JP3140245U - シャワー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗剤混合水を供給でき、洗剤の流量の調整が容易なシャワー装置を提供する。
【解決手段】 供給口、吐出口を含むアスピレータ、洗剤供給部とを具え、該アスピレータは外周面に連結孔を穿設し、該連結孔の位置に略L字状を呈し一端が上方に向って延伸し開口端となる吸引管を設け、内部は該連結孔を穿設する位置より該供給口寄りの位置から内壁が分岐して延伸し軸方向に沿って徐々に縮径して、先端が該連結孔の位置より該吐出口寄りに位置し、噴出口が形成されたノズル部を形成し、さらに内壁は該ノズル部の噴出口の端面の中心点を通過する線が該内壁に至る位置から45°の傾斜面を形成して縮径し、軸方向に沿って延伸して所定の長さの同径部を形成し、かつ内径が広がり吐出口に至り、該同径部の内径を該ノズル部の噴出口より広くし、該洗剤供給部は洗剤受け部、洗剤容器、プッシュ式ポンプとによってなる。
【選択図】図1

Description

この考案は、シャワー装置に関し、特に気体、液体の吸入構造を具えたシャワー装置に関する。
特許公開2007−83142によるシャワー装置は、発明の実施の形態によれば、給湯混合栓にジョイント管を接続し、洗剤タンクを必要位置に固定し、該ジョイント管に螺合するノズル入り口に洗剤ホースを接続し、シャワーホースを接続口に繋ぐ。また、該ノズル入り口は内部にスクリュウ羽根と、これに回転力を与える回転羽根が緩挿される。該スクリュウ羽根は、水流が逆流するのを防止する働きと、洗剤の送り出しのポンプ作用を有する。該回転羽根は該ジョイント管内を流れる支流によって回転して該スクリュウ羽根に回転力を与える。さらに、洗剤タンクには開閉バルブを設ける。係る構成によって洗剤タンクの洗剤を洗剤ホースから吸いだし、ジョイント管を流れる湯と混合してシャワーホースから外部に噴出させるという目的を達成する。
しかしながら、上述するシャワー装置は、ノズル入り口内部に緩挿される回転羽根が何らかの原因で正常に回転しなかった場合、ジョイント管を流れる水の一部が洗剤タンクに入り込み、洗剤が薄められたり、泡でタンクが溢れたりするなどの障害が容易に発生する。
例えば、前記回転羽根はジョイント管内の突出した状態で設けられるため、ジョイント管内を流れる水の一部が回転羽根の後方からノズル入り口側に進入し、該スクリュウ羽根を圧してスクリュウ羽根の回転に抵抗力が発生するとともに、ノズル入り口で水流が乱れて回転羽根の回転にも抵抗力が発生する。また、回転羽根全体に均一に水圧がかかった場合、回転羽根の回転に発生する抵抗力はさらに大きくなり、回転羽根の送り出しの作用は不均一になる。この場合、洗剤タンクの洗剤は、該洗剤タンクをノズル入り口よりも高所に設けることによって発生する落下の力と、不均一な送り出しの作用による力とでは、水圧に抗することができなくなり、ジョイント管を流れる水の一部が洗剤タンクに入り込む可能性が大きくなる。
さらには、前記ノズル入り口の構造は、明細書の記載、及び図面の開示によれば、回転羽根と、スクリュウ羽根と、回転軸と、回転軸を支持するフレームとによって構成する。よって、係る構成の一部が損傷を受けた場合、スクリュウ羽根の水流が逆流するのを防止する働き、もしくは洗剤送り出しのポンプ作用が得られなくなる。係る事態は、構造部の構成が個々の部材を連結してなり、水圧を受けて回転するため十分起こり得ることである。
仮に、洗剤を確実に送り出すようにするのであれば、加圧装置としてポンプを設ける必要がある。また、水圧が低いため回転羽根を十分に回転させることができない場合においても、加圧装置としてポンプを設けて水流に加圧する必要がある。但し、加圧装置としてポンプを設けた場合、シャワー装置全体の構造が複雑になり、かつ体積が増大するのみならず、電気的装置を用いることによって安全面で不安となる。
