、ヨガを長期間習っている生徒、ヨガを指導するインストラクター、ウェットスーツメーカーの技術者の経験則に基づき、前述の従来技術の不都合を解決したもので、取り扱いが容易で、清潔で安心でき、ヨガ、ピラティスのエクササイズに好適なヨガ・ピラティスマットを提供することにある。
また本考案は、カラフルでデザイン性に優れ、洗濯等が容易で、軽く丈夫で、環境に優しいヨガ・ピラティスマットを提供することにある。
前記課題は、請求項1のヨガ・ピラティスマットによれば、低反発ゴム素材とジャージ素材を積層し接合して所定の大きさのシートにしてなること、により解決される。
また請求項2のヨガ・ピラティスマットによれば、クロロプレンゴム (polychloroprene)素材とジャージ素材を積層し接合して所定の大きさのシートにしてなること、によって解決される。
クロロプレンゴム素材、特に「ネオプレン」(商標)素材は、クッション性もあり被服と同じ様に人体に無害の素材である。撥水性に優れ、素材自体が軽量化されている等の利点をマットに生かす事が可能である。また、ネオプレンを用いたスキンと呼ばれる素材は、岩にぶつかっても破れない耐久性を持ち、バクテリアを発生させないものがある。
前記クロロプレンゴム素材は、独立気泡であって、少なくとも一方の表面にミセル構造を備えたものとすると、好適である。このように独立気泡であるために、素材中に水分を吸収した状態とならず、また表面がミセル構造となっていることにより、表面で汗等の水分をはじき、洗濯等においても、ゴム部分において、衛生的である。
上記、ジャージ素材は、吸放湿性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたものが好ましい。一般に、ウェットスーツを着用し運動するアスリートは、着用運動時にウェットスーツの中で「排尿」する。理由は、保温とスポーツを継続するためである。この為にアンモニア臭を90%カットする化学繊維で合成されたジャージ素材やタオルで拭き取るだけで乾く化学繊維で合成されたジャージ素材を日本の誇る繊維メーカーが開発しており、マットの表面に使用するには最適な素材である。この異なる2つの素材を用い貼り合わせれば従来のマット機能と性能を刷新する製品ができ、広く需要者に提供することが可能になる。
クロロプレンゴム(ネオプレン)表面に、前述の吸放湿性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたジャージ素材を貼ることで、素材表面の強度を増すため人体と素材の摩擦で素材が割れボロボロになる欠点を解消できる。サーフィンやボディ・ボードでは、常にボードとウェットスーツが擦れているが摩擦による損傷は殆ど無い。このように、ジャージ素材が貼られ、程良いクッション性やグリップ力のあるクロロプレンゴム(ネオプレン)素材で構成されるウェットスーツ素材をマットに用いることで従来の問題を100%解決できる。
また、ジャージ素材からなるシートの外表面には、中心を示す十字架ラインに形成したシリコンを含めた滑り止め効果のある素材を貼り付けることが好ましい。ジャージ面にシルクスクリーン印刷で滑り止めを付加することもできるので、マット上に立って行うポーズの際、足の裏が滑りにくくなる措置も可能になる。このとき、前記ジャージ素材の外表面には、中心を示す十字架ラインを印刷してもよい。
ウェットスーツ素材である化学繊維で合成されたジャージを表面に使用することで、マットの特定な位置にシルクスクリーン印刷や刺繍を用いマークを入れることが容易である。シルク印刷に使用されるインクは、オーガニックのインクを用いることを最善とする。本考案では、上記のように、ジャージ素材からなるシートの外表面(マット)の中心に身体の中心線を確認する為の十字架ラインをシリコン等の滑り止め効果のある素材を形成している。または、シルクスクリーン印刷によって十字架を印刷しても良い。十字架のマーキングによってマットに横たわり寝そべったポーズを取る際、自分自身で身体の中心線を確認補正できるようになる。十字架の短辺ラインは立ちポーズの際も自分自身で身体の中心線を確認補正できる機能がある。シリコン等の滑り止め効果のある素材が付加されることでタオルを敷いたときズレを防止できる。また、滑り止め効果を高める方法として、ジャージ素材のシートの外表面に部分的なエンボス加工や、外表面に凹凸加工を施すこともできる。
さらにまた、クロロプレンゴム (polychloroprene)素材のシート又は低反発ゴム素材のシートの外表面端部側位置の一方には、テープ状の面状ファスナの雄又は雌が配設され、端部側から巻き取ったときに前記雄又は雌と着脱可能位置に、面状ファスナの雌又は雌が取着されてなると、より好適である。
また、前記テープ状の面状ファスナの雄又は雌が配設された位置と反対側の端部位置には、前記雄又は雌と着脱可能な面状ファスナの雌又は雌が取着されているとより好適である。
