JP3144062U - 熱水供給装置の節水機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱水に変わるまでの冷水を放出する際の水の浪費を防止して、水資源を節約する熱水供給装置の節水機構を提供する。
【解決手段】熱水供給装置の節水機構は、引水ユニット、引水ユニットと連接する電磁バルブ、電磁バルブと連接する温度センサーユニット、温度センサーユニットと連接するスイッチユニットを含む。これらによって該節水機構を設置した熱水供給装置を運用して熱水を使用する時、引水ユニット、電磁バルブ及びスイッチユニットの作用により、冷水を遮断して熱水供給装置へ回流して加熱し、温度センサーユニットが水温を予定の使用温度に達したと感知した時、再び出水し、冷水が大量に捨てられるのを避け、水資源の節水効果を達成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、熱水供給装置の節水機構に関するもので、特に熱水に変わるまでの冷水を放出する際の水の浪費を防止して、水資源を節約する効果を具える熱水供給装置の節水機構に係る。
公知の熱水供給装置(例として熱水器もしくは熱水貯蔵器等)の冷熱水供給管の距離は出水元栓から使用位置までおよそ一定の距離がある。そのため、使用者が熱水道の元栓を開いた後、熱水管内に貯蔵された冷水流がなくなるのを待ってやっと熱水が出て使用できる。この種の状況は、熱水管内の大量の冷水を無駄にする。実際にテストしてみたところ、毎回およそ5−10リットルの水が浪費されている。
現在使用されている熱水器もしくは熱水貯蔵器の冷熱水管システムには、節水に関する装置が設置されていないため、せいぜい熱水管路にいくらかの保温機能を具えた材料を使用する程度である。但し、実際に熱水道元を開いて熱水を使用する場合、使用者は直ぐに適する温度の水温を使用することが出来ないため、やはり冷水放出時の水の浪費を防止することが出来ない。
特許公表2008−502870号公報
解決しようとする問題点は、熱水を使用する時に適する温度になるまで冷水を放出し続けるため、大量の水が浪費される点である。
本考案は、引水ユニット、引水ユニットと連接する電磁バルブ、電磁バルブと連接する温度センサーユニット、温度センサーユニットと連接するスイッチユニットを含む。これらによって該節水機構を設置した熱水供給装置を運用して熱水を使用する時、引水ユニット、電磁バルブ及びスイッチユニットの作用により、冷水を遮断して熱水供給装置へ回流して加熱し、温度センサーユニットが水温を予定の使用温度に達したと感知した時、再び出水し、冷水が大量に捨てられるのを避け、水資源の節水効果を達成することを最も主要な特徴とする。
本考案の熱水供給装置の節水機構は、熱水に変わるまでの冷水を放出する際の水の浪費を防止して、水資源を節約するという利点がある。
該節水機構搭を熱水供給装置に設置して運用するが、熱水を使用する時、引水ユニット、電磁バルブ及びスイッチユニットの作用によって、冷水を遮断して熱水供給装置へ回流して加熱し、温度センサーユニットが該水温を預定使用温度に達したと感知した時、出水するので、冷水を大量に捨てる無駄を避け、水資源を節約することを本考案の主な目的とする。
上述の目的のため、本考案の熱水供給装置の節水機構は、引水ユニット、引水ユニットと連接する電磁バルブ、電磁バルブと連接する温度センサーユニット、及び温度センサーユニットと連接するスイッチユニットを含む。
図1に示すとおり、本考案の一種熱水供給装置の節水機構に於いて、該節水機構1は引水ユニット11、電磁バルブ12、温度センサーユニット13及びスイッチユニット14から構成される。また該引水ユニット11、電磁バルブ12、温度センサーユニット13及びスイッチユニット14は防水のためのセット部品である。
上述の引水ユニット11は一電動ポンプである。
該電磁バルブ12は、上述の引水ユニット1と連接し、且つ該電磁バルブ12は相互に連通する入口部121、第一出口部122及び第二出口部123の三連通の電磁バルブで、該電磁バルブ12が通電しない時、水流を入口部121から進入させ、第一出口部122から流出させ、通電した時には、水流が第二出口部123へ転換して流出する。
