JP3138818U - 農業用ビニールハウスの紐固定具 - Google Patents

農業用ビニールハウスの紐固定具 Download PDF

Info

Publication number
JP3138818U
JP3138818U JP2007006761U JP2007006761U JP3138818U JP 3138818 U JP3138818 U JP 3138818U JP 2007006761 U JP2007006761 U JP 2007006761U JP 2007006761 U JP2007006761 U JP 2007006761U JP 3138818 U JP3138818 U JP 3138818U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
vinyl sheet
fixing tool
ground
agricultural greenhouse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007006761U
Other languages
English (en)
Inventor
秋夫 巻木
Original Assignee
秋夫 巻木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秋夫 巻木 filed Critical 秋夫 巻木
Priority to JP2007006761U priority Critical patent/JP3138818U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3138818U publication Critical patent/JP3138818U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

【課題】小型あるいは簡易な農業用ビニールハウスに好適で、アーチ状のフレームにトンネル状に被せられたビニールシートの上からビニールシートに沿って紐を容易に張設することができ、ビニールシートの天面から地面付近に至る範囲を押さえて固定することのできる簡易な紐固定具を提供する。
【解決手段】農業用ビニールハウス1の、アーチ状のフレーム2にトンネル状に被せられたビニールシート3の上からビニールシート3に沿って紐4を張設して、ビニールシート3を天面から地面付近に至る範囲を押さえて固定するのに用いる紐固定具10であって、板状の本体部11の先端11aを尖らせて先端先細り形状とし、同本体部11の後端部11bには前後2箇所に前記紐4の一端をU字状に通す紐通し孔13,13を穿設して、紐4を留める紐留め部14を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、農業用ビニールハウスの、アーチ状のフレームにトンネル状に被せられたビニールシートの上からビニールシートに沿って紐を張設して、ビニールシートを押さえて固定するのに用いる紐固定具に関する。
従来一般の小型の農業用ビニールハウス1は、図6に示すように、トマト、キュウリ、ナス等の苗木A(図7参照)に沿って、畝に一定間隔でアーチ状のフレーム2またはポールを数十m乃至数百mに亘って立設し、そのアーチ状のフレーム2またはポールの上にビニールシート3をトンネル状に被せ、被せたビニールシート3が風で飛んだりめくれたりしないように、前記アーチ状のフレーム2またはポールの間に紐4を短手方向にわたしてビニールシート3を紐4で上から押さえて、紐4の先端を杭5に取付けて地面Gに固定するようにしている。
比較的大型のビニールハウスの場合は、箱型のハウスフレームの基底フレームの一部に前記の紐の先端を縛ればよいが、上記のような小型で簡易な構造のビニールハウスの場合は、基底フレームがないものが多く、前記の紐4は所定の長さに調節して杭5の後端に先端を縛り、その杭5を地面Gに打ち込んで紐4を張設する例が多い。
図6は、そのような紐4の張設例を示しているが、図7の正断面図に示すように、紐4を後端に縛った従来一般の杭5では、紐4の長さを事後的に調節するのが容易ではなく、紐4がビニールシート3の天面だけを押さえて側面を十分に押さえ切れず、その結果として雨風でビニールシートがばたつき、外れてしまう問題があった。また、杭5が畝6の両側に大きくはみ出すことから隣り合う畝6間を歩いて作業する際に足元で杭5が邪魔になるという問題もあった。
紐の長さを調節するものとして、例えば実登3072020号(特許文献1)に示す紐固定具の提案があるが、この紐固定具は、紐をビニールハウスの骨組みである横架材に掛けてから固定するもので、ビニールハウスの構造が比較的大型あるいは複雑になってしまう。
実登3072020号公報
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、小型あるいは簡易な農業用ビニールハウスに好適で、アーチ状のフレームにトンネル状に被せられたビニールシートの上からビニールシートに沿って紐を容易に張設することができ、ビニールシートの天面から地面付近に至る範囲を押さえて固定することのできる簡易な紐固定具を提供することを目的とする。
