JP3142535B2 - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強力超音波または
衝撃波により体内組織にエネルギーを加えて治療する超
音波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波治療装置において、腎結石
や胆石等を体外から衝撃波(以下、強力超音波とい
う。)を照射することにより、破砕する結石破砕装置が
知られている。この結石破砕装置は、アプリケータ内に
ある直径30cm〜40cmの球殻状の凹面振動子から
焦点に向けて強力超音波を発射させ、焦点位置に結石が
来るように人体に対してアプリケータを設定し結石を破
砕するものである。
【0003】また前記凹面振動子の中央にあいている孔
から映像用超音波プローブを挿入し、この超音波プロー
ブをセクタ走査させて、モニタ上に断層像を表示するこ
とにより、前記結石の位置を固定することができる。こ
の場合、強力超音波は、体表付近では比較的広く、結石
に近付くにしたがって一点に集束するような円錐状をな
して伝搬する。
【0004】一方、映像用超音波プローブにより得られ
る画像は、セクタ走査を行なっているため、体表では点
に近く体内に行くに従って広くなるという扇形状をなし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超音波
プローブがセクタ走査を行なっているため、生体表面付
近では、ブラインド領域を生じる。このため、生体表面
に近いところの強力超音波の経路内に腸管や骨があって
も、断層像上には表示されなくなっていた。また断層像
は、断面であるから、円錐状の強力超音波の経路の断層
像の前後もまったく表示されず、これも大きなブライン
ド領域となっていた。さらに特に結石をできるだけ鮮明
に描出するには、セクタプローブを結石にできるだけ近
つけるた方がよいが、このようにすれば、それだけブラ
インド領域は大きくなってしまう。このため強力超音波
の伝搬経路を全部に亘って画像表示することができなか
った。
【0006】また結石は、実際には体表から数cmのと
ころに位置しており、強力超音波の伝搬経路中に骨や腸
管内ガス、肺の一部などが介在すると、結石に有効な超
音波パワーを照射できなくなる。さらには骨に対して損
傷を与えたり、ガスにより超音波が反射し、この反射超
音波が周囲に散乱したりする。このため被検体に対して
痛みや障害を与える恐れがあった。
【0007】そこで本発明の目的は、ブラインド領域の
状態をも観察でき、骨やガスなどの有無を容易に判別し
て、これにより適切な強力超音波の照射経路を選択で
き、効率良くしかも安全に治療できる超音波治療装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し目的を達成するために次のような手段を講じた。すな
わち、本発明は、分割された複数の部分振動子を有し、
これらの部分振動子を駆動することで生体に超音波を照
射し治療する超音波治療装置において、治療対象に関す
る断層画像を発生する断層像発生手段と、前記部分振動
子から照射される超音波に基づく反射波を前記部分振動
子で個別に受信し各受信信号を処理する受信信号処理手
段と、前記受信信号処理手段による受信信号各々の処理
情報に基づき、前記超音波の伝播経路を選択するために
前記部分振動子を選択的に駆動制御する制御手段と、前
記受信信号処理手段による受信信号各々の処理情報に基
づき、前記伝播経路を示した画像を前記断層像に重ねて
表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記受信信号処理手段に
よる受信信号各々の処理情報に基づき、前記部分振動子
各々に関する伝播経路の情報を表示する表示手段をさら
に備えたことを特徴とする。
【0010】(作用) この様な手段を講じたことにより、次のような作用を呈
する。部分振動子で受信した受信信号各々には、それぞ
れ対応する部分振動子の超音波伝播経路内に、骨、肺、
腸内ガス等の干渉物が存在しているか否かという情報が
