JP3144604U - 圧着スリーブ - Google Patents

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靖 橘原
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Abstract

【課題】1本の導電線からなる単線電線と、多数本の細径の導電線の集合体からなる細線集合電線との2種類の電線を平行に揃えて電気的に接続する際に、単一加圧手段によって加圧しても、再現性よく安定した圧着加工を行うことができる圧着スリーブを提供する。
【解決手段】圧着スリーブ10が導電性金属で形成された筒状体11からなり、筒状体11の断面は、長円形、楕円形、または、長軸方向を有するリング形状とする。材料となる導電性金属は、圧着する電線と同じ材料が好ましいが、異なる種類の導電性金属であってもよい。また、腐食防止のために表面めっきを施してもよい。
【選択図】図1

Description

本考案は、1本の導電線からなる単線電線と、多数本の細径の導電線の集合体からなる細線集合電線との2種類の電線を平行に揃えて電気的に接続する圧着スリーブに関する。
従来より、2本の電線どうしを電気的に接続することがなされている。その場合に、図8に示すような筒状コネクタ20が用いられる(特許文献1参照)。図9はこの筒状コネクタ20に、電線を突き合わせ状に挿入したときの内部構造を示す断面図である。筒状コネクタ20は外側が合成樹脂製の筒体21からなり、両端に電線挿入口22,23が設けられている。電線挿入口22,23の間に挟まれた筒体21の中央部分の内部には、導電性金属(例えば銅)からなる円筒状の圧着スリーブ24が設けられている。
この筒状コネクタ20で2本の電線を接続するときは、電線25,26それぞれの先端から適度の長さ(圧着スリーブ24全長の半分よりやや短い長さ)の被覆を剥離除去し、露出した金属線部分25a,26aを両側の挿入口22,23から挿入する。そして被覆の先端25b,26bが挿入口22,23の奥底に当接するまで差し込むようにすることで、露出された金属線部分25a,26aを圧着スリーブ24の中まで挿入する。
続いて、筒状コネクタ20の外側から圧着工具(不図示)で圧着スリーブ24を圧着することによって、左右の金属線部分25a,26aが圧着スリーブ24に圧接されて電気的に接続されるようにしてある。
この筒状コネクタ20は、2本の被覆電線が一直線に並ぶようにして同軸的に接続する場合に利用されるが、2本の被覆電線を平行に並べた状態で電気的に接続したい場合には利用されない。
これに対し、2本の電線を平行に並べた状態で電気的に接続する場合がある。図10、図11は圧着スリーブで2本の電線どうしを平行に並べて接続するときの手順を示す図である。
まず、図10に示すように、2本の電線31,32は、先端から適度の長さの被覆が剥離除去され、露出した2本の金属部分31a,32aに対し、円筒形状の圧着スリーブ33(リングスリーブともいう)が被せられる。
さらに、図11に示すように、圧着工具(不図示)で圧着スリーブ33を加圧して圧着することにより、電線どうしが電気的に接続されるようにする。その後、露出部分を絶縁する場合には、圧着スリーブ33および金属部分31a,32aにビニルテープを巻くようにして絶縁処理がなされる。
特開2001−250602号公報
このように、電線どうしを接続する際には、導電線を露出させた部分を圧着して一体化することにより、電気的な接続を行うようにしている。このとき使用される圧着スリーブの形状は円筒形状のものであり、この圧着スリーブの各寸法に対応した刃形を有する圧着工具によって圧着されている。
ところで、電線には、1本の導電線からなる単線電線と、多数本の細径の導電線の集合体からなる細線集合電線とが存在する。電気工事では、これまで円筒形状の圧着スリーブを用いて電気的に接続する場合には、単線電線どうしを圧着するか、細線集合電線どうしを圧着しており、単線電線と細線集合電線という異種どうしの圧着加工においては、接続不良を起こし易く発熱の可能性が高いため、一般的には行われていない。
これは、単線電線と細線集合電線とを円筒形状の圧着スリーブを用いて圧着させた場合に、単線電線と細線集合電線とでは1本の導電線の強度が異なることから、圧着工具で変形させたときに単線電線が抵抗となって、細線集合電線の側が密着することなく微細な空隙を残し、発熱したりスリーブから引き抜けたりという不測の事態を生じる危険性を払拭できなかったためである。
この様子を図12で示す。図12(a)は、従来の円筒形圧着スリーブ33に単線電線41と細線集合電線42とを挿入した状態の断面である。この状態で、圧着工具の刃面でB位置、C位置、D位置方向から圧着したときの圧着後の断面を図12(b)、図12(c)、図12(d)に示す。
このように、圧着工具の刃面の位置によって、圧着後の単線電線と細線集合電線との変形状態が異なるため、異なる断面状態で接続されることとなり、再現性のよい安定した圧着加工を行うことが困難であった。
しかしながら、実際の電気工事では、単線電線と細線集合電線とを圧着する必要が生じることがある。その場合に、このような円筒形状の圧着スリーブによって、電線を引き揃え状として平行圧着する方法では、既述の通り再現性よく圧着加工することが困難であった。
そこで、本考案は、単線電線と細線集合電線とを引き揃え状として、単一加圧手段によって加圧しても、再現性よく安定した圧着接続を行うことができる圧着スリーブを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の圧着スリーブは、導電性金属で形成された筒状体からなり、筒状体の断面が長円形、楕円形、または、長軸方向を有するリング形状としている。
ここで、導電性金属としては、圧着する電線と同じ材料が好ましく、例えば銅線であれば銅の圧着スリーブとするのが好ましいが、異なる種類の導電性金属であってもよい。また、腐食防止のために表面めっきを施してもよい。
本考案によれば、長円形、楕円形、または、長軸方向を有するリング形状の断面を有する圧着スリーブに対し、被覆が剥離された単線電線と細線集合電線各々1本を長軸方向に沿って並べ、平行に挿入する。これにより、2本の電線がリングの内孔に挿入しやすくなるとともに、2本の電線が長軸方向に並び、安定する。この状態で圧着工具を用いて圧着スリーブの長軸方向の面に垂直に加圧することにより、2本の電線に対する加圧位置を常に同じ状態にして圧着する。
本考案によれば、圧着スリーブの内孔の長軸方向に対する2本の電線の位置を一定にすることができ、加圧位置や加圧方向を一定にすることができるので、再現性のよい圧着加工を行うことができる。
上記考案において、筒状体は、円形断面を有する円筒形状の筒状体を、側面から一方向に押圧して円形断面から長軸方向を有するリング形状の断面に変形した形状であってもよい。
これにより、一方向に押圧する工程を加えるだけで、円筒形状の圧着スリーブから簡単に形成することができる。
上記考案において、外周面に、圧着方向の目印となるマーカが設けられてもよい。ここで、マーカは、外周面に記号や文字を刻印したものでもよいし、外周面にカラーペイントを塗布したものでもよい。マーカにより、圧着工具で加工する際や加工後に、圧着方向が確認できるので、再現性よく圧着加工を行うことができる。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
図1は本考案の一実施形態である圧着スリーブの斜視図であり、図2はその縦断正面図である。
圧着スリーブ10は、銅で形成しスズめっきがなされ、断面が長軸方向を有するリング形状の筒状体11をなす。具体的には、圧着スリーブ10の外周断面が長円形をなし、内孔12の断面も長円形をなしている。
圧着スリーブ10の両端の電線挿入口13にはテーパー面14が加工され、圧着される電線を挿入しやすくしてある。
この圧着スリーブ10は、円筒形状の圧着スリーブを一旦形成し、その後に、円筒形状の側面を少し押圧するプレス加工を行うことにより形成することができる。
さらに圧着スリーブ10の外周面のうち、圧着工具で押圧する長軸方向の面の位置にはマーカ15、該実施例図のものにあっては2個のポンチ穴が形成してあり、作業者が圧着工具を使用するときに、マーカ15を参考にして加圧面の位置を定めることができるようにしてある。また、圧着加工後に、このマーカ15の位置と実際の圧着痕との位置関係を確認することにより、正しい位置で圧着されたかどうかを後で確認することもできる。
なお、マーカ15の形状は図1に示したものに限られない。例えば図3に示すように、「◎」で示した皿穴をはじめ、「〇」「△」等の記号をマーカとして刻印したもの(図3(a))でもよいし、「押」「圧」「押面」等の文字をマーカとして刻印したもの(図3(b))でもよい。また、カラーペイントで色付けしてもよい(図3(c))。さらに、円筒素材を加圧して扁平化加工を行う際に、加圧刃に線状突起を形成しておき、マーカとして線状刻印を形成してあるものとしてもよい(図3(d),(e))。
次に、上述した圧着スリーブ10による圧着加工前後の状態を説明する。図4は圧着前の圧着スリーブの状態、図5は圧着後の状態を示す図である。
図4に示すように、単線電線16の金属線16aと細線集合電線17の金属線17aとを圧着スリーブ10の内孔12に挿入する。内孔12は、断面形状を長円形としてあるので、図6にみられるように2本の金属線16a,17aが左右に並んだ状態で、内孔12内で安定して配置される。
続いて、作業者は、圧着スリーブ10のマーカ15が付された面18(長軸方向の面)を圧着工具で加圧する圧着加工を行う。これにより、図5に示すように、マーカ15が付された面18が押圧されて変形する。このとき2本の金属線16a,17aが左右に並んだ状態で加圧され、図7にみられるように、2本の金属線16a,17aはスリーブ10内で隙間なく完全に圧着され、再現性のよい圧着加工が行われる。
本考案の圧着スリーブは、単線電線と細線集合電線とを引き揃え状とした圧着加工に利用することができる。
本考案の一実施形態である圧着スリーブの斜視図である。 図1の縦断正面図である。 本考案の他の実施形態である圧着スリーブの斜視図である。 図1の圧着スリーブの圧着前の状態を示す図である。 図1の圧着スリーブの圧着後の状態を示す図である。 図4の縦断正面図である。 図5の縦断正面図である。 圧着スリーブが利用される筒状コネクタの斜視図である。 図4の筒状コネクタの内部構造を示す断面図である。 圧着スリーブで2本の電線どうしを平行に並べて接続するときの従来例を示す図である。 圧着スリーブで2本の電線どうしを平行に並べて接続するときの従来例を示す図である。 単線電線と細線集合電線との圧着状態を示す図である。
符号の説明
10 圧着スリーブ
11 筒状体
12 内孔
13 電線挿入口
14 テーパー面
15 マーカ
16 単線電線
17 細線集合電線

Claims (3)

  1. 導電性金属で形成された筒状体からなり、筒状体の断面が長円形、楕円形、または、長軸方向を有するリング形状であることを特徴とする圧着スリーブ。
  2. 前記筒状体は、円形断面を有する円筒形状の筒状体を側面から一方向に押圧して円形断面から長軸方向を有するリング形状の断面に変形した形状である請求項1に記載の圧着スリーブ。
  3. 前記筒状体の外周面に、圧着方向の目印となるマーカが設けられた請求項1〜請求項2のいずれかに記載の圧着スリーブ。
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