JP3138432U - 電動式回転モデル台 - Google Patents
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Abstract
【課題】モデル台から離れた場所からでも、手元のスイッチを操作することにより、モデルの角度を自由に変えることができる電動式回転モデル台を提供する。
【解決手段】電動式回転モデル台1は、基台5に固定される略円形凹状の固定台2と、該固定台上に回転可能に嵌合する略円形倒凸状の回転台3と、駆動プーリー部4aを備えたギヤードモーター4と、前記回転台の側面及び前記モーターの駆動プーリー部に巻架された伝動ベルト7と、前記モーターのON、OFFを操作する操作手段とから構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】電動式回転モデル台1は、基台5に固定される略円形凹状の固定台2と、該固定台上に回転可能に嵌合する略円形倒凸状の回転台3と、駆動プーリー部4aを備えたギヤードモーター4と、前記回転台の側面及び前記モーターの駆動プーリー部に巻架された伝動ベルト7と、前記モーターのON、OFFを操作する操作手段とから構成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、彫刻を彫ったり、絵を描く際に、そのモデルを乗せるための電動式回転モデル台に関する。
従来より、彫刻家や画家等のいわゆる美術家が、そのモデルの彫刻や絵を描くときに、人間や動物等のモデルを台に乗せて行う手法がよく用いられている。この台は回転可能なものがあり、その台を回転させることにより、一方向からいろいろな角度でそのモデルを観察することができる。
しかしながら、このような台は手動で回転させるのが通常であるため、美術家がモデルの観察角度を変えるたびに、台に行き、再び離れた場所に戻って作業を続けることになり、作業効率を悪いものにしていた。
本考案は上記従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、モデル台から離れた場所からでも、手元のスイッチを操作することにより、モデルの角度を自由に変えることができる電動式回転モデル台を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案に係る電動式回転モデル台は、基台に固定される略円形凹状の固定台と、該固定台上に回転可能に嵌合する略円形倒凸状の回転台と、駆動プーリー部を備えたギヤードモーターと、前記回転台の側面及び前記モーターの駆動プーリー部に巻架された伝動ベルトと、前記モーターのON、OFFを操作する操作手段と、からなることを特徴とするものである。
また、上記電動式回転モデル台における伝動ベルトが巻架される前記回転台の側面は、円形倒L字型の部材で形成するとよい。
さらに、上記電動式回転モデル台における固定台と回転台とが当触するそれぞれの縁部には、円周に沿って互いに対応した溝が設けられ、該溝にボール又はローラが嵌め込みされていることが望ましい。
さらにまた、上記電動式回転モデル台における回転台には、セットスクリューを螺挿してもよい。
本考案の電動式回転モデル台によれば、手元にあるスイッチの操作で回転台の回転が可能になるので、美術家がモデル台と作業場とを往復することがなくなり、作業効率を高めることができる。
また、本考案の電動式回転モデル台は、簡単な構造で構成できるため、製造コストが安価であるとともに、家庭用の100Vの電源で使用が可能なため、特別な工事もなくどこでも使用することができ、またランニングコストもかからない。
さらに、ギヤードモータを使用するため、モデル台をゆっくり回して最適な位置に調整することが可能であるとともに、台上のモデルも安心してポーズを持続することができる。
その上、固定台と回転台との間には、ボール又はローラーが埋設されているので、回転台の回転がスムーズに行わるとともに、回転台にセットスクリューを設けることにより、回転台を好みに位置でしっかりと固定することができる。
以下、図面を参照して、本考案の最良の実施形態を符号を用いて説明する。
図1〜4は、本考案の電動式回転モデル台1をそれぞれ表わしたものであり、このうち、2は固定台、3は前記固定台2の上部に回転可能に設けられた回転台、4は減速機能を備えたギヤードモーターである。
前記固定台2は、略円形の凸状に形成されており、脚部5aを有する基台5の上部に設置されていて、四方に形成された固定片2aに螺入されたボルト11を介して前記基台5と固定されている。
回転台3は、略倒凸状の円形に形成されており、回転可能に前記固定台2に嵌合している。固定台2の縁部2bには、円周に沿って溝2cが形成されているとともに、前記回転台3の縁部3bにも同様に、前記溝2cと対応する溝3cが形成されている。該溝2c及び3cの中には、ボール又はローラー6が嵌め込みされていて、回転台3の回転をスムーズにしている。なお、前記溝2c及び3cは、円としてつながっていてもよく、また、部分的なものであってもよい。また、ボール又はローラー6も前記溝2c及び3c一面に嵌め込まれていてもよく、また部分的に嵌め込みされていてもよい。
また、回転台3の周面下部には、円形の突片3dが突設されていて、該突片3dの下面には、円形倒L字形の部材であるプーリー部3aがボルト12を介して固定されている。
ギヤードモーター4は、100ボルトの電源で使用できるものであり、前記基台5に付設された保持具8に保持されている。該モーター4は、上部に駆動プーリー部4aを有し、該駆動プーリー部4aと前記プーリー部3aに伝動ベルト7が巻き架けされている。9は、ギヤーボックスであり、該ボックス9内のギヤーによりモーター4の回転速度を低速に制御するもので、その速度は回転台3の回転が、1分間に2分の1から一回転程度に調整するのが望ましい。また、モーター4は、コードでつながれた操作部(図示せず)を備えており、該操作部のスイッチによりモーター4の回転駆動がON、OFFされる。
10は、セットスクリューであり、回転台3の停止時に回転台を固定させるためのもので、該回転台3の静止時において、固定台2の側面二箇所から螺入され、その先端部が回転台3の側面に圧接することにより、回転台3の固定が確実に行われる。