以上のように、本考案では、マットに面状ファスナの雄と雌を縫いつけ、収納時にロール状に巻き上げ、面状ファスナで固定することで素材の反発を抑える事ができる。よって、収納スペースがコンパクトになる。低反発ゴム素材或いはクロロプレンゴム素材側(床側)のマット部分に面状ファスナの雄と雌を取り付けることでマットを筒状に巻き上げた際、しっかりと止めることができるので筒状を保ち収納がコンパクトになる。
また、テープ状の面状ファスナの雄又は雌が配設された位置と反対側の端部位置には、前記雄又は雌と着脱可能は面状ファスナの雌又は雌が取着されているので、マットを物干し竿で干す際に、マットの端と端をベルクロテープで接合することができるので、洗濯バサミと違い素材自体に圧力をかけず変形させることもなく筒状に干せる利点がある。ベルクロはリサイクルプラスチックで作られたベルクロを最善の部材とする事が望ましい。
また本考案のヨガ・ピラティスマットでは、所定形状に裁断されたシートの面の角部(エッジ)を含む4方向にロックミシンによった縫製部が形成されていると好ましい。このように、マットが裁断される面の角部の4方向にロックミシンをかけることでジャージのほころびも防止できる。仮に、素材が破れたとしても市販の修復キットを利用すれば補修も可能であるし、ウェットスーツ自体の耐用年数は3〜4年と言われており、商品寿命が従来のマットよりも長くなり需要者にはメリットが生まれる。
なお、本考案のヨガ・ピラティスマットによれば、ウェットスーツと同様に、オーダーメイドでも制作できるので、このオーダーメイドシステムの利点を生かし、本考案では個人の希望するサイズ、デザインを施したオーダーメイドのマット制作が可能になる。
以上のように本考案によれば、低反発ゴム素材とジャージ素材を積層し、或いはクロロプレンゴム素材とジャージ素材を積層してシートとしているので、ウェットスーツ素材と同様に、中性洗剤で「じゃぶじゃぶ」と簡単に洗うことができ、ジャージ素材面に浸透した汗や皮脂は、被服の洗濯と同様に綺麗に洗い落とすことが可能である。また、本考案は、吸放湿性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたジャージ素材を用いるため被服感覚で直接肌に触れても人体に悪影響を及ぼす心配がなく、異なる素材を貼り合わせても軽量であり、女性も持ち運びが容易になる。また撥水性があり速乾性にも優れているのでバクテリアの繁殖を抑え清潔感を保つことが可能である。
低反発ゴム素材とジャージ素材を積層し、或いはクロロプレンゴム素材とジャージ素材を積層してシートとしているので、摩擦や衝撃に強く、ストレッチ性もありスキンと呼ばれる素材はグリップ力に優れているため床に馴染みやすい。
なお、ウェットスーツ素材が製造者側に廃品回収システムが存在しており、本考案のヨガ・ピラティスマットは、ウェットスーツ素材と同様に、低反発ゴム素材とジャージ素材を積層し、或いはクロロプレンゴム素材とジャージ素材を積層しているので、この廃品回収システムを利用でき、環境問題にも対応し、環境に優しいものとなっている。
吸放湿性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたウェットスーツ素材である化学繊維で合成されたジャージは、カラーヴァリエーションが豊富で量産の場合には特注によりテキスタイル・デザインを増やすことも可能である。そして、熱転写プリントやシルクスクリーン印刷も可能である事や、ウェットスーツ加工技術によるマットサイズの裁断も自由である事からOEMによるあらゆるデザイン化の可能性が高い。
マットが裁断される面の4方向にロックミシンをかけることでジャージのほころびも防止できる。仮に、素材が破れたとしても市販の修復キットを利用すれば補修も可能であるし、ウェットスーツ自体の耐用年数は3〜4年と言われており、商品寿命が従来のマットよりも長くなり消費者にはメリットが生まれる。
ジャージ面にシルクスクリーン印刷で滑り止めを付加することもできるので、マット上に立って行うポーズの際、足の裏が滑りにくくなる措置も可能になる。
以上のように、日本のウェットスーツ素材ネオプレン(CR)は、世界全体の60%シェアを持ち日進月歩で新しい素材が開発されている。本考案ではこの素材の中からヨガやピラティスに最も適したネオプレン素材を選択しマットに用いる。マットに使用するネオプレン及び合成繊維で形成されているジャージ素材は、最先端技術で開発され、その時代に適合した最も人体や環境に安全な素材を用いる事が望ましい。
本考案のヨガ・ピラティスマットは、低反発ゴム素材とジャージ素材を積層し接合して所定の大きさにしたものである。またクロロプレンゴム素材とジャージ素材を積層し接合して所定の大きさにしたものである。このような素材はウェットスーツに好適に用いられるものである。この素材をヨガ・ピラティスマットに用いたものである。
