JP3138002B2 - プレス機械におけるラム昇降作動装置 - Google Patents
プレス機械におけるラム昇降作動装置Info
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- JP3138002B2 JP3138002B2 JP03104518A JP10451891A JP3138002B2 JP 3138002 B2 JP3138002 B2 JP 3138002B2 JP 03104518 A JP03104518 A JP 03104518A JP 10451891 A JP10451891 A JP 10451891A JP 3138002 B2 JP3138002 B2 JP 3138002B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチプレス、折曲げ
機のごときプレス機械において、ラムを昇降させるラム
昇降作動装置に関する。
機のごときプレス機械において、ラムを昇降させるラム
昇降作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械において、ラムを昇降
させる昇降作動装置について説明すると、プレス機械の
フレームにはラムを昇降自在に案内するガイド部材が設
けてあると共に、フレームにはラムを昇降させるための
複数の油圧シリンダが設けてある。
させる昇降作動装置について説明すると、プレス機械の
フレームにはラムを昇降自在に案内するガイド部材が設
けてあると共に、フレームにはラムを昇降させるための
複数の油圧シリンダが設けてある。
【0003】また油圧シリンダを用いてラムを昇降させ
る代わりに、フレームに偏心部を備えたクランク軸を回
転駆動可能に設けると共に、上記偏心部にラムの上端を
連結した構成のものである。ここで、クランク軸は駆動
モータを介して回転駆動可能なフライホイールにクラッ
チ装置を介して接続、遮断可能である。
る代わりに、フレームに偏心部を備えたクランク軸を回
転駆動可能に設けると共に、上記偏心部にラムの上端を
連結した構成のものである。ここで、クランク軸は駆動
モータを介して回転駆動可能なフライホイールにクラッ
チ装置を介して接続、遮断可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごとき
従来のラム昇降作動装置においては、ラムを昇降させる
ために油圧シリンダを使用しているために、油圧ポン
プ、油圧タンク等の油圧装置を必要とし、ラム昇降作動
装置の構成が複雑化すると共に、ラム昇降作動装置のコ
ストが高くなるといった問題があった。また、クランク
軸を用いてラムを昇降させる場合においても、クラッチ
装置には通常油圧シリンダを用いるために、上記と同様
の問題があった。
従来のラム昇降作動装置においては、ラムを昇降させる
ために油圧シリンダを使用しているために、油圧ポン
プ、油圧タンク等の油圧装置を必要とし、ラム昇降作動
装置の構成が複雑化すると共に、ラム昇降作動装置のコ
ストが高くなるといった問題があった。また、クランク
軸を用いてラムを昇降させる場合においても、クラッチ
装置には通常油圧シリンダを用いるために、上記と同様
の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するために、本発明においては、第1の手段と
して、プレス機械において、回転不能の状態のもとでラ
ムを昇降自在に案内するケーシングを設け、このケーシ
ングに上下に延びた駆動軸を昇降自在かつ回転自在に設
け、この駆動軸を所定角度の範囲内において正方向及び
逆方向へ回転させるために、正逆回転可能な回転子を備
えた制御モータを設けると共に、上記回転子を上記駆動
軸に連結して設け、上記駆動軸を回転と連動して昇降さ
せるために、一端を駆動軸に連結した第1リンクを傾斜
して設け、かつこの第1傾斜リンクの他端を前記ケーシ
ングに連結すると共に、一端を前記ラムに連結した第2
リンクを傾斜して設け、かつこの第2リンクの他端を前
記駆動軸に連結してなるものである。
点を解決するために、本発明においては、第1の手段と
して、プレス機械において、回転不能の状態のもとでラ
ムを昇降自在に案内するケーシングを設け、このケーシ
ングに上下に延びた駆動軸を昇降自在かつ回転自在に設
け、この駆動軸を所定角度の範囲内において正方向及び
逆方向へ回転させるために、正逆回転可能な回転子を備
えた制御モータを設けると共に、上記回転子を上記駆動
軸に連結して設け、上記駆動軸を回転と連動して昇降さ
せるために、一端を駆動軸に連結した第1リンクを傾斜
