JP3138914U - Mounting bracket for louver mounting - Google Patents
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Abstract
【課題】ルーバー内に挿入しておく座板とこれに挿通しておく締付ボルトとこれに螺合する締付ナットとからなる取付金具を用いて、ルーバーを施工現場に立設せる取付材に組み付けていく際に生じていた厄介な問題を解消せしめるルーバー取付用金具を提供する。
【解決手段】角板状の座板30と、その座板30に設けたボルト挿通口31に嵌挿する頭部320付きの締付ボルト32と、その締付ボルト32の螺子部321に螺合する締付ナット33と、からなるルーバー取付用の取付金具cにおいて、座板30に形設するボルト挿通口31を、そのボルト挿通口31に嵌挿した締付ボルト32の、座板30に対する上下方向の傾斜回動を自在とする上下方向の長穴状に形成した。
【選択図】図8[PROBLEMS] To mount a louver on a construction site by using a mounting bracket comprising a seat plate to be inserted into a louver, a tightening bolt to be inserted therethrough, and a tightening nut to be screwed thereto. Provided is a louver mounting bracket that can solve the troublesome problem that has arisen during assembly.
A square plate-like seat plate 30, a fastening bolt 32 with a head 320 fitted into a bolt insertion port 31 provided in the seat plate 30, and a screw portion 321 of the fastening bolt 32 are screwed. In the louver-mounting fitting c comprising the tightening nuts 33 to be joined, the seat plate 30 of the tightening bolt 32 in which the bolt insertion port 31 formed in the seat plate 30 is inserted into the bolt insertion port 31. It was formed in the shape of a slot in the vertical direction that can freely tilt and rotate in the vertical direction.
[Selection] Figure 8
Description
本考案は、アルミ合金等の金属材で格子材状に形成した金属製ルーバーを、建物の外階段外周、外壁、屋上塔屋、空調設備周り等に予め施工しておく取付材に対し、格子状に組み付けるためのルーバー取付用の取付金具についての改良に関する。 The present invention provides a grid-like shape for metal fittings that are pre-constructed around the outer stairs of the building, outer walls, rooftop towers, air conditioners, etc. The present invention relates to an improvement of a mounting bracket for mounting a louver for assembling.
建物の、外階段外周、屋上塔屋、空調設備周り等に格子状に取り付ける金属製ルーバーは、アルミ合金等の金属材の押出成形により、例えば、図1に示しているように、一定の断面形状で長手方向に連続する長尺材のルーバーaに形成しておき、これを、予め建造物・施設の外面または回りに施工して取り付けておく取付材bに、図2に示しているよう、角板状の座板30と、その座板30に形設したボルト挿通口31に嵌挿する締付ボルト32と、その締付ボルト32に螺合して締結する締付ナット33からなる取付金具cにより組み付けることで、建造物または施設に対し取り付けるようにして使用される。
Metal louvers attached in a lattice pattern around the outer stairs, rooftop tower, and air-conditioning equipment around the building are formed by extruding a metal material such as aluminum alloy, for example, as shown in FIG. As shown in FIG. 2, it is formed in a long louver a that is continuous in the longitudinal direction, and this is attached to a mounting material b that is pre-constructed and attached to the outer surface or around the building / facility. Mounting comprising a square plate-
この金属製のルーバーaは、アルミ合金等の金属材の押出成形により、図1にあるように、一定の断面形状で長手方向に連続する中空の筒状に形成されるが、それの後面側には、図2にあるよう上下の中間部位に、長手方向に連続する開裂状の開放口10が形設してあり、この開放口10を利用して、前記取付金具cにより、取付材bに組み付けられる。
The metal louver a is formed into a hollow cylindrical shape having a constant cross-sectional shape and continuous in the longitudinal direction by extrusion molding of a metal material such as an aluminum alloy. In FIG. 2, a
このルーバーaを組み付ける取付材bは、通常、L字形の断面形状で、長手方向に連続するアングル状に形成してあり、それの一方の辺縁が、ルーバーaの後端面に接合してルーバーaの取付板部20となるように配位して、図2にあるように施工現場の所定位置に装設しておき、その取付材bの、前記ルーバーaを取り付けるべき所定位置に、前述の図1にあるように、取付金具cの締付ボルト32を嵌挿するための、ボルト挿通穴21を開設している。
