JP3141550U - 自転車のフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが簡単で、強度を具えるとともに、収納にも便利な自転車のフレームを提供する。
【解決手段】接続部21と、結合部13とを含んでなり、接続部は、湾曲した板体からなり、一端の側面に内方向に縮小した凹溝211を具えてなり、結合部は、接続部に対応した形状を呈し、接続部に対応する位置に設けられるとともに、一側面に外方向に縮小した凸部131を具えてなるため、接続部と結合部の側面を合わせて互いに嵌合して固定する。
【選択図】図2

Description

この考案は、フレームに関し、特に使用者が騎乗してペダルを回す動力を利用して進行する自転車のフレームに関する。
自転車のフレームを製造する過程において、一般的にはそれぞれの管体をはんだ接続によって組み合わせる方法が利用されている。
しかしながら、市場の異なる需要に合わせたフレームを生産するため、複数の管体を保存しておかなければならない。
よって、倉庫の保管費用が増加するだけでなく、さまざまな管体を生産する場合には生産ラインを切り換えなければならないため、生産コストが増加する。
中華民国特許登録番号第526833号では、断面が三角形を呈するフレームを利用し、前方三角体には、その一端に垂直な管体を設け、他端の座管の上には二つの凹部を設けてなる。
後方三角体は、後方上部と後方下部とを組み合わせて形成する。該後方上部と後方下部の端縁部にはそれぞれ円弧状の接続片が該二つの凹部に対応して設けられる。
該二つの接続片が座管上の凹部に設けられるため、前方三角体と後方三角体が組み合わさって自転車のフレームを形成する。
しかしながら、前方、後方三角体は、該凹部に設けられた接続片によってのみ接続されているため、両者の接続面積が少ない。よって、フレーム全体の強度がもろい。
このため、該フレームは、衝撃を受けると、前方及び後方三角体が容易に分離する。また、前後三角体を接続する場合、接続片を作業員が間違え易く、フレームの精度に影響を与え、甚だしくはフレーム全体の強度にも影響が及ぶ。
この考案は、組み立てが簡単で、強度を具えた自転車のフレームを提供することを課題とする。
また、この考案は、需要に合わせた様々に組み合わせることができ、収納にも便利な自転車のフレームを提供することを課題とする。
そこで、本考案者は従来の技術に見られる欠点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、接続部と、結合部とを含んでなり、該接続部は、湾曲した板体からなり、一端の側面に内方向に縮小した凹溝を具えてなり、該結合部は、該接続部に対応した形状を呈し、該接続部に対応する位置に設けられるとともに、一側面に外方向に縮小した凸部を具えてなるため、該接続部と結合部の側面を合わせて互いに嵌合して固定する構造からなる自転車のフレームの構造によって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本考案を完成させた。
以下、この考案について具体的に説明する。
請求項1に記載の自転車のフレームは、接続部と、結合部とを含んでなり、
該接続部は、湾曲した板体からなり、一端の側面に内方向に縮小した凹溝を具えてなり、該結合部は、該接続部に対応した形状を呈し、該接続部に対応する位置に設けられるとともに、一側面に外方向に縮小した凸部を具えてなるため、該接続部と結合部の側面を合わせて互いに嵌合して固定する。
請求項2に記載の自転車のフレームは、請求項1における凸部と凹溝との間に複数のネジ孔が設けられ、ネジで螺接する。
請求項3に記載の自転車のフレームは、前方フレームと、後方フレームと、を含んでなり、
該前方フレームが、ヘッド管と、座管と、下方管とを含んでなり、該座管と下方管とを接続する部分に結合部を具えてなり、
該後方フレームが、後方三角部と接続部とを具えてなり、該接続部が、結合部に対応する部分に設けられ、
前方フレームと、後方フレームとの間は、結合部と接続部の側面とを互いに対応させて、該側面に外方向に縮小した凸部と、もう一方の側面に内方向に縮小した凹溝とを設けて、両者を互いに嵌合して固定接続する。
請求項4に記載の自転車のフレームは、請求項3における後方三角部は、上方管体と、下方管体とを含んでなり、上方管体との間が固定板で接続され、該固定板の表面に位置決め突起が設けられる。
請求項5に記載の自転車のフレームは、請求項3における接続部が湾曲した板体を呈し、結合部もそれに対応する形状に形成されて、接続部と互いに嵌合される。
請求項6に記載の自転車のフレームは、請求項3における凸部と凹溝の間には複数のネジ孔が設けられ、ネジで螺接するために供される。
請求項7に記載の自転車のフレームは、請求項3における接続部の底端に横向きに管体を設けてなる。
請求項8に記載の自転車のフレームは、請求項4における座管が、位置決め突起に対応する位置に位置決め槽を具えてなり、該位置決め槽が結合部と、接続部とを嵌合する場合、位置決め突起が位置決め槽内に滑動して接続するとともに、ネジで固定される。
