JP3142654U - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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【課題】酸素呼吸をしながら有機物を発酵分解する好気性菌を利用した生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】発酵槽を内側に備えた外装箱1と、排気筒3と、通気加温ダクト11と、太陽光集熱器と、発酵槽通気孔12と、堆肥排出扉から構成し、結露を防ぎ、水分過多を解消する。排気筒3のドラフト効果により、構造的隙間からの臭気漏れを無くすことで回帰性昆虫(アメリカミズアブ)やハエの飛来を防止し、生ごみ処理装置近傍の臭いを防ぐことができる。発酵槽通気孔12はルーバー形状を成し穴の開口部の詰まりを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本考案は、酸素呼吸しながら有機物を発酵分解する好気性菌を利用した生ごみ処理装置に関するものである。
家庭用生ゴミ処理装置で電気を使用せず微生物を利用した処理方法のうち酸素呼吸しながら生ごみを発酵分解する好気性菌を利用した生ごみ処理装置は研究されている。これらに対し、本考案は、生ごみ分解処理の過程において更に発酵分解に良好な環境を得ることで、処理能力を高めることを見出している。
好気性菌を利用した生ごみ処理を効率よく機能するためには、発酵分解の過程において、発酵槽内を発酵分解に適した環境に維持することが重要である。
好気性菌による発酵過程で発生した二酸化炭素と水蒸気は発酵槽から外部に、放出されることで発酵分解は進行する。しかし、通気が不足し嫌気状態に陥ると好気性菌の働きが鈍り、嫌気状態となり、悪臭を放つこととなる。また、通気状況が良好でも外気温度の下がる期間は発酵温度が上がりにくく発酵が停滞してしまう。
発酵分解の過程で発生する水蒸気は、処理槽内で滞留すると結露し、生ごみは水分過多となり、通気孔が目詰まりを起こし、これらが悪循環となり更に前述の状況が助長される。
好気性菌による発酵分解が順調に行われていても発酵臭は発生し、夏から秋にかけて回帰性昆虫(アメリカミズアブ)やハエが活発に活動する時期に蓋体または、構造に生ずる僅かな間隙から漏れる臭気に誘引され生ゴミに産卵し孵化する。
これらの不具合を軽減または解消するために電気を使用した加熱や通気装置を付設することで実施可能であるが、そのために電気を使用することは二酸化炭素の排出と、地球環境への負担を増大することとなる。従って、電気を使用せず季節を通し、生ゴミの発酵処理に良好な発酵槽内環境を維持することで前述の欠点を解決しようとするものである。
請求項1に係る生ごみ処理装置は生ごみの発酵槽を内側に備えた略直方体の外装箱と、外装箱上部に開閉可能な蓋体と、外装箱の前面壁を前後に開閉可能な開き戸に形成した前面扉と、を備えた好気性菌の働きによる生ごみ処理装置において、外装箱後部側壁上部に排気筒を具備したことを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の生ごみ処理装置において、発酵槽の左右および後部側面壁に通気加温ダクトを設けたことを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1または2に記載の生ごみ処理装置において、外装箱の前面扉と外装箱蓋体に太陽光集熱器を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る考案は、請求項1及至請求項3のいずれかに記載の生ごみ処理装置において、発酵槽の左右及び後部側面壁に複数の発酵槽通気孔を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る考案は、請求項2に記載の生ごみ処理装置において、通気加温ダクト上部に通気ゲートを設けたことを特徴とする。
請求項6に係る考案は、請求項1及至請求項4のいずれかに記載の生ごみ処理装置において、発酵槽前面側壁下部に堆肥排出扉を設けたことを特徴とする。
本考案は叙述のように、生ごみの発酵槽を内側に備えた外装箱と、排気筒と、通気加温ダクトと、太陽光集熱器と、堆肥排出扉から構成し、通気加温ダクト内空気は生ごみの発酵熱により温まり重力換気により上昇気流となる。温まった空気は発酵槽への供給と発酵槽上部空間に分散される。発酵槽上部空間の温度を外気温度に比べ高くすることで排気筒にドラフト効果を得、発酵槽上部の水蒸気の排出を促すと同時に、発酵槽内部の結露を防ぎ、水分過多を解消する。