して設け、かつこの第1傾斜リンクの他端を前記ケーシ
ングに連結すると共に、一端を前記ラムに連結した第2
リンクを傾斜して設け、かつこの第2リンクの他端を前
記駆動軸に連結してなるものである。
【0006】第2の手段として、上記構成要件のほか
に、上記ケーシングをプレス機械の本体フレームに着脱
可能に設けてなるものである。
に、上記ケーシングをプレス機械の本体フレームに着脱
可能に設けてなるものである。
【0007】
【作用】前記構成において、制御モータを適宜に操作し
て回転子を原点位置から正方向(或いは逆方向)へ所定
角度だけ回転させることにより、駆動軸も回転子と一体
的に回転させる。これによって、第1リンクの一端も他
端に対して所定角度だけ回転し、第1リンクの一端は元
の高さ位置から所定角度に対応した上昇量だけ上昇す
る。また、第2リンクの他端も一端に対して所定角度だ
け回転し、第2リンクの一端は元の高さ位置から所定角
度に対応した上昇量だけ上昇する。したがって、制御モ
ータの回転子を原点位置から正方向(或いは逆方向)へ
所定角度だけ回転させることにより、駆動軸は元の高さ
位置から第1リンクの一端の上昇量と第2リンクの端の
上昇量の和に相当する上昇量だけ上昇し、ラムも元の高
さ位置から上記相当する上昇量だけ上昇して上昇高さ位
置にすることになる。
て回転子を原点位置から正方向(或いは逆方向)へ所定
角度だけ回転させることにより、駆動軸も回転子と一体
的に回転させる。これによって、第1リンクの一端も他
端に対して所定角度だけ回転し、第1リンクの一端は元
の高さ位置から所定角度に対応した上昇量だけ上昇す
る。また、第2リンクの他端も一端に対して所定角度だ
け回転し、第2リンクの一端は元の高さ位置から所定角
度に対応した上昇量だけ上昇する。したがって、制御モ
ータの回転子を原点位置から正方向(或いは逆方向)へ
所定角度だけ回転させることにより、駆動軸は元の高さ
位置から第1リンクの一端の上昇量と第2リンクの端の
上昇量の和に相当する上昇量だけ上昇し、ラムも元の高
さ位置から上記相当する上昇量だけ上昇して上昇高さ位
置にすることになる。
【0008】また、制御モータの回転子を原点位置から
正方向(或いは逆方向)へ所定角度だけ回転させた後
に、回転子を逆方向(或いは正方向)へ所定角度だけ回
転させて原点位置に位置せしめることにより、ラムは前
記相当する上昇量と同じ量だけ下降して、元の高さ位置
に位置する。
正方向(或いは逆方向)へ所定角度だけ回転させた後
に、回転子を逆方向(或いは正方向)へ所定角度だけ回
転させて原点位置に位置せしめることにより、ラムは前
記相当する上昇量と同じ量だけ下降して、元の高さ位置
に位置する。
【0009】このように、制御モータを適宜に操作して
駆動軸を正方向、逆方向へ回転させることにより、ラム
は上昇高さ位置から元の高さ位置(下降高さ位置)との
間において昇降することができるものである。
駆動軸を正方向、逆方向へ回転させることにより、ラム
は上昇高さ位置から元の高さ位置(下降高さ位置)との
間において昇降することができるものである。
【0010】なお、ケーシングをプレス機械の本体フレ
ームに着脱自在に設けた場合においては、プレス機械の
本体フレームの外側でラム昇降作動装置を組立てた後
に、ラム昇降作動装置のケーシングをプレス機械の本体
フレームに装着することによりプレス機械の組立を行
う。また、本体フレームからラム昇降作動装置のケーシ
ングを離脱せしめた後に、ラム昇降作動装置のメンテナ
ンスを行う。
ームに着脱自在に設けた場合においては、プレス機械の
本体フレームの外側でラム昇降作動装置を組立てた後
に、ラム昇降作動装置のケーシングをプレス機械の本体
フレームに装着することによりプレス機械の組立を行
う。また、本体フレームからラム昇降作動装置のケーシ
ングを離脱せしめた後に、ラム昇降作動装置のメンテナ
ンスを行う。
【0011】
【実施例】以下、本実施例に係る考案について図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0012】図1を参照するに、プレス機械のラム昇降
作動装置1は、回転不能の状態のもとでラム2を昇降自
在に案内するケーシング5を備えており、このケーシン
グ5はプレス機械の本体フレーム7に複数の取付ボルト
9を介して着脱可能に設けている。上記ラム3を回転不
能の状態のもとでケーシング5に対して昇降自在とする
ために、ケーシング5の左右(図1において左右)の適
宜位置には上下に延びたガイド溝11が設けてあり、各
ガイド溝11に対して昇降自在かつ回転不能に設けた昇
降片13がラム3の適宜位置に取付けてある。各ガイド
溝11の下側には突出片15が対応する昇降片13に上