含まれている。この情報によって、駆動する部分振動子
を選択することにより、干渉物を避けて超音波を照射す
ることができる。また、伝播経路を示した画像が前記断
層像に重ねて表示されるから、体内臓器と照射超音波の
経路との関係を容易に把握することができる。その結
果、安全性を向上させ、しかも効率良く治療することが
可能な超音波治療装置を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る超音波治療装
置の一実施形態としての結石破砕装置を示す概略ブロッ
ク図、図2は前記結石破砕装置のアプリケータを示す概
略図で、図2(a)は複数の部分振動子に分割された凹
面振動子を示す概略図、図2(b)は前記アプリケータ
が体表の上に載っている状態を示す概略図である。
【0012】図1において、結石破砕装置は、凹面振動
子1、パルサー15(15−1〜15−20)、リミタ
16(16−1〜16−20)、プリアンプ17(17
−1〜17−20)、信号処理回路18(18−1〜1
8−20)、レートパルスジェネレータ19、DSC2
0、モニタ21、コントローラ22、加算処理回路2
3、フリーズボタン24を有する。
【0013】前記凹面振動子1は、凹面状をなす圧電素
子からなり、図2に示すアプリケータ11に設けられ、
前記パルサー15からの駆動により強力超音波パルス、
衝撃波、弱超音波パルスを発射するものである。
【0014】前記凹面振動子1は、図2(a)に示すよ
うに相互に接触する2つのリングからなり、これらのリ
ングはそれぞれ異なる複数の部分振動子に分割されてい
る。凹面振動子1は、例えば外側のリングでは均等に1
2分割(a1,a2,…a12)され、かつ内側のリン
グでは均等に8分割(b1,b2…b8)され、合計で
20分割されている。これらの部分振動子(a1〜a1
2,b1〜b8)の出力側は、前記図1に示すパルサー
15及びリミタ16の入力側に接続されている。
【0015】前記アプリケータ11は、図示の如く前記
凹面振動子1、媒質としての例えば水2、この水2を封
入するゴム膜3、超音波セクタプローブ9及び図示しな
い機構部を有している。
【0016】そして前記凹面振動子1により発射した強
力超音波パルスは、水2、ゴム膜3、体表4を通り腎臓
6に伝搬する。凹面振動子1からの強力超音波は、図2
(b)に示すように凹面振動子1の付近では広く、結石
7に近づくに従って狭くなるような円錐状をなして伝搬
するものとなっている。
【0017】超音波セクタプローブ9は、前記凹面振動
子1の中央の穴に挿入され腎臓6内にある結石7の位置
をモニタすべくセクタ走査する。この超音波セクタプロ
ーブ9によりセクタ走査すると、腎臓6内にある結石7
を中心とした扇状断面12の断層像が図示しないモニタ
上に得られるものとなっている。前記セクタプローブ9
によるセクタ走査の断面12は、下に行く従って広くな
る扇形状の面となっている。
【0018】次に図1において、レートパルスジェネレ
ータ19は、数Hz程度のレートパルスを発生し、この
レートパルスをパルサ15に出力する。
【0019】駆動手段としてのパルス15は、前記レー
トパルスジェネレータ19から入力するレートパルスに
より前記凹面振動子1に設けられた各部分振動子(a1
〜b8)を駆動する。各部分振動子(a1〜b8)は前
記パルサ15により駆動され超音波パルスを発射し、超
音波パルスを生体に送波する。
【0020】制御手段としてのコントローラ22は、前
記パルサ15の出力を制御するための信号を送り、強力
超音波を発生させる大出力パルスモードあるいは部分大
出力パルスモード、モニタ用の弱い出力を発生する小出
力パルスモード及び駆動する部分振動子を選別する部分
駆動モード及びパルス出力を止める停止モードなどの制
御を行なう。
【0021】前記各部分振動子a1〜b8は、生体から
の反射超音波を検出して電気信号をリミタ16に出力す
る。そしてリミタ16は各部分振動子から入力する信号
に対して所望の信号のみを得るべく、リミッターをかけ
る。
【0022】プリアンプ17は、前記リミタ16から入