本考案のヨガ・ピラティスマットは次の実施例において、より具体的な上記記載事項を補足し、より明確に説明するものである。なお当然ながら、本考案のヨガ・ピラティスマットは、ヨガだけでなく、ピラティスにも好適である。
図1乃至図6は本考案を示すもので、図1は、ヨガ・ピラティスマットの部分断面説明図、図2は他の例を示すヨガ・ピラティスマットの要部断面説明図、図3はヨガ・ピラティスマットの斜視図、図4はヨガ・ピラティスマットの正面及び背面を示す説明図、図5はヨガ・ピラティスマットを巻き取った状態を示す説明図、図6はヨガ・ピラティスマットを乾燥干しの状態を示す説明図である。
本考案のヨガ・ピラティスマットMは、図3で示すように、幅hが60cm以上で、長さlが172cm以上の長方形の形状をしたものである。また本考案のヨガ・ピラティスマットMは、図1及び図2で示すように、低反発ゴム素材からなるシート10と、ジャージ素材からなるシート20を積層し接合して所定の大きさにしている。ここで所定の大きさとしては、長尺のシート状のものを、上述の所定の長さlを172cm以上で切断して形成すると好適である。なお、女性や子供の身長に合わせて短くすることも可能である。
また低反発ゴム素材に代えて、好適には、クロロプレンゴム (polychloroprene)素材を用いることができる。本例のクロロプレンゴム素材は、独立気泡であって、少なくとも一方の表面にミセル構造を備えている。独立気泡としているので、汗等の水分の吸収を抑えることが可能であり、またミセル構造は空気中において、水をはじくために、汗等がゴム素材中に浸入するのを防止することができる。
本発明のジャージ素材からなるシート20は、特殊なパウダーと吸放湿性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたものであり、例えば東洋紡の「エスパブレス」や「エスパブレス・ゼロ」(商標)を用いている。
上記のようにクロロプレンゴム素材又は低反発ゴム素材からなるシート10と、ジャージ素材からなるシート20とを接合するが、この接合は、ミシン等の縫合手段によって、接合している。このとき、所定形状に裁断されるシートの面の角部(エッジ部分)を含む4方向にロックミシンによった縫製部60を形成している。このように、角部(エッジ部分)に縫製部60を設けると、バラけたり、ほつれたりせずに、長持ちする。またジャージテープを貼る工法を用いることで同様な作用効果を奏することもできる。
さらにまた、前記クロロプレンゴム (polychloroprene)素材又は低反発ゴム素材からなるシート10の外表面端部側位置の一方には、テープ状の面状ファスナの雄又は雌(面状ファスナ30)が配設され、端部側から巻き取ったときに前記雄又は雌(面状ファスナ30)と着脱可能位置に、雄又は雌の面状ファスナ(面状ファスナ31,40)が取着されている。図1で示す面状ファスナ31の位置は、面状ファスナ30と同じ位置に形成されており、テープ状面状ファスナ30で、ヨガ・ピラティスマットMを巻いた状態でその上から巻いて固定できるようになっている。また図2で示す面状ファスナ40の位置は、ヨガ・ピラティスマットMを、巻き取ったあとで、図2及び図5で示すように、所定位置で固定できるように、X距離だけ離れた位置に取り付けられている。
また、前記テープ状の面状ファスナの雄又は雌(面状ファスナ30)が配設された位置と反対側の端部位置には、前記雄又は雌と着脱可能は雄又は雌の面状ファスナ50が取着されている。このように構成すると、図6で示すように、ヨガ・ピラティスマットMを一つのループ状にすることができて、物干し竿70にかけて乾燥させることが可能となる。
さらに、ジャージ素材からなるシート20の外表面には、図3及び図4で示すように、中心を示す十字架ラインに形成したシリコンを含めた滑り止め効果のある素材80を貼り付けている。なお、ジャージ素材からなるシート20の外表面には、中心を示す十字架ラインを印刷してもよい。このとき図3で示すように、破線の部分について、印刷を行なってもよいし、連続しても印刷するようにしてもよい。また、ジャージ素材のシートは、カラフルな色彩等を施すことができ、これにより、個性にあった所望のヨガ・ピラティスマットMを提供することができる。
ウェットスーツ工業界の中でも特にサーフィンに関わるウェットスーツ加工業界は、真冬と初夏から秋口に4ヶ月間の閑散期がある。この閑散期を有効活用しマットの生産を行うことで、新たなビジネス分野が開拓でき繁忙期に変えることができる。また、ウェットスーツを販売するストアでも同じ事が言える。
第一生命経済研究所が調査した2004年の日本のヨガ人口は、およそ23万人。?人口比率でいえば、約0.2%であった。第一生命経済研究所は、アメリカのヨガ市場の伸び率等をベースに、日本では2010年にヨガ人口116.6万人、2015年には447.4万人(人口比率3.5%)と予想されている。