下に対向して設けてあり、上下に対向した昇降片13と
突出片15の間にはラム3を上方向へ付勢するスプリン
グ17が位置決めピンを介して弾装してある。なお、上
記ラム3には突出片15によって案内されるスライド溝
19が設けてある。
作動装置1は、回転不能の状態のもとでラム2を昇降自
在に案内するケーシング5を備えており、このケーシン
グ5はプレス機械の本体フレーム7に複数の取付ボルト
9を介して着脱可能に設けている。上記ラム3を回転不
能の状態のもとでケーシング5に対して昇降自在とする
ために、ケーシング5の左右(図1において左右)の適
宜位置には上下に延びたガイド溝11が設けてあり、各
ガイド溝11に対して昇降自在かつ回転不能に設けた昇
降片13がラム3の適宜位置に取付けてある。各ガイド
溝11の下側には突出片15が対応する昇降片13に上
下に対向して設けてあり、上下に対向した昇降片13と
突出片15の間にはラム3を上方向へ付勢するスプリン
グ17が位置決めピンを介して弾装してある。なお、上
記ラム3には突出片15によって案内されるスライド溝
19が設けてある。
【0013】上記ケーシング5には上下に延びた駆動軸
23が昇降自在かつ回転自在に設けてある。すなわち、
ケーシング5内の上側に設けた固定ブロック25が、駆
動軸23の上端付近を昇降自在かつ回転自在に案内支持
しており、また、ケーシング5内の下側に設けた固定ブ
ロック27の軸受部29が駆動軸23の下端付近を回転
自在に案内支持している。
23が昇降自在かつ回転自在に設けてある。すなわち、
ケーシング5内の上側に設けた固定ブロック25が、駆
動軸23の上端付近を昇降自在かつ回転自在に案内支持
しており、また、ケーシング5内の下側に設けた固定ブ
ロック27の軸受部29が駆動軸23の下端付近を回転
自在に案内支持している。
【0014】上記駆動軸23を所定角度の範囲内におい
て正方向及び逆方向へ回転させるために、ケーシング5
の上側にはサーボモータユニット31が設けてある。
て正方向及び逆方向へ回転させるために、ケーシング5
の上側にはサーボモータユニット31が設けてある。
【0015】より詳細には、ケーシング5の上側にはボ
ックス型のモータベース33が設けてあり、このモータ
ベース33内にはサーボモータ35の一部を構成する回
転子37が設けてあると共に、この固定子37に対して
回転自在かつ昇降可能な回転子39が設けてある。そし
て、この回転子39は前記駆動軸23の上端に複数の取
付ボルトを介して一体的に連結してある。
ックス型のモータベース33が設けてあり、このモータ
ベース33内にはサーボモータ35の一部を構成する回
転子37が設けてあると共に、この固定子37に対して
回転自在かつ昇降可能な回転子39が設けてある。そし
て、この回転子39は前記駆動軸23の上端に複数の取
付ボルトを介して一体的に連結してある。
【0016】上記駆動軸23を回転と連動して昇降させ
るために、複数の第1リンク41と複数の第2リンク4
3を備えたリンク装置45が設けてある。
るために、複数の第1リンク41と複数の第2リンク4
3を備えたリンク装置45が設けてある。
【0017】より詳細には、駆動軸23の中央部には、
固定ブロック47が取付けボルトを介して一体的に設け
てあり、この固定ブロック47の上部側の周縁部には複
数(本実施例では4本)の第1リンク41の下端部41
aが所定間隔のもとで揺動自在に連結してある。そし
て、前記固定ブロック25の周縁部には複数の第1リン
ク41の上端部41bが所定間隔のもとで揺動自在に連
結してあり、複数の第1リンク41は図に示すように下
端部41aから上端部41bにかけて拡がるように傾斜
してある。なお、第1リンク41の下端部41a、上端
部41bは球面形状をなしており、第1リンク41の下
端部41a,上端部41bは球受49を介して固定ブロ
ック47,25から離脱しないようになっている。
固定ブロック47が取付けボルトを介して一体的に設け
てあり、この固定ブロック47の上部側の周縁部には複
数(本実施例では4本)の第1リンク41の下端部41
aが所定間隔のもとで揺動自在に連結してある。そし
て、前記固定ブロック25の周縁部には複数の第1リン
ク41の上端部41bが所定間隔のもとで揺動自在に連
結してあり、複数の第1リンク41は図に示すように下
端部41aから上端部41bにかけて拡がるように傾斜
してある。なお、第1リンク41の下端部41a、上端
部41bは球面形状をなしており、第1リンク41の下
端部41a,上端部41bは球受49を介して固定ブロ
ック47,25から離脱しないようになっている。
【0018】また、同様に上記固定ブロック47の下部
