JP3137956B2 - 改良型ケーブル・タイ - Google Patents
改良型ケーブル・タイInfo
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- JP3137956B2 JP3137956B2 JP11113859A JP11385999A JP3137956B2 JP 3137956 B2 JP3137956 B2 JP 3137956B2 JP 11113859 A JP11113859 A JP 11113859A JP 11385999 A JP11385999 A JP 11385999A JP 3137956 B2 JP3137956 B2 JP 3137956B2
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- JP
- Japan
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- strap body
- strap
- cable tie
- fixed head
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- Prior art date
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に結束取付け
装置に関し、より具体的には、物品又はグループの物品
を共に束で保持するためのケーブル・タイに関する。よ
り一層詳細には、本発明は、ストラップに固定係合する
ためにケーブル・タイのヘッド内部に球又は円筒状ピン
のいずれかの形のローラ手段を有した『ボール固定』又
は『ローラ固定』と当業界で称されているものに関す
る。更に、より一層具体的には、本発明は、ヘッド内部
でのストラップの固定を更に増強するために且つ束ねら
れる物品又はグループの物品の周りでのストラップの握
り締めを増強するためにタイのヘッドから延びた手段を
有したボール/ローラ固定のケーブル・タイに関する。
装置に関し、より具体的には、物品又はグループの物品
を共に束で保持するためのケーブル・タイに関する。よ
り一層詳細には、本発明は、ストラップに固定係合する
ためにケーブル・タイのヘッド内部に球又は円筒状ピン
のいずれかの形のローラ手段を有した『ボール固定』又
は『ローラ固定』と当業界で称されているものに関す
る。更に、より一層具体的には、本発明は、ヘッド内部
でのストラップの固定を更に増強するために且つ束ねら
れる物品又はグループの物品の周りでのストラップの握
り締めを増強するためにタイのヘッドから延びた手段を
有したボール/ローラ固定のケーブル・タイに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックのケーブル・タイは、それ
らが初期コストが比較的低く且つ取付けが容易なために
各種の結束と取付けの用途に徐々に一般化して来てい
る。然し、望ましくない経年劣化性に加えて、プラスチ
ックタイは、低温で使用されると脆くなる傾向があり、
また高温で高湿度の環境で使用されると幾分伸びを起こ
す傾向がある。更に、放射能がプラスチック材を劣化さ
せることになり、それでストラップを更に脆くするの
で、プラスチックタイは、或る一定の原子力発電所に使
用するのは適当ではない。従って、或る用途では、金属
製のケーブル・タイを使用するのがより望ましい。例え
ば、金属タイは一般にプラスチックタイよりもかなり大
きい引張り強度を有しているので、負荷担持部材として
タイを使用するのが望まれる状況で、また地下や腐蝕性
環境で、原子力の環境で、また振動のきつい環境で金属
タイがしばしば使用される。
らが初期コストが比較的低く且つ取付けが容易なために
各種の結束と取付けの用途に徐々に一般化して来てい
る。然し、望ましくない経年劣化性に加えて、プラスチ
ックタイは、低温で使用されると脆くなる傾向があり、
また高温で高湿度の環境で使用されると幾分伸びを起こ
す傾向がある。更に、放射能がプラスチック材を劣化さ
せることになり、それでストラップを更に脆くするの
で、プラスチックタイは、或る一定の原子力発電所に使
用するのは適当ではない。従って、或る用途では、金属
製のケーブル・タイを使用するのがより望ましい。例え
ば、金属タイは一般にプラスチックタイよりもかなり大
きい引張り強度を有しているので、負荷担持部材として
タイを使用するのが望まれる状況で、また地下や腐蝕性
環境で、原子力の環境で、また振動のきつい環境で金属
タイがしばしば使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】過酷な環境でのプラス
チック・タイの使用に付随した欠点に対応して、工業界
は、一般にプラスチック・タイと同じ原理で幾つかのも
のが当初設計された金属ケーブル・タイを或る程度使用
して来た。これらの設計は、それらの意図した目的に適
してはいるが、然し、それらはタイのヘッドにストラッ
プを差し込むのに非常に大きな力を必要とする点で余り
にも大きな難点がある。大きな差し込み力を低減する為
に、幾つかの金属タイの設計は、ストラップに固定係合
するためにヘッド内部に球又は円筒状ピンのいずれかの
形のローラ手段を使用するように改造された。『ボール
固定』又は『ローラ固定』のケーブル・タイとして一般
に知られているこれらタイプの金属ケーブル・タイは、
差し込み力を低減するのに成功していることが判った。
然し、振動の激しい環境等、或る種の環境では、これら
のケーブル・タイのヘッドにおけるストラップの固定
は、ストラップの後退移動を許すことに成るヘッド内部
でのボールやピンの部分的な楔締め不能によって弛む
(即ち、ストラップが弛む)。この『緩い嵌合』状態
は、スチール等の金属が装着中に伸びない(即ち、プラ