The attachment material b for assembling the louver a is usually formed in an L-shaped cross-sectional shape and has an angle shape continuous in the longitudinal direction, and one side edge thereof is joined to the rear end face of the louver a. It arrange | positions so that it may become the
この取付材bにルーバーaを組み付けるためのルーバー取付用の取付金具cは、通常、図3にあるように、ステンレス板などの金属板から形成される上下の高さ寸法Hが、ルーバーaの後端面に形設した開裂状の開放口10の上下の開口巾Kより広い寸法で、左右方向の巾寸法Dが、ルーバーaの開放口10を形設した後端側における内法寸法の上下高さhに略対応する寸法となる後面視において左右に横長の略長方形乃至矩形をなす寸法形状に形成した座板30と、それの中央部位に開設したボルト挿通口31に挿通する頭部320付きの締付ボルト32と、この締付ボルト32の螺子部321に螺合する締付ナット33とにより構成される。
As shown in FIG. 3, the mounting bracket c for mounting the louver a to the mounting material b usually has an upper and lower height dimension H formed from a metal plate such as a stainless steel plate. The width D in the left-right direction is larger than the upper and lower opening widths K of the
この取付金具cを用いて行うルーバーaの取付材bへの組み付けは、取付金具cの角形の座板30を、ルーバーa内に挿入して、そのルーバーaの後壁11の内面に接合するよう位置させ、この座板30に予め挿通しておく頭部320付きの締付ボルト32の螺子部321を、ルーバーaの後壁11に形設してある開放口10から後方に突出させ、この螺子部321を、取付材bの取付板部20に形設しておくボルト挿通穴21に通して、その取付板部20の後面側に突き出し、この螺子部321に締付ナット33を螺合して締め付けることで、図3にあるように、ルーバーaの、開放口10の上下に位置する後壁11・11を座板30と取付材bの取付板部20とで挟持して固定装着せしめることで行なわれる。
The assembly of the louver a to the mounting material b using the mounting bracket c is performed by inserting the
この座板30には、図5に示しているように、上下の高さ寸法Hを、ルーバーa後端部の取付用の開放口10の開口巾より狭くし、左右の巾寸法Dを、ルーバーaの後端部の内腔の上下高さに略対応する寸法とした細巾の帯板状に形成しておき、この細巾の帯状の座板30を横長の姿勢として開放口10からルーバーa内に挿入し、挿入したところで、嵌挿しておいた締付ボルト32による回動により開放口10に対しクロスする縦長の姿勢に変換せしめて、締付ボルト32による締結を行うようにする形態のものがある。この形態のものは、座板30が細巾なことで締付の際に充分な強度が得られないことと、締め付けの際、または、締め付けにより組み付けたルーバーaが使用中に受ける風による振動により座板30がルーバーaに対して回動したときに、開放口10から飛び出すようになってルーバーaの組付を不確実なものとする問題を生ぜしめている。このことから座板30は、通常、開放口10の開口巾より上下に広巾の角板状に形成している。
As shown in FIG. 5, the
この開放口10の開口巾より上下に巾広の角板状に形成した取付金具cの座板30のルーバーa内への挿入は、この座板30のボルト挿通口31に対する締付ボルト32の挿通が、座板30だけをルーバーaの内腔に挿入した状態では、その座板30の前面側から締付ボルト32を挿通することが困難なことから、座板30には、それのボルト挿通口31に締付ボルト32を挿通しておき、この状態の座板30を、ルーバーaの長手方向の端部のこぐちから、座板30と締付ボルト32の頭部320とを嵌め込むようにして挿入することで行っている。
Insertion of the mounting bracket c formed in the shape of a rectangular plate wider than the opening width of the
これは、締付ボルト32を挿通した状態の座板30のルーバーa内への挿入を、図6にあるように、座板30の姿勢を傾斜させることで、ルーバーaの後面側の開裂状の開放口10から挿入していくと、座板30に挿通した締付ボルト32の螺子部321及び座板30が開放口10の上下の口縁に干渉してくることで、挿入できず、このため、締付ボルト32を挿通した座板30のルーバーa内への挿入を、ルーバーaのこぐちから行うようにしていることによる。
This is because the insertion of the
ルーバーaは、通常、1.8〜2.7m程度の長尺物に作られ、これを取付金具cにより組み付け固定するための取付材bは、50〜60cmの間隔において、施工現場に多数本並列設置される。ルーバーaを取付材bに組み付けて、目隠しするよう囲う建物の、外階段外周、屋上塔屋、空調設備周り等の施工現場の横方向の長さは、通常、一本のルーバーaの長さより遙かに長く、ルーバーaは複数本継ぎ足して組み付けられる。 The louver a is usually made into a long object of about 1.8 to 2.7 m, and a large number of attachment materials b for assembling and fixing the louver a with the attachment bracket c are provided on the construction site at intervals of 50 to 60 cm. Installed in parallel. The lateral length of the construction site, such as the outer stairs outer periphery, rooftop tower, and air conditioning equipment, of the building that louver a is attached to the mounting material b and is hidden, is usually less than the length of one louver a. It is very long and a plurality of louvers a are assembled and assembled.