側の周縁部には複数(本実施例では4本)の第2リンク
43の上端部43bが所定間隔に揺動自在に連結してあ
ると共に、前記固定ブロック27の周縁部には複数の第
2リンク43の下端部43aが所定間隔のもとで揺動自
在に連結してある。また、複数の第2リンク43は図に
示すように上端部43bから下端部43aにかけて拡が
るように傾斜してあり、第2リンク43の下端部43
a、上端部43bは球受49を介して固定ブロック2
7,47から離脱しないようになっている。
側の周縁部には複数(本実施例では4本)の第2リンク
43の上端部43bが所定間隔に揺動自在に連結してあ
ると共に、前記固定ブロック27の周縁部には複数の第
2リンク43の下端部43aが所定間隔のもとで揺動自
在に連結してある。また、複数の第2リンク43は図に
示すように上端部43bから下端部43aにかけて拡が
るように傾斜してあり、第2リンク43の下端部43
a、上端部43bは球受49を介して固定ブロック2
7,47から離脱しないようになっている。
【0019】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0020】図1、図5を参照するに、サーボモータ3
5を適宜に操作して回転子39を原点位置から正方向
(図5においてZ軸を中心として時計回り方向)へ所定
角度だけ回転させることにより、駆動軸23も回転子3
9と一体的に正方向へ所定角度だけ回転する。これによ
って、図5に示すように第2リンク43の上端部43b
も下端部43aに対して所定角度だけ回転し、第2リン
ク43の下端部43aは元の高さ位置から所定角度に対
応した上昇量だけ上昇する。また、第1リンク41の下
端部41aも上端部41bに対して所定角度だけ回転
し、第1リンク41の下端部41aは元の位置から所定
角度に対応した上昇量だけ上昇する。したがって、サー
ボモータ35の回転子39を原点位置から正方向へ所定
角度だけ回転させることにより、駆動軸23は元の高さ
位置から第1リンク41の下端部41aの上昇量と第2
リンク43の下端部43aの上昇量の和に相当する上昇
量だけ上昇し、ラム3も元の高さ板から上記相当する上
昇量だけ上昇して上昇高さ位置に位置することになる。
このとき、ラム3にはスプリング17において上方向へ
付勢されている。
5を適宜に操作して回転子39を原点位置から正方向
(図5においてZ軸を中心として時計回り方向)へ所定
角度だけ回転させることにより、駆動軸23も回転子3
9と一体的に正方向へ所定角度だけ回転する。これによ
って、図5に示すように第2リンク43の上端部43b
も下端部43aに対して所定角度だけ回転し、第2リン
ク43の下端部43aは元の高さ位置から所定角度に対
応した上昇量だけ上昇する。また、第1リンク41の下
端部41aも上端部41bに対して所定角度だけ回転
し、第1リンク41の下端部41aは元の位置から所定
角度に対応した上昇量だけ上昇する。したがって、サー
ボモータ35の回転子39を原点位置から正方向へ所定
角度だけ回転させることにより、駆動軸23は元の高さ
位置から第1リンク41の下端部41aの上昇量と第2
リンク43の下端部43aの上昇量の和に相当する上昇
量だけ上昇し、ラム3も元の高さ板から上記相当する上
昇量だけ上昇して上昇高さ位置に位置することになる。
このとき、ラム3にはスプリング17において上方向へ
付勢されている。
【0021】また、サーボモータ35の回転子39を原
点位置から正方向へ所定角度だけ回転させた後に、回転
子39を逆方向(図5においてZ軸を中心として反時計
回り方向)へ所定角度だけ回転させて原点位置に位置せ
しめることにより、ラム3はスプリング17の付勢力に
抗して前記相当する上昇量と同じ量だけ下降して、元の
高さ位置に位置する。
点位置から正方向へ所定角度だけ回転させた後に、回転
子39を逆方向(図5においてZ軸を中心として反時計
回り方向)へ所定角度だけ回転させて原点位置に位置せ
しめることにより、ラム3はスプリング17の付勢力に
抗して前記相当する上昇量と同じ量だけ下降して、元の
高さ位置に位置する。
【0022】このように、サーボモータ35を適宜に操
作して駆動軸23を正方向、逆方向へ回転させることに
より、ラム3は上昇高さ位置から元の高さ位置(下降高
さ位置)との関係において昇降し、ラム3の垂直下方位
置のパンチを打圧することができるものである。なお、
ラム3が上昇高さ位置、或いは元の高さ位置(下降高さ
位置)に位置したことは、サーボモータユニット31に
備えたセンサ51により検出することができるものであ
る。
作して駆動軸23を正方向、逆方向へ回転させることに
より、ラム3は上昇高さ位置から元の高さ位置(下降高
