JP3143842B2 - 卓上壁掛兼用電話機用ハンドセット係止機構 - Google Patents

卓上壁掛兼用電話機用ハンドセット係止機構

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JP3143842B2
JP3143842B2 JP06059978A JP5997894A JP3143842B2 JP 3143842 B2 JP3143842 B2 JP 3143842B2 JP 06059978 A JP06059978 A JP 06059978A JP 5997894 A JP5997894 A JP 5997894A JP 3143842 B2 JP3143842 B2 JP 3143842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、卓上式,壁掛式のいず
れの方式にも使用できる電話機に関し、特にハンドセッ
トの脱落防止用の係止機構に改良を加えた卓上壁掛兼用
電話機用ハンドセット係止機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来電話機の中には、電話機本体を卓上に
置いても、壁に掛けても使用できるものがある。この種
の電話機においては、電話機本体を壁に掛けて使用する
際にハンドセットが電話機本体から脱落しないようにす
るため、ハンドセット係止機構が設けられている。
【0003】図6はこの種の従来のハンドセット係止機
構を示す要部概略斜視図である。同図に示すようにこの
ハンドセット係止機構は、電話機本体のケース81の収
納凹部83外周に設けた凹溝85と、該凹溝85内に挿
入されるフック87によって構成されている。なお収納
凹部83内には、図示しないハンドセットの受話部が収
納される。
【0004】ここでフック87は、その一端面に爪89
を設けると共にその両側面にガイド突起91を設けて構
成されており、一方凹溝85は、その両側面に前記ガイ
ド突起91に係合するガイド溝93を設けると共にもう
1つの側面に前記爪89を収納する横孔95を設けて構
成されている。なお97はフック87係止用の係止爪で
ある。
【0005】そしてこの電話機を壁掛け用として使用す
る場合は、フック87を同図に示す矢印a方向から凹溝
85内に挿入する。これによってフック87の爪89は
収納凹部83内に突出し、ハンドセット(図示せず)の
受話部外周に設けた凹部に引っ掛けることで該ハンドセ
ットを確実に収納保持できる。
【0006】一方この電話機を卓上用に使用する場合
は、フック87を同図に示す矢印b方向から凹溝85内
に挿入する。このときフック87の爪89は横孔95内
に挿入されるので、収納凹部83内には何ら突起部は突
出しない。従ってこの収納凹部83内にハンドセットの
受話部を収納したり取り出したりする際、何らひっかか
りは生じずスムーズに出し入れできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のハンドセット係止機構においては以下のような問題点
があった。 卓上から壁掛けに変更する場合、またはその逆の場
合、その度にフック87を着脱しなければならず、煩雑
であり、また紛失の恐れもある。
【0008】前記凹溝85の内側面に横孔95を設け
ているが、この横孔95を設けるためにはこのケース8
1を成型する金型として上下2つの金型の他に、該横孔
95を設けるための横方向にスライドする金型が必要に
なり、その金型代がかさんでしまう。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、フックの着脱が不要で、その製造も容
易且つ安価に行える卓上壁掛兼用電話機用ハンドセット
係止機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、ハンドセットの受話部又は送話部の外周側
面に凹部を設け、一方電話機本体ケース又は充電器ケー
スのハンドセットの受話部又は送話部を収納する収納凹
部に該ケースを壁に掛けた際にハンドセットの凹部に係
合してその落下を防止する係止機構を設けた卓上壁掛兼
用電話機用ハンドセット係止機構において、前記ケース
の係止機構は、前記収納凹部の側面から前記ケースの上
面にわたって設けられる凹溝と、略棒状であって収納凹
部内に突出する側の一端に爪を設けると共にその両側に
摺動突起部を設け前記凹溝内に収納されるフックとを具
備し、前記凹溝内にはフックの爪が収納凹部内に突出す
るように該フックを弾発するヒンジ部を設けると共に、
凹溝内の収納凹部側及びケースの上面側の一部に張り出
す形状の、フックの摺動突起部の端部を当接するととも
に上方向に摺動せしめて該フックを回動せしめる形状の
