JP3139227U - フロントサスペンションの延長補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 既存のフロントサスペンションに簡単に追加装着できてその長さを延長でき、車体フレームの前のめり姿勢を回避するようにする。
【解決手段】 下端部に連結用螺子部11aを備えたサスペンション本体11と、上端に連結用螺子部11aに螺合する連結用螺子孔12aをもち、他端に前輪側車軸18への係合孔部12bをもつ連結体12とを備えたフロントサスペンションの延長補助具として、所定長さの軸部2と、軸部2の上部に設けられる六角頭部3と、軸部2の下部に設けられ、連結体の連結用螺子孔12aに螺合する小径螺子部4とを備え、かつ六角頭部3の上面中央から軸部2にわたってサスペンション本体11の連結用螺子部11aに螺合する小径螺子孔5を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】 下端部に連結用螺子部11aを備えたサスペンション本体11と、上端に連結用螺子部11aに螺合する連結用螺子孔12aをもち、他端に前輪側車軸18への係合孔部12bをもつ連結体12とを備えたフロントサスペンションの延長補助具として、所定長さの軸部2と、軸部2の上部に設けられる六角頭部3と、軸部2の下部に設けられ、連結体の連結用螺子孔12aに螺合する小径螺子部4とを備え、かつ六角頭部3の上面中央から軸部2にわたってサスペンション本体11の連結用螺子部11aに螺合する小径螺子孔5を形成した。
【選択図】図1
Description
本考案は、主として3輪車タイプのミニカーに用いられ、フロントフォークの構成部材となるフロントサスペンションの延長補助具に関する。
従来、例えば図5及び図7に示すように3輪車タイプのミニカーに用いられ、フロントフォークの構成部材となるフロントサスペンション10は、下部に連結用螺子部11aを備えたパイプ形状のサスペンション本体11と、上端に連結用螺子部11aに螺合する連結用螺子孔12aをもち、他端に前輪側車軸13への係合孔部12bをもつ連結体12とを備えている。
そして、フロントサスペンション10はその下部の連結用螺子部11aに連結体12を螺合して一体化した状態のもとで、サスペンション本体11の上部がステアリングシャフト14側に固定されるトップブリッジ15に固定され、また、下部側連結体12の係合孔部12bが前輪側車軸13に取付ナットにより取り付けられる。こうして左右一対のフロントサスペンション10とトップブリッジ15とステアリングシャフト14とでフロントフォークを構成するようになされている。
ところで、上記した3輪車タイプのミニカーAにおいては、図5に示す後輪16,16を図6に示すように大径タイヤ17,17や大径アルミホイールに交換することがある。しかし、大径タイヤ17,17を装着すると、図6に示すように車体フレーム18が前のめり状に傾くことになる。これにより、キャスター角が変わると共に、車体フレーム18が前傾姿勢となって、車全体のバランスが悪くなり乗りにくくなる問題があった。
そのため、後輪16,16を図6に示す大径タイヤ17,17に交換する場合、その都度左右一対のリアサスペンション10,10も同時に長めのフロントサスペンションに交換する必要があった。
そこで、本考案は既存のフロントサスペンションに簡単容易に追加装着できてその長さを延長でき、長いフロントサスペンションに交換したのと同効果が得られ、車体フレームの前傾姿勢を修正できるフロントサスペンションの延長補助具の提供を課題とする。
上記問題を解決するため本考案は、下端部に連結用螺子部を備えたサスペンション本体と、上端に連結用螺子部に螺合する連結用螺子孔をもち、他端に前輪側車軸への係合部をもつ連結体とを備えたフロントサスペンションの延長補助具であって、所定長さの軸部と、軸部の上部に設けられる多角頭部と、軸部の下部に設けられ、上記連結体の連結用螺子孔に螺合する小径螺子部とを備えると共に、多角頭部の上面中央からと軸部にわたってサスペンション本体の連結用螺子部に螺合する小径螺子孔が形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、上記した構成により、3輪車タイプのミニカーにおける後輪を大径タイヤに交換したとき、車体フレームが前のめりの姿勢となり運転しずらくなる場合には、フロントサスペンションのサスペンション本体と連結体とを分離し、これらサスペンション本体と連結体との間に延長補助具を装着すればよい。つまり、サスペンション本体の下端部の連結用螺子部に延長補助具の小径螺子孔を多角頭部を利用した締付具治具による回転操作を介して螺合する一方、延長補助具の小径螺子部に連結体の連結用螺子孔を螺合してフロントサスペンションの長さを延長する。その後、延長されたフロントサスペンションの下部における連結体をその係合部を介して前輪側車軸に取り付けるのである。これにより、延長補助具を既存のフロントサスペンションに簡単容易に追加装着できてその長さを延長でき、長いサスペンションに交換したのと同効果が得られ、車体フレームの前のめり姿勢を修正して、車全体のバランスが悪くなるのを回避することができる。その上、高価な長めのフロントサスペンション全体を新たに購入して交換する必要がないので非常に経済的である。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は本考案に係る延長補助具1を装着した3輪車タイプのミニカーに用いられるフロントサスペンション10を示す。ここで、フロントサスペンション10は既存のもので、下部に連結用螺子部11aを備えたサスペンション本体11と、上端に連結螺子部11aに螺合する連結用螺子孔12aをもち、他端に前輪側車軸13への係合孔部12bをもつ連結体12とを備えている。サスペンション本体11は、アウターチューブとインナーチューブが伸縮自在に設けられたパイプ形状を呈すると共に、インナーチューブ内には図示していないがコイルスプリングとシリンダーが内装され、シリンダー内にはオイルが流れる通路が設けられて上記両チューブ部の伸縮動作時にオイルがシリンダー内と外をいったりきたりできるようになっている。
図1及び図2は本考案に係る延長補助具1を装着した3輪車タイプのミニカーに用いられるフロントサスペンション10を示す。ここで、フロントサスペンション10は既存のもので、下部に連結用螺子部11aを備えたサスペンション本体11と、上端に連結螺子部11aに螺合する連結用螺子孔12aをもち、他端に前輪側車軸13への係合孔部12bをもつ連結体12とを備えている。サスペンション本体11は、アウターチューブとインナーチューブが伸縮自在に設けられたパイプ形状を呈すると共に、インナーチューブ内には図示していないがコイルスプリングとシリンダーが内装され、シリンダー内にはオイルが流れる通路が設けられて上記両チューブ部の伸縮動作時にオイルがシリンダー内と外をいったりきたりできるようになっている。
フロントサスペンション10は、通常その下部の連結用螺子部11aに連結体12を螺合して一体化した状態のもとで、サスペンション本体11の上部がステアリングシャフト14側に固定されるトップブリッジ15に固定され、また、下部側連結体12の係合孔部12bが前輪側車軸13に取付ナットにより取り付けられる。こうして左右一対のフロントサスペンション10とトップブリッジ15とステアリングシャフト14とでフロントフォークを構成するようになされている。
そして、本考案に係るフロントサスペンションの延長補助具1は、3輪車タイプのミニカーAにおける後輪を大径タイヤ17に交換したとき、車体フレーム18が前のめりの姿勢となり運転しずらくなる場合に、上記した既存のフロントサスペンション10の長さを延長することで既存のものをそのまま用いながら車体フレーム18の傾きを修正すめために用いるものであり、次にその具体的な構造について述べる。
この延長補助具は1、図1〜図3に示すように所定長さの軸部2と、軸部2の上部に設けられる六角頭部3と、軸部2の下部に設けられ、上記連結体12の連結用螺子孔12aに螺合する小径螺子部4とを備えると共に、六角頭部3の上面中央からと軸部2にわたってサスペンション本体11の連結用螺子部11aに螺合する小径螺子孔5が形成されている。
次に、本考案のフロントサスペンションの延長補助具の作用について述べる。
図6に示すように3輪車タイプのミニカーAにおける後輪を大径タイヤ17に交換したとき、車体フレームが前のめりの前傾姿勢となり運転しずらくなる場合、図1,図4に示すように既存のフロントサスペンション10の下部に延長補助具1を装着する。
その際、先ずフロントサスペンション10の連結体12を前輪側車軸13から取り外したうえで、サスペンション本体11と連結体12とを分離し、その後、これらサスペンション本体11と連結体12との間に延長補助具1を装着する。つまり、サスペンション本体11の下部の連結用螺子部11aに延長補助具1の小径螺子孔5を六角頭部3を利用した締付具治具(図示せず)による回転操作をして螺合する一方、延長補助具1の小径螺子部4に連結体12の連結用螺子孔12aを螺合してフロントサスペンション10の長さを延長する。然る後、延長されたフロントサスペンション10における連結体12の係合部12bを前輪側車軸13に通常どおり取付ナットにより取り付ければよい。
以上のように、延長補助具1を既存のフロントサスペンション10に簡単容易に追加装着することができてその長さを延長でき、その結果、長いサスペンションに交換したのと同効果が得られ、車体フレーム18の前のめり姿勢を修正して、車全体のバランスが悪くなるのを回避することができる。その上、高価な長めのフロントサスペンション10全体を新たに購入して交換する必要がないので非常に経済的である。
1 延長補助具
2 軸部
3 六角頭部
4 小径螺子部
5 小径螺子孔
2 軸部
3 六角頭部
4 小径螺子部
5 小径螺子孔
Claims (1)
- 下端部に連結用螺子部を備えたサスペンション本体と、上端に連結用螺子部に螺合する連結用螺子孔をもち、他端に前輪側車軸への係合部をもつ連結体とを備えたフロントサスペンションの延長補助具であって、所定長さの軸部と、軸部の上部に設けられる多角頭部と、軸部の下部に設けられ、上記連結体の連結用螺子孔に螺合する小径螺子部とを備えると共に、多角頭部の上面中央からと軸部にわたってサスペンション本体の連結用螺子部に螺合する小径螺子孔が形成されていることを特徴とするフロントサスペンションの延長補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009057U JP3139227U (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | フロントサスペンションの延長補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007009057U JP3139227U (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | フロントサスペンションの延長補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3139227U true JP3139227U (ja) | 2008-02-07 |
Family
ID=43289463
Family Applications (1)
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JP2007009057U Expired - Fee Related JP3139227U (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | フロントサスペンションの延長補助具 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3139227U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019074133A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | サスペンション装置 |
-
2007
- 2007-10-26 JP JP2007009057U patent/JP3139227U/ja not_active Expired - Fee Related
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