このことから、ルーバーaを並列する取付材bに対して座板30と締付ボルト32と締付ナット33からなる取付金具cを用いて組み付けていくとき、ルーバーaの一方のこぐちから挿入した取付金具cは、先にこぐちに近い取付材bに対し組み付けると、次にこぐちから挿入する取付金具cを、次位の取付材bと対応する位置までスライドさせることができなくなるので、このルーバーaのこぐちからルーバーa内に挿入する取付金具cの座板30は、ルーバーaの取付金具cにより取付材bに組み付ける作業を行う前に、並列する取付材bのそれぞれと対応する位置の全てに、もれなく配位させておかなければならない。しかも、各取付材bを対応させてルーバーa内に用意した取付金具cの締付ボルト32を挿通した座板30は、それがルーバーa内を取付材bと対応する位置から動いていても、組み付けるべき取付材bと対応する位置に戻すよう動かし、組み付ける取付材bを正しく選択して組み付けなければならない。組み付けるべき取付材bを誤ったときは、それにより遊びの状態となった取付金具cの座板30を、組み付けた取付金具cを飛び越して他の取付材bと対応する位置に動かすことができないことで、組み付けた取付金具cの組み付けを、ほどいて、やりなおさなければならないからである。このことから、この取付金具cを用いてのルーバーaの取付材bへの組み付けには、その作業を厄介なものとしている問題がある。
Therefore, when the louver a is mounted on the mounting member b in parallel with the mounting plate c including the
本考案において解決しようとする課題は、ルーバーa内に挿入しておく座板30とこれに挿通しておく締付ボルト32とこれに螺合する締付ナット33とからなる取付金具cを用いて、ルーバーaを施工現場に立設せる取付材bに組み付けていく際に生じていた厄介な問題を解消せしめる手段を提供することにある。
The problem to be solved in the present invention is to use a mounting bracket c comprising a
上述の課題を解決する本考案手段は、種々の試行錯誤を重ねて得られた知見に基づいて成されたものである。 The means of the present invention for solving the above-described problems has been made on the basis of knowledge obtained through various trials and errors.
取付金具cの座板30は、締付ボルト32により締め付けたときに、ルーバーa後面の開放口10から逸出しないようにするため、上下方向の高さ寸法を、ルーバーaの後壁11に形設してある開放口10の上下方向の開口巾の寸法よりも大きく形成しなければならないが、前後の厚さ寸法は、締付ボルト32による締付の際に充分の強度のものであれば足り、前記開放口10の上下の開口巾の寸法より小さい、通常の座板の厚さ寸法にしてよいものである。
In order to prevent the
このように形成した座板30は、それに挿通した締付ボルト32がルーバーaの後端部の開放口10の上下の口縁に干渉して支えることさえなければ、斜めの姿勢として、ルーバーa後端部の開放口10から挿入し、開放口10をくぐり抜けて、ルーバーa内に挿入し終えたところで、座板30の姿勢を立てた姿勢に戻すことで、この開放口10からのルーバーa内への挿入が可能である。
The
そして、座板30を斜めの姿勢としたときに締付ボルト32が開放口10の口縁に支えるようになることについては、座板30に挿通した締付ボルト32を、座板30に対し上下方向の傾斜回動が自在になるようにしておけば、座板30を斜めの姿勢にして開放口10からルーバーa内に挿入していくときに、締付ボルト32を座板30の後面に沿う傾斜した姿勢となるように座板30に対し回動させることで、この締結ボルト32が開放口10の口縁に支える干渉がなくなって、座板30を開放口10からルーバーa内に挿入していけるようになるという知見が得られたこと、そして、このように締付ボルト32を座板30に対し回動自在とするには、締付ボルト32と座板30のボルト挿通口31との嵌合部分をボールジョイント状に構成するなどの種々の手段はあるが、締付ボルト32の座板30に対する回動は、上下方向の回動だけでもよく、この回動が得られるようにするには、ボルト挿通口31を、上下方向に長い長穴状に形成しておくことで足りるという知見が得たことによるものである。
When the
このことから、本考案においては、上述の課題を解決するための手段として、角板状の座板30と、その座板30に設けたボルト挿通口31に嵌挿する頭部320付きの締付ボルト32と、その締付ボルト32の螺子部321に螺合する締付ナット33と、からなるルーバー取付用の取付金具cにおいて、座板30に形設するボルト挿通口31を、そのボルト挿通口31に嵌挿した締付ボルト32の、座板30に対する上下方向の傾斜回動を許容する上下方向に長い長穴状に形設したルーバー取付用の取付金具を提起するものである。
