JP3139085U - トイレット・ボウルの水タンク出水制御器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排水機能を無段にして水タンクの構造を簡素化し、水を節減し、更に微生物の繁殖を可及的に低減する。
【解決手段】 トイレット・ボウルの水タンク出水制御器1であって、底端に排水管を有してフラッシュ/トリップ管12と連設する。底部に漏斗形体31の水タンク20を有する。及び排水口33を閉鎖する球体32、及び排水する時、球体32を排水口33から脱離させる脱離設備70を含む。そして、上記素子の組合せを介して、水タンク20の構造制限及び微生物の繁殖を減少できて、並びに水の節約及び水タンク20の体積縮減の効果に到達する。
【選択図】図1

Description

本考案はトイレット・ボウルの水タンク出水制御器に係り、特に漏斗形体と球体の設置を介して、水タンク構造の制限及び微生物の繁殖が減少でき、且つ、水の節約及び水タンク体積を縮減する効果が期待できるようにしたトイレット・ボウルの水タンク出水制御器に関するものである。
用便の後で水で汚物をフラッシュ/トリップすることで器具の清潔を保持しているのは、現代の生活中において極めて重要な課題にある。そのうち、予定水量の貯蔵は比較的大きい水流でもって汚物をフラッシュ/トリップの水タンクがキーポイントの役割となす。使い慣れている水タンクに複雑なバルブ、フロート・ボウル、ガイド・パイプ、伝動機構等の各ユニットを介して、自動貯水及び排水制御ができる。但し、下記いくつかの点の欠陥を有する。
1.これら各ユニットを設置するため、水タンクの排水口をほぼ底部より高くさせたため、排水の時に一定の残留水があるため後に続く補充の水を汚染し、並びに有害の微生物が発生する。トイレット・ボウルのきたない垢が発生する主要原因の一つは微生物にあり、清掃時に時間と労力を費やした。このため、よごれを除去できる化学よごれ除去剤を使用するが、厳しい環境汚染の基となる。
2.従来の水タンクは一回に水を全部排出する。そして、ただ少量の水の使用で足りるのに不必要な水まで流し去る欠陥があり、このため排水を二、三段に分けて水の節約の節減を計ることも考えられるが、構造が複雑となりコスト高となる。
3.水タンク内にこれらの各ユニットを配設するためには大きいスペースを要し、水タンクの体積増大となる。
4.これら各ユニットの寸法、外形、相互間の配設等の制限条件のため、水タンクの構造は大きな制限をされ、使い慣れた矩形の水タンクは大きく、とりつけが容易ではなく、且つ、衛生上及び美観にも影響する。
考案者はこれに鑑け、研究を重ねた結果多年の関連する製品研究に従事する経験に加え、絶えざる試験及び改良を経て遂に本考案を開発するに至った。
本考案の目的は、微生物の繁殖を減少できるトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
本考案の他の目的は、無段の排水機能を有し、又、水を可及的に節減できるトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
更に本考案の他の目的は、構造を簡素化することができて水タンクの体積を縮減するトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
本考案の更に別の目的は、水タンク構造の制限が減少できて、水タンクの衛生を向上させ、且つ、美観を増加するトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の考案は水フラッシュ/トリップ管と連設し、底端ヒフラッシュ/トリップ管と連接する排水口を具えた底部に有する漏斗形体の水タンク、及び該水タンク中に設けて予定比重を有し、排水口の閉鎖ができる球体及び排水するときにあたって、該球体を排水口から脱離できる脱離設備とを含むことを特徴とするトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
請求項2記載の考案は上記球体が水より小さい比重の材質で作成され、それが完全に水中にひたした時、水の浮力を介して排水口から脱離できることを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
