JP3142657U

JP3142657U - 歩行先前方照射灯を備えた障害物認知履物

Info

Publication number: JP3142657U
Application number: JP2008002275U
Authority: JP
Inventors: 稔郎生田
Original assignee: 稔郎生田
Priority date: 2008-04-10
Filing date: 2008-04-10
Publication date: 2008-06-19
Anticipated expiration: 2015-04-12

Abstract

【課題】微小段差や微小凹凸面を照射することにより障害物を浮かび上がらせ、危険を未然に認知し、つまずき転倒を回避できる前方照射・照明付き履物を提供する。
【解決手段】履物のつま先に照射・照明灯を装着し、この照明灯の電源は交換容易な小型軽量のボタン電池、充電電池などを履物内に装着し、ＯＮ−ＯＦＦスイッチで点滅できる簡単な履物と暗所や動作で点滅するオートセンサー付きの高齢者や歩行不自由者用の履物である。
【選択図】図１

Description

本考案は、高齢者や身障者などの歩行中、小さな段差や小さな凹凸路面でつまずき転倒し骨折や怪我をすることが多い、この微小段差や微小凹凸面を照射・照明することにより浮かび上がらせ、危険を未然に知ることができ、危険を回避できる前方照明付き履物に関する。

従来の履物のほとんどのものには照明付きのものはないが、一部に照明付き履物や発光靴が提案されいるが、これらは歩行者の存在認知の履物で歩行前方の危険物を照射・照明のものは存在しなかった。（例えば、特許文献１、２及び３参照）
特開平１０−１９２０１０号公報特開２００４−２２９７７６公報特開平１０−２２５３０５公報

解決しょうとする課題は、高齢者や歩行不自由者などの歩行中、小さな段差や小さな凹凸路面でつまずき転倒し骨折や怪我をすることが多い。この微小段差や微小凹凸面を照射することにより障害物を浮かび上がらせ、危険を未然に認知し、つまずき転倒を回避できる前方照射・照明付き履物を開発することである。

本考案は、履物視線位置で歩行前方を照射・照明し、歩行面の段差や凹凸又は石ころなどの障害物を浮かび上がらせる履物を開発することである。即ち、履物のつま先に照明灯を装着し、この照明灯の電源は交換容易な小型軽量のボタン電池、充電電池などを履物内に装着し、ＯＮ−ＯＦＦスイッチで点滅できる簡単な履物と暗所や動作で点滅するオートセンサー付きの高齢者や歩行不自由者用の履物を製作することである。

高齢者や足不自由者が屋内外を歩行するとき、屋外では小さな段差１０、凹凸や石ころなど、又屋内では敷居、ジューウタンなどの敷物の段差にけつまずき転倒し、骨折や怪我を引き起こすことが多い。本発明は、これらの障害物を歩行者が事前に認知し被害を未然に防止するために、履物視線の低位置で歩行先前方を照射・照明１１することにより、障害物を明確に浮かび上がらせることができ、つまずき転倒防止ができる効果がある。

以下、本考案の実施形態を図１、図２に基づいて説明する。

図１は、歩行先前方をＬＥＤなどの照射・照明灯２を備えた障害物認知靴１（ほたる靴）の側面図であり、図２は、充電器を兼用した履物置き台（靴置き台）１５に履物（靴）１をセットした側面図を示す。

ここでは、本考案に係わる履物の代表の一例として、靴を取り上げるているが、他の履物にも適用できる。

図１において、靴１のつま先にはＬＥＤなどの照射・照明灯２を備えており、この電源には、ボタン電池３とセンサー制御部６が靴の甲の中当て内にチャック袋を設けて、その中に収納してある。これらは靴底７に収納してもよい。

又防水性電源スイッチ４はチャック付き足止め蓋に装着してある。更に自動点滅センサー５は靴の甲表皮に装着した防水透明窓内に配置してある。

この自動点滅センサー５は光センサーと赤外線センサーが内蔵してある。

靴の踵７には充電用二端子（＋−の端子）１３が設けている。

これは図２の充電靴置き台１５は傾斜面１８に靴を置くことにより、靴の踵の端子１３と充電器端子１４とが互いに接続し、家庭電源１９を利用して充電できるようにしてある。

充電用電池はボタン電池より大きいので、踵７の内部に挿入できる電池ケースを設けている。この電池は靴底敷き１６を取り出し交換できるようにしてある。

自動点滅センサー５は靴の踵７や側表皮面８に装着することもできる。

このように構成した靴１は使用時において、暗所では歩行などの動作により自動点灯し、歩行前方路面を照射・照明することができ、段差、凹凸、石ころ、絨毯などの敷物の段差、継ぎ線コードや敷居などの障害物を明確に浮かび上がらせることができる。

歩行先前方照射灯を備えた障害物認知靴の側面図である。歩行先前方照射灯を備えた障害物認知靴を靴置き台にセットした側面図である。

符号の説明

１靴
２ＬＥＤ
３ボタン電池
４電源スイッチ
５センサー
６制御装置
７踵
１０段差
１３、１４接続端子
１５充電靴置き台

Claims

履物の先端にＬＥＤなどの前方照明灯を備え、つま先の歩行路面を履物の視線で照射することで僅かな段差や凹凸、石ころなどのけつまずき障害物がよく見えることを特徴とする履物。
請求項１に記載の履物において、前方照明灯の電源はボタン型電池や充電型電池などの電池を履物内に装着し、交換が容易にでき、しかも電源のＯＮ／ＯＦＦは履物表皮に防水押しボタンスイッチを装着してなることを特徴とする履物。
請求項１又は請求項２記載の履物において、前方照明灯の点灯は履物内に装着した防水型光センサーにより足元が暗くなると待機作動状態になり、さらに履物内に装着した防水型赤外センサーにより履物に近づいたり、履物をはくとき、又は歩行などの動作を感知して自動点灯する。さらに履物が静止状態では、数秒間の間をおいて自動的に消灯させて電池の消耗を避けることを特徴とする履物。
請求項１、２、３のいずれかの記載において、充電型電池装着の場合、充電器を履物台として常に電池に十分充電しておくことができることを特徴とする履物。
請求項１、２、３、４のいずれかに記載の履物に照明機能を備えた前方照明灯は通常の履物にも取り付けられる簡易型として外付け型でも対応できることを特徴とする履物。