また、給湯設備からシャワーヘッドに供給する湯水に空気、洗剤、粒子などを混入させるための装置としてアスピレータを利用した構造が開発されている。アスピレータは、一端から水などが進入し、他端から排出される管状であって、管壁に吸い込み口を形成する。管内には細くなった部分を形成する。水を流すと、管内の細くなった部分で流速が増すため、ベンチュリ効果によって圧力が低下する。この減圧になった水流に周囲の空気が流れ込み、結果として吸い込み口が減圧となり、空気、洗剤、粒子などを該吸い込み口から吸入する。
アスピレータは、電源を必要とせず、可動部を設ける必要がないため、構造が簡易で、使用寿命が長く、かつ安価であるという利点を有する。しかしながら、アスピレータをシャワー装置に応用する場合、改善しなければならない問題点を有する。
即ち、従来のアスピレータは、内部の流体の流れを絞った部分から排出口に至る部分が、排出口に向かって内径が広がっているため、特に管壁に近い部分で容易に乱流が発生する。アスピレータの排出口が開放状態にあれば、アスピレータ内部の流速に影響を与えることなく、ベンチュリ効果によって圧力を低下させて吸い込む口からの吸入の効果が得られるが、排出口にシャワーホースを接続し、さらにシャワーホースの他端にシャワーヘッドを接続した場合、管壁に近い部分で発生する乱流と、アスピレータ内の流体の流れを絞った部分から排出口に至る部分がシャワーホースに連結することによってさらに延長された状態となり、シャワーホースの内壁との摩擦による抵抗の影響を受けることと、によって、結果として流速が減衰する。このため十分な吸入の効果が得られなくなる。特に、シャワーヘッドの位置がアスピレータよりも高い位置にある場合は、高度差の影響を受け流速がさらに減衰し、吸入効果が得られなくなる。
上述する問題を改善するためには、例えばポンプなどの加圧装置を給湯装置とアスピレータとの間に介装し、アスピレータに供給する流体に加圧する方法が考えられる。但し、加圧装置を設けた場合、シャワー装置の構造が複雑になり、製造コストも高くなり、装置の体積も嵩み、商品としての価値に影響を与える。また、電動ポンプであれば、浴室に電気装置を用いることによって発生する安全面についても危惧が起きる。
一方では、上述するアスピレータ自体に何らかの工夫をし、シャワーホースを接続することによって発生する流速と吸入効果の減衰という問題を改善したとしても、アスピレータによって洗剤を湯水に混入させようとすれば、洗剤の流量を制御し、身体の洗浄に必要とするだけの適宜な量を供給するために、洗剤の流量を調整する手段を設ける必要がある。
実用新案参考文献
特許公開200−107061公報
そこで、洗剤混合水を提供するシャワー装置は、電気的装置を用いることなく、同時可動部を設けることのない簡易な構造であるとともに、洗剤の流量を制御し、必要な量だけ供給するために最適な洗剤流量調整手段を具えることが望ましい。
この考案は、上記に鑑みてなされたものであって、シャンプー液、リンス液、ボディシャンプー液などの液状洗剤と湯水とが混合した洗剤混合水を提供するシャワー装置であって、可動部を設けることのない簡易な構造であるとともに、洗剤の流量を制御し、必要な量だけ供給するために最適な洗剤流量調整手段を具えるシャワー装置を提供することを課題とする。
そこで、本考案者は従来の装置に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、一端を供給口とし、該供給口に配水管を介して給湯設備が接続するとともに、他端を吐出口とし、該吐出口に配水管を介してシャワーヘッドが接続するアスピレータと、及び液状洗剤を該アスピレータ装置に供給する洗剤供給部とを含んでなり、
