JP3138325U - ドアボトム装置 - Google Patents

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JP2007007947U
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伊知郎 三野
優子 餅井
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株式会社日鋼サッシュ製作所
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Abstract

【課題】扉の完全閉鎖に強い力を必要とせず、シール部材の磨滅もほとんど生じないドアボトム装置を提供する。
【解決手段】昇降機構が、出没子18の没入動作によってシール部材12を押し下げる方向に湾曲し、出没子18の戻り動作によりシール部材12を引き上げる方向に弾性復帰する板バネ15からなり、遅延機構が、出没子18とシール部材12との間に介装された圧縮バネ17と、圧縮バネ17が、出没子18の没入によって圧縮され、その後に伸長復帰するように制御するダンパー19とからなる。ドアの閉じ動作により出没子18が没入したとき、遅延機構によって時間的に遅れてシール部材12が降下する。このため、ドアの閉じ動作中はシール部材12が扉下枠と接触せず、ドアの閉鎖完了時にシール部材12が降下完了して完全密閉できる。シール部材12の磨滅も生じにくく、扉を閉じるのに強い力も必要としない。
【選択図】図1

Description

本考案は、ドアボトム装置に関する。さらに詳しくは、音楽教室や放送スタジオなど、室内外を気密に区画する必要のある気密扉や防音扉等において、ドアの下面と床面との間を密封するドアボトム装置に関する。
従来のドアボトム装置として、特許文献1〜5のものが知られている。
この特許文献1〜5の基本構成は共通しているので、その共通の構成を図7に基づき説明する。
同(A)図は、ドア開放時にシール部材110が上昇している状態を示し、同(B)図はドア閉鎖時にシール部材110が下降している状態を示している。
ドアの下面にドアボトム装置100が取付けられており、このドアボトム装置100の溝107に、帯状の弾性体108とシール部材110を支持する支持体109とを組込み、この弾性体108の中央部を支持体109に連結している。そして、弾性体108の一端をドアに固定し、他端にロッド115を介して出没子116を連結している。なお、ロッド115に調整筒をねじ込むものも存する。
この従来例において、ドアの開閉によって出没子116が扉枠に接触して弾性体108を撓ませると、シール支持体109が下降するので、ドアの下面からシール部材110が突出し、床面に弾性接触させてその間をシールすることができる。
しかるに、従来のドアボトム装置100は、扉閉鎖時に、出没子116が型枠に当接したと同時にシール部材110が下降を始め、扉が完全に閉鎖された時にはシール部材110が最下端まで移動しているが、その間に、扉の下枠とシール部材11の摩擦のために抵抗が生じ、扉を閉鎖するのに強い力を必要とする欠点がある。また、シール部材110が扉の下枠に摺動しながら動くため、シール部材110が磨り減ってしまう欠点がある。さらに、気密性の高い扉においては、扉と扉の下枠の間をシール部材110で押しつけるが、このシール部材110により部屋の空気の逃げ道が制限され、扉を完全に閉鎖するのに更に強い力を必要とするという欠点もある。
特開平9−112154 特開平10−220124 特開平10−238251 特開2000−192753 特開2003−193764
本考案は上記事情に鑑み、扉の閉鎖動作中は摩擦抵抗が生じず、扉の完全閉鎖に強い力を必要とせず、シール部材の磨滅もほとんど生じないドアボトム装置を提供することを目的とする。
第1考案のドアボトム装置は、ドアの下部に取り付けられ、下面が開口しているケースと、該ケースの横端面から横方向に出没自在な出没子と、前記ケースの下部開口から上下方向に出没自在なシール部材と、該シール部材を上下に昇降させる昇降機構と、前記出没子の没入動作開始点より遅れて前記シール部材を降下させる遅延機構とからなり、前記昇降機構が、前記出没子と前記シール部材との間を連結した板バネからなり、出没子の没入動作によって前記シール部材を押し下げる方向に湾曲し、前記出没子の戻り動作により前記シール部材を引き上げる方向に弾性復帰する板バネからなり、前記遅延機構が、前記出没子と前記シール部材との間に介装された圧縮バネと、前記圧縮バネが、前記出没子の没入によって圧縮され、その後に伸長復帰するように制御するダンパーとからなることを特徴とする。
第1考案によれば、ドアの閉じ動作により出没子が没入したとき、圧縮バネを押して圧縮するが、ダンパーは伸びたままであり、その後圧縮力によって収縮するようになる。ダンパーが収縮してしまうと、圧縮バネの押圧力が板バネに加わるようになるので、シール部材が降下するようになる。このように、ダンパーによって吊下げバネを湾曲させるまでの遅延時間を稼ぐことができる。このため、ドアの閉じ動作中はシール部材が扉下枠と接触せず、ドアの閉鎖完了時にシール部材が降下完了して完全密閉できることになる。したがって、扉を閉じるのに強い力も必要とせず、シール部材の磨滅も生じにくい。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、図2に基づき、本考案の適用対象であるドアを説明する。1は片開きのドア、2は正面視で長方形のドア枠であり、ドア1は蝶番3によりドア枠に対し、開閉自在に取付けられている。本考案に係るドアボトム装置10はドア1の底部に取付けられている。また、このドアボトム装置10を構成するシール部材は、下のドア枠2に接触するように設けられている。
なお、ドア枠を全体として示すときは、符号2を用いるが、各部を個別に示すときは、下部枠2b、上部枠2u、側枠2sと表示する。
上記のドアボトム装置10の取付構造を図3に基づき更に具体的に説明する。
同(A)図に示すように、ドア1の裏面下部に収容凹部1rが形成され、その内部にドアボトム装置10がケースごと収容されて固定されている。なお、符号4は上部の遮音パッキンである。
また、同(B)図に示すように、ドアボトム装置10を構成する出没子18が、ドア1の蝶番側の端面から外方に向って突出している。なお、同図において、符号4は、両側部の遮音パッキンである。
つぎに、第1実施形態のドアボトム装置10を図1に基づき説明する。符号11はケースであり、ドア1の幅に合わせた長さを有し、側面視で長四角の形状である。そして、下面が開放されている。
このケース11の内部には、シール部材12が挿入されている。シール部材12は円形のパッキン部12aとT字形の支持部12bが一対に形成された、ゴム等の弾性材料である。13は、前記支持部12bを嵌合してシール部材12を保持する、剛性材料製の支持体である。
前記支持体13の長手方向略中央には、ピン14が植設されており、そのピン14下側に細長い板バネ15が通されている。そして、板バネ15の図中右端15aがケース11に固定され、図中左端15bがプッシュロッド16に結合されている。
このプッシュロッド16の左側には圧縮バネ17が接続され、更にその左には出没子18が連結されている。また、プッシュロッド16の右側には、ダンパー19が直列的に連結されている。
このダンパー19は、急速な外力が加わっても、緩慢に応答して収縮し、外力が除かれたとき素早く伸長する機械的な時間遅延要素である。
つぎに、本実施形態のドアボトム装置における動作を説明する。
(I)ドア開放状態
図3(B)において、実線で示すドアはドアが開いている状態である。この状態は、図5および図6の各(I)図に対応している。これらの(I)図に示すようにシール部材12は上昇位置にある。
(II)ドアの閉止直前
ドア1を閉じ始めて、閉じる直前になると、出没子18がドア枠2sに当って没入しはじめる。没入した状態では、図5および図6の各(II)図に示すように、圧縮バネ17が縮められた状態となる。ただし、図6(II)に示すように、ダンパー19は伸びた状態のままであり、この後しだいに収縮していくことになる。
このドア閉じ動作の間、シール部材12は降下しきってないので、ドアの下部枠2bと接触することはなく、ドア1の閉じ動作は軽い力で行え、シール部材12の摩耗も生じにくいという利点がある。
(III)ドア閉止状態
図4はドア1を完全に閉止した状態を示している。図5および図6の前記(II)からこの(III)状態に至る間に、出没子18からの圧力を受けダンパー19が収縮していくので、圧縮バネ17が伸びていく。この圧縮バネ17の伸び動作、すなわちプッシュロッド16の移動(右寄せ)によって、板バネ15が押され湾曲するように変形していくので、その湾曲変形によってシール部材12は下方に押し下げられる。
このように、ドア1がほぼ完全に閉まった時に、シール部材12がドア枠2と密着して部屋を密閉することになるので、ドア閉止状態では部屋の防音は確実となる。
上記実施形態のドアにおいて、ドア閉止状態からドア開放状態にするときは、出没子18がドア枠2から離れてフリーな状態になるため、湾曲変形していた板バネ15がそれ自身の弾性で湾曲していた状態から元の状態に伸びていく。この際、ダンパーは圧縮時のみ緩慢に応答し、伸長時には素早く復元する一方向作用のタイプを使用しているため、板バネの伸び動作によって、シール部材は素早く引き上げられ、ドアの下枠部2bとの間に隙間が出来る。よって、ドア開放時は従来のドアボトムと同じ動作になる。
前記実施形態では、片開きドアで説明したが、本考案のドアボトム装置は両開きドアにも適用することができ、また引き戸にも適用することができる。
本考案の第1実施形態に係るドアボトム装置の説明図であり、(A)は正面図、(B)は(A)図のB−B線矢視図である。 本考案が適用されるドアの正面図である。 本考案に係るドアボトム装置の取付説明図であって、(A)図は図2のA−A線断面図、(B)図は図2のB−B線断面図である。 図1のドアボトム装置のドア閉鎖完了時における説明図である。 図1のドアボトム装置の動作説明図である。 図1のドアボトム装置の機能説明図である。 従来のドアボトム装置の説明図である。
符号の説明
10 ドアボトム装置
11 ケース
12 シール部材
15 板バネ
17 圧縮バネ
18 出没子
19 ダンパー