フック摺動面及び、該フック摺動面の上部には摺動突起
部の端部の凹溝からの脱出を防止するストッパーを設
、前記ハンドセットの凹部はフックの爪と係合する位
置に設けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】ケースを壁に掛けた場合、ハンドセットの重量
はフックを弾発するヒンジ部にかかるが、ヒンジ部の弾
発力をハンドセットの重量よりも強くしておけば、フッ
クは後退することはなく、従ってハンドセットは外れる
ことなく確実に保持される。
【0012】一方ケースを卓上に置いて、ハンドセット
を取り上げるときは、フックの爪にはこれを上方向に回
動しようとする力が加わる。これによってフックはヒン
ジ部の弾発力に打ち勝って上方向に回動するが、このと
きフックの摺動突起部の端部は、凹溝内のフック摺動面
上を摺動して行く。そして該摺動突起部の端部が凹溝の
ストッパーに当接するとその移動が止められる。従って
フックの爪は、ハンドセットを取り上げる際の障害とは
ならない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の1実施例にかかるハンド
セット係止機構の要部を示す概略分解斜視図である。同
図に示すようにこのハンドセット係止機構は、電話機本
体のケース10に設けた凹溝11内に、フック50を収
納することで構成される。以下各構成部品について説明
する。
【0014】ここで図2はフック50を示す図であり、
同図(a)は側面図、同図(b)は底面図である。同図
及び図1に示すように、フック50は、略棒状であって
その一端に爪51を設けると共に、その両側面に棒状の
摺動突起部53,53を設けて構成されている。そして
摺動突起部53,53の爪51側の端部55は、傾斜面
とされ、また該摺動突起部53,53の爪51とは反対
側の底面には、半円柱状の支持突起57,57が設けら
れている。なおこのフック50は合成樹脂を一体成型し
て構成されている。
【0015】次に図3はケース10に設けた凹溝11の
側断面図である。同図及び図1に示すようにこの凹溝1
1は、ケース10に設けた収納凹部13の側面から該ケ
ース10の上面にわたって設けられている。そしてこの
凹溝11の収納凹部13側に開口する部分11aの幅
は、フック50の爪51の幅よりも若干大きく形成され
ている。
【0016】また凹溝11内の収納凹部13側の側面
は、前記フック50の摺動突起部53,53の端部5
5,55を当接するとともに上方向に摺動するように傾
斜せしめたフック摺動面15とされている。
【0017】またフック摺動面15の上端には、ひさし
状に張り出すストッパー16が設けられている。
【0018】また凹溝11内の両側面からは、それぞれ
棒状であって略円弧状のヒンジ部17,17が突出して
いる。
【0019】なお凹溝11の底部に形成された孔19と
孔21は、それぞれストッパー16やヒンジ17,17
を設けるための下金型挿通用の孔である。
【0020】そしてこのハンドセット係止機構の組立て
は、図1において、ヒンジ部17,17を矢印B方向に
たわめた状態で、凹溝11内にフック50を収納するこ
とによって行われる。
【0021】図4は凹溝11内にフック50を収納した
状態を示す概略側断面図である。同図に示すようにフッ
ク50は、凹溝11内において、ヒンジ部17,17に
よって一端部を弾発されてフック50の摺動突起部5
3,53の端部55,55が凹溝11内のフック摺動面
15に弾接された状態に保持される。このときフック5
0の爪51は収納凹部13内に突出する。フック50は
凹溝11内に一度装着されるとヒンジ部17,17によ
って弾発され、しかもストッパー16が設けられている
ので、凹溝11からは容易に外れない。
【0022】そして図4に点線で示すように、この収納
凹部13内にハンドセット40の受話部41を収納した
とき、該ハンドセット40の受話部41の外周側面に設
けた凹部43に、フック50の爪51を係合せしめる。
【0023】そしてこのケース10を壁に掛けた場合
は、ハンドセット40の重量は、図4に示す矢印B方向
に加わる。このとき、ヒンジ部17,17の弾発力を該
ハンドセット40の重量よりも強くしておけば、フック
50はこの位置から矢印B方向に後退することはない。
従ってハンドセット40は外れることなく確実に保持さ
れる。
【0024】一方このケース10を卓上に置いて、ハン
ドセット40を図4の状態から矢印C方向に取り上げる
と、フック50の爪51には矢印C方向の力が加わる。
【0025】これによってフック50はヒンジ部17,
17の弾発力に打ち勝って、上方向に回動するが、この
ときフック50の摺動突起部53,53の端部55,5
5は、凹溝11内のフック摺動面15上を摺動して行