また、これに併せて、座板30に形設する締付ボルト32挿通用のボルト挿通口31を、座板30の前面側に寄る部位の上下寸法が小さく座板30の後面側に寄るに従い上下寸法が大きくなる縦断した側面図において、横向きのコーン状をなす上下方向の長穴に形設しておく、ルーバー取付用の取付金具を提起するものである。
さらに、締付ボルト32を、それの頭部320の後面側を座板30の前面側に当接させた状態での座板30に対する傾斜回動を円滑にするため、締付ボルト32の頭部320の、座板30の前面に対面する内側を、側面視において、円弧状の突起部Tに形成しておく手段を提起し、
さらに、座板30の前面側で、ボルト挿通口31の入口部の周辺部位に、前述の締付ボルト32の頭部320の内側に形設した円弧状の突起部Tと嵌り合う側面視において凹面状の凹溝wを形成しておく手段を提起し、
さらに、締付ボルト32の頭部320の後面側に、座板30の前面側でボルト挿通口31の周辺部位に設ける側面視において凹面状の凹溝wに対して嵌り合う側面視で凸面状の突起部Tを形設しておく手段を提起するものである。
Therefore, in the present invention, as a means for solving the above-described problems, a square plate-
At the same time, the
Furthermore, in order to make the tilting
Furthermore, in a front view side of the
Further, on the rear surface side of the
本考案手段によるルーバー取付用の取付金具は、座板30のボルト挿通口31に嵌挿した締付ボルト32が、ボルト挿通口31を上下方向に長い長穴状に形成したことで、座板30に対し上下方向の傾斜回動を自在にしてあるのだから、座板30を、それに締付ボルト32を挿通した状態で、ルーバーa内に挿入せしめるときに、締付ボルト32を座板30に対し傾斜回動させて、座板30の後面に略沿う姿勢にし、その状態で、座板30をルーバーa後面の開放口10に対し斜めに寝かせた姿勢として、開放口10から挿入していくことで、ルーバーa内に挿入し得るようになる。
The mounting bracket for louver attachment according to the present invention means that the
これにより、取付金具cの座板30は、締付ボルト32を挿通した状態として、既に装入して組み付けた取付金具cの制約を受けることなく、ルーバーaの後面の開放口10の長手方向における所望の場所から、随時ルーバーa内に装入できることになるので、取付金具cによるルーバーaの取付作業に生じていた諸々の問題を解消し得るようになる。
As a result, the
次に本考案の実施の形態を、実施例につき図面に従い詳述する。 Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図7乃至図19は、本考案によるルーバー取付用の取付金具の第1の実施例を示し、図7はその取付金具でルーバーを取付材に組み付けている使用状態の側面図、図8は同上状態の縦断側面図、図9は同上取付金具の座板の後面図、図10は同上座板の前面図、図11は同上座板の左側面図、図12は同上座板の図10におけるX−X線の縦断測面図、図13は同上取付金具の締付ボルト及び締付ナットの側面図、図14は同上締付ボルト及び締付ナットの前面図、図15は同上締付ボルト及び締付ナットの平面図、図16は締付ボルトを嵌挿した座板をルーバーの後端部に挿入した状態の後面図、同17は同上の座板を締付ボルトの螺じ締め方向に回動させた状態の後面図、図18は締付ボルトを座板に対し上方に回動させた状態の説明図、図19は締付ボルトを座板に対し下方に回動させた状態の説明図で、これら図において、aはルーバー、bは取付材、cは取付金具、30はその取付金具cの座板、31はその座板30に設けたボルト挿通口、32は締付ボルト、33は締付ナットを示す。
7 to 19 show a first embodiment of a mounting bracket for mounting a louver according to the present invention. FIG. 7 is a side view of a usage state in which the louver is assembled to a mounting member with the mounting bracket, and FIG. 9 is a rear view of the seat plate of the same mounting bracket, FIG. 10 is a front view of the upper seat plate, FIG. 11 is a left side view of the upper seat plate, and FIG. 12 is FIG. 10 of the upper seat plate. FIG. 13 is a side view of a fastening bolt and a fastening