力する所望の信号を所定のレベルまで増幅する。
【0023】処理手段としての信号処理回路18は、プ
リアンプ17から入力する増幅信号を例えば包絡線検波
回路などで検波し、得られた断層像のための信号をレベ
ル調整し、さらにA/D変換(アナログ・ディジタル変
換)などの処理を行ない、処理信号をディジタルスキャ
ンコンバータ(以下DSCという)20に出力する。
【0024】表示手段としてのDSC20は、フレーム
メモリを有し、このフレームメモリに信号処理回路18
から入力する各々の処理信号を書き込む。すなわちDS
C20は各々の処理信号を図示しない書き込みアドレス
信号を用いて各部分振動子に対応する如くフレームメモ
リに書込み、画像パターンを形成する。
【0025】またDSC20は、この書き込まれた各々
の処理信号を超音波スキャンからTVスキャンに変換
し、フレームメモリ12の所望の画像パターンが表示手
段としてのモニタ21に表示される。
【0026】次にこのように構成された実施形態の作用
について説明する。まずコントローラ22を停止モード
とし、アプリケータ11を体表4に当てる。そしてセク
タプローブ9によりセクタ走査し断層像をモニタ上に描
写する。さらに前記断層像上に結石7の画像が描出され
るようにアプリケータ11を移動し、さらに凹面振動子
1の焦点が結石7上に来るようにアプリケータ11の位
置及び角度を設定する。
【0027】ここでコントローラ22を小出力モードと
し、各々のパルサー15により各々の部分振動子a1〜
b8を駆動し、各々の部分振動子a1〜b8から弱超音
波パルスを発射させる。そして各部分振動子a1〜b8
により生体から受信した反射超音波出力は、加算処理回
路23により加算・処理され、DSC20を介してモニ
タ21に出力される。かくしてモニタ21に結石7が表
示され、結石7からの反射を確認することができる。
【0028】ここで焦点位置は、凹面振動子1からの距
離が一定であるから、パルスが発射されてから、その往
復に要する時間(10cmで約133μs)の近辺のパ
ルスを検出すれば良い。そして結石7と焦点が一致した
とき、そこに強い反射パルスが検出される。
【0029】このとき同時に各部分振動子a1〜b8に
よる反射波の受信信号は、図2のパルサ15、リミタ1
6、プリアンプ17、信号処理回路18をそれぞれ別々
に通り、さらにDSC20に入力する。そしてこれらが
種々の表示方法によりモニタ21に表示される。
【0030】まず第1の表示方法を説明する。結石7か
らの反射波の強さを、信号処理回路18により輝度変調
し、前記部分振動子a1〜b8の位置に対応させてDS
C20に書き込む。そしてDSC20から反射波データ
を読み出してこれを輝度(明るさ)の高低に対応付けて
モニタ21上に表示する。
【0031】結石7と各部分振動子との経路にガスや骨
などの障害物がない場合には、部分振動子に対応して、
a1’,…,a5’,a7’,a12’などのように強
い反射が帰ってくるので、モニタ21上の輝度が高くな
る。
【0032】また前記経路に障害物がある場合には、そ
の程度により、a6’,a8’,a10’,a11’あ
るいはa9’のように部分振動子に検出される反射波出
力は弱くなるので、モニタ上の輝度が低くなる。
【0033】したがって、反射の強弱の程度により輝度
が変化することから、この輝度を確認することで、伝班
経路の障害物の状態を容易に把握することができる。ま
た輝度表示の代わりに例えば反射強度が弱いほど点滅頻
度を高くする点減表示法もある。この場合、各部分振動
子は、十分な集束効果を有するだけでの面積(開口)を
有しており、各部分振動子からの超音波は、お互いにあ
まりオーバラップせずそれぞれの経路を通ることにな
る。
【0034】次に図4を参照して結石7からの反射波の
強さの第2の表示方法を説明する。同図において、前記
各部分振動子a1〜b8により受信された受信信号の振
幅を信号処理回路18により適宜、信号処理した出力を
モニタ21の縦軸に設定する。またパルス発射後の時間
t、すなわち部分振動子からの距離をモニタ21の横軸