く。フック摺動面15は傾斜面なので、フック50は上
方向に移動しながらB方向に後退していく。
【0026】そして図5に示すように、フック50の端
部55,55が凹溝11のストッパー16に当接すると
その移動が止められ、このフック50はこの位置に保持
されたままとなるが、このときフック50の爪51は、
上方向に移動すると共に矢印B方向に後退しているの
で、ハンドセット40を取り上げる際の障害とはならな
い。
【0027】つまりハンドセット40の取り上げは、フ
ック50を回動させるに必要な力を加えるだけでスムー
ズに行える。
【0028】次にハンドセット40をケース10に戻す
場合は、図5に示す状態となっているフック50の上に
ハンドセット40をかぶせることとなり、該ハンドセッ
ト40の自重によって該フック50の爪51が矢印D方
向に押し下げられ、この力及びヒンジ部17,17の弾
発力によって、図4に示す状態に復帰し、同時に該爪5
1はハンドセット40の凹部43に係合する。
【0029】ところで上記ケース10の凹溝11内に
は、図6に示す従来例のように横孔95は設けられてい
ない。従って、この凹溝11を有するケース10は上下
金型のみによって成型でき、従来例のように横方向にス
ライドする金型は不要である。
【0030】上記実施例においてはハンドセット係止機
構をハンドセットの受話部側に設けた例を示したが、送
話部側に設けても良い。また、ハンドセットがコードレ
ス電話であれば電話機本体(親機)用のケースの代わり
に、専用の充電器用のケースに本発明を適用しても良
い。
【0031】さらにコードレス電話の場合、フックの爪
に給電端子を具備せしめ、この爪が係合するハンドセッ
トの凹部に充電端子を具備せしめて、ハンドセットに充
電を行なう構成としてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる卓上壁掛兼用電話機用ハンドセット係止機構によれ
ば、以下のような優れた効果を有する。 フックの取り付け・取り外しが不要なので煩雑さがな
く、また紛失の恐れもない。
【0033】ケースの凹溝内に1個のフックを取り付
けるだけで良いので、安価なコストで製造できる。
【0034】ケースに設ける凹溝内に何ら横穴を設け
る必要がないので、ケースを製造するための金型として
上下金型のみを用いれば良く、金型代を安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかるハンドセット係止機
構の要部を示す概略分解斜視図である。
【図2】フック50を示す図であり、同図(a)は側面
図、同図(b)は底面図である。
【図3】ケース10に設けた凹溝11の側断面図であ
る。
【図4】凹溝11内にフック50を収納した状態を示す
概略側断面図である。
【図5】ハンドセット40を取り外したときのフック5
0の状態を示す概略側断面図である。
【図6】従来のハンドセット係止機構を示す要部概略斜
視図である。
【符号の説明】
10 ケース 11 凹溝 13 収納凹部 15 フック摺動面 16 ストッパー 17,17 ヒンジ部 40 ハンドセット 41 受話部 43 凹部 50 フック 51 爪 53,53 摺動突起部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドセットの受話部又は送話部の外周
    側面に凹部を設け、一方電話機本体ケース又は充電器ケ
    ースのハンドセットの受話部又は送話部を収納する収納
    凹部に該ケースを壁に掛けた際にハンドセットの凹部に
    係合してその落下を防止する係止機構を設けた卓上壁掛
    兼用電話機用ハンドセット係止機構において、 前記ケースの係止機構は、前記収納凹部の側面から前記
    ケースの上面にわたって設けられる凹溝と、略棒状であ
    って収納凹部内に突出する側の一端に爪を設けると共に
    その両側に摺動突起部を設け前記凹溝内に収納されるフ
    ックとを具備し、 前記凹溝内にはフックの爪が収納凹部内に突出するよう
    に該フックを弾発するヒンジ部を設けると共に、凹溝内
    の収納凹部側及びケースの上面側の一部に張り出す形状
    の、フックの摺動突起部の端部を当接するとともに上方
    向に摺動せしめて該フックを回動せしめる形状のフック
    摺動面及び、該フック摺動面の上部には摺動突起部の端
    部の凹溝からの脱出を防止するストッパーを設け、前記
    ハンドセットの凹部はフックの爪と係合する位置に設け
    られていることを特徴とする卓上壁掛兼用電話機用ハン
    ドセット係止機構。
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