次に、本考案に係る電動式回転モデル台1の動作方法について説明する。
まず、回転台3が静止している状態において、該回転台3にモデルとなるものを乗せる。モデルは物のほか、人間や動物など、モデル台が重量に耐えられるものならどのようなものでもよい。特にモデルが人間や動物である場合には、回転台3に乗せる際に前記セットボルト10で回転台3を固定していると安全である。そして、モデルのポーズ等を決め、コンセントにプラグが差し込まれた状態で、前記操作部のスイッチをONにすると、前記モーター4の駆動プーリー部4aが回転し、伝動ベルト7により動力が伝えられ、前記回転台3の回転が始まる。
まず、回転台3が静止している状態において、該回転台3にモデルとなるものを乗せる。モデルは物のほか、人間や動物など、モデル台が重量に耐えられるものならどのようなものでもよい。特にモデルが人間や動物である場合には、回転台3に乗せる際に前記セットボルト10で回転台3を固定していると安全である。そして、モデルのポーズ等を決め、コンセントにプラグが差し込まれた状態で、前記操作部のスイッチをONにすると、前記モーター4の駆動プーリー部4aが回転し、伝動ベルト7により動力が伝えられ、前記回転台3の回転が始まる。
そして、モデルが好みの位置又は角度に来たときに、美術家は前記スイッチをOFFし、回転を止める。なお、前記回転台3は、ギヤーボックス9内のギヤーにより、その速度が制御されており、1分間に半回転又は1回転というゆっくりとした速度で回転するため、美術家は好みの位置又は角度で回転台3を止めることができる。
このとき、必要に応じて回転台3が動かないように、前記セットスクリュー10にて回転台3を固定台2と固定するようにしてもよい。
そして、再びモデルの位置又は角度を変えたい場合には、再度前記スイッチを操作することにより、回転台3を好みの位置又は角度まで回転させる。
なお、上記セットスクリュー10にて、回転台3が固定されている場合には、スイッチをONにする前にまずセットスクリュー10を緩めて、固定台2との固定を解除することが必要である。
本考案では、前記ボール又はローラー6により回転台3の回転がスムーズに行くように工夫されていること、及び電動により回転台3を回転可能としたことにより、例えば馬などの重いものをモデルにした場合でも、簡単に回転台3を回転させることが可能となる。また、遠隔操作により回転台3を回転させることができるので、美術家の余計な手間や労力、時間を省くことができ、作業効率を高めることができる。
以上、本考案の実施例につき図面を参照して詳細に説明したが、本考案はこれに限定されず、実用新案登録請求の範囲に記載した構成の範囲内において様々な態様で実施することができる。
本考案は、彫刻や絵画等の美術の分野だけではなく、およそモデルを必要とするあらゆる分野において利用が可能である。
1 電動式回転モデル台
2 固定台
3 回転台
3a プーリー部
4 ギヤードモーター
4a 駆動プーリー部
5 基台
6 ボール、ローラー
7 伝動ベルト
8 モーター保持具
9 ギヤボックス
10 セットスクリュー
2 固定台
3 回転台
3a プーリー部
4 ギヤードモーター
4a 駆動プーリー部
5 基台
6 ボール、ローラー
7 伝動ベルト
8 モーター保持具
9 ギヤボックス
10 セットスクリュー
Claims (4)
- 基台に固定される略円形凹状の固定台と、該固定台上に回転可能に嵌合する略円形倒凸状の回転台と、駆動プーリー部を備えたギヤードモーターと、前記回転台の側面及び前記モーターの駆動プーリー部に巻架された伝動ベルトと、前記モーターのON、OFFを操作する操作手段と、からなることを特徴とする電動式回転モデル台。
- 前記伝動ベルトが巻架される前記回転台の側面は、円形倒L字型の部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式回転モデル台。
- 前記固定台と前記回転台とが当接するそれぞれの縁部には、円周に沿って互いに対応した溝が設けられ、該溝にボール又はローラが嵌め込みされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式回転モデル台。
- 前記回転台には、セットスクリューが螺挿されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の電動式回転モデル台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005378U JP3138432U (ja) | 2007-07-12 | 2007-07-12 | 電動式回転モデル台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005378U JP3138432U (ja) | 2007-07-12 | 2007-07-12 | 電動式回転モデル台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3138432U true JP3138432U (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=43288729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007005378U Expired - Fee Related JP3138432U (ja) | 2007-07-12 | 2007-07-12 | 電動式回転モデル台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138432U (ja) |
-
2007
- 2007-07-12 JP JP2007005378U patent/JP3138432U/ja not_active Expired - Fee Related
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