スチックのように何ら目に見える伸びや復元力を有して
いない)為に結果的に生じることとなり、かくしてボー
ルやピンを固定された又は楔締めされた位置に維持する
のにストラップの後退移動を防いだり、対抗する戻す力
が何ら存在しないことに成る。
チック・タイの使用に付随した欠点に対応して、工業界
は、一般にプラスチック・タイと同じ原理で幾つかのも
のが当初設計された金属ケーブル・タイを或る程度使用
して来た。これらの設計は、それらの意図した目的に適
してはいるが、然し、それらはタイのヘッドにストラッ
プを差し込むのに非常に大きな力を必要とする点で余り
にも大きな難点がある。大きな差し込み力を低減する為
に、幾つかの金属タイの設計は、ストラップに固定係合
するためにヘッド内部に球又は円筒状ピンのいずれかの
形のローラ手段を使用するように改造された。『ボール
固定』又は『ローラ固定』のケーブル・タイとして一般
に知られているこれらタイプの金属ケーブル・タイは、
差し込み力を低減するのに成功していることが判った。
然し、振動の激しい環境等、或る種の環境では、これら
のケーブル・タイのヘッドにおけるストラップの固定
は、ストラップの後退移動を許すことに成るヘッド内部
でのボールやピンの部分的な楔締め不能によって弛む
(即ち、ストラップが弛む)。この『緩い嵌合』状態
は、スチール等の金属が装着中に伸びない(即ち、プラ
スチックのように何ら目に見える伸びや復元力を有して
いない)為に結果的に生じることとなり、かくしてボー
ルやピンを固定された又は楔締めされた位置に維持する
のにストラップの後退移動を防いだり、対抗する戻す力
が何ら存在しないことに成る。
【0004】以上を見ると、固定位置からのストラップ
の後退移動を防ぎ且つ緩みを吸収してタイのヘッド内部
でのボール又はピンの固定を確保する手段を有したケー
ブル・タイの必要性が存在している。
の後退移動を防ぎ且つ緩みを吸収してタイのヘッド内部
でのボール又はピンの固定を確保する手段を有したケー
ブル・タイの必要性が存在している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、物品又はグル
ープの物品を共に束に保持するボール/ローラ固定のケ
ーブル・タイを提供することで上記必要性に対処するも
のである。ケーブル・タイは、物品又はグループの物品
を取り巻くように変形され得る細長いストラップ体と;
上記ストラップ体の第2端部を受け入れるように該スト
ラップ体の一端近くに配置された固定ヘッドと;ストラ
ップ体の第2端部に固定係合するように上記固定ヘッド
内部に配置され、それによってストラップ体の第2端部
を固定ヘッド内部に保持するローラ手段とを有してい
る。タイは、更に固定ヘッド内部でのストラップ体の第
2端部の固定を増強するために、また束ねられる上記物
品又はグループの物品の周りでのストラップ体の握り締
めを増強するために固定ヘッドから延びた手段を有して
いる。好適な実施例では、該手段は、延長部が固定ヘッ
ドに差し込まれると、束ねられる物品又は複数の物品と
ストラップ体の第2端部との間に挟み込まれるように固
定ヘッドに取り付けられ且つそれから延びたストラップ
体延長部から構成されている。該延長部は、固定ヘッド
内部でのストラップ体の第2端部の後退移動を実質的に
阻止するのに必要な反力を与えて、それによって固定ヘ
ッド内部でのストラップ体の第2端部の固定を維持する
ための、また束ねられる物品又はグループの物品の周り
でのストラップ体の握り締めを増強するためのスプリン
グ手段を有している。
ープの物品を共に束に保持するボール/ローラ固定のケ
ーブル・タイを提供することで上記必要性に対処するも
のである。ケーブル・タイは、物品又はグループの物品
を取り巻くように変形され得る細長いストラップ体と;
上記ストラップ体の第2端部を受け入れるように該スト
ラップ体の一端近くに配置された固定ヘッドと;ストラ
ップ体の第2端部に固定係合するように上記固定ヘッド
内部に配置され、それによってストラップ体の第2端部
を固定ヘッド内部に保持するローラ手段とを有してい
る。タイは、更に固定ヘッド内部でのストラップ体の第
2端部の固定を増強するために、また束ねられる上記物
品又はグループの物品の周りでのストラップ体の握り締
めを増強するために固定ヘッドから延びた手段を有して
いる。好適な実施例では、該手段は、延長部が固定ヘッ
ドに差し込まれると、束ねられる物品又は複数の物品と
ストラップ体の第2端部との間に挟み込まれるように固
定ヘッドに取り付けられ且つそれから延びたストラップ
体延長部から構成されている。該延長部は、固定ヘッド
内部でのストラップ体の第2端部の後退移動を実質的に
阻止するのに必要な反力を与えて、それによって固定ヘ
ッド内部でのストラップ体の第2端部の固定を維持する
ための、また束ねられる物品又はグループの物品の周り
でのストラップ体の握り締めを増強するためのスプリン
グ手段を有している。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のこれらのまた他の特長、
局面及び長所は、次の詳細な説明と添付図面を参照する
ことでより良く理解されるであろう。さて、本発明をよ
り良く理解する為に図面を参照にすると、パイプやポー
ル12等の物品を結束したり、ワイヤー14等のグルー
プの物品を共に束に形成して保持するための代表的なケ
ーブル・タイは、一般に図1から図8において参照番号
の10によって示されている。ケーブル・タイ10は、
細長い部材で、固定ヘッド16と;該固定ヘッド16に
取り付けられ且つそれから延び、第1と第2の両面20
a、20bを有した、好ましくは平坦な形状の細長いス
トラップ体18と;好ましくは図4と図6から図8に最
も良く示されたボール又は球22の形を成し、固定ヘッ
ド16内部にストラップ体18を保持する為のローラ手
段と;固定ヘッド16内部でのストラップ体18の後退
移動を実質的に防止することでヘッド16内部でのスト
ラップ体18の固定を増強し且つ物品12又は14の周
りでのストラップ体18の握り締めを増強する為にスプ
リング手段26を有し、固定ヘッド16に取り付けられ
且つそれから延びたストラップ体延長部24とを有して
いる。図示のようにケーブル・タイ10は、小さな通す
力で良く、保持される対象物又は複数の対象物を損傷せ
ずに締着できるようにし、高い引張り強度を有し、軽量
であり、長い使用寿命を有し、製造が簡単で経済的であ
る。
局面及び長所は、次の詳細な説明と添付図面を参照する
ことでより良く理解されるであろう。さて、本発明をよ
り良く理解する為に図面を参照にすると、パイプやポー
ル12等の物品を結束したり、ワイヤー14等のグルー
プの物品を共に束に形成して保持するための代表的なケ
ーブル・タイは、一般に図1から図8において参照番号
の10によって示されている。ケーブル・タイ10は、
細長い部材で、固定ヘッド16と;該固定ヘッド16に
取り付けられ且つそれから延び、第1と第2の両面20
a、20bを有した、好ましくは平坦な形状の細長いス
トラップ体18と;好ましくは図4と図6から図8に最
も良く示されたボール又は球22の形を成し、固定ヘッ
ド16内部にストラップ体18を保持する為のローラ手
段と;固定ヘッド16内部でのストラップ体18の後退
移動を実質的に防止することでヘッド16内部でのスト
ラップ体18の固定を増強し且つ物品12又は14の周
りでのストラップ体18の握り締めを増強する為にスプ
リング手段26を有し、固定ヘッド16に取り付けられ
且つそれから延びたストラップ体延長部24とを有して
いる。図示のようにケーブル・タイ10は、小さな通す
力で良く、保持される対象物又は複数の対象物を損傷せ
ずに締着できるようにし、高い引張り強度を有し、軽量
であり、長い使用寿命を有し、製造が簡単で経済的であ
る。
【0007】好適な実施例では、固定ヘッド16と、ス
トラップ体18と、ローラ手段22と、ストラップ体延
長部24とは、ステンレススチールのような金属から造
られており、ケーブル・タイ10が広い温度範囲に渡っ
て使用されるようにし且つ過酷な環境でタイ10に大き
な引張り強度と優れた腐蝕抵抗を与えることができるよ
うにしている。然し、タイ10の上記名前を挙げた要素
の幾つか又は全ては、プラスチック等の他の素材からも
造られ、また球22の代わりにほぼ円筒の固定ピンを収
容するようにヘッド16とストラップ18の構造と形状
を変えたり、又はスプリング手段26の外形を変える等
の各種の他の構成を取ることができるものと理解すべき
である。この点に関して、上記要素の好適な実施例が図
1から図8に示されているが、それらは等価構造の内の
代表的なものである考えるべきである。
トラップ体18と、ローラ手段22と、ストラップ体延
長部24とは、ステンレススチールのような金属から造
られており、ケーブル・タイ10が広い温度範囲に渡っ
て使用されるようにし且つ過酷な環境でタイ10に大き
な引張り強度と優れた腐蝕抵抗を与えることができるよ
うにしている。然し、タイ10の上記名前を挙げた要素
の幾つか又は全ては、プラスチック等の他の素材からも
造られ、また球22の代わりにほぼ円筒の固定ピンを収
容するようにヘッド16とストラップ18の構造と形状
を変えたり、又はスプリング手段26の外形を変える等
の各種の他の構成を取ることができるものと理解すべき
である。この点に関して、上記要素の好適な実施例が図
1から図8に示されているが、それらは等価構造の内の
代表的なものである考えるべきである。
【0008】本発明のケーブル・タイ10は、好ましく
は、タイ10の用途に応じて先ずスプール(図示されて
いない)からストラップ18の適当な長さを得ることで
形成される。次に、後でより充分に説明するスプリング
手段26と第1突起28が、プラスチック・タイ18の
第1端部30から所定距離だけ離れてストラップ18に
形成される。突起28は、好ましくは、第2面20bか
ら突出し且つストラップ18上の所定位置で(即ち、第
1端部30から特定距離だけ離れて)固定ヘッド16の
一端部を保持する働きをするように形成されている。図
1から図8に示されているように、ストラップ体延長部
24は、ストラップ体18の一体部分であり、一般に第
1端部30と第1突起28との間のストラップ18の距
離又は長さだけ固定ヘッド16から延びるように形成さ
れている。然し、延長部24は、好ましいことにはスト
ラップ18の一体部分と成ってはいるが、それは更に従
来のように適当にヘッド16に取り付けられた別体の部
片とすることもできる。
は、タイ10の用途に応じて先ずスプール(図示されて
いない)からストラップ18の適当な長さを得ることで
形成される。次に、後でより充分に説明するスプリング
手段26と第1突起28が、プラスチック・タイ18の
第1端部30から所定距離だけ離れてストラップ18に
形成される。突起28は、好ましくは、第2面20bか
ら突出し且つストラップ18上の所定位置で(即ち、第
1端部30から特定距離だけ離れて)固定ヘッド16の
一端部を保持する働きをするように形成されている。図
1から図8に示されているように、ストラップ体延長部
24は、ストラップ体18の一体部分であり、一般に第
1端部30と第1突起28との間のストラップ18の距
離又は長さだけ固定ヘッド16から延びるように形成さ
れている。然し、延長部24は、好ましいことにはスト
ラップ18の一体部分と成ってはいるが、それは更に従
来のように適当にヘッド16に取り付けられた別体の部
片とすることもできる。
【0009】固定ヘッド16は、好ましくは、ほぼ形状
が矩形状となっているほぼ平坦な板金半加工品(図示し
