JP3137606U - Ｘ線透視撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】体重の重い被検者や体を傾けて背中を浮かせるなどの動きができない被検者についても、背中と天板との間に腕置台を挿入するのに簡単で術者の負担が小さい。
【解決手段】検査開始前に術者は被検者２の腰部の下のマットレス４と天板３の間に腕置台１の挿入部１Ｃを挿入し、腕置台１上に載置された被検者２の腕がカテーテルを挿入しやすい角度になるように腕および腕置台１を矢印Ａの方向に回転させて調整する。腕置台１は挿入部１Ｃが円弧状に形成されているので、腕とともに回転させても挿入部１Ｃは常に腰部の下に保たれる。
【選択図】図１
【解決手段】検査開始前に術者は被検者２の腰部の下のマットレス４と天板３の間に腕置台１の挿入部１Ｃを挿入し、腕置台１上に載置された被検者２の腕がカテーテルを挿入しやすい角度になるように腕および腕置台１を矢印Ａの方向に回転させて調整する。腕置台１は挿入部１Ｃが円弧状に形成されているので、腕とともに回転させても挿入部１Ｃは常に腰部の下に保たれる。
【選択図】図１
Description
本考案はＸ線透視撮影装置に関する。
Ｘ線透視撮影装置を用いた血管造影検査は、カテーテルを被検者の血管に挿入して行われる。カテーテルは通常被検者の大腿部または手首から入れられる。被検者を載置する検診台の天板は、Ｘ線透視撮影装置との干渉をできるだけ少なくするために、被検者の肩幅とほぼ同じくらいの幅を有している。手首からカテーテルを入れる場合、被検者は体側から腕を離した状態を維持しなければならず、天板に何らかの腕置台を設置する必要がある。従来は天板にベルトやクランプで固定して使用する腕置台が使用されているが（例えば特許文献１参照）、被検者の載せ降ろしの際に邪魔になる場合が多く、腕置台の取り付けや取り外しも煩雑である。そこで例えば図４に示すように、被検者２が天板３の上に横臥した状態で背中と天板３との間に板状の腕置台７を挟みこんで被検者２の体重で腕置台７を支えるタイプのもの（例えば特許文献２参照）が使用されることもある。
特開２００６−０２０６６６号公報
特開平８−１９１８６８号公報
血管造影検査において、被検者の背中と天板との間に挟み込んで使用するタイプの腕置台は取り付けが比較的簡単であるが、体重の重い被検者や体を傾けて背中を浮かせるなどの動きができない被検者については、背中と天板との間に腕置台を挿入するのに多大な手間を要する。本考案はこの問題を解決するためのものである。
本考案が第一に提供する考案は上記の課題を達成するために、被検者を載置する検診台に付設され前記被検者の腕を載置する腕置台を備えたＸ線透視撮影装置において、前記検診台と前記被検者の腰部の間に挿入される挿入部を前記腕置台に加設したＸ線透視撮影装置である。
さらに本考案が提供する考案は上記の課題を達成するために、腕置台に加設される挿入部は円弧状に形成されていることを特徴とする請求項１記載のＸ線透視撮影装置である。
本考案により腕置台の一部を被検者の腰部と天板との間に挟み込んで使用することにより、体重の重い被検者や体を傾けて背中を浮かせるなどの動きができない被検者の場合でも、腕置台の一部を腰部と天板との間に容易に挿入することができる。
また被検者の胸部の下に挿入して使用する腕置台の場合、関心領域である心臓部分に腕置台の一部がかかり、Ｘ線透過性の良い材料で作られていても、そのエッジがＸ線画像に重なって写る問題があったが、本考案による腕置台は心臓部分にかからない形状のためこの問題も解消される。
本考案の実施例について図１〜図３を用いて説明する。図２は本考案による腕置台１の外観を示す図である。腕置台１は被検者の前腕を載せる前腕載置部１Ａと、上腕を載せる上腕載置部１Ｂと、腰の下に挿入する挿入部１Ｃに大別され、軽量かつ剛性を確保するために、２枚のカーボンファイバー板の間に発泡アクリル板を挟みこんだ構造になっている。そして腕置台１は表裏の区別は無く、被検者の左右どちらの腕にも使用可能である。
次に図１は腕置台１を使用する様子を示す図である。被検者２は血管造影検査を受けるために天板３上に敷かれたマットレス４上に横臥している。検査開始前に術者（図示しない）は被検者２の腰部の下のマットレス４と天板３の間に腕置台１の挿入部１Ｃを挿入し、腕置台１上に載置された被検者２の腕がカテーテルを挿入しやすい角度になるように腕および腕置台１を矢印Ａの方向に回転させて調整する。腕置台１は挿入部１Ｃが円弧状に形成されているので、腕とともに回転させても挿入部１Ｃは常に腰部の下に保たれる。また上腕載置部１Ｂは腕を安定して支えるために有用であり、さらに前腕載置部１Ａと上腕載置部１Ｂに同時に荷重がかかることにより挿入部１Ｃにねじれの荷重がかかることを防いでいる。
上述のように腕置台１に被検者２の腰部の下に挿入する円弧状の挿入部１Ｃを設けることにより体重の重い被検者や体を傾けて背中を浮かせるなどの動きができない被検者についても、腕置台１を腰部と天板との間に容易に挿入し、腕を適当な角度で支持することができる。
なお図３（ａ）に示すように検査中に被検者２の腕が腕置台１から落ちないようにベルト５を取り付けておいてもよいし、図３（ｂ）に示すように被検者２の手首からのカテーテルの挿入を容易にするために腕置台１にクッション６を載せて使用してもよい。
本考案はＸ線透視撮影装置に関する。
１：腕置台
１Ａ：前腕載置部
１Ｂ：上腕載置部
１Ｃ：挿入部
２：被検者
３：天板
４：マットレス
５：ベルト
６：クッション
７：腕置台
１Ａ：前腕載置部
１Ｂ：上腕載置部
１Ｃ：挿入部
２：被検者
３：天板
４：マットレス
５：ベルト
６：クッション
７：腕置台
Claims (2)
- 被検者を載置する検診台に付設され前記被検者の腕を載置する腕置台を備えたＸ線透視撮影装置において、前記検診台と前記被検者の腰部の間に挿入される挿入部を前記腕置台に加設したことを特徴とするＸ線透視撮影装置。
- 腕置台に加設される挿入部は円弧状に形成されていることを特徴とする請求項１記載のＸ線透視撮影装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007007263U JP3137606U (ja) | 2007-09-19 | 2007-09-19 | Ｘ線透視撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007007263U JP3137606U (ja) | 2007-09-19 | 2007-09-19 | Ｘ線透視撮影装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3137606U true JP3137606U (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=43287954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2007007263U Expired - Fee Related JP3137606U (ja) | 2007-09-19 | 2007-09-19 | Ｘ線透視撮影装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3137606U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009207535A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Fujifilm Corp | 撮像装置 |
-
2007
- 2007-09-19 JP JP2007007263U patent/JP3137606U/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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