に設定し、各部分振動子ごとに反射波の強さを表示す
る。
【0035】図4に示す例では部分振動子a,a
による受信信号a”,a”,b”は、部分振
動子から結石(焦点F)までの間に強い反射波がない
ことから、特に大きな障害物がないことを確認できる。
また部分振動子aでは、途中に腸管内ガスなどの強い
反射体があるため、そこで強い反射が発生し、結石に到
達する超音波エネルギーは、弱められ結石からの反射も
弱くなっていることが確認できる。
【0036】このような第2の実施形態であっても、前
記第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0037】次に図5を参照して前記反射波の強さの第
3の表示法を説明する。図5(a)は上面から見た凹面
振動子を示す図、図5(b)は凹面振動子から結石また
は焦点Fまでの超音波の伝搬経路を横から透視した図
である。
【0038】図5(b)において、超音波の伝搬経路を
(T−F),(T−T),…(T−F)と
細分化する。これら細分化されたそれぞれの経路につい
て、前記図4で示す反射波の強さを輝度変調でモニタ2
1に表示する。
【0039】この場合には透視画像であるから、例えば
(T−F)の部分には、T領域に入るa
,a,aの受信信号の面積比の加算平均信号が
用いられる。この場合、面積比は、a:a:a
=0.3:0.9:0.9:0.3であるから、
(a”×0.3+a”×0.9+a”×0.9+
”×0.3)÷2.4を加算平均信号とする。また
領域T,…Tについても、前述した領域Tの容量
と同様である。
【0040】また領域T,…Tは、さらに細かく設
定することもできる。本実施形態では、正面から見た左
端の経路の途中(部分振動子aの経路)に大きな障害
物があるので、その部分が強い反射を示し、その後焦点
までの反射は弱まっている。
【0041】またT経路における強い反射からもわか
るように、a経路中に障害物があることがわかる。図
3と図5(b)との表示法を同時に用いれば、3次元的
な障害物の位置関係が容易に把握できる。
【0042】さらに図5(b)にセクタプローブによる
断層像を重ねて表示すれば、体内臓器と照射超音波の経
路との関係が把握し易くなる。これらの画像は、図2に
示すフリーズボタン24によりまたは間欠的にフリーズ
することができ、無駄な超音波発射をしなくてもよいよ
うになっている。
【0043】この状態を監視することにより人体に対し
てアプリケータ11の位置を障害物の少ない最適位置に
設定することができる。この場合、まず結石を焦点に合
わせた上で図3〜図5の表示を行ない、図1には図示し
ないアプリケータの指示機構は、焦点位置を中心に自由
な回転運動するモードを有し、常に焦点が結石位置にく
る状態に容易に最適アプリケータ位置を設定できる。こ
のように最適位置を確認した後、図2に示すコントロー
ラ22を大出力モードとして、強力超音波を発射する。
【0044】またそれだけでなく、障害物が経路内に入
り、避けることができない場合には、図2に示すコント
ローラ22の大出力・部分駆動モードにより経路に障害
物のある部分振動子の強力超音波の反射を停止し、その
他の部分振動子からは、強力超音波を発射させることが
できる。これは、手動で行なってもよいが、例えば図3
または図4の結石からの反射波の強さが一定値以下の場
合には、対応する部分振動子の駆動を自動的に停止させ
ることもできる。
【0045】したがって、この方法により体内に不要な
強力超音波を放射することを防止し、人体に対する安全
性が高まり、苦痛をなくすことができる。
【0046】部分振動子の形状並びに個数は、図1に示
すものに限らず、例えば図6に示すように円形の部分振
動子からなるものでも良く、また各部分振動子が複数の
振動子の組み合わせからなるものでもよい。1つの部分
振動子をより小さな振動子の組み合わせにすると、その
組み合わせの自由度が極めて大きくなり、より細かな制
御を行なうことができる。
【0047】さらに上述の実施形態では、各部分振動子
ごとに受信信号を独立に受信する方法について説明した