ていない)から次いで形成される。図1から図4及び図
6から図8に示されているように、好ましくは全体的に
囲まれたドームの形の屋根32が、先ずその金属半加工
品の中央部分に形成される。好適な実施例では、図5に
最も良く示されているように、次いで、切欠き34a、
34bを有した半加工品の対向部分38a、38bが、
切欠き34a、34bと縁36a、36bが直接対向し
合う関係になるように屋根32から離れて、又はその下
方で共に折り曲げられると、それらが屋根32の下にな
る固定ヘッド16の底40を形成するように、向かい合
う半円形切欠き34a、34bが対向し合う縁36a、
36bにおいて金属半加工品を貫いて形成される。その
ようにして、切欠き34a、34bは協同し合って底4
0を貫通したほぼ円形の孔42を形成する。
が矩形状となっているほぼ平坦な板金半加工品(図示し
ていない)から次いで形成される。図1から図4及び図
6から図8に示されているように、好ましくは全体的に
囲まれたドームの形の屋根32が、先ずその金属半加工
品の中央部分に形成される。好適な実施例では、図5に
最も良く示されているように、次いで、切欠き34a、
34bを有した半加工品の対向部分38a、38bが、
切欠き34a、34bと縁36a、36bが直接対向し
合う関係になるように屋根32から離れて、又はその下
方で共に折り曲げられると、それらが屋根32の下にな
る固定ヘッド16の底40を形成するように、向かい合
う半円形切欠き34a、34bが対向し合う縁36a、
36bにおいて金属半加工品を貫いて形成される。その
ようにして、切欠き34a、34bは協同し合って底4
0を貫通したほぼ円形の孔42を形成する。
【0010】金属半加工品の曲折した各領域は、固定ヘ
ッド16の側壁44a、44bを形成しており、また屋
根32を取り囲み且つ底40の上方に在る金属半加工品
の部分は、天井43を形成する。かくして、側壁44
a、44bは天井43と底40とを相互に連結している
ことが判る。
ッド16の側壁44a、44bを形成しており、また屋
根32を取り囲み且つ底40の上方に在る金属半加工品
の部分は、天井43を形成する。かくして、側壁44
a、44bは天井43と底40とを相互に連結している
ことが判る。
【0011】次に、好ましくは球22の形をしたタイ1
0のローラ手段が、底40の孔42を通して固定ヘッド
16内に挿入される。球22が固定ヘッド16の内側で
適当に位置決めされ続けるように固定ヘッド16の向き
を定めた状態で、底40が第2面20bに隣接するよう
にヘッド16は、第2端部46を越えてストラップ18
上に摺動可能に搭載される。底40が第1突起28に当
止したり、又は係合するまで、ヘッド16は摺動してプ
ラスチック・タイ18上に位置決めされる。この位置で
は、球22が屋根32とストラップ18とによってヘッ
ド16内部に捕獲保持されている事に留意して、屋根3
2と天井43はストラップ18の第1面20a上に存在
している。タイ10の全体の製造と組立の工程を完了す
るために、第2突起48が、固定ヘッド16の底40の
反対側端部に係合する所定位置においてストラップ18
に以前と同様に形成される。第1と第2の突起28、4
8は、ストラップ18上の所定位置にヘッド16を位置
決めし確保し、またストラップ体18に対するヘッド1
6の摺動を実質的に妨止する手段を構成する。
0のローラ手段が、底40の孔42を通して固定ヘッド
16内に挿入される。球22が固定ヘッド16の内側で
適当に位置決めされ続けるように固定ヘッド16の向き
を定めた状態で、底40が第2面20bに隣接するよう
にヘッド16は、第2端部46を越えてストラップ18
上に摺動可能に搭載される。底40が第1突起28に当
止したり、又は係合するまで、ヘッド16は摺動してプ
ラスチック・タイ18上に位置決めされる。この位置で
は、球22が屋根32とストラップ18とによってヘッ
ド16内部に捕獲保持されている事に留意して、屋根3
2と天井43はストラップ18の第1面20a上に存在
している。タイ10の全体の製造と組立の工程を完了す
るために、第2突起48が、固定ヘッド16の底40の
反対側端部に係合する所定位置においてストラップ18
に以前と同様に形成される。第1と第2の突起28、4
8は、ストラップ18上の所定位置にヘッド16を位置
決めし確保し、またストラップ体18に対するヘッド1
6の摺動を実質的に妨止する手段を構成する。
【0012】図4及び図6から図8に最も良く示されて
いるように、固定ヘッド16は、ストラップ入口端50
と、ストラップ出口端52と、それらの間で延び固定ヘ
ッド16を貫通したストラップ受け入れ通路54とを有
しており、その通路54は、天井43と側壁44a、4
4bと底40とによって部分的に形成されている。天井
43は、底40にほぼ平行な関係で上方に存在し得るも
のである。屋根32は、好ましくは、第1と第2のほぼ
真っ直ぐな拡散部分56、58と、収斂したほぼ円弧状
部分60とを有している。第1及び第2の拡散部分5
6、58と底40とは、出口端52の方向に向かって互
いに離れて行くように成っている。好適な実施例では、
第2拡散部分58が、第1拡散部分56よりも小さな拡
散角度を成している。反対に、円弧状部分60と底40
とは、出口端52の方向に向かって互いに寄るように収
斂している。ヘッド16の出口端52は、更に従来のス
トラップの締着具(図示していない)の鼻先に対する反
作用面としての働きもする。
いるように、固定ヘッド16は、ストラップ入口端50
と、ストラップ出口端52と、それらの間で延び固定ヘ
ッド16を貫通したストラップ受け入れ通路54とを有
しており、その通路54は、天井43と側壁44a、4
4bと底40とによって部分的に形成されている。天井
43は、底40にほぼ平行な関係で上方に存在し得るも
のである。屋根32は、好ましくは、第1と第2のほぼ
真っ直ぐな拡散部分56、58と、収斂したほぼ円弧状
部分60とを有している。第1及び第2の拡散部分5
6、58と底40とは、出口端52の方向に向かって互
いに離れて行くように成っている。好適な実施例では、
第2拡散部分58が、第1拡散部分56よりも小さな拡
散角度を成している。反対に、円弧状部分60と底40
とは、出口端52の方向に向かって互いに寄るように収
斂している。ヘッド16の出口端52は、更に従来のス
トラップの締着具(図示していない)の鼻先に対する反
作用面としての働きもする。
【0013】図3から図5に示されているように、スプ
リング手段26は、好ましくは、上方に湾曲された中央
の梁スプリング66によって分離された第1と第2の同
一の広がりを持った下方に湾曲された梁スプリング6
2、64を備えるようにストラップ18から形成された
梁スプリング組立体から構成されている。スプリング6
6は、ストラップ18の面20aから上方に湾曲してい
るのに対して、スプリング62、64は、面20bから
下方に湾曲している。スプリングのバネ定数は、スプリ
ングの厚さと長さとを調節することで変えられる。然
し、スプリング手段26は、図9、図19及び図20に
示されているように、各種の他の形状を取ることができ
るものと理解すべきである。この点に関して、スプリン
グ手段26の別の実施例は幾つかの図に渡って示されて
いるが、それらは等価的構成の内の代表的なものと考え
るべきである。
リング手段26は、好ましくは、上方に湾曲された中央
の梁スプリング66によって分離された第1と第2の同
一の広がりを持った下方に湾曲された梁スプリング6
2、64を備えるようにストラップ18から形成された
梁スプリング組立体から構成されている。スプリング6
6は、ストラップ18の面20aから上方に湾曲してい
るのに対して、スプリング62、64は、面20bから
下方に湾曲している。スプリングのバネ定数は、スプリ
ングの厚さと長さとを調節することで変えられる。然
し、スプリング手段26は、図9、図19及び図20に
示されているように、各種の他の形状を取ることができ
るものと理解すべきである。この点に関して、スプリン
グ手段26の別の実施例は幾つかの図に渡って示されて
いるが、それらは等価的構成の内の代表的なものと考え
るべきである。
【0014】図6から図8を参照すると、ローラ手段2
2は、ボール22がストラップ出口端52に隣接した屋
根32の円弧状部分60に対して配置される図6と図7
に示されている通し位置から図8に示されている固定す
る又は固定される位置に向かって固定ヘッド12内部で
可動となっており、また図8の固定する又は固定される
位置では、ボール22は、屋根32の拡散部分58とス
トラップ入口端50により近いストラップ18との間で
楔締めを受け、次にストラップ18を底40に対して楔
締め、それによって一般に固定ヘッド16内部での固定
位置からストラップ18の後退移動を防止する。ここで
使用されているように、要語の『楔締めされた』又は
『楔締めする』は、固定される位置でボールとストラッ
プが押圧されたり、圧縮されることを単純に示すそれら
の広い意味と同意である。
2は、ボール22がストラップ出口端52に隣接した屋
根32の円弧状部分60に対して配置される図6と図7
に示されている通し位置から図8に示されている固定す
る又は固定される位置に向かって固定ヘッド12内部で
可動となっており、また図8の固定する又は固定される
位置では、ボール22は、屋根32の拡散部分58とス
トラップ入口端50により近いストラップ18との間で
楔締めを受け、次にストラップ18を底40に対して楔
締め、それによって一般に固定ヘッド16内部での固定
位置からストラップ18の後退移動を防止する。ここで
使用されているように、要語の『楔締めされた』又は
『楔締めする』は、固定される位置でボールとストラッ
プが押圧されたり、圧縮されることを単純に示すそれら
の広い意味と同意である。
【0015】タイ10の操作は、次のようになってい
る:ストラップ18が物品12やグループの物品14を
取り囲むように変形された後、ストラップ18の第2端
部46が矢印Aの方向にストラップ入口端50を通して
固定ヘッド16内部に差し込まれる。矢印Aの方向に通
路54内部に通し続けると、ストラップ18はローラ手
段22を図6と図7に示されているその通し位置に向か
って持ち上げ移動させながらそのローラ手段22に係合
する。ボール22は、通している間にストラップ18上
で転動できるのでストラップを通すのに非常に小さな力
しか必要としない点が評価されよう。これは、固定位置
へ付勢された固定舌状体が、その通し位置へ力強く反ら
されなければならなく成っているより大きな通し力を必
要とする従来技術のタイと対照されなければならない。
通路54を通して矢印Aの方向に通し続けると、ストラ
ップ18をストラップ出口端52を通して固定ヘッド1
6から出すことになる。ストラップ18は、物品12や
束の物品14を図7に示されているような所定レベルま
できつく取り囲むまで固定ヘッド16を通して引っ張ら
れる。
る:ストラップ18が物品12やグループの物品14を
取り囲むように変形された後、ストラップ18の第2端
部46が矢印Aの方向にストラップ入口端50を通して
固定ヘッド16内部に差し込まれる。矢印Aの方向に通
路54内部に通し続けると、ストラップ18はローラ手
段22を図6と図7に示されているその通し位置に向か
って持ち上げ移動させながらそのローラ手段22に係合
する。ボール22は、通している間にストラップ18上
で転動できるのでストラップを通すのに非常に小さな力
しか必要としない点が評価されよう。これは、固定位置
へ付勢された固定舌状体が、その通し位置へ力強く反ら
されなければならなく成っているより大きな通し力を必
要とする従来技術のタイと対照されなければならない。
通路54を通して矢印Aの方向に通し続けると、ストラ
ップ18をストラップ出口端52を通して固定ヘッド1
6から出すことになる。ストラップ18は、物品12や
束の物品14を図7に示されているような所定レベルま
できつく取り囲むまで固定ヘッド16を通して引っ張ら
れる。
【0016】図7に示された締着された位置では、スト
ラップ延長部24とスプリング手段26とは、固定ヘッ
ド16内に差し込まれる直前のストラップ18の部分と
物品12や束ねられた物品14との間で下に重なって挟
まれている。かくして、ストラップ18の締めつけは必
然的にスプリング手段26のスプリング62、64、6
6を圧縮することが分かる。好適な実施例では、スプリ
ング62はストラップ18の面20bに係合し、他方ス
プリング64、66は物品12又は14と係合する。圧
縮されるとスプリングによって発揮される反力は、物品
12又は物品14からヘッド16を通して差し込まれた
ストラップ部分に伝えられ、それで次に、矢印Bの方向
にかなりの力を発揮する。
ラップ延長部24とスプリング手段26とは、固定ヘッ
ド16内に差し込まれる直前のストラップ18の部分と
物品12や束ねられた物品14との間で下に重なって挟
まれている。かくして、ストラップ18の締めつけは必
然的にスプリング手段26のスプリング62、64、6
6を圧縮することが分かる。好適な実施例では、スプリ
ング62はストラップ18の面20bに係合し、他方ス
プリング64、66は物品12又は14と係合する。圧
縮されるとスプリングによって発揮される反力は、物品
12又は物品14からヘッド16を通して差し込まれた
ストラップ部分に伝えられ、それで次に、矢印Bの方向
にかなりの力を発揮する。
【0017】図8を参照すると、ストラップ18が所定
レベルまで締められた後、スプリング62、64、66
からの力と関連してストラップ18を解放すると、ボー
ル22が同時に屋根32とストラップ18に係合するま
で、通されたストラップ18とボール22とをストラッ
プ入口端50に向かって矢印Bの方向に移動させたり、
又は巻戻しさせる。図7と図8に示されているように、
ボール22の通し位置と固定位置との間の移動は、非常
に短い。ボール22がその固定位置にある時、ボール2
2と屋根32との間の摩擦係合とボール22とストラッ
プ18との間の摩擦係合とはボール22の転がりを防ぐ
上でほぼ十分であり、かくしてストラップが底40に対
してしっかりと楔締めされるようにする。加えて、矢印
Bの方向における上述のようなスプリング62、64、
66に付随した力は、更にボール22の転がりの防止を
増強し、かくしてストラップ18の底40に対する楔締
めの寄与によってヘッド16内部でのストラップ18の
固定を増強する。矢印Bの方向にスプリングによって加
えられる連続した力は、更に物品12又は14の周りで
のストラップ18の握り締めを維持する。ボール22
は、最初の固定で、凹みが前もってボール22の下にな
っているストラップ材を凹みの周りにリムを効果的に形
成する冷間流れを起こさせることでストラップ18の永
久変形を発生させる。
レベルまで締められた後、スプリング62、64、66
からの力と関連してストラップ18を解放すると、ボー
ル22が同時に屋根32とストラップ18に係合するま
で、通されたストラップ18とボール22とをストラッ
プ入口端50に向かって矢印Bの方向に移動させたり、
又は巻戻しさせる。図7と図8に示されているように、
ボール22の通し位置と固定位置との間の移動は、非常
に短い。ボール22がその固定位置にある時、ボール2
2と屋根32との間の摩擦係合とボール22とストラッ
プ18との間の摩擦係合とはボール22の転がりを防ぐ
上でほぼ十分であり、かくしてストラップが底40に対
してしっかりと楔締めされるようにする。加えて、矢印
Bの方向における上述のようなスプリング62、64、
66に付随した力は、更にボール22の転がりの防止を
増強し、かくしてストラップ18の底40に対する楔締
めの寄与によってヘッド16内部でのストラップ18の
固定を増強する。矢印Bの方向にスプリングによって加
えられる連続した力は、更に物品12又は14の周りで
のストラップ18の握り締めを維持する。ボール22
は、最初の固定で、凹みが前もってボール22の下にな
っているストラップ材を凹みの周りにリムを効果的に形
成する冷間流れを起こさせることでストラップ18の永
久変形を発生させる。
【0018】図10から図17は、本発明の第1代替実
施例を示しており、一般に数字の10’によって表示さ
れている。タイ10’は、26’のように示されている
スプリング手段26がストラップ18上の好適な位置
に、好ましくは第1端30から遠い突起48の側に配置
されている事を除いて、ほぼタイ10と同じである。
施例を示しており、一般に数字の10’によって表示さ
れている。タイ10’は、26’のように示されている
スプリング手段26がストラップ18上の好適な位置
に、好ましくは第1端30から遠い突起48の側に配置
されている事を除いて、ほぼタイ10と同じである。
【0019】上記の説明を見ると、本発明の幾つかの目
的が達成され、また他の有利な結果も達成されることが
分かる。各種の変更が、本発明の技術的範囲を逸脱しな
い限り上記構成で行われ得るので、上記説明に包含され
た全ての事項は、図示のように、また限定的意味で無く
解釈されるものである。
的が達成され、また他の有利な結果も達成されることが
分かる。各種の変更が、本発明の技術的範囲を逸脱しな
い限り上記構成で行われ得るので、上記説明に包含され
た全ての事項は、図示のように、また限定的意味で無く
解釈されるものである。
【図1】本発明の特徴を具体化した代表的なケーブル・
タイの側部立面図である。
タイの側部立面図である。
【図2】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの側部立面図である。
ケーブル・タイの側部立面図である。
【図3】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの斜視図である。
ケーブル・タイの斜視図である。
【図4】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
【図5】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの底平面図である。
ケーブル・タイの底平面図である。
【図6】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
【図7】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
【図8】本発明の特徴を具体化した、図1に図示された
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
ケーブル・タイの部分断面の側部立面図である。
【図9】本発明の特徴を具体化したスプリング組立体の
代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図で
ある。
代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図で
ある。
【図10】本発明の特徴を具体化したケーブル・タイの
代替実施例の側部立面図である。
代替実施例の側部立面図である。
【図11】本発明の特徴を具体化した、図10のケーブ
ル・タイの側部立面図である。
ル・タイの側部立面図である。
【図12】本発明の特徴を具体化した、図10の斜視図
である。
である。
【図13】本発明の特徴を具体化した、図10の部分断
面の側部立面図である。
面の側部立面図である。
【図14】本発明の特徴を具体化した、図10の底平面
図である。
図である。
【図15】本発明の特徴を具体化した、図10の部分断
面の側部立面図である。
面の側部立面図である。
【図16】本発明の特徴を具体化した、図10の部分断
面の側部立面図である。
面の側部立面図である。
【図17】本発明の特徴を具体化した、図10の部分断
面の側部立面図である。
面の側部立面図である。
【図18】本発明の特徴を具体化したスプリング組立体
の代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図
である。
の代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図
である。
【図19】本発明の特徴を具体化したスプリング組立体
の代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図
である。
の代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図
である。
【図20】本発明の特徴を具体化したスプリング組立体
の代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図
である。
の代替実施例を示したケーブル・タイの一部分の斜視図
である。
10 ケーブル・タイ 12 物品(パイプ、ポール) 14 グループの物品(ワイヤー) 16 固定ヘッド 18 細長いストラップ体(ストラップ) 22 ローラ手段(球、ボール、円筒ピン) 24 ストラップ体延長部 26 握り締め増強手段(スプリング手段) 46 ストラップ体の第2端部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 2/08 F16L 33/02 H02G 3/26 B65D 63/08
Claims (14)
- 【請求項1】 単一又はグループの物品を束にして保持
するケーブル・タイ(10、10’)であって、 物品を取り巻くように変形される細長いストラップ体
(18)と、 ストラップ体の第1端部(30)の近くに配置され、ス
トラップ体の第2端部(46)を受け入れる固定ヘッド
(16)と、 ストラップ体第2端部(46)に固定係合するように固
定ヘッド(16)内部に配置され、それによってストラ
ップ体第2端部(46)を固定ヘッド内に保持するロー
ラ手段(22)と、 固定ヘッド(16)に取り付けられ且つそれから延びる
ストラップ体延長部(24)とを含み、 ストラップ体延長部(24)は、固定ヘッド内部でのス
トラップ体第2端部(46)の固定を増強するための、
また物品の周りでのストラップ体(18)の握り締めを
増強するためのスプリング手段(26、26’)を有す
ることを特徴とするケーブル・タイ。 - 【請求項2】 単一又はグループの物品を束にして保持
するケーブル・タイ(10)であって、 物品を取り巻くように変形される細長いストラップ体
(18)と、 ストラップ体の第1端部(30)の近くに配置され、ス
トラップ体の第2端部(46)を受け入れる固定ヘッド
(16)と、 ストラップ体第2端部(46)に固定係合するように固
定ヘッド(16)内部に配置され、それによってストラ
ップ体第2端部(46)を固定ヘッド内に保持するロー
ラ手段(22)と、 固定ヘッド(16)に取り付けられ且つそれから延びる
ストラップ体延長部(24)とを含み、 ストラップ体延長部(24)は、ストラップ体第2端部
(46)が固定ヘッド(16)内に差し込まれると物品
とストラップ体第2端部との間に挟まれること、またス
トラップ体延長部は、固定ヘッド内部でのストラップ体
第2端部の後退移動を実質的に阻止するのに必要な反力
を与えて、それによって固定ヘッド内部でのストラップ
体第2端部の固定を維持するための、また物品の周りで
のストラップ体(18)の握り締めを増強するためのス
プリング手段(26)を有することを特徴とするケーブ
ル・タイ。 - 【請求項3】 固定手段(16)、ストラップ体(1
8)、ローラ手段(22)、ストラップ体延長部(2
4)が金属で形成されることを特徴とする請求項1また
は2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項4】 固定手段(16)、ストラップ体(1
8)、ローラ手段(22)、ストラップ体延長部(2
4)の少なくとも1つがプラスチックで形成されること
を特徴とする請求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項5】 ローラ手段(22)が球の形に形成され
ることを特徴とする請求項1または2記載のケーブル・
タイ。 - 【請求項6】 ローラ手段(22)が円筒の形に形成さ
れることを特徴とする請求項1または2記載のケーブル
・タイ。 - 【請求項7】 ストラップ体延長部(24)がストラッ
プ体(18)と一体の部材として形成されることを特徴
とする請求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項8】 ストラップ体延長部(24)がストラッ
プ体(18)とは別体の部材として形成されることを特
徴とする請求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項9】 ストラップ体(18)は複数の突起(2
8、48)を有し、固定ヘッド(16)はこの突起によ
りストラップ体上の所定位置に位置決めされることを特
徴とする請求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項10】 スプリング手段(26、26’)は、
湾曲した中央スプリング(66)と、中央スプリングの
両側に配置されてこれと反対の方向に湾曲した2つの端
部スプリング(62、64)を含むことを特徴とする請
求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項11】 スプリング手段(26、26’)は、
湾曲した1つのスプリングにより形成されることを特徴
とする請求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項12】 スプリング手段(26、26’)は、
折れ曲がった1つのスプリングにより形成されることを
特徴とする請求項1または2記載のケーブル・タイ。 - 【請求項13】 ストラップ体延長部(24)がストラ
ップ体第1端部(30)と固定ヘッド(16)の間に配
置されることを特徴とする請求項1または2記載のケー
ブル・タイ。 - 【請求項14】 ストラップ体延長部(24)がストラ
ップ体第2端部(46)と固定ヘッド(16)の間に配
置されることを特徴とする請求項1記載のケーブル・タ
イ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US8256198P | 1998-04-21 | 1998-04-21 | |
US09/295,053 US6076235A (en) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | Cable tie |
US09/295053 | 1999-04-20 | ||
US60/082561 | 1999-04-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000009108A JP2000009108A (ja) | 2000-01-11 |
JP3137956B2 true JP3137956B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=26767598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11113859A Expired - Fee Related JP3137956B2 (ja) | 1998-04-21 | 1999-04-21 | 改良型ケーブル・タイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137956B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8225461B2 (en) * | 2007-05-30 | 2012-07-24 | Panduit Corp. | Cable tie having band thread force reduction |
JP2011015492A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 垂直ケーブルダクトの延焼防止構造 |
CA2925671C (en) * | 2015-04-29 | 2019-04-02 | Thomas & Betts International Llc | Accordian strap with formed waves |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11113859A patent/JP3137956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000009108A (ja) | 2000-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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