nut of the same mounting bracket, FIG. 14 is a front view of the fastening bolt and the fastening nut, and FIG. 15 is a fastening bolt of the same. FIG. 16 is a rear view of a state in which a seat plate into which a tightening bolt is inserted is inserted into the rear end of the louver, and FIG. 16 is a direction in which the same seat plate is screwed. FIG. 18 is an explanatory diagram of a state in which the tightening bolt is rotated upward with respect to the seat plate. FIG. 19 is an explanatory view of the state in which the tightening bolt is rotated downward with respect to the seat plate. In these drawings, a is a louver, b is a mounting material, c is a mounting bracket, and 30 is a seat plate of the mounting bracket c. , 31 is a bolt insertion port provided in the
ルーバーaは、アルミ合金等の金属材から押出し成形加工により形成した通常の金属製ルーバーであり、この実施例において示しているルーバーaは、通常の金属製ルーバーのうちの、ルーバー本体1を角筒状の角型に形成した形態のもので、前後巾が120ミリで上下の厚さが40ミリのものとして通常、市販されているものであり、後面側に左右方向に連続する開裂状に開設された取り付け用の開放口10が20ミリの開口巾に形成してある形態のものである。
The louver a is a normal metal louver formed by extrusion processing from a metal material such as an aluminum alloy. The louver a shown in this embodiment is a
取付材bは、鋼板等の金属板から折曲加工により成形された通常のアングル鋼を用いたもので、これを所定の長さのものにして施工現場の所定の場所に立設したものである。 The mounting material b is made of a normal angle steel formed by bending from a metal plate such as a steel plate and is erected in a predetermined place at a construction site with a predetermined length. is there.
取付金具cは、座板30と、それに開設せるボルト挿通口31に嵌挿する頭部320付きの締付ボルト32と、その締付ボルト32に螺合して締結する締付ナット33と、からなる通常のものであるが、この例における取付金具cは、前述した寸法・形状に作られた筒状・角型のルーバーaの取付用のものとして形成したものであり、後面視において、上下の巾寸法が、ルーバーaの後面の開放口10の開口巾の20ミリよりも巾広の25ミリで、左右の横巾が、ルーバーaの後端部の内部の、底面から天井面までの高さ寸法に対応する37ミリで、前後の厚さが前述の開放口10の開口巾の20ミリの2分の1より稍大きい12.5ミリの角板状に形成してある。この座板30の寸法は、後端面に形設せる開放口10の開口巾が12ミリに設定してある形態のルーバーの取り付けに用いる場合にあっては、上下の巾寸法は16ミリとするよう変更される。
The mounting bracket c includes a
そして、この座板30は、左右の両端部が、後面視において、底辺に対し略45度に傾いて平行する切断線をもって、それぞれ斜めに切断されて左右に横長の菱形に形成してあり、左右の横巾寸法となる斜辺と斜辺との間の寸法が、ルーバーaの天井面と底面との間の内法寸法に対応する37ミリとしてある。
And this
この座板30を菱形とする左右の斜辺をなす側縁の傾斜方向は、後面視において、図9にあるように、左右の斜辺がそれぞれ右方に傾斜するように設定してあり、これにより、座板30をルーバーa内に図16にあるように挿入した状態において、この座板30を、その座板30に嵌挿した締付ボルト32を螺じ締めの方向に回動させたときに、これに追従して回転する座板30の左右の斜辺がルーバーa内部の天井面と底面とに当接して、それ以後の座板30の回動を阻止し、ルーバーaに対し一体的に結合した状態となるようにしている。