また、ビニールハウスのビニールシートに紐を張設した状態で畝間の通行や作業の邪魔にならない紐固定具を提供することを目的とする。
前記課題を達成するために、本考案に係る請求項1の紐固定具は、農業用ビニールハウスの、アーチ状のフレームにトンネル状に被せられたビニールシートの上からビニールシートに沿って紐を張設して、ビニールシートを天面から地面付近に至る範囲を押さえて固定するのに用いる紐固定具であって、
板状の本体部の先端を尖らせて先端先細り形状とし、同本体部の後端部には前後2箇所に前記紐の一端をU字状に通す紐通し孔を穿設して、紐を留める紐留め部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の農業用ビニールハウスの紐固定具によると、アーチ状のフレームにトンネル状に被せられたビニールシートの上にビニールシートに沿ってその天面から地面に至る範囲に左右に紐を張設し、当該左右に張設した紐の両端を紐固定具によって地面に固定する。紐固定具はビニールシートの接地面付近から地中に打ち込まれる。
紐の両端は予め紐固定具の本体部の後端部にある前後2箇所の紐通し孔にU字状に通して各紐固定具の後端部に留めることができ、各紐固定具を地中に打ち込む前に、紐通し孔に通す長さを調節することによって紐の長さ、すなわち、紐の張設量を容易に調節することができる。各紐固定具を一部あるいは半分以上地中に打ち込んだ段階で、紐通し孔に通す長さを再調節することもできる。
ビニールシート上の紐の張設線にあわせて、ビニールシートの接地面付近からその直下の地中に紐固定具を打ち込むことで、ビニールシートの上からビニールシートに沿って張設した紐でもって、トンネル状のビニールシートを天面から地面に至る範囲を、押さえて固定することができる。トンネル状のビニールシートが天面から地面に至る範囲が紐で押さえられて固定されるので、雨風でビニールシートがばたついたり、外れる心配がなくなる。
ビニールシート上の紐の張設線にあわせて、ビニールシートの接地面付近からその直下の地中に紐固定具を没するまで打ち込むことで、紐固定具が畝間の通行や作業の邪魔にならず、畝間の通行や畝間での作業を円滑にする。
請求項2の農業用ビニールハウスの紐固定具は、前記紐通し孔の孔形状を円形または扁平形状としたことを特徴とする。
請求項2記載の農業用ビニールハウスの紐固定具によれば、前記紐通し孔の孔形状を円形または扁平形状とすることによって、紐通し孔が円形の紐固定具には断面円形の紐を用い、あるいは紐通し孔が扁平形状の紐固定具には断面扁平形状の紐をそれぞれ好適に用いることができる。
以上説明したように、本考案の農業用ビニールハウスの紐固定具によれば、アーチ状のフレームにトンネル状に被せたビニールシートを、ビニールシートの上にトンネル状のビニールシートに沿って張設した紐によって、天面から地面に至る範囲で簡易に押さえて固定することができる。これにより、雨風でビニールシートがばたついたり外れるのを防ぐことができる。
また、紐の両端を予め、紐固定具の本体部の後端部にある前後2箇所の紐通し孔にU字状に通して留めることができ、各紐固定具を地中に打ち込む前に、紐通し孔に通す長さを調節することによって紐の張設量を容易に調節することができ、また、各紐固定具を一部または半分以上地中に打ち込んでから、紐の張設量を再調節することも容易にできる。
さらには、紐固定具をビニールシートの接地面付近からその直下の地中に紐固定具が没するまで容易に打ち込むことができ、これにより畝間の通行や作業の邪魔にならず、畝間の通行や畝間での作業を円滑にすることができる。
以下、図面を参照して、本考案の実施形態を説明する。図1ないし図4は本考案に係る農業用ビニールハウスの紐固定具の一実施形態を示すもので、図1において符号1は農業用ビニールハウス、符号10は農業用ビニールハウスの紐固定具を示している。
図1に示すように、本実施形態の農業用ビニールハウス1は、畑の畝6(図2参照)を跨る形で畝6の長手方向に沿って等間隔に立設されたアーチ状のフレーム2,2・・・の上にマルチシート等のビニールシート3がトンネル状に長手方向に被せられ、隣接するフレーム2,2間にビニールシート3を上から押さえて固定する紐4が張設された小型で簡易な構造となっている。
本実施形態の農業用ビニールハウス1は、その長さが数十m乃至数百mに達し、アーチ状のフレーム2は通常50cm〜2mの間隔で立設され、また、紐4は通常50cm〜2mの間隔で張設されている。
紐4の両端を地面Gに固定する紐固定具10は、図3に示すように、板状の本体部11の先端部11aにテーパー部12を設けて尖らせ先端先細り形状とし、同本体部11の後端部11bには前後2箇所に紐4の一端をU字状に通す紐通し孔13,13を穿設して、紐4を留める紐留め部14を設けた構造とされている。図3の紐固定具10は、断面丸形状の紐を通すために紐通し孔13が断面丸形状をしている。紐通し孔13は本実施形態では2箇所穿設されているが、3箇所以上穿設してもよい。
