JP3140320U - スクリュコンベヤの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 焼却炉や溶融設備等に適用されて腐食性ガス中のダストを排出する際に用いられるスクリュコンベヤの冷却構造であって、腐食性ガスとの接触に伴う低温腐食が起こらない様に冷却する。
【解決手段】 スクリュ軸2と、これの外周に設けられたスクリュ羽根3とを備えたスクリュコンベヤ50に於て、前記スクリュ軸2を内管4と外管5を備えた二重管構造にして、内管4には冷却水Wを流通させる水路6を形成すると共に、スクリュ軸2の内管4と外管5との間には空気層7を形成し、所謂水路6の外側の全周に亘って空気層7を形成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば焼却炉や溶融設備等に適用されて腐食性ガス中のダストを排出する際に用いられるスクリュコンベヤに係り、とりわけその冷却構造の改良に関する。
一般に、焼却炉や溶融設備等に設置されるダスト排出装置としては、高温の腐食性ガスやダストからの熱的な保護とダストの冷却とを兼ねて冷却構造を備えたスクリュコンベヤが採用されている。
而して、この種のスクリュコンベヤの冷却構造としては、例えば特許文献1〜10の如く、空気や水等の冷却媒体を用いて冷却するものが知られている。
実公平7−21447号公報 特開平7−27320号公報 特許第2613736号公報 特開平7−27321号公報 特開平8−166116号公報 特開平9−250730号公報 特開2001−310813号公報 特開2002−210738号公報 特開2007−168911号公報 特開2000−327126号公報
然しながら、冷却媒体として空気を用いた場合には、スクリュ軸の冷却効果が充分でなく、短期間で損耗される惧れがあった。
他方、冷却媒体として水を用いた場合には、スクリュ軸の表面温度を充分に下げる事ができるものの、逆に腐食性ガスとの接触に伴う低温腐食が進行する惧れがあった。
ところで、特許文献10のものは、スクリュ軸の中心に冷却水路が形成されると共に、その周りに複数に分割された気体流路が形成されているが、これらが丁度蓮根の穴の様に構成されているので、冷却水に依り直接スクリュ軸の表面温度が低下する箇所が部分的に発生し、この為、やはり腐食性ガスとの接触に伴う低温腐食が進行する惧れがあった。
要するに、従来の何れのものも、腐食性ガスとの接触に伴う低温腐食が起こらない様に冷却する事ができず、この様なものの出現が望まれていた。
本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、腐食性ガスとの接触に伴う低温腐食が起こらない様に冷却できるスクリュコンベヤの冷却構造を提供するにある。
本考案のスクリュコンベヤの冷却構造は、基本的には、スクリュ軸と、スクリュ軸の外周に設けられたスクリュ羽根とを備えたスクリュコンベヤに於て、前記スクリュ軸を内管と外管を備えた二重管構造にして、内管には冷却水を流通させる水路を形成すると共に、スクリュ軸の内管と外管との間には空気層を形成した事に特徴が存する。
水路には、冷却水が通流されるので、スクリュ軸が冷却水に依り冷却される。この時、水路の外側には、空気層が形成されているので、スクリュ軸の表面温度が低温腐食温度域(120〜130℃)にはならない様に冷却される。空気層は、水路の外側の全周に亘って形成されているので、スクリュ軸の表面は、全周に亘って均等に冷却される。
水路は、両端部に対して中間部が膨径されているのが好ましい。この様にすれば、水路の中間部で冷却水の流速を遅くする事ができ、良好な冷却効果を得る事ができる。
空気層は、その空気が外部との間で循環する様にされているのが好ましい。この様にすれば、空気層の温度を一定に保つ事ができ、冷却効果の均一化を図る事ができる。
本考案に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 水路の外側の全周に亘って空気層を形成したので、水と空気を併用して冷却する事ができ、これに依って高温・腐食雰囲気環境下に於ける鋼材の表面温度を低温腐食温度域(120〜130℃)とならない範囲で低下させる事が可能になる。
(2) 前記(1)に依り鋼材に対する高温化に於ける強度低下や低温腐食の発生を防止できる。
(3) 鋼材の使用温度をより適正な温度範囲とする事に依ってより安価な材料の選定が可能となる。
(4) 冷却水は、施設内設備から分岐流用が可能であると共に、冷却空気が必要であっても、施設内設備から分岐流用したり、或は汎用性の高い機器に依る対応が可能となるので、冷却に要する設備費やランニングコストが過大なものとならない。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本考案のスクリュコンベヤの冷却構造を示す縦断面図。図2は、図1の2−2線断面図。図3は、図1の3−3線断面図。図4は、図1の4−4線断面図である。
冷却構造1は、スクリュ軸2、スクリュ羽根3、内管4、外管5、水路6、空気層7とからその主要部が構成されて居り、スクリュコンベヤ50に適用される。
スクリュコンベヤ50は、焼却炉や溶融設備等に適用され、この例では、廃熱ボイラに設置されるダスト排出装置として用いられている。