Claims (1)

  1. ドアの下部に取り付けられ、下面が開口しているケースと、
    該ケースの横端面から横方向に出没自在な出没子と、
    前記ケースの下部開口から上下方向に出没自在なシール部材と、
    該シール部材を上下に昇降させる昇降機構と、
    前記出没子の没入動作開始点より遅れて前記シール部材を降下させる遅延機構とからなり、
    前記昇降機構が、
    前記出没子と前記シール部材との間を連結した板バネからなり、出没子の没入動作によって前記シール部材を押し下げる方向に湾曲し、前記出没子の戻り動作により前記シール部材を引き上げる方向に弾性復帰する板バネからなり、
    前記遅延機構が、
    前記出没子と前記シール部材との間に介装された圧縮バネと、
    前記圧縮バネが、前記出没子の没入によって圧縮され、その後に伸長復帰するように制御するダンパーとからなる
    ことを特徴とするドアボトム装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2924224B1 (en) 2014-03-28 2016-10-12 C.C.E. Costruzioni Chiusure Ermetiche S.r.l. Controllably operating draught excluder device
JP2019105028A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 株式会社Skb 戸パネルの隙間遮蔽装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2924224B1 (en) 2014-03-28 2016-10-12 C.C.E. Costruzioni Chiusure Ermetiche S.r.l. Controllably operating draught excluder device
EP2924224B2 (en) 2014-03-28 2023-07-12 C.C.E. Costruzioni Chiusure Ermetiche S.r.l. Controllably operating draught excluder device
JP2019105028A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 株式会社Skb 戸パネルの隙間遮蔽装置

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