JP3144522U - 球用遊具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】適宜長の支柱上部にゴールボードを設け、該ゴールボードに適宜支持部材にて、リングとネットを有するゴールを取り付けたことを特徴とする。さらに、ゴールボードの昇降機能、格子板によるゴールボード形成、ゴール内に鈴を保持させる等の機能を併用することにより、さらなる利便性の向上を見込むことができる。
【選択図】図8
Description
近年、高齢化社会がクローズアップされ、高齢化に適した社会改革の必要性が認識されつつある。高齢者になって感ずることに一つに肉体の衰退化があり、とりわけ脚部の衰えが顕著である。これをカバーするために歩行やジョギング等も行われているが、脚部を含めた全身の運動が好ましい。しかし、既述のようなスポーツを行うにはその設備のある特定場所に出向く必要があり、また種目によっては肉体的負担が懸念される。
本案は、以上のような従来からの球を用いる遊びや競技に代えて、任意の場所に設置して用いることができるとともに、その設置場所の変更も容易に行うことができ、簡易に楽しめる新規かつ有用なる遊具を提供することを目的として開発されたものである。
すなわち、適宜長の支柱上部にゴールボードを設け、該ゴールボードに適宜支持部材にて、リングとネットを有するゴールを取り付ける。本案は以上の構成よりなる球用遊具である。なお、ゴールボードの昇降機能、格子板によるゴールボード形成、ゴール内の鈴等を併用することにてさらなる利便性の向上を見込むことができる。
1.地面もしくは床面上にピンやボルト等にて固定し、あるいは重量のある基台を用いて載置する方式のため、設置場所の変更が容易である。
2.ゴールボードを格子板を用いて形成することにて、屋外使用時の風圧による支柱等への影響を極少とすることができる。
3.ゴールを支柱に沿って昇降および固定可能とすることにより、使用者の状況に合わせた利用ができる。
4.ゴール内に鈴を鈴保持鋼線にて設けることにより、ゴールに投入されたボールのゴール通過を聴覚的に把握して楽しむことができる。
図において、1は台板で、所定厚の方形鉄板であり、その四隅近傍に取付孔が穿設される。また、四辺側面には傾斜面が形成される。2は支柱で、断面方形の金属製中空角体であり、その下端は台板中央に固着立設され、上端は該角体断面と同形の板体固着にて覆われている。3は基準線で、支柱外周に一定間隔にて平行に表示される、印刷や塗装もしくはステッカー等にて表示される線状部分である。4は支柱裏面に連設される係止孔である。
5はスライダーで、支柱を内在させつつ支柱に沿って昇降可能な中空角体よりなる所定長の物品であり、その裏方側面中央には雌ねじが刻設される。6は該雌ねじに螺合する雄ねじ部分を有するつまみである。
7はゴールボードである。このゴールボードは所定サイズの長方形板状体であり、その外周は細巾の鉄板にて形成され、中央上下にわたるセンター板8を有している。センター板と外周の板間には細巾板による格子板9が固着されて位置する。このセンター板下方裏面はスライダーに溶接やビス止めにて固定される。10はゴールである。このゴールは、選択された直径にて線体を円形に加工してなるリング11と、このリングにその上部を固定されつつリング内下方に垂下する柔軟性を有する湾曲筒状のネット12から形成される。いわゆるバスケットボールにて用いられるものと同様の物品である。13はL形板体による取付板で、その一端は前記リングに固着され、他方はゴールボードに取り付けられる。
この鋼線の中間位置は360度回転して得られるループ15を有し、またその先端も同様にループ16が形成される。17は市販の鈴で、その取付部内に該鋼線が位置するとともに、ループ15より上方に鈴が位置している。従って、ボールがリングを通過するとき、図5のようにボールは鋼線に接触しつつその弾力に逆らって下方へ移動するが、鋼線の先端間距離は増大し、ボール通過後は鋼線はその弾力にて元の位置に復帰し、この動きは反復される。これにて鈴も反復振動して固有の発音がなされ、利用者に感知される。
鈴はループより上方に位置するので鋼線からの脱落はなく、鋼線端にもループが形成されているのでボールの損傷を回避できる。なお、その他の部分は前例同様である。
以上、本案について記したが、本案は任意の場所への設置およびその移動が容易であるところにその特徴を有するものである。また、ゴールの昇降移動機能や鈴を設けることにてその趣に変化を与え、誰でも楽しめる遊具を得ることができる。
なお、本品の取付については既述の手段以外に、図2の仮想線にて示すように、コンクリートなどの重量物を用いてブロック体を形成し、このブロック体に支柱を立設固定し、これを地上に載置する方式としてもよい。また、鈴および鈴保持鋼線は、本例で示した対称二個所以外に、三等配や四等配に設けてもよい。鈴の脱落防止手段およびボールへの損傷回避手段として、ループ以外に小塊状物品を鋼線に固着してもよい。また、既述の各構成要素としてのスライダー昇降機能、基準線、鈴保持機能を略して構成してもよい。
本案は高齢者の体力維持を主眼として設けたが、老若男女だれでも楽しむことができ、単なる歩行やランニングでは得られない全身の体力と敏捷性を遊びながら強化することができ、その設置場所も自由である。また、ゴールの昇降が可能のため、利用者の体力や技量に合わせて楽しむことができ、従来のバスケットボール同様にゴールボードを有しているので、ここへのボール反発を利用して遊ぶことができる。また、台板四辺端に傾斜面を設けたので、使用者の足先の台板辺衝突によるつまづきが緩和され、センター板に本品所有者の氏名や組織名を表現することができる。さらに、鈴の発音機能を設けることにて視覚障害者の利用にも道を開くことができる。以上のごとく、本案によって利便性に富み、簡易な利用を可能とする有用なる物品を提供することができる。
2 支柱
3 基準線
4 係止孔
5 スライダー
6 つまみ
7 ゴールボード
8 センター板
9 格子板
10 ゴール
11 リング
12 ネット
13 取付板
14 鈴保持鋼線
15 ループ
16 ループ
17 鈴
18 環状凹部
19 ブロック体
20 ピン
21 支柱
22 スライダー
Claims (5)
- 適宜長の支柱上部にゴールボードを設け、該ゴールボードに適宜支持部材にて、リングとネットを有するゴールを取り付けたことを特徴とする球用遊具。
- 支柱に対してゴールボードを昇降可能に設けてなる請求項1記載の球用遊具。
- ゴールボードを格子板を用いて形成してなる請求項1又は2記載の球用遊具。
- ゴールのリングにその一端を取り付けるとともに他端を斜方に垂下させてなる鈴保持鋼線を設け、該鋼線に鈴を脱落不能に取り付けてなる請求項1〜3のいずれかの項に記載の球用遊具。
- 支柱側面に基準線表示を設けてなる請求項1〜4のいずれかの項に記載の球用遊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004355U JP3144522U (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 球用遊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008004355U JP3144522U (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 球用遊具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3144522U true JP3144522U (ja) | 2008-09-04 |
Family
ID=43294375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008004355U Expired - Fee Related JP3144522U (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 球用遊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3144522U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011115477A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Hideo Tanaka | 屋外用バスケットゴール |
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2008
- 2008-05-30 JP JP2008004355U patent/JP3144522U/ja not_active Expired - Fee Related
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