さ位置)との関係において昇降し、ラム3の垂直下方位
置のパンチを打圧することができるものである。なお、
ラム3が上昇高さ位置、或いは元の高さ位置(下降高さ
位置)に位置したことは、サーボモータユニット31に
備えたセンサ51により検出することができるものであ
る。
【0023】また、プレス機械を組立てるときには、プ
レス機械の本体フレーム7の外側でラム昇降作動装置1
を組立てた後に、ケーシング5を本体フレーム7に装着
する。更に、ラム昇降作動装置1のメンテナンスを行う
場合には、プレス機械の本体フレーム7からケーシング
5を離脱せしめてから行う。
レス機械の本体フレーム7の外側でラム昇降作動装置1
を組立てた後に、ケーシング5を本体フレーム7に装着
する。更に、ラム昇降作動装置1のメンテナンスを行う
場合には、プレス機械の本体フレーム7からケーシング
5を離脱せしめてから行う。
【0024】以上のごとき、本実施例によれば、油圧シ
リンダを用いないでラム3を昇降させることができるた
め、油圧ポンプ、油圧タンク等の油圧装置を不要とし、
ラム昇降作動装置1の構成が比較的簡単であると共に、
ラム昇降作動装置1のコストが高くなることを極力押え
ることができるものである。
リンダを用いないでラム3を昇降させることができるた
め、油圧ポンプ、油圧タンク等の油圧装置を不要とし、
ラム昇降作動装置1の構成が比較的簡単であると共に、
ラム昇降作動装置1のコストが高くなることを極力押え
ることができるものである。
【0025】更に、ラム昇降作動装置1のケーシング5
をプレス機械の本体フレーム7に着脱可能に設けたこと
により、プレス機械の組立が容易になると共に、ラム昇
降作動装置1のメンテナンスも適宜に行うことができ、
作業能率向上の効果を奏するものである。
をプレス機械の本体フレーム7に着脱可能に設けたこと
により、プレス機械の組立が容易になると共に、ラム昇
降作動装置1のメンテナンスも適宜に行うことができ、
作業能率向上の効果を奏するものである。
【0026】図2は、第2実施例のラム昇降作動装置5
3を示したものであり、このラム昇降作動装置53の構
成は、サーボモータユニット55以外は第1実施例のラ
ム昇降作動装置1の構成とほぼ同じである。したがって
図中において対応する構成要素については同一番号をし
て詳細を省略し、以下サーボモータユニット55の構成
について説明する。
3を示したものであり、このラム昇降作動装置53の構
成は、サーボモータユニット55以外は第1実施例のラ
ム昇降作動装置1の構成とほぼ同じである。したがって
図中において対応する構成要素については同一番号をし
て詳細を省略し、以下サーボモータユニット55の構成
について説明する。
【0027】サーボモータユニット55の詳細について
は、ケーシング5の上側にはボックス型のモータベース
57が設けてあり、このモータベース57内には上下に
対向した一対の支持部材59が設けてある。一対の支持
部材59の間には、サーボモータ61に一部を構成する
固定子63が設けてあると共に、回転子65が複数の支
持ローラ67を介して回転自在に設けてある。サーボモ
ータ61の一部を構成する回転子65には駆動軸23を
昇降自在に案内するストロークベアリング69がキーを
介して一体的に取付けてあり、このストロークベアリン
グ69は上下の支持部材59に軸受71を介して回転自
在に支持される。
は、ケーシング5の上側にはボックス型のモータベース
57が設けてあり、このモータベース57内には上下に
対向した一対の支持部材59が設けてある。一対の支持
部材59の間には、サーボモータ61に一部を構成する
固定子63が設けてあると共に、回転子65が複数の支
持ローラ67を介して回転自在に設けてある。サーボモ
ータ61の一部を構成する回転子65には駆動軸23を
昇降自在に案内するストロークベアリング69がキーを
介して一体的に取付けてあり、このストロークベアリン
グ69は上下の支持部材59に軸受71を介して回転自
在に支持される。
【0028】なお、第2実施例においても、第1実施例
と同様の作用のもとで行い、同様の効果を奏するもので
ある。
と同様の作用のもとで行い、同様の効果を奏するもので
ある。
【0029】図3は第3実施例のラム昇降作動装置73
を示したものであり、このラム昇降装置73の構成は、
サーボモータユニット75以外は第1実施例のラム昇降
作動装置1の構成とほぼ同じである。したがって、図中
において対応する構成要素については同一番号を付して
説明を省略し、以下サーボモータユニット75の構成に
ついて説明する。
を示したものであり、このラム昇降装置73の構成は、