The inclination direction of the side edges forming the left and right hypotenuses with the
角板状の座板30を、それの左右の側辺が傾斜する斜辺となる左右に横長の菱形に形成するのは、座板30をそれに嵌挿した締付ボルト32を、螺子の締め込み方向に回動させて座板30を前記方向に回動させることで、対向間隔がルーバーaの後端部の内腔の天井面から底面までの高さ寸法に略対応させてある左右の側辺を、それぞれルーバーa内の天井面と底面とに当接させ、これにより、座板30をルーバーa内に固定した状態とするときの、座板30の回動角度量を少なくして、固定した状態が速やかに得られるようにすることと、座板30を、それの左右の側辺がルーバーa内の天井面と底面とにそれぞれ当接した固定状態とするよう回動させるときの座板30の回動作動を円滑なものとするために、従来、図3・図5において示しているよう座板30の側辺と上辺とのコーナー部分を、斜めに切断しておくか、弧状に面取りしておくことで生じていた、ルーバーaの後端部の後壁11・11の前面に当接する座板30の接触部位の面積の削減が無いようにして締結・固着が強固に行われようにすることにある。この菱形に成形した座板30のコーナー部分に、接触部位の面積に削減を生ぜしめない程度に面取り加工を行うことは差し支えない。
The square plate-shaped
座板30の左右の側辺を、ルーバーa内の天井面と底面とに当接させるために行う座板30の回動は、前述の図3・図5に示している従来例のように、側辺と上辺とのコーナー部分を、斜めに、または弧状に面取り加工した座板30にあっても、左右の側辺が水平な方向に沿う姿勢とするまで、略90度回動させなければならないが、上述の左右の側辺を傾斜する斜辺とした本考案手段の実施例の座板にあっては、斜辺にした側辺の傾斜角度の分だけ既に座板を回動させていることになり、90度からこの斜辺とした側辺の傾斜角度を差し引いた残りの角度分だけ座板30を回動させれば、側辺が天井面・底面に平行して当接し、ルーバーaに対し固定した状態となるので、座板の回動角度量を少なくし、座板30をルーバーa内に固定状態とするまでの回動操作を早くする。
Rotation of the
座板30は、左右の巾寸法を、ルーバーaの後端部の内腔の底面から天井面までの高さ寸法に略対応する寸法に形成しておいて、ルーバーa内に挿入した状態で回動させることにより、左右の側辺を上辺及び底辺としてルーバーa内腔の天井面と底面とに衝合する状態とし、この状態において、ルーバーaの後端部の上下の後壁11・11の前面に当接する部位を、締付面として機能させるものである。
In the
従前の取付金具における座板は、図3にあるように、座板を90度回転させるときの回転作動が、つかえを生ぜしめることなく行われるようにするのを、回転により、天井面・底面に対し、支えるようになる側辺の、中心線より回転方向前方の部分を、予め切除していることで、行うことから、締付面として機能する部分の面積を狭めているのに対し、この実施例の座板30は、回転により上辺及び下辺となる左右の側辺を、回転方向に傾斜する斜辺に形成して、この斜辺が、それの傾斜角度を90度から差引いた角度分だけ座板30と共に回動したところで、水平な姿勢となってこの左右の側辺がそっくりそのままルーバーaの天井面および底面に衝合するようにしていることから、左右の側辺の一方において傾斜角度分だけ斜に切除した部分があっても、他方において傾斜角度分だけ付加されるようになって、このルーバーaの後端部の後壁11・11の前面側に当接する左右の側辺の接触部分の面積に、削減が無く、従って、締結・固着を強固なものとする。
As shown in FIG. 3, the seat plate in the conventional mounting bracket is designed so that the rotation operation when the seat plate is rotated by 90 degrees is performed without causing the grip. On the other hand, since the portion of the side that is to be supported is cut in advance from the center line in the rotational direction, the area of the portion that functions as a tightening surface is narrowed. In the
ところで、この座板30は上下の両端面が、それの前縁から後縁に至る間を図10にあるように弧面に形成してあり、これにより、締付ボルト32が嵌挿された状態の座板30を、前後に寝かせた姿勢としてルーバーa後面の開放口10からルーバーa内にくぐり込ませていくときに、座板30の上下の端面が開放口10の上下の口縁に当接して干渉するようになるのを避けるようにしている。さらに、この座板30の上下の端面に形成する弧面は、前方に向かうに従い上下の弧面の間の距離を狭くする形状に形成してあって、これにより、座板30をルーバーaの後面の開放口10からルーバーa内にくぐり込ませるときの操作・作業が、一層楽に行えるようにしている。
By the way, the upper and lower end faces of this
さらに、この実施例の座板30の前面側には、それの上下の中間部位に、後面側に向け円弧状に刳り込む凹溝wが左右方向に連続するよう形設してある。この円弧状の凹溝wは、座板30のボルト挿通口31に嵌挿した締付ボルト32を、それの頭部320の後面側が座板30の前面側に当接した状態において、座板30に対し上下方向に傾斜回動させるときの回動操作を円滑にするためのもので、座板30の前面側の左右の中央部位の、締付ボルト32の頭部320の後面側が当接するようになる部位にだけ形設してあればよいものであるが、この例においては、座板30の上記部位に対するこの凹溝wの形設を容易にするため、座板30の左右の一端から他端に渡る間に連続する凹溝wとして形設してある。このことから、この凹溝wの、締付ボルト32の頭部320の後面側と対面する部位から左右に外れる部位は、格別の機能のない遊びの部位となる。
Further, on the front side of the
この座板30に、締付ボルト32の挿通口として形設するボルト挿通口31は、その締付ボルト32の外径に対応する巾で上下方向に長い長穴にするが、この例においては、図12にあるように、座板30の前面側に寄る部位においては、上下の長さ寸法が狭く、座板30の後面側に寄るに従い、この上下の長さ寸法が大きくなる側面視においてコーン状の長穴に形成してあり、これにより、図18、図19に示しているように、締付ボルト32の上方への傾斜回動及び下方への傾斜回動が、長穴状のボルト挿通口31の内部に、遊びの空間を生ぜしめることなく行われるようにしている。
A
この座板30のボルト挿通口31に嵌挿する締付ボルト32は、図13乃至図15に示しているように、頭部320の後面側を、前記座板30の前面側に形設した弧状の凹溝wの底面に対応する凸の弧面の突起部Tに形成した左右に長いブロック状をなす形状に形成してあって、これにより全体としてT字状をなす形状としてある。
As shown in FIGS. 13 to 15, the
図20乃至図25は、別の実施例を示している。この例は、ルーバー取付用の取付金具についての本考案手段を、座板を角型の板部材とした態様の取付金具に実施した例である。 20 to 25 show another embodiment. In this example, the means of the present invention for a mounting bracket for mounting a louver is applied to a mounting bracket in a mode in which a seat plate is a square plate member.
この例のルーバー取付用の取付金具は、ステンレススチール等の金属材よりなる板材から角形に板どりして成形した座板30と、その座板30の中心部位に開設したボルト挿通口31に嵌挿する頭部320付きの締付ボルト32と、その締付ボルト32の螺子部321に螺合して締結する締付ナット33とにより構成すること、及び、角形の座板30に形設するボルト挿通口31を、それに挿通した締付ボルト32が座板30に対し上下に傾斜回動を自在とする上下方向の長穴状に構成することについては、前述の実施例のものと変わりない。
The mounting bracket for mounting the louver in this example is fitted into a
座板30は、ステンレススチール等の金属板から、左右の側辺を斜辺とする菱形に板どりして成形した板状の座板で、それの斜辺とした左右の側辺の傾斜方向は、座板30に嵌挿した締付ボルト32の螺じ締めの方向に傾斜するよう設定してあり、その傾斜角度は略45度としてある。
The
この菱形に成形した座板30は、図20にあるように上下寸法が40ミリで開放口10の開口巾が20ミリ、内部の天井面から底面までが37ミリに設定されたルーバーaの取付に用いるように形成したものであり、板厚が10ミリで、上下の巾寸法がルーバーaの開放口10の開口巾より広い25ミリ、左右の巾寸法が、ルーバーa内部の天井高さに略対応する37ミリとした形状のものに形成してある。
As shown in FIG. 20, the rhombus-shaped
この座板30に開設する締付ボルト32挿通用のボルト挿通口31は、図21に示しているように、座板30の後面視において二組の対角を結ぶ二本の仮想対角線の交点位置に中心点をおく、締付ボルト32の螺子部321の外径寸法に対応する巾の上下の長穴状に形成してある。そして、この長穴状のボルト挿通口31は、図20にあるように、座板30の前面側に寄る部位においては、上下方向の口径が小さく、後面側に寄る部位に向け順次上下方向の口径を大きくする縦断した側面視において横向きのコーン状をなす形状に形成してある。
As shown in FIG. 21, the