該温度センサーユニット13は、上述の電磁バルブ12と連接し、該温度センサーユニット13は一調節式温度センサー閉回路スイッチで、周囲温度が該温度センサーユニット13の設定した温度を超過した時、閉回路スイッチが入り、連接した回路を切断する。仮に温度が設定温度より低い場合、閉回路状態を回復する。
該スイッチユニット14は、上述の温度センサーユニットと連接し、且つ該スイッチユニットは、二恒常オープンコンタクトを具えた水流スイッチである。水流が発生すると、二接点を圧迫して閉鎖し回路を開ける。また水流が停止すると、該二接点は開放して回路を切断する。このようにして新しい熱水供給装置の節水機構が構成される。
図2及び図3に示すとおり、本考案を運用する場合、一般に使用される水圧差によって点火始動する熱水供給装置2(例:熱水器もしくは熱水貯蔵器)の冷、熱水管路システム中に設置する。組立時、節水機構1を冷、熱水管路システムの適する箇所、もしくは冷、熱水管路システムの冷、熱混合水道元栓21前に設置し、冷、熱水管路システムの熱水管路31内に温度センサーユニット13、スイッチユニット14及び電磁バルブ12を設置し、且つ電磁バルブ12を引水ユニット11と連結した後、続いて冷水管路32と連接し、このようにして本考案の設置が完了する。
熱水を使用して熱水位置で水道元栓21を開くと、該熱水管路31内で水流が発生する。この水流がスイッチユニット14を作動させてその回路に電通させる。回路が通電すると、引水ユニット11及び電磁バルブ12が作動し、更に熱水管路31から水道元栓21へ通じる管路を遮断して水流を引水ユニット11経由で冷水管路32へ流し込む。この時、水道元栓21の冷水出口は開かない。そのため該冷水は熱水供給装置2で回流し、且つ引水ユニット11と一循環管路を構成する。このようにして水流圧差が発生して熱水供給装置2が点火して水を加熱するか、もしくは水流が熱水供給装置2内の熱水を押して熱水管路31へ流しいれ、水道元栓21前の水温が設定値に達した時、該温度センサーユニット13が感知して始動し、同時に制御回路を切断する。この時該引水ユニット11及び電磁バルブ12は同時に運転を停止し、熱水管路31を元の状態に回復し、予定水温に達した熱水が水道元栓21の出口を経て流出し、冷水が排出される無駄を避け、水資源の浪費を防止する。
上述のとおり、本考案の熱水供給装置の節水機構は、該節水機構搭を熱水供給装置に設置して運用する。熱水使用時、引水ユニット、電磁バルブ及びスイッチユニットと共に、冷水を遮断して熱水供給装置へ回流させて加熱する。温度センサーユニットが該水温を予定の使用温度と感知した時、初めて出水し、冷水を排出する時の水の浪費を防止し、水資源を節約する。本考案は、進歩的、実用的で使用者のニーズに符合するため、本考案を実用新案登録に申請する。
上述したものは本考案の良好な一実施例にすぎず、本考案の範囲を制限するものではない。故に本考案の請求範囲及び説明書の内容と同効果の変化及び修飾はすべて本考案の範囲に属する。
本考案の基本構造指示図である。 本考案の使用状態指示図である。 本考案図2のA部分の局部拡大指示図である。
符号の説明
1 節水機構
11 引水ユニット
12 電磁バルブ
121 入口部
122 第一出口部
123 第二出口部
13 温度センサーユニット
14 スイッチユニット
2 熱水供給装置
21 水道元栓
31 熱水管路
32 冷水管路

Claims (3)

  1. 熱水供給装置の節水機構において、
    引水ユニットと、
    上述の引水ユニットと連接する電磁バルブと、
    上述の電磁バルブと連接する温度センサーユニットと
    上述の温度センサーと連接するスイッチユニットを含むことを特徴とする熱水供給装置の節水機構。
  2. 前記電磁バルブは、相互に連通する入口部、第一出口部及び第二出口部を具えた三連通の電磁バルブであることを特徴とする請求項1記載の熱水供給装置の節水機構。
  3. 前記スイッチユニットは、二恒常オープンコンタクトを具えた水流スイッチであることを特徴とする請求項1記載の熱水供給装置の節水機構。
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