JP3137907U - 挟持切断工具 - Google Patents

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裕治 角田
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TSUNODA CO., LTD.
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Abstract

【課題】極めて商品価値の高い実用性に秀れた挟持切断工具を提供する。
【解決手段】一対の半体1,2同士を交叉枢着し、この枢着部3より基端側に握持部6B、先端側に挟持切断部6Aを設け、握持部を上下方向に開閉して挟持切断部6Aを開閉する挟持切断工具であって、挟持切断部6Aは一対の半体1,2の内縁に形成された下刃部4及び上刃部5で構成され、下刃部4の刃縁4aは湾曲凹形状に形成され、更に、この刃縁4aには先鋭の刺入突部7が形成される。
【選択図】図2

Description

本考案は、良好な切断が行える挟持切断工具に関するものである。
例えば建築資材の吊り下げ作業や、エレベーターの吊り下げ構造などに使用されるワイヤーロープ31は、図6に図示したように麻製の芯材31a(大芯)に対して、複数本の鋼材を撚り合わせたストランド31b(小芯)を複数本撚り合わせて構成されており、通常使用される棒鋼に比して、秀れた強度と柔軟性(衝撃吸収性)を具備している。
ところで、このワイヤーロープ31を切断する為のものとして、例えば特開平11−77425号に開示される線材カッターなど種々提案されている。
特開平11−77425号公報
ところが、従来から提案されるものは、いずれもワイヤーロープを切断するには強い力が必要であり、しかも、切断した後のワイヤーロープの切断面が潰れた状態となってしまうという問題点がある。即ち、前述したようにワイヤーロープ31は、秀れた強度と柔軟性を具備し、しかも、その表面が滑り易い為、ワイヤーロープが潰れた状態となるまで挟まないと切断できず、よって、前述した問題点が生じてしまう。
本考案は、前述した問題点を解消するもので、従来にない作用効果を発揮する画期的な挟持切断具を提供する。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
一対の半体1,2同士を交叉枢着し、この枢着部3より基端側に握持部6B、先端側に挟持切断部6Aを設け、前記握持部6Bを上下方向に開閉して前記挟持切断部6Aを開閉する挟持切断工具であって、前記挟持切断部6Aは前記一対の半体1,2の内縁に形成された下刃部4及び上刃部5で構成され、前記下刃部4の刃縁4aは湾曲凹形状に形成され、更に、この刃縁4aには先鋭の刺入突部7が形成されていることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項1記載の挟持切断工具において、前記下刃部4の刃縁4aの先端寄りの部位には前記刺入突部7が形成されていることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記刃縁4aは先端が上方に延設される湾曲凹形状であることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記下刃部4の刃縁4aは所定の厚さHを有しており、前記刃縁4aはミネ方向に上り傾斜するテーパー面であることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項4記載の挟持切断工具において、前記刃縁4aの厚さHを0.4〜0.7mmに設定したことを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項4,5いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記刃縁4aのテーパー面の上り傾斜角度R1は80度に設定され、更に、この刃縁4aのテーパー面に連設して前記下刃部4を構成する傾斜刃面4bにおけるミネ方向への上り傾斜角度R2は60度に設定されていることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項1〜6いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記上刃部5の刃縁5aは直線状に形成されていることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の挟持切断工具において、この挟持切断工具はワイヤーロープ31を切断するためのものであることを特徴とする挟持切断工具に係るものである。
本考案は上述のように構成したから、前述した従来から提案されるものに比し、被切断物としての例えばワイヤーロープを少ない力で楽に切断することができ、しかも、切断した後のワイヤーロープの切断面が潰れた状態となることを可及的に防止した状態での切断が可能となるなど極めて商品価値の高い画期的な挟持切断工具となる。
好適と考える本考案の実施形態を、図面に基づいて簡単に説明する。
被切断物としての例えばワイヤーロープ31を切断する際、下刃部4と上刃部5との間に配したワイヤーロープ31を下刃部4と上刃部5とを上下方向に閉塞動させて切断する。
この切断の際、前述した従来から提案されるものに比し、ワイヤーロープ31を少ない力で楽に切断することができ、しかも、切断した後のワイヤーロープ31の切断面が潰れた状態となることを可及的に防止した状態での切断が可能となる。
即ち、本考案は、下刃部4の刃縁4aは湾曲凹形状に形成され、更に、この刃縁4aには先鋭の刺入突部7が形成されており、ワイヤーロープ31の切断に際して、ワイヤーロープ31は湾曲する下刃部4で受けられた半体1,2の先端側への移動(逃げ)が抑制された状態となり、且つ、このワイヤーロープ31に対して先鋭の刺入突部7が刺さり、この刺入突部7の刺入をきっかけとして下刃部4及び上刃部5による切断作業が行われる。
つまり、下刃部4と上刃部5との擦り合わせによる切断に先立って刺入突部7による刺し込みが行われることで早い段階(完全に潰れる前段階)での切断が開始されることになり、よって、ワイヤーロープ31に対する下刃部4と上刃部5との入り込みが良好に行われそれだけ少ない力で楽に切断できることになり、しかも、所謂切れ味が良いから、それほど潰すこと無く良好に切断することができることになる(クセ付けされるほど潰すことなく、その前段階で切断することができる。)。これは実際に行った実験により確認済みである。
本考案の具体的な一実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、一対の半体1,2同士を交叉枢着し、この枢着部3より基端側に握持部6B、先端側に挟持切断部6Aを設け、前記握持部6Bを上下方向に開閉して前記挟持切断部6Aを開閉するものである。
具体的には、図1に図示したように適宜な金属製の一対の半体1,2を設け、この半体1,2夫々の先端寄りの部位を軸部材10を介して交叉重合枢着し、この枢着部3よりも基端側の夫々の部位に樹脂製のグリップ11a,12aを被覆した握持棒体11,12を連結してなる握持部6Bを設け、一方、枢着部3よりも先端側の夫々の内縁に下刃部4及び上刃部5を形成した挟持切断部6Aを設けている。
この挟持切断部6Aを構成する下刃部4は、図3に図示したように刃縁4aとこの刃縁4aに連設する傾斜刃面4bとで構成されている。
この刃縁4a及び傾斜刃面4bは、夫々ミネ方向に上り傾斜しており、刃縁4aの上り傾斜角度R1は80度に設定され、傾斜刃面4bの上り傾斜角度R2は60度に設定されている。
また、下刃部4の刃縁4aは所定の厚さHを有しており、この刃縁4aの厚さHは0.4〜0.7mmに設定さている。
尚、この刃縁4a及び傾斜刃面4bの傾斜角度や、刃縁4a厚さの数値は、下刃部4における良好な切断を実現すべく、各種実験により得られた最適な数値である。
また、刃縁4aは、湾曲凹形状に形成されており、この湾曲凹形状は刃縁4aの全体がワイヤーロープ31を切断する際、該ワイヤーロープ31を包持するような状態(ワイヤーロープ31の脱落を防止し得る状態)となるように構成されている。
また、刃縁4aの先端寄りの部位には刺入突部7が形成されている。
具体的には、図2に図示したように下刃部4の先端寄りの部位に基端寄りの部位よりも湾曲度を変えて切削(研削)することで、湾曲度の異なる湾曲凹形状の刃縁4a’を形成しており、この刃縁4aと刃縁4a’との間には段状の境界線4cが形成され、この境界線4cの上縁(刃縁)が刺入突部7となる。
この刺入突部7は、挟持切断部6Aを閉塞動した際、ワイヤーロープ31に刺入することになる。
尚、この刺入突部7の形状や形成方法は適宜選択し得るものである。
また、本実施例では、図2に図示したように挟持切断部6Aを構成する上刃部5の刃縁5aは直線状に形成されている(図2参照)。また、この上刃部5の刃縁5aも下刃部4の刃縁4aと同様、ミネ方向に上り傾斜するテーパー面としても良い。
本実施例は上述のように構成したから、ワイヤーロープ31を切断する際、下刃部4と上刃部5との間に配したワイヤーロープ31を下刃部4と上刃部5とを上下方向に閉塞動させて切断する。
具体的には、ワイヤーロープ31の切断に際して、ワイヤーロープ31は湾曲する下刃部4で受けられた状態で前方への移動(逃げ)が抑制された状態となり、且つ、このワイヤーロープ31に対して先鋭の刺入突部7が刺さり(図4参照)、この刺入突部7の刺入きっかけとして下刃部4及び上刃部5による切断作業が行われる(図5参照)。
よって、本実施例によれば、ワイヤーロープ31に対する下刃部4と上刃部5との入り込みが良好に行われそれだけ少ない力で楽に切断できることになり、しかも、所謂切れ味が良いから、それほど潰すこと無く良好に切断することができることになる。
また、本実施例は、前述したように挟持切断部6に少ない力で楽に切断できる機能を具備せしめることで、径の細いワイヤーロープ31から径の太いワイヤーロープ31まで幅広い寸法に対応することができ、しかも、この挟持切断部6の構造故に握柄の長さを短くしても良好な切断が可能となるため、握柄の長さを短くしてコンパクト化も確実に達成し得ることになる。
尚、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例に係る要部の説明図である。 本実施例に係る要部の説明図である。 本実施例に係る要部の使用状態説明図である。 本実施例に係る要部の使用状態説明図である。 ワイヤーロープの説明断面図である。
符号の説明
H 厚さ
R1 上り傾斜角度
R2 上り傾斜角度
1 半体
2 半体
3 枢着部
4 下刃部
4a 刃縁
5 上刃部
5a 刃縁
6A 挟持切断部
6B 握持部
7 刺入突部
31 ワイヤーロープ

Claims (8)

  1. 一対の半体同士を交叉枢着し、この枢着部より基端側に握持部、先端側に挟持切断部を設け、前記握持部を上下方向に開閉して前記挟持切断部を開閉する挟持切断工具であって、前記挟持切断部は前記一対の半体の内縁に形成された下刃部及び上刃部で構成され、前記下刃部の刃縁は湾曲凹形状に形成され、更に、この刃縁には先鋭の刺入突部が形成されていることを特徴とする挟持切断工具。
  2. 請求項1記載の挟持切断工具において、前記下刃部の刃縁の先端寄りの部位には前記刺入突部が形成されていることを特徴とする挟持切断工具。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記刃縁は先端が上方に延設される湾曲凹形状であることを特徴とする挟持切断工具。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記下刃部の刃縁は所定の厚さを有しており、前記刃縁はミネ方向に上り傾斜するテーパー面であることを特徴とする挟持切断工具。
  5. 請求項4記載の挟持切断工具において、前記刃縁の厚さHを0.4〜0.7mmに設定したことを特徴とする挟持切断工具。
  6. 請求項4,5いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記刃縁のテーパー面の上り傾斜角度は80度に設定され、更に、この刃縁のテーパー面に連設して前記下刃部を構成する傾斜刃面におけるミネ方向への上り傾斜角度は60度に設定されていることを特徴とする挟持切断工具。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の挟持切断工具において、前記上刃部の刃縁は直線状に形成されていることを特徴とする挟持切断工具。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の挟持切断工具において、この挟持切断工具はワイヤーロープを切断するためのものであることを特徴とする挟持切断工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150136009A (ko) * 2014-05-26 2015-12-04 가부시키가이샤 도아 인터 시스템 수동식 케이블 커터

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