ボルト挿通口31を上下方向に長い長穴状に形成するのは、このボルト挿通口31に嵌挿した締付ボルト32を、該締付ボルト32の螺子部321を手で持って上下方向に動かし、座板30の前面側に当接する頭部320の後面部を略回動中心として、上下に傾斜回動させて座板30に対し寝かせた姿勢とするときの、締付ボルト32の動きに、ボルト挿通口31の内壁面との干渉による制約を生ぜしめないよう自由にするためのものであり、上下方向に長い長穴状に形成してあればよいものであるが、螺子部321を手で持って締付ボルト32を傾斜回動させるときの該締付ボルト32の動きは、頭部320側では小さく螺子部321側では大きくなることから、この例のように、長穴状とするボルト挿通口31の形状を、座板30の後面側に向け次第に拡径する横向きのコーン状に形成することは、座板としての強度を保持せしめながら締付ボルト32の傾斜回動を許容するボルト挿通口31を形設できるようになる。
The
またこの長穴状のボルト挿通口31の中心点位置を、対角線の交点位置を占めるようにしているのは、座板30をそれに締付ボルト32を嵌挿してルーバーa内に開放口10から挿入した状態において、図23において、2重線の矢印で示しているように、座板30を、締付ボルト32中心に螺子締めする方向である右回りに回動させたときに、前記交点中心に回動する該座板30の左右の側辺と上下の辺縁とのコーナー部分が、該座板30の上下巾の寸法とルーバーaの天井高さの寸法との差により生成される空間内を、干渉が無い自由な状態で余裕をもって回動していくようにするためである。
In addition, the center point position of the elongated hole-shaped
このボルト挿通口31に嵌挿する締付ボルト32は、それの頭部320をナット状又は円盤状とした通常の締付ボルトの形態のものである。この実施例の取付金具cにおける座板30は、それの板厚が、ルーバーa後端部の開放口10の上下の開口巾の20ミリより薄い10ミリで、上下の辺縁間の巾寸法がルーバーa後端部内腔の天井高さの37ミリより狭い25ミリであるから、座板30のボルト挿通口31に嵌挿した締付ボルト32を、上下方向の長穴状に形成したボルト挿通口31の形状を利用して、座板30に対し上下方向に傾斜回動させ、座板30に沿う姿勢とし、この状態の座板30を斜めに寝かせて、開放口10をくぐらせることにより、ルーバーa後端部の開放口10からルーバーa内に挿入していけるようになる。そして、挿入し終えたところで、締付ボルト32の姿勢を旧に戻し、これを螺子の締め込み方向に回動させれば、締付ボルト32と共に回動する座板30が略45度の角度量を回動したところで傾斜する左右の側辺が、ルーバーa内部の天井面及び底面にそれぞれ当接してルーバーaに対し固定状態となる。
The tightening
D 左右方向の巾寸法
H 上下の高さ寸法
K 上下の開口巾
T 突起部
a ルーバー
b 取付材
c 取付金具
h 内法寸法の上下高さ
w 凹溝
y 平面部
10 開放口
11 後壁
20 取付板部
21 ボルト挿通穴
30 座板
31 ボルト挿通口
32 締付ボルト
320 頭部
321 螺子部
322 頸部
33 締付ナット
D Horizontal width H Vertical height K Vertical opening width T Projection part a Louver b Mounting material c Mounting bracket h Vertical height of inner dimensions w Concave groove y
Claims (5)
Priority Applications (1)
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JP2007008603U JP3138914U (en) | 2007-11-07 | 2007-11-07 | Mounting bracket for louver mounting |
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JP3138914U true JP3138914U (en) | 2008-01-24 |
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ID=43289178
Family Applications (1)
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JP2007008603U Expired - Lifetime JP3138914U (en) | 2007-11-07 | 2007-11-07 | Mounting bracket for louver mounting |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3138914U (en) |
-
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- 2007-11-07 JP JP2007008603U patent/JP3138914U/en not_active Expired - Lifetime
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