本体部11は、材質が木、竹、プラスチック、ステンレス等の素材からなり、長さが15cm〜35cm程度、好ましくは20cm〜30cm、幅が1cm〜5cm程度、好ましくは2cm〜3.5cm、厚みが0.5cm〜2cm程度、好ましくは0.75cm〜1.5cmとされ、形状が地中に打ち込みやすい形状とされている。紐通し孔13,13の位置は、例えば本体部11の後端から4cm、2cmの位置とされ、紐通し孔13,13の内径は紐4のサイズに合わせ、例えば0.75cm〜0.8cmとされている。
次に、上記のように構成された農業用ビニールハウスの紐固定具10を用いて、アーチ状のフレーム2の上にトンネル状に被せたビニールシート3の上に紐4を張設し、ビニールシート3を押さえて固定する手順について説明する。
まず、紐4の両端のそれぞれを図3に示すように紐固定具10の紐留め部14に仮留めし、紐4の長さを調節する。紐4の両端4aのそれぞれを前側の紐通し孔13から後ろ側の紐通し孔13にU字状に通しておくと、後から紐4の長さの再調節がしやすい。
次に、紐4を、図1に示すようにアーチ状の隣接するフレーム2,2の間であってビニールシート3の上に掛け渡し、紐4の張設線にあわせて、ビニールシート3の両脇から、図2(A)および図4に示すように、その接地位置下の地中に先端先細りで板状の紐固定具10,10をそれぞれ斜め内側に打ち込む。各紐固定具10を地中に打ち込む途中で、必要に応じて、紐固定具10の紐通し孔13,13にU字状に通した紐4の両端4aの位置をずらし、紐4の長さ、すなわち紐4の張設量を調節する。
図2(A)は、両方の紐固定具10,10を地中内に打ち込み、地面Gから紐固定具10,10の各後端部が没した状態を示している。かかる状態では、図2(B)に示すように、アーチ状のフレーム2にトンネル状に被せられたビニールシート3が、図2(A)に示すように、その天面から地面付近まで紐4によって完全に押さえられ固定されていることが分かる。このように、紐固定具10を用いて紐4をトンネル状のビニールシート3に沿ってその天面から地面まで張設し、ビニールシート3を強固に押さえて固定することができる。
上述のようにして、紐固定具10を用いて、数十m乃至数百mにわたり、アーチ状の隣接するフレーム2,2間に紐4を次々と張設していく。例えば、長さ100mの農業用ビニールハウスの場合、紐4を張設する間隔を2mとすると、約50箇所にわたり紐4を張設しなければならず、その張設作業は大変なものである。本実施形態の紐固定具10を用いると、紐4の張設量を簡易に調節することができ、張設作業の負担を軽減することができる。
図2(A)のように、紐固定具10を完全に地中に打ち込んだ状態では、紐固定具10や紐4が畝6の間の通路にはみ出すことがなく、図7の従来例に比べると、畝6の間の通路を作業者が円滑に通行したり作業できることが容易に理解できる。また、紐固定具10の本体部11の長さを従来対比で短くすることも可能である。
紐固定具10は、板状の本体部11の先端部11aを斜めに削るとともに、後端部11bに2箇所の紐通し孔13,13を穿設するだけの簡単な構造であり、製作費用が安くすむ。本実施形態の場合、百本単位の紐固定具10を使用するので、農業用ビニールハウスの設置費用を安く抑えることができる。
図4は、本考案の他の実施形態を示すもので、同図に示す紐固定具10’は、断面扁平形状をなす紐4’に合わせて、紐通し孔13’が断面扁平形状をしている。
かくして、本考案の農業用ビニールハウスの紐固定具によれば、紐固定具10,10’を用いて、トンネル状のビニールシート3の天面から地面付近まで紐4を確実に張設することができ、また、紐4の張設量の調節も容易であり、雨風によってビニールシート3がばたついたり外れたりすることがなく、簡易な構造でもって、ビニールシート3を安定的に押さえて固定することができる。
また、その結果、ビニールシート3が雨風で外れてその補修をしたり、雨風によって中の作物が被害を受けたりすることを防ぐことができる。
本考案に係る農業用ビニールハウスの紐固定具は、アーチ状のフレームの上にトンネル状に被せたビニールシートを押さえて固定するための紐を地面に固定する紐固定具として、利用可能である。
本考案の一実施形態を示す農業用ビニールハウスの全体斜視図である。 (A)は図1に示す農業用ビニールハウスにおいて、トンネル状のビニールシートに対する紐の張設状態を示す正断面図、(B)は同農業用ビニールハウスにおいて、アーチ状のフレームに対しビニールシートをトンネル状に被せた状態を示す正断面図である。 紐固定具を示す斜視図である。 図2(A)における要部拡大図である。 本考案の他の実施形態を示す紐固定具の斜視図である。 従来一般の農業用ビニールハウスの例を示す全体斜視図である。 図6の農業用ビニールハウスの正断面図である。
符号の説明
1 農業用ビニールハウス
2 アーチ状のフレーム
3 ビニールシート
4,4’ 紐
4a 紐の両端
5 杭
6 畝
10 紐固定具
11 本体部
11a 先端部
11b 後端部
12 テーパー部
13,13’ 紐通し孔
14 紐留め部
G 地面
A 苗木