而して、スクリュコンベヤ50は、廃熱ボイラの下部に形成されたケーシング51と、これの上部全範に形成されて落下して来たダストを受け入れる為のダスト入口52と、ケーシング51の下部一側に形成されてダストを排出する為のダスト出口(図示せず)と、ケーシング51に両端が貫通して設けられたスクリュ軸2と、ケーシング51の外側に設けられてスクリュ軸2の両端を回転可能に支持する軸受53と、ケーシング51とスクリュ軸2との間に設けられてシールを行なう為のシール手段54と、ケーシング51の外側に設けられてスクリュ軸2を回転させる為の回転駆動手段(図1では、スクリュ軸2の一側に設けられたチェーンスプロケットのみを示している)55と、スクリュ軸2の外周に設けられてダストをダスト出口側に搬送する螺旋状のスクリュ羽根3とから構成されている。ケーシング51の内側には、適宜の耐火材56が内張りされている。
スクリュ軸2は、鋼等の金属製で、内管4と外管5を備えた二重管構造にしてあり、更に、内管4には、内管4と外管5の空隙を適正に保つために内管4に適数の支板8が固定されている。
而して、内管4の内側には、水路6が形成されていると共に、内管4と外管5との間には、空気層(つまり空気室)7が形成されている。
水路6は、冷却水Wが循環する様にされて居り、その水入口9と水出口10には、スクリュ軸2の両側に設けられたロータリジョイント11,12を介してポンプ等の水供給源(図示せず)が接続されている。
而して、水路6は、両端部に対して中間部が膨径されている。つまり、内管4の両端部を小径に、中間部を大径に、これらの間をテーパ状にする事に依りこの様にされている。
空気層7は、この例では、空気Aが外部との間で循環する様にされて居り、その空気入口13には、ロータリジョイント14を介してコンプレッサ等の空気供給源(図示せず)が接続されていると共に、その空気出口15は、大気中つまりケーシング51の外部に開放されている。空気出口15近傍のスクリュ軸2には、排出される空気Aを軸直角方向に案内する為の仕切板16が設けられている。
前記水入口9側のロータリジョイント11と空気入口13側のロータリジョイント14は、一体化されて水Wと空気Aとが取り扱える複式内管回転式のものにしてあると共に、前記水出口10側のロータリジョイント12は、水Wが取り扱える単式のものにしてある。
スクリュ羽根3は、スクリュ軸2の外周に設けられたもので、ダストをダスト出口側に搬送する螺旋状のものである。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
回転駆動手段55に依りスクリュ軸2が所定方向に回転されると、ケーシング51のダスト入口52からのダストがスクリュ羽根3に依りダスト出口側に搬送されてここから排出される。
水供給源からの冷却水Wは、ロータリジョイント11→水入口9→水路6→水出口10→ロータリジョイント12→水供給源という様に循環される。空気供給源からの空気Aは、ロータリジョイント14→空気入口13→空気層(空気室)7→空気出口15→大気中に放出される。
水路6には、水供給源からの冷却水Wが通流されるので、スクリュ軸2が冷却水Wに依り冷却される。この時、水路6の外側には、空気層7が形成されているので、スクリュ軸2の表面温度が低温腐食温度域(120〜130℃)にはならない様に冷却される。
空気層7は、水路6の外側の全周に亘って形成されているので、スクリュ軸2の表面は、全周に亘って均等に冷却される。
水路6は、両端部に対して中間部が膨径されているので、水路6の中間部で冷却水の流速を遅くかつ空気層7の厚みを薄くする事で、適切な冷却効果を得る事ができる。
空気層7は、外部との間で空気Aが循環する様にされているので、空気層7の温度を一定に保つ事ができ、冷却効果の均一化を図る事ができる。
尚、水路6は、先の例では、両端部に対して中間部が膨径されていたが、これに限らず、例えば全部分が同径であっても良い。
空気層7は、先の例では、空気供給源に接続されて空気Aを外部との間で強制循環させるものであったが、これに限らず、例えば空気供給源を割愛して空気Aを自然循環させたり、或は空気Aを循環させずに貯留(封入)されるものでも良い。
本考案のスクリュコンベヤの冷却構造を示す縦断面図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線断面図である。
符号の説明
1…冷却構造、2…スクリュ軸、3…スクリュ羽根、4…内管、5…外管、6…水路、7…空気層、8…支板、9…水入口、10…水出口、11,12…ロータリジョイント、13…空気入口、14…ロータリジョイント、15…空気出口、16…仕切板、50…スクリュコンベヤ、51…ケーシング、52…ダスト入口、53…軸受、54…シール手段、55…回転駆動手段、56…耐火材、W…冷却水、A…空気。

Claims (3)

  1. スクリュ軸と、スクリュ軸の外周に設けられたスクリュ羽根とを備えたスクリュコンベヤに於て、前記スクリュ軸を内管と外管を備えた二重管構造にして、内管には冷却水を流通させる水路を形成すると共に、スクリュ軸の内管と外管との間には空気層を形成した事を特徴とするスクリュコンベヤの冷却構造。
  2. 水路は、両端部に対して中間部が膨径されている請求項1に記載のスクリュコンベヤの冷却構造。
  3. 空気層は、その空気が外部との間で循環する様にされている請求項1に記載のスクリュコンベヤの冷却構造。


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