請求項9に記載の自転車のフレームは、請求項3における前方フレームと後方フレームとの間には延長フレームが設けられ、該延長フレームの一端には接続部が設けられ、前方フレームの結合部と接続し、他端には結合部が設けられ、後方フレームの接続部に接続する。
この考案による自転車のフレームは、構造が簡単なため、組み合わせに便利で、接続部分の面積が広いため、フレーム全体の強度が高いという効果を有する。
また、この考案による自転車のフレームは、前方フレームの取り外しと交換が可能なため、様々な形態のフレームを形成することができるとともに、収納時に降り畳むことができるという効果を有する。
この考案は、組み立てが簡単で、強度を具えるとともに、収納にも便利な自転車のフレームであって、接続部と、結合部とを含んでなり、
該接続部は、湾曲した板体からなり、一端の側面に内方向に縮小した凹溝を具えてなり、該結合部は、該接続部に対応した形状を呈し、該接続部に対応する位置に設けられるとともに、一側面に外方向に縮小した凸部を具えてなるため、該接続部と結合部の側面を合わせて互いに嵌合して固定する自転車のフレームの構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
図1によれば、この考案の自転車のフレームは、前方フレーム10と、後方フレーム20とを組み合わせて形成する。
該後方フレーム20は、接続部21と、後方三角部25とを含んでなる。該接続部21は、湾曲して形成されL字状を呈し、両端縁部を具えてなる。
該端縁部は、一端縁部の側面に垂直な方向に管体22が設けられる。該管体22は、後方上部から斜めに延伸して形成される。
該端縁部の他端には、湾曲部212と、水平に延伸した上端部213とが形成される。該上端部213には固定板23が設けられる。
該固定板23は、斜め上方に延伸した板体であって、上端に位置決め突起24が形成される。該位置決め突起24は、両側にガイド溝を具えてなる。
また、後方三角部25は、下方管体251の一端が接続部21の上端部213に接続し、上方管体252の一端が固定板23の上方側面に接続して形成される。
該接続部21は、後方三角部25が設けられている方向の側面の中央に、内側に向けて縮小した凹溝211が形成される。該凹溝211は、適宜な位置にネジを螺接するためのネジ孔214が形成される。
該前方フレーム10は、ヘッド管14と、下方管11と、座管12とを含んでなる。該下方管11は、ヘッド管14と、座管12との間を接続するように設けられ、該下方管11と座管12との間が結合部13(図A参照)で接続される。
該結合部13は、後方フレーム20の接続部21に対応して湾曲したL字状の板体からなる。また、該接続部21の側面に対応する中央部分に外方向に収縮した凸部131が設けられる。
よって、結合部13の凸部131と接続部21の凹溝211とを互いに対応して嵌合することができる。また、接続部21のネジ孔214に対応する位置に同じ数のネジ孔132を形成する。
座管12は、後方フレーム20の位置決め突起24に対応する位置に位置決め槽121を凹設する。該位置決め槽121には、位置決め突起24を設けるために供する溝122が設けられる。
図2から4によれば、前方フレーム10と、後方フレーム20とを組み合わせる場合、後方フレーム20の位置決め突起24を前方フレーム10の溝122に設ける。その後、上方に滑動させて位置決め突起24を位置決め槽121内に設けると、後方フレーム20が斜め上方に滑動される。
よって、図4に開示するように、結合部13の側面の凸部131と接続部21の側面の凹溝211とが互いに嵌合する。
また、図4Aに開示するように、該結合部13と接続部21とが互いに嵌合するため、ネジ30を接続部21のネジ孔214と、結合部13のネジ孔132とに貫通させて螺接することができ、外方向に縮小した凸部131と、内方向に縮小した凹溝211とが自動的に緊密に接続される。
また、位置決め突起24と、座管の位置決め槽121との間がネジ30で固定接続されるため、図5に開示するように、自転車のフレームを形成することができる。
図7に開示するように、前方フレーム10と、後方フレーム20との間には延長フレーム40を設けることができる。
該延長フレーム40は、一端に前方フレーム10の結合部13に対応した形状を呈し、該結合部13に接続する連接部41を具えてなる。該連接部41は、底端に横向きに管体43を設けてなる。
また、延長フレーム40は、他端が後方フレームの接続部21に対応した形状を呈し、該接続部21に接続する結合部42を設けてなる。
よって、前方フレーム10が延長フレーム40と、後方フレーム20とに接続し、2人のりの自転車のフレームを形成することができる。
自転車のフレームの伝動手段、或いは変速手段は、いずれも管体と後方三角部との間に設けられる。
よって、いずれも後方フレームに位置する。このため、工場で自転車のフレームを生産する場合、先に伝動手段と、変速手段などを組み合わせることができ、さまざまな形態のフレームを生産することができる。