該アスピレータは外周面に連結孔を穿設し、該連結孔を穿設した位置に、略L字状を呈し、かつ一端が該アスピレータに一体に連結し、他端が上方に向って延伸し開口端となる吸引管を設けるとともに、内部においては該連結孔を穿設する位置より該供給口寄りの適宜な位置から内壁が分岐して延伸し、軸方向に沿って徐々に縮径して、先端が該連結孔を穿設する位置より該吐出口寄りに位置し、かつ噴出口が形成されたノズル部を形成し、さらに該アスピレータの内壁は該ノズル部の噴出口を形成する端面の中心点を通過する線が延伸して該アスピレータの内壁に至る位置から45°の傾斜面を形成して縮径し、軸方向に沿って延伸して内径が所定の長さだけ同一の同径部を形成し、該吐出口に近接する位置から内径が広がり吐出口に至るとともに、該同径部の内径を該ノズル部の噴出口より広くなるように構成し、
該洗剤供給部は、該吸引管の開口端上方に設けられる洗剤受け部と、内部に液状洗剤を収納する洗剤容器と、該洗剤容器の上部に収納した液状洗剤を該洗剤受け部に送るプッシュ式ポンプとによってなるシャワー装置によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本考案を完成させた。
以下、この考案について具体的に説明する。
請求項1に記載するシャワー装置は一端を供給口とし、該供給口に配水管を介して給湯設備が接続するとともに、他端を吐出口とし、該吐出口に配水管を介してシャワーヘッドが接続するアスピレータと、及び液状洗剤を該アスピレータ装置に供給する洗剤供給部とを含んでなり、
該アスピレータは外周面に連結孔を穿設し、該連結孔を穿設した位置に、略L字状を呈し、かつ一端が該アスピレータに一体に連結し、他端が上方に向って延伸し開口端となる吸引管を設けるとともに、内部においては該連結孔を穿設する位置より該供給口寄りの適宜な位置から内壁が分岐して延伸し、軸方向に沿って徐々に縮径して、先端が該連結孔を穿設する位置より該吐出口寄りに位置し、かつ噴出口が形成されたノズル部を形成し、さらに該アスピレータの内壁は該ノズル部の噴出口を形成する端面の中心点を通過する線が延伸して該アスピレータの内壁に至る位置から45°の傾斜面を形成して縮径し、軸方向に沿って延伸して内径が所定の長さだけ同一の同径部を形成し、該吐出口に近接する位置から内径が広がり吐出口に至るとともに、該同径部の内径を該ノズル部の噴出口より広くなるように構成し、
該洗剤供給部は、該吸引管の開口端上方に設けられる洗剤受け部と、内部に液状洗剤を収納する洗剤容器と、該洗剤容器の上部に収納した液状洗剤を該洗剤受け部に送るプッシュ式ポンプとによってなる。
係るシャワー装置によれば、内部の流体の流れを絞った部分から排出口に至る部分を所定の長さの同径部とすることによって、管壁に近い部分での乱流の発生を抑制して、定常的な流れの層流とすることができ、かつ空気が混入して比重が軽くなった水流に慣性を付与して流速の減衰を効率よく抑えることができる。したがって、アスピレータの吐出口にシャワーホースを介してシャワーヘッドを接続しても、アスピレータの吸入効果に影響を与えることがなく、またシャワーヘッドから吐出される湯水の勢いをよくすることができる。さらに、洗剤供給部はプッシュ式ポンプを具えるので、簡易な操作で必要とする量だけ洗剤を供給することができる。
請求項2に記載するシャワー装置は、請求項1における洗剤供給部が、内部に液状洗剤を収納する洗剤収納部と、下方に該液状洗剤を送る洗剤供給調整部とによってなるカートリッジ形式に構成され、該アスピレータの吸引管の開口端の上方に着脱自在に設けられる。
かかるシャワー装置によれば、洗剤供給部を着脱自在のカートリッジ式に構成するため、シャワー装置全体の体積を縮小し、かつ使用上の利便性を高めることができる。
請求項3に記載するシャワー装置は、請求項2における洗剤供給部の洗剤供給調整部が、該洗剤収納部の底面に穿設し、パッキングを嵌着した挿入孔と、及び下端が閉塞端であって上端が開口端であり、かつ外周面の適宜な位置に洗剤排出口を形成した中空の洗剤供給管とによってなり、