Claims (2)

  1. 農業用ビニールハウスの、アーチ状のフレームにトンネル状に被せられたビニールシートの上からビニールシートに沿って紐を張設して、ビニールシートを天面から地面付近に至る範囲を押さえて固定するのに用いる紐固定具であって、
    板状の本体部の先端を尖らせて先端先細り形状とし、同本体部の後端部には前後2箇所に前記紐の一端をU字状に通す紐通し孔を穿設して、紐を留める紐留め部を設けたことを特徴とする、農業用ビニールハウスの紐固定具。
  2. 前記紐通し孔の孔形状が円形または扁平形状であることを特徴とする、請求項1記載の農業用ビニールハウスの紐固定具。
JP2007006761U 2007-08-31 2007-08-31 農業用ビニールハウスの紐固定具 Expired - Fee Related JP3138818U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006761U JP3138818U (ja) 2007-08-31 2007-08-31 農業用ビニールハウスの紐固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006761U JP3138818U (ja) 2007-08-31 2007-08-31 農業用ビニールハウスの紐固定具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3138818U true JP3138818U (ja) 2008-01-24

Family

ID=43289088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007006761U Expired - Fee Related JP3138818U (ja) 2007-08-31 2007-08-31 農業用ビニールハウスの紐固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3138818U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7937888B2 (en) Foliage lifter
US6293521B1 (en) Systems for positioning and tensioning wires in trellis systems for vineyards
US11091933B2 (en) T-brace system
US9820446B2 (en) Line attachment mechanism and systems and methods for using the same
US4738050A (en) Plant and tree support clamp and system
US10667471B1 (en) Agriculture protective cover
CN1672495A (zh) 透过支撑件以引导植物生长的方法
US6263613B1 (en) Seedling growth enhancing device
US6708446B2 (en) V-strap tree stabilizing assembly
JP3138818U (ja) 農業用ビニールハウスの紐固定具
US9723795B2 (en) Device for guiding growth of scaffold branches
US20180106063A1 (en) Trellis anchor base support and trellis anchoring system
KR20170001250U (ko) 간이비가림시설용 농작물지지구
US20170339850A1 (en) Method of growing grapes
KR20120002141U (ko) 미니 비닐하우스
US20030132362A1 (en) Tree supporting device
EP4162791A1 (en) Cover for cultivations and process for joining together two protection sheets of a cover for cultivations
JP6983413B2 (ja) 添え木兼用シート押え具
JP3124521U (ja) トンネルトット
KR200417654Y1 (ko) 과수나무 고정밴드
AU2008202775A1 (en) Improvements in and relating to restraints
AU2004202761B2 (en) A Ground Anchor
JP3676747B2 (ja) シート押えバンド張り渡し具、およびそれによるシート押えバンド張り渡し工法
JP3200878U (ja) 仮受けクリップ
JP2000217447A (ja) 植木倒れ防止用ベルト

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 3

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20080529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080810

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees