JP3138762U - 濾過貯水タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】地震等の災害時、濾過した水を迅速に供給することができる濾過貯水タンクを提供する。
【解決手段】濾過貯水タンクTは、タンク本体1と、タンク本体1内に水を供給する水供給部1c1と、タンク本体1内であって、水供給部1c1に臨むように設けられると共に、前記水を濾過する濾過体と、この濾過体の垂直方向は、タンク本体1の底部1bからタンク本体1の頂部1cに亘って設けられ、濾過体の収納壁、タンク本体1の胴部1aの内壁及びタンク本体1の底部1bの内壁に囲まれた空間内に、濾過体の濾過部を通過した水を貯留する水貯留部が形成され、濾過体内の水をタンク本体1内に排出する濾過部排出口を収納壁に設け、タンク本体1に接続されると共に、タンク本体1内の水をタンク本体1の外へと排出する水排出通路と、この水排出通路を開閉する開閉手段とを備えているものである。
【選択図】図5

Description

本考案は、濾過貯水タンクに係り、特に、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、濾過した水を迅速に供給することができる濾過貯水タンクに関する。
従来、水を濾過する濾過タンクがある(例えば、特許文献1参照)。この濾過タンクは、濾過することにしか着目がなされていないため、水を濾過する濾材がタンク本体内の全体に亘って配置されている。
そのため、上述した濾過タンクにあっては、例えば、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、水道水の濾過タンクへ水道水の供給が停止すると、濾過された水の供給が停止するという問題点が生じた。
本考案は、前記した問題点を解決するためになされた濾過貯水タンクを提供することを目的としている。
前記した目的を達成するための請求項1記載の濾過貯水タンクは、胴部と、この胴部の下面を閉塞する底部と、前記胴部の上面を閉塞する頂部とを有するタンク本体と、前記頂部に設けられると共に、前記タンク本体内に水を供給する水供給部と、この水供給部に臨むように前記タンク本体内に設けられると共に、前記水を濾過する濾過体と、この濾過体は、内部に水を濾過する濾過部と、この濾過部を収納する収納壁とを有し、前記濾過体の垂直方向は、前記タンク本体の前記底部から前記タンク本体の前記頂部に亘って設けられ、前記収納壁、前記タンク本体の前記胴部の内壁及び前記タンク本体の前記底部の内壁に囲まれた空間内に、前記濾過部を通過した水を貯留する水貯留部が形成され、前記濾過体内の水を前記タンク本体内に排出する濾過部排出口を前記収納壁に設け、前記タンク本体に接続されると共に、前記タンク本体内の水を前記タンク本体の外へと排出する水排出通路と、この水排出通路を開閉する開閉手段とを備えているものである。
また、請求項2記載の濾過貯水タンクは、請求項1記載の濾過貯水タンクにおいて、水供給部はタンク本体の頂部に設けられた水供給開口部であり、この水供給開口部を開閉する蓋とを備えているものである。
また、請求項3記載の濾過貯水タンクは、請求項1記載の濾過貯水タンクにおいて、水供給部は、水道水を供給する水道供給部に着脱自在な接続管を介して接続され、水排出通路は、第1の水排出通路と第2の水排出通路とを有し、開閉手段は、前記第1の水排出通路を開閉する第1の開閉手段と前記第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段とを有し、前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、前記第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、前記第2の開閉手段により前記第2の水排出通路を開、前記第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を閉として、前記水供給部からの水道水を濾過部、前記濾過部排出口、前記第2の接続口を介して、前記第2の水排出通路に導くようにするものである。
また、請求項4記載の濾過貯水タンクは、請求項1記載の濾過貯水タンクにおいて、水排出通路は、第1の水排出通路と第2の水排出通路とを有し、開閉手段は、前記第1の水排出通路を開閉する第1の開閉手段と前記第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段とを有し、前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、前記第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、前記第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を開として、濾過部で濾過した水を前記第1の水排出通路に導くようにするものである。
また、請求項5記載の濾過貯水タンクは、請求項1記載の濾過貯水タンクにおいて、水排出通路は、第1の水排出通路と第2の水排出通路とを有し、開閉手段は、前記第1の水排出通路を開閉する第1の開閉手段と前記第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段とを有し、前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、前記第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、前記タンク本体内の水位が前記第2の接続口より低い状態で、前記第2の開閉手段により前記第2の水排出通路を開、前記第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を開として、濾過部で濾過した水を前記第1の水排出通路に導くようにするものである。