該洗剤供給管の一端が固定され、他端が該挿入孔から該洗剤収納部内に至り、該カートリッジ式の洗剤供給部を上方に移動させると該洗剤排出口が露出し、該カートリッジ式の洗剤供給部を下方に移動させると該洗剤排出口が該洗剤収納部内に位置するように構成する。
かかるシャワー装置によれば、洗剤供給部を上下に移動させるという簡易な操作で洗剤の流量を調整することができる。
この考案によるシャワー装置は、洗剤混合水を提供することができるため、身体を洗浄する場合に手間と時間を節減することができるという利便性を具え、さらには電気的装置を用いることがないことから、好ましい安全性を有する。また構造が簡易であるため、取り扱いが容易で、装置の使用寿命を延長させることができるという利点を有する。
また、この考案によるシャワー装置は、簡易な操作で混入させる洗剤の流量を調整できるため、実用的で、操作上の利便性を提供できるという利点を有する。
考案を実施するための最良の実施形態
この考案は、シャンプー液、リンス液、ボディシャンプー液などの液状洗剤と湯水とが混合した洗剤混合水を提供するシャワー装置を提供するものであって、一端を供給口とし、該供給口に配水管を介して給湯設備が接続するとともに、他端を吐出口とし、該吐出口に配水管を介してシャワーヘッドが接続するアスピレータと、及び液状洗剤を該アスピレータ装置に供給する洗剤供給部とを含んでなる。
該アスピレータは外周面に連結孔を穿設し、該連結孔を穿設した位置に、略L字状を呈し、かつ一端が該アスピレータに一体に連結し、他端が上方に向って延伸し開口端となる吸引管を設けるとともに、内部においては該連結孔を穿設する位置より該供給口寄りの適宜な位置から内壁が分岐して延伸し、軸方向に沿って徐々に縮径して、先端が該連結孔を穿設する位置より該吐出口寄りに位置し、かつ噴出口が形成されたノズル部を形成し、さらに該アスピレータの内壁は該ノズル部の噴出口を形成する端面の中心点を通過する線が延伸して該アスピレータの内壁に至る位置から45°の傾斜面を形成して縮径し、軸方向に沿って延伸して内径が所定の長さだけ同一の同径部を形成し、該吐出口に近接する位置から内径が広がり吐出口に至るとともに、該同径部の内径を該ノズル部の噴出口より広くなるように構成する。
また、該洗剤供給部は、該吸引管の開口端上方に設けられる洗剤受け部と、内部に液状洗剤を収納する洗剤容器と、該洗剤容器の上部に収納した液状洗剤を該洗剤受け部に送るプッシュ式ポンプとによってなる。
上述する構成によって、電気的装置を用いることなく、簡易な構造で確実に液状洗剤と湯水を混合でき、かつ混入させる洗剤の流量を簡易な操作で調できる整シャンプー装置を提供するという目的を達成する。その構造と実施の形態について、具体的な例を挙げ、図面を参照にして以下に詳述する。
図1は、この考案によるシャワー装置の構造を示した説明図である。図面によれば、この考案によるシャワー装置は、吸引管13を連結したアスピレータ1と、及び洗剤受け皿21とプッシュ式ポンプ22と洗剤容器23とによってなる洗剤供給部とによってなる。
アスピレータ1は、一端に供給口10を形成し、他端に吐出口11を形成する。供給口10には配水管を介して通常の水道水圧(約0.1〜0.2Mpa)で水、または温水を供給できる水供給設備(図示しない)を接続する。具体的には、例えば、湯沸かし器の温水供給口、もしくはと水道の蛇口などに接続する。吐出口11には配水管を介してシャワーヘッドを接続する。
吸引管13は略L字状を呈し、一端がアスピレータ1に一体に連結し、かつ他端が上方に向かって延伸し、開口端とする。
洗剤供給部を構成する洗剤容器23は、液状の洗剤を収納するための容器であって、液状の洗剤には、例えばシャンプー液、リンス液、ボディシャンプー液などを含む。洗剤容器23の上部にプッシュ式ポンプ22を設ける。また、洗剤容器23の適宜な位置に液状洗剤を注入するための孔部(図示しない)を穿設する。プッシュ式ポンプ22の吸入管(図示しない)の一端が洗剤容器23内に位置し、吐出管221の一端が洗剤受け皿221内に位置する。
アスピレータ1は、図2に開示するように、外周面に吸引管13が連結する連結孔14を穿設し、上述する吸引管13の一端を一体に連結する。また、連結孔14を穿設する位置より供給口10寄りの適宜な位置から内壁が分岐して延伸し、かつ軸方向に沿って徐々に縮径してノズル部12を形成する。ノズル部12の先端には噴出口120を形成する。噴出口120の位置は、連結孔13を穿設する位置より下流側、即ち吐出口11寄りに位置させる。
また、ノズル部12の噴出口120を形成する端面の中心点を通過する線が延伸してアスピレータ1の内壁に至る位置から45°の傾斜面151を形成して縮径し、さらに軸方向に沿って延伸して内径が所定の長さだけ同一の同径部15を形成し、吐出口11に近接する位置から内径が広がり吐出口11に至る。同径部15の内径はノズル部12の噴出口120より広くする。
同径部15の長さは少なくとも60mm以上とする。同径部15の長さを60mmとした場合、好ましくはノズル部12の噴出口120を3mmとし、同径部15の内径を5mmとする。
この考案によるシャワー装置は上述するとおりに構成する。これを使用する場合、予めアスピレータ1の供給口10にシャワーホース、もしくは配水管を介して給湯設備(図示しない)を接続し、吐出る口11にはシャワーホースを介してシャワーヘッド(図示しない)接続する。また、洗剤供給部の洗剤容器22に液状の洗剤を収納する。
該給湯設備から湯水がアスピレータ1内に流れると、ノズル部12で一端水圧が上がり、ノズル部12の噴出口120から噴出して同径部15に流入する。この場合減圧が発生し、吸引管13の開口端から空気が吸入される。この状態において、洗剤供給部のプッシュ式ポンプ22を操作すると、洗剤容器22内の洗剤が洗剤受け皿21に送られ、さらに洗剤受け皿21から吸引管13の開口端に送られて、吸入管13からアスピレータ1内に吸入され湯水に混入する。
受け皿21に送られた洗剤が、瞬時に吸入管13に送られることなく、一定の時間をかけてアスピレータ1に供給されるように、洗剤受け皿21は底端から下方に向かって突起する洗剤流量調整管210を一体に形成する。洗剤流量調整管210の内径は、液状の洗剤が吸入管13に向かって滴下する程度にする。好ましくは、使用する液状洗剤の粘土によって異なるが、プッシュ式ポンプ22を一回操作して送られる液状洗剤が、60秒から90秒で全て滴下する程度の内径とする。また、洗剤受け皿21の内部底面には、洗剤流量管210に」向かって勾配を形成する。
上述するそれぞれの部材4は、ベース板(図示しない)に取り付け、さらにハウジング(図示しない)を着脱自在に設ける。
空気流入口210からアスピレータ1内に流入する空気は、水流に混入して細分化する作用を有する。細分化された水流がアスピレータ1の同径部15を通過する場合、水流は減圧されるが、同径部15を水平に移動することによって層流となり、乱流の発生を抑制する。特に中心線に近い水は慣性によって速度が減衰することなく通過する。係る作用によって、通常の水道水圧の水供給設備から水を供給しても、液状洗剤と空気を吸入するための十分な作用が得られ、かつシャワーヘッドから洗剤混合水、もしくは洗剤を含まない水、温水を勢いよく噴出させることができる。
従来の技術におけるアスピレータは、この考案における同径部15に相当する部分が吐出口に向かって徐々に広がるラッパ形状を呈する。係る形状では、特にラッパ形状部の管壁に近い部分で容易に乱流が発生する。アスピレータの排出口が開放状態にあれば、アスピレータ内部の流速に影響を与えることなく、ベンチュリ効果によって圧力を低下させて吸い込む口からの吸入の効果が得られるが、排出口にシャワーホースを接続し、さらにシャワーホースの他端にシャワーヘッドを接続した場合、管壁に近い部分で発生する乱流と、アスピレータ内の流体の流れを絞った部分から排出口に至る部分がシャワーホースに連結することによってさらに延長された状態となり、シャワーホースの内壁との摩擦による抵抗の影響を受けることと、によって、結果として流速が減衰する。このため十分な吸入の効果が得られなくなる。特に、シャワーヘッドの位置がアスピレータよりも高い位置にある場合は、高度差の影響を受け流速がさらに減衰し、吸入効果が得られなくなる。係る現象を防ぐためには、ポンプなどの加圧装置を設けて配水管からアスピレータ内を流れる水に加圧する必要がある。
しかしながら、この考案におけるシャワー装置は、上述するように所定の長さ同径部15を含む特殊な構造のアスピレータ1を具えるため、ポンプなどの加圧装置を必要とせず、シャワーヘッドから洗剤混合水、もしくは洗剤を含まない水、温水を勢いよく噴出させることができる。さらには、電気的装置を使用しないため、安全性についても好ましい効果が得られる。
また、洗剤供給部の洗剤容器22に収納した洗剤をプッシュ式ポンプ22によって必要するだけアスピレータ1に送ることができるため、洗剤の量の調整が容易である。
図3、4に第2の実施例を開示する。第2の実施例は、第1の実施例における洗剤供給部が着脱自在のカートリッジ方式である。即ち、洗剤収納部3と、洗剤収納部の底面側であって、アスピレータ1の吸入管13の開口端の上方に位置する洗剤供給調整部とによってカートリッジ式の洗剤供給部を構成する。したがって、洗剤容器23、プッシュ式ポンプ22、洗剤受け皿21を用いない。このため、シャワー装置の構造をさらに簡易化し、装置全体の体積を縮小することができる。
洗剤収納部3には、適宜な位置に通気孔(図示しない)を形成する。
洗剤供給調整部は、洗剤収納部3の開閉の動作を行い、内部に収納した液状洗剤を下方の吸入管3の開口端に滴下させる目的を達成するものであれば、如何なる構造であってもよい。例えば、洗剤供給部のカートリッジを着脱自在に設け、かつ装着した状態で回動自在になるように構成し、洗剤収納部3の底端に二重の管体を設け、それぞれに孔部を形成し、内部の管体は洗剤収納部3に一体に形成し、外部の管体は固定する。係る構造によれば、洗剤収納部3を回転させることによって該二重の管体のそれぞれの孔部が合わさり洗剤が滴下し、もしくは内部の管体の孔部が外部の管体の管壁によって遮蔽されて洗剤の滴下が止まる。
また、洗剤供給部であるカートリッジを上下に移動させて洗剤収納部の開閉の動作を行うように構成してもよい。即ち、図3に開示するように、洗剤収納部3と洗剤供給調整部とによって構成される洗剤供給部を吸入管13の上方に設ける。
洗剤収納部3の内部底面には挿入孔31を穿設してパッキングを嵌着する。また、洗剤収納部3の内部底面は、挿入孔31に向かって勾配を形成する。さらに、洗剤収納部3の外面でアスピレータ1に対向する面の適宜な位置に係合突起30を形成し、同時にアスピレータ1の外周面にも、洗剤収納部3の係合突起3に対応する係合突起16を形成する。この他、洗剤収納部の適宜な位置に通気孔(図示しない)を形成する。当然のことながら、洗剤収納部3の挿入孔31は、洗剤注入後フィルム材で予め封止しておく。
洗剤収納部3の底面に穿設した挿入孔31には、下端が閉塞端であって上端が開口端であり、かつ外周面の適宜な位置に洗剤供給321口を形成した中空の洗剤供給管32を挿設けて洗剤供給調整部を構成する。洗剤供給管32の下端はアスピレータ1に固定する。
上述する構成によれば、洗剤収納部3が着脱自在に設けられ、図4に開示するように洗剤収納部3を下方に移動させた状態において、洗剤供給口321が洗剤収納部3内に位置し、かつ洗剤供給管32の下端が閉塞端であるため、洗剤収納部3内の洗剤はアスピレータ1の吸入管13に供給されない。