サーボモータユニット75以外は第1実施例のラム昇降
作動装置1の構成とほぼ同じである。したがって、図中
において対応する構成要素については同一番号を付して
説明を省略し、以下サーボモータユニット75の構成に
ついて説明する。
【0030】サーボモータユニット75の詳細について
は、ケーシング5の上側には支持ブラケット77が設け
てあり、この支持ブラケット77にはサーボモータ79
が取付けてある。このサーボモータ79の回転軸(回転
子)81には駆動プリー83が一体的に取付けてある。
そして、この駆動プリー83にタイミングベルト85を
介して連動連結した従動プリー87が、ケーシング5の
上側に軸受89を介して回転自在に設けてある。上記従
動プリー87には駆動軸23を昇降自在に案内支持する
ストロークベアリング91がキーを介して一体的に取付
けてある。
は、ケーシング5の上側には支持ブラケット77が設け
てあり、この支持ブラケット77にはサーボモータ79
が取付けてある。このサーボモータ79の回転軸(回転
子)81には駆動プリー83が一体的に取付けてある。
そして、この駆動プリー83にタイミングベルト85を
介して連動連結した従動プリー87が、ケーシング5の
上側に軸受89を介して回転自在に設けてある。上記従
動プリー87には駆動軸23を昇降自在に案内支持する
ストロークベアリング91がキーを介して一体的に取付
けてある。
【0031】なお、第2実施例においても、第1実施例
と同様の作用のもとで行い、同様の効果を奏するもので
ある。
と同様の作用のもとで行い、同様の効果を奏するもので
ある。
【0032】図4は第4実施例のラム昇降作動装置93
を示したものであり、このラム昇降作動装置93の構成
は、第1実施例のラム昇降作動装置1の構成とほぼ同じ
であり、図中に対応する構成要素については同一番号を
付し、相違する点についてのみ説明する。
を示したものであり、このラム昇降作動装置93の構成
は、第1実施例のラム昇降作動装置1の構成とほぼ同じ
であり、図中に対応する構成要素については同一番号を
付し、相違する点についてのみ説明する。
【0033】ケーシング5の左右下側の突出部95には
上下に延びたガイドバー97が設けてあり、各ガイドバ
ー97がラム3の左右(図4において左右)上側の走行
部99を昇降自在に案内している。そして、上記ガイド
バー97における突出部95と走行部99の間にはラム
5を上方向へ付勢するスプリング101が弾装してあ
る。
上下に延びたガイドバー97が設けてあり、各ガイドバ
ー97がラム3の左右(図4において左右)上側の走行
部99を昇降自在に案内している。そして、上記ガイド
バー97における突出部95と走行部99の間にはラム
5を上方向へ付勢するスプリング101が弾装してあ
る。
【0034】また、ケーシング5内の中部にはサーボモ
ータユニット103におけるサーボモータ105の一部
を構成する固定子107が設けてあり、サーボモータ1
05の一部を構成する回転子109は連結ピンを介して
固定ブロック47に連結してある。
ータユニット103におけるサーボモータ105の一部
を構成する固定子107が設けてあり、サーボモータ1
05の一部を構成する回転子109は連結ピンを介して
固定ブロック47に連結してある。
【0035】なお、第4実施例においても、第1実施例
と同様の作用のもとで行ない、同様の効果を奏するもの
である。
と同様の作用のもとで行ない、同様の効果を奏するもの
である。
【0036】また、本発明は前述のごとき実施例の説明
に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、そ
の他種々の態様で実施可能である。
に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、そ
の他種々の態様で実施可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明によれば、油圧シリンダを用いない
でラムを昇降させることができるために、油圧ポンプ、
油圧タンク等の油圧装置を不要とし、ラム昇降作動装置
の構成が比較的簡単であると共に、ラム昇降作動装置の
コストが高くなることを極力押えることができるもので
ある。
れるように、本発明によれば、油圧シリンダを用いない
でラムを昇降させることができるために、油圧ポンプ、
油圧タンク等の油圧装置を不要とし、ラム昇降作動装置
の構成が比較的簡単であると共に、ラム昇降作動装置の
コストが高くなることを極力押えることができるもので
ある。
【0038】更に、ラム昇降作動装置のケーシングをプ
レス機械の本体フレームに着脱可能に設けた場合には、