請求項3記載の考案は上記球体下方が予定かつ半分より小さい体積の凸出排水口を有する時、それが水中に受ける浮力b1はその重量wより小さいことを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
請求項4記載の考案は上記脱離設備は上カバーに連設し、しかも水タンク上に設けてその中に上カバーの下方に設け、その上端箇所に外ねじを設け、外ねじ下端に定位板を設けた胴形体、及び上部中央に孔を設けて該胴形体を水タンクの上カバーに固設できる頂カバー、及び、該頂カバーの孔から胴形体内に通したT型杆、及び胴形体内のT型杆外側に設けるスプリング、及びT型杆の下方に設けてスプリングを胴形体内に固設した定位素子、及びそれぞれ二端をT型杆と球体に連設された一本の線とを含むことを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
請求項5記載の考案は上記脱離設備は排水口及び水フラッシュ/トリップ管との連設を有する上、下管の三方管、及び上、下管の間に設けた水平管、及び中段に球体を設けてあり、二段が握持端と従動端で、従動端は水平管を通過する操作杆、及び水平管の外に螺嵌し、底部に孔を有することで操作杆の球体外に設けたカバー体、及び球体及びカバー体の間に設ける一前端に凹弧を有する胴状漏れ防止パッキング、及び上、下管の間に設け、底端に孔を有し操作杆の従動端に嵌合した押し杆、及び予定角度により押し杆の周縁に設け、並びに水を近隣の定位ピース間から流出させる少なくとも三ピースの定位ピース、及び定位ピースと排水口の間に設けたスプリングとを含むことを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器を提供する。
本考案は、排水機能を無段にして水タンクの構造を簡素化し、且つ、可及的に水を節約でき、更に、微生物の繁殖を可及的に低減できると共に、水タンクの美観も向上する等の諸種の効果を奏する考案である。
本考案は底端にフラッシュ/トリップ管と連接した底端に排水口を有する。底部に漏斗形体を有した水タンク、及び排水口を閉鎖できる球体、及び排水を要する時、球体を排水口から脱離できる脱離設備を含み、そして前記素子の組合せを介して水タンク構造の制限及び微生物の繁殖が減少でき、更に水節約及び水タンク体積の縮減効果を達成した。
図1〜5に示すように、本考案のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器1はフラッシュ/トリップ管12と連設し、そのうち底端にフラッシュ/トリップ管12と連設する排水口33の底部に漏斗形体31を有する水タンク20、及び排水口33を閉鎖できる球体32、該球体32は排水する時に、該球体32を排水口33から脱離させて排水できるようにする。そして前記素子の組合せを介して水タンク構造の制限及び微生物の繁殖が減少でき、並びに水タンクの体積縮減を計る。
以下、本考案の水タンクを詳述する。
水タンク20の所定箇所に給水器14(給水器は周知のものを用いる。)と連接する入水口13が注入水15を供給できる。
漏斗形体31は水タンク20底部に設けて、一つの部分品となすことができる。又、水タンク20と一体成形できる。そして、その底端に排水口33を有することでフラッシュ/トリップ管12に連接して、排水をトイレット・ボウルに供することができる。(図示せず)
球体32の外径はほぼ排水口33より大きく、予定比重を有して水タンク20中に設けて排水口33を閉鎖できる。上述の球体32は比重が水より小さい材質で作成され、それが完全に水中にひたる時、水の浮力を介して排水口33から脱離できる。
球体32が気密的に排水口33の閉鎖を確保するために、排水口33箇所にシール・リングを設けている。
給水器14を制御するため、水タンク20内には給水制御器50が設けられて、そのうち、水タンク20に連設し、底端が給水器14に連設、頂端に制御バルブ52を設けている給水管51、及び制御バルブ52に連設するマイクロ・スイッチ53及び浮力を介して上下移動可能に給水管51上に設けて、マイクロ・スイッチ53を作動できるフロート54とを含んでいる。そして、水タンク20内の貯水が予定の水量に達した時、フロート54が上死点55まで上に浮いて、マイクロ・スイッチ53を作動して給水を停止させる。言い換えると、水を排出した時、フロート54が上死点55を脱離して給水器14は給水を開始する。
水タンク20内には単に球体32を有しているので、構造が簡素化でき水タンクの小型化も計れ、外形の美観も増加する。
図2に示すように、脱離設備70は下方から球体32を制御して排水管の排水制御機構を使用することができる。そのうち、排水口33及びフラッシュ/トリップ管12と連設した上、下管73,75及び水平管77を有する三方管、及び中段に球体74を設けており、両端が握持端76と従動端78であり、従動端78は水平管77を通過して球体74を中心にして上、下管73,75の間で揺動する操作杆72、及び水平管77の外に螺設し、底部に孔83を有することで操作杆72の球体74外に設けたカバー体81、及び球体74及びカバー体81の間に設け、水漏りを防止する前端に凹弧を有する胴状の漏れ防止パッキング、及び移動可能に上、下管73,75の間に設けられ、底端に孔86を有することで操作杆72の従動端78に嵌合する押し杆84、及び予定角度により押し杆84の周縁に設けることにより押し杆84の中心定位を維持し、並びに水を定位ピース85間から流出させる少なくとも三ピースの定位ピース85、及び定位ピース85と排水口33の間に設けて、操作杆72の回帰に用いるスプリング87とを含む。そして、握持端76を下向きに揺動して従動端78が上向きに揺動した時、押し杆84を上向きに伝動させて球体32を排水口33から脱離する。
図1に示すように、水タンク20が所定水量までたくわえられた時、球体32下方に予定かつ半分より小さい体積が排水口33に突出しており、その受けた浮力b1はその重量wより小さい。そのため球体32は浮き上がらない。
図2〜4に示すように、排水する時、異なる圧力を施すことで握持端76を揺動して、押し杆84が球体32を上向きに排水口33から押しはなし、この時、球体32は浮力、重量w及び水が排水口33から排出のために形成する引張り影響は、球体32と排水口33の間隔dの制御を介して排水量を決定できる。これは即ち無段制御の排水方式により水節約の効果が期待できる。
図2に示すように、比較的小さい圧力p1を施した時、浮力b2は重量wに引張り力f1を加えたものより小さい(b2<w+f1)。球体32は浮かび上がることがない。この時は小量の排水がある。若し、圧力p1を除くと、球体32は排水口33を閉鎖して水の排出が停止する。
図3に示すように、比較的大きい圧力p2を施した時、浮力b3は重量wに引張り力f2を加えたものより小さい(b3<w+f2)。依って、球体32は浮かび上がることがない。この時が中量排水にある。若し圧力p2を除くと、球体32は排水口33を閉鎖して水の流出が停止する。
図4に示すように、最大の圧力なるp3を施した時、浮力b4は重量wに引張り力f3を加えたものより大きい(b4>w+f3)。依って、球体32aは浮かび上がる。この時は最大量の排水にある。若し圧力p3を除くと、球体32がすでに浮かび上がっているため水はもとどおり継続的に排出する。
図5に示すように、排水過程中において、球体32は水位につれて降下し、このとき、漏斗形体31の設計のため球体32は排水口33に向いてころがる。そして、給水器14の水の持続注入によるため排水口33に水の排出がある。これらの水は球体32に対してひとすじの排水口33を脱出した引張り力を生成するので、球体32は排水口33で塞ぎ水の排出を停止し、水タンクは貯水を開始する。
漏斗形体31を介して、給水器がいかなる原因(例えば断水)で給水しない時、水を全部排出して残留することなく微生物の繁殖を減少できる。
図6〜7に示すのは本考案の第二実施例であり、そのうち前記脱離設備90は上カバー22を連設して水タンク20上に設け、上方から球体を制御している。
脱離設備90は上カバー22の下方に設けて、その上端箇所に外ねじ92を有し、外ねじ92の下端に定位板93を設けた胴形体91、及び上部中央に孔95を設けて、胴形体91を水タンクの上カバーに固設できる頂カバー94、及び頂カバー94の孔95を胴形体91内に通したT形杆96、及び胴形体91内のT形杆96外側に設けたスプリング97、及びT形杆96の下方に設けてスプリングを胴形体91内に固設できる定位素子98、及び両端をそれぞれT形杆96と球体32に設けた一条の線99とを含む。
図7に示すように、T形杆96を引き上げた時、球体32を排水口33から脱離し、スプリング97が押圧力を受け、該T形杆96が引き上げられたとき球体32は直ちに水に入って浮かび上がる。図4に示すように、引張り力を除いたときに、スプリング97の弾力を介してT形杆96を元の位置に復帰させ、球体32を落下させて排水口33を閉鎖する。
制御を介してのT形杆96の引き上げ力の大小はすでに上述の脱離設備70と同じ小、中、大量の各排水ができる。
尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本考案の水タンクが予定水量を貯えた時の説明図。 本考案の小量排水の時、排水口箇所の断面図。 本考案の中量排水の時、排水口箇所の断面図。 本考案の大量排水の時、排水口箇所の断面図。 本考案の排水過程中に、球体が水位の降下につれて排水口を閉鎖した説明図。 本考案の第二実施例、脱離設備は上方から球体制御の使用状態を啓示する説明図。 図6の脱離設備のT形杆を引き上げた時の正面図。
符号の説明
1 トイレット・ボウルの水タンク出水制御器
12 フラッシュ/トリップ管
13 入水口
14 給水器
15 水
16 ガイド・パイプ
20 水タンク
22 上カバー
30 閉鎖設備
31 漏斗形体
32,32a,74 球体
33 排水口
34 シール・リング
50 給水制御器
51 給水管
52 制御バルブ
53 マイクロ・スイッチ
54 フロート
55 上死点
70,90 脱離設備
71 三方管
72 操作杆
73 上管
75 下管7
76 握持端
77 水平管
78 従動端
81 カバー体
82 漏れ防止パッキング
83,86,95 孔
84 押し杆
85 定位ピース
87,97 スプリング
91 胴形体
92 外ねじ
93 定位板
94 頂カバー
96 T形杆
98 定位素子
99 線
d 間隔
w 重量
b1,b2,b3,b4 浮力
f1,f2,f3 引張り力
p1,p2,p3 圧力

Claims (5)

  1. 水フラッシュ/トリップ管と連設し、
    底端ヒフラッシュ/トリップ管と連接する排水口を具えた底部に有する漏斗形体の水タンク、及び該水タンク中に設けて予定比重を有し、排水口の閉鎖ができる球体及び排水するときにあたって、該球体を排水口から脱離できる脱離設備とを含むことを特徴とするトイレット・ボウルの水タンク出水制御器。
  2. 上記球体が水より小さい比重の材質で作成され、それが完全に水中にひたした時、水の浮力を介して排水口から脱離できることを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器。
  3. 上記球体下方が予定かつ半分より小さい体積の凸出排水口を有する時、それが水中に受ける浮力b1はその重量wより小さいことを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器。
  4. 上記脱離設備は上カバーに連設し、しかも水タンク上に設けてその中に上カバーの下方に設け、その上端箇所に外ねじを設け、外ねじ下端に定位板を設けた胴形体、及び上部中央に孔を設けて該胴形体を水タンクの上カバーに固設できる頂カバー、及び、該頂カバーの孔から胴形体内に通したT型杆、及び胴形体内のT型杆外側に設けるスプリング、及びT型杆の下方に設けてスプリングを胴形体内に固設した定位素子、及びそれぞれ二端をT型杆と球体に連設された一本の線とを含むことを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器。
  5. 上記脱離設備は排水口及び水フラッシュ/トリップ管との連設を有する上、下管の三方管、及び上、下管の間に設けた水平管、及び中段に球体を設けてあり、二段が握持端と従動端で、従動端は水平管を通過する操作杆、及び水平管の外に螺嵌し、底部に孔を有することで操作杆の球体外に設けたカバー体、及び球体及びカバー体の間に設ける一前端に凹弧を有する胴状漏れ防止パッキング、及び上、下管の間に設け、底端に孔を有し操作杆の従動端に嵌合した押し杆、及び予定角度により押し杆の周縁に設け、並びに水を近隣の定位ピース間から流出させる少なくとも三ピースの定位ピース、及び定位ピースと排水口の間に設けたスプリングとを含むことを特徴とする請求項1記載のトイレット・ボウルの水タンク出水制御器。
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