また、図4に開示するように、洗剤収納部3を上方に移動させて、それぞれの係合突起30、16を係合させると、洗剤供給口321が露出して洗剤が吸入管13に供給される。即ち、必要時においてのみ洗剤を供給するように操作することができる。
洗剤収納部3を回転させたり、上下に移動させたりする動作は、使用者が直接手で洗剤収納部3を操作しもよく、また、カム、またはラッチとギアとを利用した機構を設けて間接的に行ってもよい。さらには、発条などの機械的構造を利用して回転、もしくは上下の運動を行うようにしてもよい。
以上はこの考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、かつこの考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。
この考案によるシャワー装置の構造を示した説明図である(実施例1) この考案におけるアスピレータの構造を示した断面図である。 実施例2において、洗剤の供給が止まった状態を示した説明図である。 実施例2において、洗剤を供給する状態を示した説明図である。
符号の説明
1 アスピレータ
10 供給口
11 吐出口
12 ノズル部
120 噴出口
13 吸入管
14 連結口
15 同径部
151 傾斜面
16 係合突起
21 洗剤受け皿
22 プッシュ式ポンプ
221 吐出管
23 洗剤容器
3 洗剤収納部
30 係合突起
31 挿入孔
32 洗剤供給管
321 洗剤供給孔

Claims (3)

  1. 一端を供給口とし、該供給口に配水管を介して給湯設備が接続するとともに、他端を吐出口とし、該吐出口に配水管を介してシャワーヘッドが接続するアスピレータと、及び液状洗剤を該アスピレータ装置に供給する洗剤供給部とを含んでなり、
    該アスピレータは外周面に連結孔を穿設し、該連結孔を穿設した位置に、略L字状を呈し、かつ一端が該アスピレータに一体に連結し、他端が上方に向って延伸し開口端となる吸引管を設けるとともに、内部においては該連結孔を穿設する位置より該供給口寄りの適宜な位置から内壁が分岐して延伸し、軸方向に沿って徐々に縮径して、先端が該連結孔を穿設する位置より該吐出口寄りに位置し、かつ噴出口が形成されたノズル部を形成し、さらに該アスピレータの内壁は該ノズル部の噴出口を形成する端面の中心点を通過する線が延伸して該アスピレータの内壁に至る位置から45°の傾斜面を形成して縮径し、軸方向に沿って延伸して内径が所定の長さだけ同一の同径部を形成し、該吐出口に近接する位置から内径が広がり吐出口に至るとともに、該同径部の内径を該ノズル部の噴出口より広くなるように構成し、
    該洗剤供給部は、該吸引管の開口端上方に設けられる洗剤受け部と、内部に液状洗剤を収納する洗剤容器と、該洗剤容器の上部に収納した液状洗剤を該洗剤受け部に送るプッシュ式ポンプとによってなることを特徴とするシャワー装置。
  2. 前記洗剤供給部が、内部に液状洗剤を収納する洗剤収納部と、下方に該液状洗剤を送る洗剤供給調整部とによってなるカートリッジ形式に構成され、該アスピレータの吸引管の開口端の上方に着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。
  3. 前記洗剤供給部の洗剤供給調整部が、該洗剤収納部の底面に穿設し、パッキングを嵌着した挿入孔と、及び下端が閉塞端であって上端が開口端であり、かつ外周面の適宜な位置に洗剤排出口を形成した中空の洗剤供給管とによってなり、
    該洗剤供給管の一端が固定され、他端が該挿入孔から該洗剤収納部内に至り、該カートリッジ式の洗剤供給部を上方に移動させると該洗剤排出口が露出し、該カートリッジ式の洗剤供給部を下方に移動させると該洗剤排出口が該洗剤収納部内に位置するように構成することを特徴とする請求項2に記載のシャワー装置。
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