が、送信及び受信の指向性は、同一であるから、各部分
振動子から独立に送信することによっても、同様な結果
を得ることができる。
【0048】すなわち図2のコントローラ22により部
分振動子をa,a…の順に小出力パルスモードで駆
動し、その都度反射波を部分振動子またはすべて振動子
で受信し、それぞれの部分振動子に経路に対する信号と
すればよい。
【0049】また以上の実施形態では、結石破砕につい
て説明したが、結石破砕に限らず、例えば超音波ハイパ
ーサーシアや、強力超音波による癌治療の場合も、全く
同様に用いることができる。
【0050】この場合、強力超音波はパルス波でも、連
続波でもよい。強力超音波の発生手段としては、圧電振
動子の例で説明したが、電磁誘導による衝撃波を用いて
も良い。すなわち、スパイラルに巻いたコイル表面に金
属板をおき、瞬間的にコイルに大電流を流し、金属板表
面から衝撃波を発生させるものであり、これを部分振動
子として、複数個用いれば良い。この場合、受信信号の
感度を上げるために、複数の電磁誘導部分振動子の受信
信号を用いてもよいが、その間隙に圧電素子を配置して
組み合わせを利用することもできる。
【0051】さらには前記実施形態では、反射波の強さ
を輝度変調に対応付けして表示したが、例えば反射波の
強さをカラー表示してもよい。このほか本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、部分振動子で受信した
受信信号各々には、それぞれ対応する部分振動子の超音
波伝播経路内に、骨、肺、腸内ガス等の干渉物が存在し
ているか否かという情報が含まれている。この情報によ
って、駆動する部分振動子を選択することにより、干渉
物を避けて超音波を照射することができる。また、伝播
経路を示した画像が前記断層像に重ねて表示されるか
ら、体内臓器と照射超音波の経路との関係を容易に把握
することができる。その結果、安全性を向上させ、しか
も効率良く治療することが可能な超音波治療装置を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波治療装置の一実施形態とし
ての結石破砕装置を示す概略ブロック図、
【図2】前記結石破砕装置のアプリケータを示す概略
図、
【図3】受信信号の強さを表示する表示法を示す図、
【図4】受信信号の強さを表示する表示法を示す図、
【図5】受信信号の強さを表示する表示法を示す図、
【図6】前記図1に示す部分振動子の他の実施形態を示
す図である。
【符号の説明】
1…凹面振動子、 2…水、 3…ゴム膜、 4…体
表、 5…肋骨、 6…腎臓、 7…結石、 8…腸
管、 9…超音波セクタプローブ、 11…アプリケー
タ、 12…扇状断面、 13…ブラインド領域、 1
5…パルサ、 16…リミタ、 17…プリアンプ、
18…信号処理回路、 19…レートパルスジェネレー
タ、 20…DSC、 21…モニタ、 22…コント
ローラ、 24…フリーズボタン、 a1〜a12,b
1〜b8…部分振動子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割された複数の部分振動子を有し、これ
    らの部分振動子を駆動することで生体に超音波を照射し
    治療する超音波治療装置において、治療対象に関する断層画像を発生する断層像発生手段
    と、 前記部分振動子から照射される超音波に基づく反射波を
    前記部分振動子で個別に受信し各受信信号を処理する受
    信信号処理手段と、 前記受信信号処理手段による受信信号各々の処理情報に
    基づき、前記超音波の伝播経路を選択するために前記部
    分振動子を選択的に駆動制御する制御手段と、前記受信信号処理手段による受信信号各々の処理情報に
    基づき、前記伝播経路を示した画像を前記断層像に重ね
    て表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする超音波治療装置。
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