前述排気筒のドラフト効果により生ごみ処理装置の内部圧力が大気圧に比べ、負圧状態となり、蓋体、前面扉、または構造的隙間からの臭気漏れを無くすことで回帰性昆虫(アメリカミズアブ)やハエの飛来を防止し、生ごみ処理装置近傍の臭いを防ぐことができる。
日々、発酵槽上部から投入された生ごみは、発酵処理の後、発酵槽前側面下部の堆肥排出扉から排出される。すなわち生ごみは発酵槽の上部から下部方向に層移動する。発酵槽通気孔はルーバー形状を成し穴の開口部の詰まりを防止することができる。
本考案に係る実施をするための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施の形態に係る生ごみ処理装置の斜視図である。
生ごみ発酵槽9を略直方体の外装箱1の内側に備え、発酵槽9の懸垂リブ13で外装箱1の内側に宙吊り状態で懸垂固定される。懸垂リブ13は発酵槽9側壁上部の4辺にあり、その外周辺は外装箱1の内側に接している。そのため懸垂リブを境に発酵槽9の内側と外側の空間が分離される。
外装箱1上部に生ごみ投入目的の開閉可能な蓋体16と、外装箱1の前面に堆肥排出及びメンテナンスを目的とした前後に開閉可能な前面扉19を備え、蓋体16と前面扉19に太陽光集熱器をそれぞれ具備している。
生ごみ処理装置の設置場所が屋外の場合、外装箱1及び蓋体16及び前面扉19は風雨や紫外線にさらされるため耐候性の優れた材質を使用すべきで、硬質木材または耐候性プラスチックでもよく、木材は塗装をすることで更に耐候性を増すことができる。また蓋体16の上面を傾斜構造にすることで雨水溜まりを防いでいる。
図2は本実施の形態に係る生ごみ発酵槽9の斜視図である。
略直方体で上部開放の発酵槽9は、発酵槽9の後部壁及び両側壁に通気加温ダクト11を備え、後部壁及び両側壁内側には発酵に必要な発酵槽通気孔12を複数備え、通気加温ダクト11の下部は開放状態とし、通気加温ダクト11の上部には通気ゲート10が具備されている。
発酵槽9は水分や塩分の存在する生ごみと接触し、また発酵熱のため一番金属腐食がしやすい環境にある。また通気加温ダクト11に発酵熱を伝える効果もあるため、ステンレス板が最適材料であるが、防食処理を充分施した金属板でもよい。
図3は本実施の形態に係る生ごみ処理装置の空気流路を示した模式図である。
本図面で曲線矢印は空気流路を示す。
外気は外装箱1の前部底板に設けた外気入口孔6から外装箱1内部の空間に導入される。
通気加温ダクト11内部の空気は生ごみの発酵熱によって暖められ重力換気により通気加温ダクト11の内部を上昇する。
通気加温ダクト11の通気の一部は上部に具備された通気ゲート10を通過し発酵槽9の上部空間に流出する。また、残りの空気は発酵槽通気孔12を通過し発酵槽9の内部に分散される。
通気ゲート10の開度を調節することで発酵槽9上部への通気量と発酵槽9への通気量とを調節し、良好な発酵処理に適した環境を調整することができる。図6に通気ゲート10の詳細図を示す。
発酵槽9上部の水蒸気は通気ゲート10を通過した空気と合流し排気筒3から外気に排出される。
図4は本実施の形態に係る通気加温ダクト11部の詳細断面図である。
発酵槽9の側壁に具備された通気加温ダクト11の下部から導入された空気は上昇中に一部は発酵槽通気孔12を通過し発酵槽9の内部に分散する。
発酵槽9上部から投入された生ゴミは,発酵処理の後、堆肥排出扉14から排出される。日々生ごみ処理を継続する限り発酵槽9の内部の生ごみは、上から下方向に層移動し、発酵槽通気孔12を横切る形で移動し、ルーバー形状の孔を詰まることなく、発酵槽9への空気供給を持続することができる。
図5は本実施の形態に係る太陽光集熱器の詳細断面図である。
太陽光集熱器は外装箱1の蓋体16と前面扉19に具備され、二つは同じ構成であるため、図は前面扉19に具備した太陽光集熱器を示している。
効率良く太陽光の吸収ができるよう黒色に塗装された前扉集熱板21と、前面に太陽光の透過可能な前扉透明板20を備え、太陽照射を受けることで前扉集熱板21は加熱される。
前扉集熱板21と接触している発酵槽9の側壁周辺の空間を熱輻射により暖めることで、前述、発酵分解に良好な発酵環境の促進ができる。