また、使用者は、前方フレームを交換する場合、フレームを外した後、再び伝動手段や変速手段を調整する必要がないため、作業時間を短縮することができるとともに、使用者が自分で調整したために、調整を誤って、使用状態に影響を与えるるような事態を防ぐことができる。
さらに、この考案のフレームは、フレームを取り外すことができるため、物置に収納する場合、前方、後方フレームを予め取り外し、使用する場合には、再度組み立てることができる。即ち、この考案の自転車のフレームは、折り畳み式の機能を具えてなる。
この考案の自転車のフレームを生産する場合、前方フレームと、後方フレームとをそれぞれ先に組み立ててから嵌合して固定することができる。
よって、生産をモジュール化することができるとともに、前方フレームと、後方フレームとに変化を加えて五種類の形態を具えた前方フレームと三種類の形態を具えた後方フレームとを形成することができる。
さらに、上述のフレームを組み合わせると、十五種類の異なる形態を具えたフレームを形成することができる。
このため、工場で保管する部品の数を大幅に削減することができるとともに、生産コストも大幅に削減することができる。
また、該接続部21は、アルミ型を押し圧して成形するために便利であるとともに、二つのブロック体を組み合わせた後、はんだ接続すれば形成することができる。
以上は、この考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。
この考案の自転車のフレームを示した分解図である。 図1に開示した自転車のフレームの結合部を示した部分拡大図である。 この考案の自転車のフレームを組み合わせる状態を示した説明図である。 この考案の自転車のフレームを組み合わせる状態を示した説明図である。 この考案の自転車のフレームを組み合わせる状態を示した説明図である。 図4に開示した自転車のフレームを組み合わせる状態のA−A部分を示した断面図である。 この考案の自転車のフレームを組み合わせた状態を示した斜視図である。 この考案の自転車のフレームの接続部分の他の実施形態を示した説明図である。 この考案の自転車のフレームに延長フレームを設けた状態を示した説明図である。
符号の説明
10 前方フレーム
11 下方管
12 座管
121 位置決め槽
122 溝
13 結合部
131 凸部
132 ネジ孔
14 ヘッド管
20 後方フレーム
21 接続部
211 凹溝
212 湾曲部
213 上端部
214 ネジ孔
22 管体
23 固定板
24 位置決め突起
25 後方三角部
251 下方管体
252 上方管体
30 ネジ
40 延長フレーム
41 連接部
42 結合部
43 管体

Claims (9)

  1. 接続部と、結合部とを含んでなり、
    該接続部は、湾曲した板体からなり、一端の側面に内方向に縮小した凹溝を具えてなり、該結合部は、該接続部に対応した形状を呈し、該接続部に対応する位置に設けられるとともに、一側面に外方向に縮小した凸部を具えてなり、該接続部と結合部の側面を合わせて互いに嵌合して固定することを特徴とする自転車のフレーム。
  2. 前記凸部と凹溝との間に複数のネジ孔が設けられ、ネジで螺接することを特徴とする請求項1に記載の自転車のフレーム。
  3. 前方フレームと、後方フレームと、を含んでなり、
    該前方フレームが、ヘッド管と、座管と、下方管とを含んでなり、該座管と下方管とを接続する部分に結合部を具えてなり、
    該後方フレームが、後方三角部と接続部とを具えてなり、該接続部が、結合部に対応する部分に設けられ、
    前方フレームと、後方フレームとの間は、結合部と接続部の側面とを互いに対応させて、該側面に外方向に縮小した凸部と、もう一方の側面に内方向に縮小した凹溝とを設けて、両者を互いに嵌合して固定接続することを特徴とする請求項1に記載の自転車のフレーム。
  4. 前記後方三角部は、上方管体と、下方管体とを含んでなり、上方管体との間が固定板で接続され、該固定板の表面に位置決め突起が設けられることを特徴とする請求項3に記載の自転車のフレーム。
  5. 前記接続部が湾曲した板体を呈し、結合部もそれに対応する形状に形成されて、接続部と互いに嵌合されることを特徴とする請求項3に記載の自転車のフレーム。
  6. 前記凸部と凹溝の間には複数のネジ孔が設けられ、ネジで螺接するために供されることを特徴とする請求項3に記載の自転車のフレーム。
  7. 前記接続部の底端に横向きに管体を設けてなることを特徴とする請求項3に記載の自転車のフレーム。
  8. 前記座管が、位置決め突起に対応する位置に位置決め槽を具えてなり、該位置決め槽が結合部と、接続部とを嵌合する場合、位置決め突起が位置決め槽内に滑動して接続するとともに、ネジで固定されることを特徴とする請求項4に記載の自転車のフレーム。
  9. 前記前方フレームと後方フレームとの間には延長フレームが設けられ、該延長フレームの一端には接続部が設けられ、前方フレームの結合部と接続し、他端には結合部が設けられ、後方フレームの接続部に接続することを特徴とする請求項3に記載の自転車のフレーム。
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