また、請求項6記載の濾過貯水タンクは、請求項1記載の濾過貯水タンクにおいて、収納壁は、筒体であって、前記筒体の一方の端部はタンク本体の底部に、前記筒体の他方の端部は前記タンク本体の頂部に、それぞれ接合されているものである。
請求項1記載の濾過貯水タンクによれば、濾過体の収納壁、タンク本体の胴部の内壁及び前記タンク本体の底部の内壁に囲まれた空間内に、濾過体の濾過部を通過した水を貯留することができるため、水排出通路を開閉手段により開とすれば、例えば、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、濾過部を通過した水を迅速に供給することができる。
また、請求項2記載の濾過貯水タンクによれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、水供給部はタンク本体の頂部に設けられた水供給開口部であり、この水供給開口部を開閉する蓋とを備えているため、例えば、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、貯留する水が不足する場合、水供給開口部から水を供給すると共に、水を供給した後は、水供給開口部に蓋をして、濾過した水を簡易に貯留することができ、また、蓋を水供給開口部から取れば、再度、水供給開口部から水を供給することができる。
また、請求項3記載の濾過貯水タンクによれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置に、第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置に、それぞれあり、水供給部は、水道水を供給する水道供給部に着脱自在な接続管を介して接続し、第2の開閉手段により前記第2の水排出通路を開、第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を閉として、水供給部からの水道水を濾過部、濾過部排出口、前記第2の接続口を介して、前記第2の水排出通路に導くようにするため、タンク本体内の水の滞留を防止して、新鮮な水を供給することができる。
また、請求項4記載の濾過貯水タンクによれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、第1の開閉手段により第1の水排出通路を開として、前記第1の水排出通路を介して供給するため、第1の接続口が第2の接続口より低い分、第2の水排出通路の開状態に比べ、タンク本体内の水の残存量を少なくして、タンク本体内の水を多く排出することができる。
また、請求項5記載の濾過貯水タンクによれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、第1の開閉手段により第1の水排出通路を開として、前記第1の水排出通路を介して供給するため、第1の接続口が第2の接続口より低い分、第2の水排出通路の開状態に比べ、タンク本体内の水の残存量を少なくして、タンク本体内の水を多く排出することができ、タンク本体内の水位が第2の接続口より低い状態で、第2の水排出通路が開状態となっているため、第2の水排出通路を介してタンク本体内が大気圧と同じとなり、第1の水排出通路を介しての水の供給をスムーズに行うことができる。
また、請求項6記載の濾過貯水タンクによれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、収納壁は、筒体であって、前記筒体の一方の端部はタンク本体の底部に、前記筒体の他方の端部は前記タンク本体の頂部に、それぞれ接合されているため、筒体は、濾過部を収納する収納機能の他に、タンク本体の強度を補強する補強機能(構造部材)をも有する。
本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図1〜図7において、Tは濾過貯水タンクで、濾過貯水タンクTは、概略的に、タンク本体1と、このタンク本体1内に設けられた濾過体2と、タンク本体1内の水をタンク本体1の外へと排出する水排出通路3とから構成されている。
タンク本体1は、胴部1aと、この胴部1aの下面を閉塞する底部1bと、胴部1aの上面を閉塞する頂部1cとを有している。
なお、底部1bは、下向きに開口する凹形状を有しているため、タンク本体1の強度の向上を図ることができると共に、安定して載置されるようになっている。また、頂部1cには、タンク本体1内に水を供給する水供給部1c1が設けられている。水供給部1c1は、例えば、頂部1cに設けられた水供給開口部である。この水供給部1c1は、水道水を供給する水道供給部10(図5参照)に着脱自在な接続管20(図1及び図5参照)を介して接続されている。
濾過体2は、水供給部1c1に臨むようにタンク本体1内に設けられると共に、水を濾過するものである。また、濾過体2の垂直方向は、タンク本体1の底部1bからタンク本体1の頂部1cに亘って設けられている。また、濾過体2は、内部に水を濾過する濾過部21と、この濾過部21を収納する収納壁22とを有し、23は収納壁22に複数設けられた濾過部排出口で、濾過部排出口23は、濾過体2内の水をタンク本体1内に排出するものである。
濾過部21は、濾材を積層したもので、濾材は、例えば、上から下に向かって、順次、ステンレスタワシ21a、木炭(望ましくは、備長炭)21b、ステンレスタワシ21c(ステンレスタワシ21cは、ステンレスタワシ21aより密の状態となっている。)が積層されている。
なお、濾過体2は、タンク本体1内に着脱自在に装着されるもので、図2乃至図4に示すように、例えば、タンク本体1の底部1bに雌ネジ1b1、濾過体2に雌ネジ1b1に螺合する雄ネジ24を、それぞれ設けるようにしたもので、濾過体2の先端は頂部1cに当接するようにする(図1参照)。図2及び図4に示すPは、パッキンであり、25は濾過体2をタンク本体1に装着する際の摘みである。
従って、濾過貯水タンクT内には、図1に示すように、収納壁22、胴部1aの内壁及び底部1bの内壁に囲まれた空間内に、濾過部21を通過した水を貯留する水貯留部Sが形成されることとなる。
タンク本体1に接続される水排出通路3は、図1に示すように、第1の水排出通路31と第2の水排出通路32とを有し、また、水排出通路3を開閉する開閉手段4は、第1の水排出通路31を開閉する第1の開閉手段(例えば、バルブ)41と第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段(例えば、バルブ)42とを有している。
第1の水排出通路31のタンク本体1の接続口は第1の接続口1a1であり、この第1の接続口1a1のタンク本体1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さは、H1 である。
また、第2の水排出通路32のタンク本体1の接続口は第2の接続口1a2であり、この第2の接続口1a2のタンク本体1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さは、H2である。
また、濾過部排出口23のタンク本体1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さはH 3であり、H3<H1<H2の関係となっている。
従って、上述した濾過貯水タンクTによれば、水道水供給部10からの水道水が接続管20、水供給部1c1を介してタンク本体1内に導かれると共に、濾過体2で濾過され、濾過体2の収納壁22、タンク本体1の胴部1aの内壁及びタンク本体1の底部1bの内壁に囲まれた空間、つまり、水貯留部S内に、濾過体2の濾過部21を通過した水を貯留することができる。そのため、水排出通路31、32を開閉手段41、42により開とすれば、濾過体2で濾過された水を水排出通路31、32から供給することができる。
特に、例えば、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、水貯留部S内に濾過体2の濾過部21を通過した水を貯留しているため、濾過部21を通過した水を迅速に供給することができる。
また、地震等の災害時、濾過貯水タンクTが設置されている場所から適宜の場所への移動は、水供給部1c1と接続管20との接続を解除して容易に行うことができる。かかる場合には、水供給開口部1c1を開閉する蓋30(図6参照)を使用して、水供給開口部1c1を閉じて濾過貯水タンクTを移動するのが良い。
また、例えば、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、貯留する水が不足する場合、図7に示すように、容器40から直接水供給開口部1c1を介して濾過貯水タンクT内に水を供給しても良いし、漏斗50を介して水供給開口部1c1を介して濾過貯水タンクT内に水を供給しても良い。
その結果、水供給開口部1c1から供給された「濾過する必要がある水」を簡易に濾過し、濾過貯水タンクT内に貯留することができる。
なお、第2の水排出通路32のタンク本体1の接続口である第2の接続口1a2のタンク本体1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さH2 は、第1の水排出通路31のタンク本体1の接続口である第1の接続口1a1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さH1 より高い位置に、第2の接続口1a2のタンク本体1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さH2 は、濾過部排出口23のタンク本体1の底部1bの最下部からの垂直方向の高さH3 より高い位置に、それぞれあり、水供給部1c1は、水道水を供給する水道供給部10に着脱自在な接続管20を介して接続し、第2の開閉手段42により第2の水排出通路32を開、第1の開閉手段41により第1の水排出通路31を閉として、水供給部1c1からの水道水を濾過部21、濾過部排出口23、第2の接続口1a2を介して、第2の水排出通路32に導くようにするため、タンク本体1内の水の滞留を防止して、新鮮な水を供給することができる(図5参照)。
また、水道水の供給ができない故障時又は地震等の災害時、第1の開閉手段41により第1の水排出通路31を開として、第1の水排出通路31を介して供給するため、第1の接続口1a1が第2の接続口1a2より低い分、第2の水排出通路32の開状態に比べ、タンク本体1内の水の残存量を少なくして、タンク本体1内の水を多く排出することができる。
更に、タンク本体1内の水位が第2の接続口1a2より低い状態で、第2の水排出通路32を開状態とすれば、タンク本体1内が大気圧と同じとなり、第1の水排出通路31を介しての水の供給をスムーズに行うことができる(図6参照)。
なお、上述した実施例の濾過体2の収納壁22をタンク本体1の底部1bとタンク本体1の頂部1cとにそれぞれ接合するようにしても良い(図8参照)。なお、この実施例においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を図8に付して、その説明を一部省略している。
即ち、収納壁22は、筒体であって、この筒体の一方の端部はタンク本体1の底部1bに、前記筒体の他方の端部はタンク本体1の頂部1cに、それぞれ接合(接合は、例えば、溶接)されている。
そのため、前記筒体は、濾過部21を収納する収納機能と、タンク本体1の強度を補強する補強機能(構造部材)とを備えることができる。
なお、25’は、前記筒体内に濾過部21を出し入れする蓋であり、この蓋25’には雄ネジが、前記筒体の内壁には、前記雄ネジに螺合する雌ネジが、それぞれ設けられている。P’は、前記筒体の内壁に設けられた雌ネジと蓋25’に設けられた雄ネジとの螺合状態をシールするパッキンである。
図1は、本考案の一実施例の濾過貯水タンクの概略的正面一部断面図である。 図2は、図1の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。 図3は、図1の概略的底面図である。 図4は、図1のタンク本体に濾過体を装着する状態を示す概略的図である。 図5は、図1の濾過貯水タンクに水道水を供給すると共に、第2の水排出通路から水を排出する状態を示す概略的正面一部断面図である。 図6は、災害時、図5の濾過貯水タンクに水道水の供給を停止すると共に、図1の水供給開口部に蓋をし、第1の水排出通路から水を排出する状態を示す概略的正面一部断面図である。 図7は、図6の蓋を外し、タンク本体の水供給開口部からタンク本体内へ水を供給する状態を示す概略的正面図である。 図8は、図1の靴濾過貯水タンクと異なる他の実施例の概略的正面一部断面図である。
符号の説明
T 濾過貯水タンク
1 タンク本体
1a 胴部
1b 底部
1c 頂部
1c1 水供給部
2 濾過体
21 濾過部
22 収納壁
3 水排出通路
4 開閉手段

Claims (6)

  1. 胴部と、この胴部の下面を閉塞する底部と、前記胴部の上面を閉塞する頂部とを有するタンク本体と、
    前記頂部に設けられると共に、前記タンク本体内に水を供給する水供給部と、
    この水供給部に臨むように前記タンク本体内に設けられると共に、前記水を濾過する濾過体と、
    この濾過体は、内部に水を濾過する濾過部と、この濾過部を収納する収納壁とを有し、
    前記濾過体の垂直方向は、前記タンク本体の前記底部から前記タンク本体の前記頂部に亘って設けられ、前記収納壁、前記タンク本体の前記胴部の内壁及び前記タンク本体の前記底部の内壁に囲まれた空間内に、前記濾過部を通過した水を貯留する水貯留部が形成され、
    前記濾過体内の水を前記タンク本体内に排出する濾過部排出口を前記収納壁に設け、
    前記タンク本体に接続されると共に、前記タンク本体内の水を前記タンク本体の外へと排出する水排出通路と、
    この水排出通路を開閉する開閉手段と、
    を備えていることを特徴とする濾過貯水タンク。
  2. 水供給部はタンク本体の頂部に設けられた水供給開口部であり、
    この水供給開口部を開閉する蓋とを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の濾過貯水タンク。
  3. 水供給部は、水道水を供給する水道供給部に着脱自在な接続管を介して接続され、
    水排出通路は、第1の水排出通路と第2の水排出通路とを有し、
    開閉手段は、前記第1の水排出通路を開閉する第1の開閉手段と前記第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段とを有し、
    前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、前記第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、
    前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、
    前記第2の開閉手段により前記第2の水排出通路を開、前記第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を閉として、前記水供給部からの水道水を濾過部、前記濾過部排出口
    、前記第2の接続口を介して、前記第2の水排出通路に導くようにする
    ことを特徴とする請求項1記載の濾過貯水タンク。
  4. 水排出通路は、第1の水排出通路と第2の水排出通路とを有し、
    開閉手段は、前記第1の水排出通路を開閉する第1の開閉手段と前記第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段とを有し、
    前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、前記第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、
    前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、
    前記第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を開として、濾過部で濾過した水を前記第1の水排出通路に導くようにする
    ことを特徴とする請求項1記載の濾過貯水タンク。
  5. 水排出通路は、第1の水排出通路と第2の水排出通路とを有し、
    開閉手段は、前記第1の水排出通路を開閉する第1の開閉手段と前記第2の水排出通路を開閉する第2の開閉手段とを有し、
    前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、前記第1の水排出通路のタンク本体の接続口である第1の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、
    前記第2の水排出通路のタンク本体の接続口である第2の接続口の前記タンク本体の底部の最下部からの垂直方向の高さは、濾過部排出口の前記タンク本体の前記底部の最下部からの垂直方向の高さより高い位置にあり、
    前記タンク本体内の水位が前記第2の接続口より低い状態で、前記第2の開閉手段により前記第2の水排出通路を開、前記第1の開閉手段により前記第1の水排出通路を開として、濾過部で濾過した水を前記第1の水排出通路に導くようにする
    ことを特徴とする請求項1記載の濾過貯水タンク。
  6. 収納壁は、筒体であって、前記筒体の一方の端部はタンク本体の底部に、前記筒体の他方の端部は前記タンク本体の頂部に、それぞれ接合されている
    ことを特徴とする請求項1記載の濾過貯水タンク。
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