蓋体集熱板18と接触している発酵槽9上部の空間を輻射熱により暖めることで、排気筒3のドラフト効果を助長し結露の発生を防ぐ。
太陽光を透過するための透明板は太陽光の透過性、耐候性に優れたポリカーボネートでもよく、太陽光照射のないときに太陽光集熱板から外気への熱輻射を防ぐ断熱効果の高い透明板がよい。二重ガラス板は更によい。
本考案に係る実施例の形態を説明する。
図7は本考案に係る生ごみ処理装置の断面側面図である。
生ごみ処理装置は南向きの庭やベランダのできるだけ長時間太陽光照射を受ける場所を選び設置することが生ごみの発酵処理を効率よく働かせるために有効である。
また、排気筒3からは弱い発酵臭が排出するため近隣周囲を考慮し、充分距離をおいたところに設置することが望ましい。
排気筒3は必要なドラフトを得る高さに設定することで、発酵分解に適した空気量を供給できる。排気筒3は理論上高いほど排気効果は大きくなるが、排気筒3内を上昇中に排気の温度が下がるためドラフト効果には限界がある。
発酵処理の状況を見極めながら排気量を測り、通気ゲート10の開度調整に併せて排気筒3の高さを設定する。排気筒3の先端は雨水が入らないよう下向きに曲げるなど工夫が必要である。
また、先端に防虫網8をかぶせ、昆虫の飛来を防ぐようにするとよい。
別の形態として図8に示すように、生ごみ処理装置を屋内に設置してもよい。
この場合、排気筒3は壁を貫通し屋外に排気するようにし、先端に防虫網8をかぶせ、昆虫の飛来を防ぐようにするとよい。また凝縮水を溜める凝縮水容器22を備える。
生ごみ処理機を屋内専用で使用する場合は、太陽光集熱器は不要となる。したがって蓋板16及び前面扉19は開閉ができるのみの機能とする。
本考案に係る生ごみ処理装置の外観斜視図である。 本考案に係る生ごみ発酵槽の斜視図である。 本実施の形態に係る生ごみ処理装置の通気流路を示した模式図である 本実施の形態に係る通気加温ダクトの模式図である。 本実施の形態に係る太陽光集熱器の模式図である。 本実施の形態に係る通気ゲートの平面図を示す。 本考案に係る生ごみ処理装置の断面側面図である。 本考案に係る別の形態の生ごみ処理装置の断面側面図である。
符号の説明
1 外装箱
2 排気孔
3 排気筒
4 凝縮箱
5 凝縮水排出孔
6 外気入口孔
7 断熱材
8 防虫網
9 発酵槽
10 通気ゲート
11 通気加温ダクト
12 発酵槽通気孔
13 懸垂リブ
14 堆肥排出扉
15 発酵床
16 蓋体
17 蓋透明板
18 蓋集熱板
19 前面扉
20 前扉透明板
21 前扉集熱板
22 凝縮水容器

Claims (6)

  1. 生ごみの発酵槽を内側に備えた略直方体の外装箱と、外装箱上部に開閉可能な蓋体と、外装箱の前面壁を前後に開閉可能な開き戸に形成した前面扉と、を備えた好気性菌の働きによる生ごみ処理装置において、外装箱後部側壁上部に排気筒を具備したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 請求項1に記載の前記生ごみ処理装置において、発酵槽の左右および後部側面壁に通気加温ダクトを設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の前記生ごみ処理装置において、外装箱の前面扉と外装箱蓋体に太陽光集熱器を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれかの生ごみ処理装置。
  4. 請求項1及至請求項3のいずれかに記載の前記生ごみ処理装置において、発酵槽の左右及び後部側面壁に複数の発酵槽通気孔を備えたことを特徴とする請求項1及至請求項3のいずれかの生ごみ処理装置。
  5. 請求項2に記載の前記生ごみ処理装置において、通気加温ダクト上部に通気ゲートを設けたことを特徴とする請求項2に記載の生ごみ処理装置。
  6. 請求項1及至請求項4のいずれかに記載の前記生ごみ処理装置において、発酵槽前面側壁下部に堆肥排出扉を設けたことを特徴とする請求項1及至請求項4のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5831960B1 (ja) * 2015-01-13 2015-12-16 一幸 北野 生ゴミ堆肥化容器
JP7381152B1 (ja) * 2023-07-07 2023-11-15 株式会社バイオセラー 廃棄物処理装置

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