2006年6月末における日本のヨガ人口は32万8007人で人口比率0.3%(年率換算では、15.2%)となった。日本の市場全体規模は、227.7億円(そのうちホットヨガ市場は57.8億円)と推定されている。
一方、ヨガブームの火付け役、アメリカでは、2003年のヨガ参加人数が約1500万人で人口比率は約5.3%。市場規模はなんと270億ドルという。日本円に換算して約3兆2000億円といった規模になる。さらにヨーロッパでは8000万人(成人の3人に1人)がヨガに関わっているという統計がある。
特に2006年6月末における調査では日本人に最も人気の高いヨガは、ダイエット効果の高いホットヨガで、推定9万239人(全ヨガ人口の27.5%)に達している。
また、今後ヨガ市場の拡大ペースと同じテンポでピラティス人口が拡大していくとすれば、2015年のピラティス人口は32.4万人、市場規模は330.9億円に達する。さらに2020年にはピラティス人口が134.5万人、市場規模は1371.5億円となる見込みと報告されている。従って、全世界における利用の可能性が期待される。
以上の各事項から、ヨガスタジオにおけるレンタルマットの衛生面も改善され、レンタルマットを利用する人々は安心でき、ヨガやピラティスを習う需要者も納得のいくマットを購入する事ができる。
ヨガ・ピラティスマットの部分断面説明図である。 他の例のヨガ・ピラティスマットの要部断面説明図である。 ヨガ・ピラティスマットの斜視図である。 ヨガ・ピラティスマットの正面及び背面を示す説明図である ヨガ・ピラティスマットを巻き取った状態を示す説明図である。 ヨガ・ピラティスマットを乾燥干しの状態を示す説明図である。
符号の説明
10 低反発ゴム素材(クロロプレンゴム素材)からなるシート
20 ジャージ素材からなるシート
30 面状ファスナ
40 面状ファスナ
50 面状ファスナ
60 縫製部
80 滑り止め効果のある素材
M ヨガ・ピラティスマット

Claims (10)

  1. 低反発ゴム素材とジャージ素材を積層し接合して所定の大きさのシートにしてなるヨガ・ピラティスマット。
  2. クロロプレンゴム (polychloroprene)素材とジャージ素材を積層し接合して所定の大きさのシートにしてなるヨガ・ピラティスマット。
  3. 前記クロロプレンゴム素材は、独立気泡であって、少なくとも一方の表面にミセル構造を備えたことを特徴とする請求項2記載のヨガ・ピラティスマット。
  4. 前記ジャージ素材は、吸放湿性ポリウレタン弾性糸を含んで形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のヨガ・ピラティスマット。
  5. 前記ジャージ素材からなるシートの外表面には、中心を示す十字架ラインに形成したシリコンを含めた滑り止め効果のある素材を貼り付けてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のヨガ・ピラティスマット。
  6. 前記ジャージ素材からなるシートの外表面には、中心を示す十字架ラインを印刷してなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のヨガ・ピラティスマット。
  7. 前記クロロプレンゴム (polychloroprene)素材のシート又は低反発ゴム素材のシートの外表面端部側位置の一方には、テープ状の面状ファスナの雄又は雌が配設され、端部側から巻き取ったときに前記雄又は雌と着脱可能位置に、面状ファスナの雄又は雌が取着されてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載のヨガ・ピラティスマット。
  8. 前記テープ状の面状ファスナの雄又は雌が配設された位置と反対側の端部位置には、前記雄又は雌と着脱可能は面状ファスナの雄又は雌が取着されてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のヨガ・ピラティスマット。
  9. 前記請求項1乃至8のいずれか記載のヨガ・ピラティスマットであって、所定形状に裁断されたシートの面の角部を含む4方向にロックミシンによった縫製部が形成されていることを特徴とするヨガ・ピラティスマット。
  10. 前記ジャージ素材からなるシートの外表面に凹凸加工を施し、滑り止め効果を加えたことを特徴とする請求項1,2,4,5,6の何れか一項に記載のヨガ・ピラティスマット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200474026Y1 (ko) * 2013-02-20 2014-08-18 중앙대학교 산학협력단 요가 매트
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