プレス機械の組立が容易になると共に、ラム昇降作動装
置のメンテナンスも適宜に行うことができ、作業能率向
上の効果を奏するものである。
レス機械の本体フレームに着脱可能に設けた場合には、
プレス機械の組立が容易になると共に、ラム昇降作動装
置のメンテナンスも適宜に行うことができ、作業能率向
上の効果を奏するものである。
【図1】第1実施例のラム昇降作動装置の断面図であ
る。
る。
【図2】第2実施例のラム昇降作動装置の断面図であ
る。
る。
【図3】第3実施例のラム昇降作動装置の断面図であ
る。
る。
【図4】第4実施例のラム昇降作動装置の断面図であ
る。
る。
【図5】本実施例の作用説明図である。
1 ラム昇降作動装置 3 ラム 5 ケーシング 7 本体フレーム 23 駆動軸 35 サーボモータ 39 回転子 41 第1リンク 43 第2リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 1/10 B30B 1/26 F61H 21/50 - 21/52
Claims (2)
- 【請求項1】 プレス機械において、回転不能の状態の
もとでラムを昇降自在に案内するケーシングを設け、こ
のケーシングに上下に延びた駆動軸を昇降自在かつ回転
自在に設け、この駆動軸を所定角度の範囲内において正
方向及び逆方向へ回転させるために、正逆回転可能な回
転子を備えた制御モータを設けると共に、上記回転子を
上記駆動軸に連結して設け、上記駆動軸を回転と連動し
て昇降させるために、一端を駆動軸に連結した第1リン
クを傾斜して設け、かつこの第1傾斜リンクの他端を前
記ケーシングに連結すると共に、一端を前記ラムに連結
した第2リンクを傾斜して設け、かつこの第2リンクの
他端を前記駆動軸に連結してなることを特徴とするプレ
ス機械におけるラム昇降作動装置。 - 【請求項2】 上記ケーシングをプレス機械の本体フレ
ームに着脱可能に設けてなることを特徴とする請求項1
記載のプレス機械におけるラム昇降作動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03104518A JP3138002B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | プレス機械におけるラム昇降作動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03104518A JP3138002B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | プレス機械におけるラム昇降作動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639589A JPH0639589A (ja) | 1994-02-15 |
JP3138002B2 true JP3138002B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=14382716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03104518A Expired - Fee Related JP3138002B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | プレス機械におけるラム昇降作動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138002B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004018239B3 (de) * | 2004-04-15 | 2005-11-03 | Demag Ergotech Gmbh | Formschließeinheit |
DE202007008749U1 (de) * | 2007-06-20 | 2008-10-30 | Asturia Automotive Systems Ag | Fußpunktverstellung für Fahrzeugfederungen |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP03104518A patent/JP3138002B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639589A (ja) | 1994-02-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |