JP3136326U - プレキャストコンクリート製階段ユニット及び当該階段ユニットを用いた階段構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレキャストコンクリート製階段ユニット全体の重量を軽減して現場作業性を改善すると共に、強度的にも充分なプレキャストコンクリート製階段ユニット及び当該階段ユニットを用いた階段構造を提供する。
【解決手段】蹴込み部2と踏み面部3を連続して形成した階段主体をなす段板部1、当該段板部1の上下両端部に連続するフラット部4a,4b、前記段板部1及びフラット部4a,4bの両側に繋がる竪桁部5とからなり、前記段板部1、フラット部4a,4b及び竪桁部5が内部に各種配筋6を施したプレキャストコンクリート一体成型品となっており、且つ竪桁部5は段板部1及びフラット部4a,4bの長手方向両端下面にのみ突成されている。フラット部先端に横桁部8を設け、この幅桁部8を建築構造体9に設けた小梁部10の上面に載置する。
【選択図】図6

Description

本考案はプレキャストコンクリート製の階段ユニット、特に高層集合住宅等建築構造体の内階段に用いて好適なプレキャストコンクリート製階段ユニット及び当該階段ユニットを用いた階段構造に関する。
現場打設による鉄筋コンクリート構造の内階段施工には、多くの時間とコストを要することから、高層集合住宅等の建設に当たってはこれまで鉄骨製の組立て階段が用いられることが多かった。しかしながら、鉄骨構造の階段は、鉄骨部材同士をボルト締結あるいは溶接し、踏面を化粧板やモルタル、あるいはタイルで仕上げた簡易な構造となっており、歩行者が昇降するときの歩行音や落下物による衝撃音が響き易いという問題点があると共に、重量感ないし高級感に欠けるという意匠上の問題点も指摘されている。
そのため、現場における型枠工事や、配筋工事、コンクリート打設工事等を省略できるプレキャストコンクリート製の組立階段が注目され、これまでに次に示すように様々な構造のものが提案されている。
特開平5−171769号公報 特開平7−207862号公報 特開平8−4233号公報
上記した従来技術のうち、特許文献1(特開平5−171769号)に係るプレキャストコンクリート階段ユニットは、階段部分とその上下の踊り場部分及び本設手摺りを含む構成が一つにユニット化されている。
特許文献2(特開平7−207862号)に係るプレキャストコンクリート階段は、上下階のプレキャストコンクリート階段壁板を接合し、同壁板の側縁に形成した係止凹部にプレキャストコンクリート受梁を係着させ、同受梁上にプレキャストコンクリート段板の上下端部に一体に延設された踊場を支承させるようにしている。
特許文献3(特開平8−4233号)に係る組み立て階段は、壁板を上下方向に繋ぎ合わせて形成された壁柱の両側面に段板が方向を変えて交互に取り付けられ、一方の段板の上段部と他方の段板の下段部とが壁柱の短辺側両端部に取り付けた踊り場板で接合される構造となっている。
上記した従来のプレキャストコンクリート製階段ユニットのうち、特許文献1に示されたものは階段部分と上下の踊り場部分及び本設手摺りを含む構成が一つにユニット化されているのでPCによるメリットは得られるとしても、強度的に問題のある手摺りが一体化されているため重量のあるユニット全体の積込時、運搬時および取付施工時に本設手摺りに注意を払いながらの作業はきわめて非効率的となる。
特許文献2に示されたプレキャストコンクリート階段による場合はPC受梁の断面が大きくなり重量が嵩むので寧ろ鉄骨の方が良いと共に、PC受梁とPC壁板との接合が難しく部材点数も多くなり取付け作業が煩雑になるという問題点がある。
また、特許文献3に示された組み立て階段は構成部材が段板、踊り場板に分かれていると共に、壁柱と段板の連結を3本のボルト締め付けで行なうようになっているため調整が難しく現場作業が煩雑になるという問題点がある。
また、前記特許文献1及び2に示されたプレキャストコンクリート階段はいずれも段板部とフラット部(踊り場部)から構成されており、階段主体の長手方向両端に竪桁部が設けられていないため、強度保持のためコンクリートの板厚を厚くしなければならず、そのためプレキャストコンクリート階段ユニット全体の重量が大きくなって運搬時のみならず取付施工時に困難を伴うことが多いという問題点がある。
さらに、特許文献2及び3に示された従来のプレキャストコンクリート階段においては、階段主体の長手方向両端に配筋の施された竪桁部が設けられていないため、壁柱に係合部を形成して当該係合部により踊り場部や段板部を係合させるようにしており、現場における作業工程数が増えて煩雑となり、プレキャストコンクリート製階段ユニットのメリットが半減するという問題点があった。
そこで、本考案は、前記した従来のプレキャストコンクリート製階段ユニットの問題点をなくし、段板部及びフラット部の長手方向両端下面に配筋を施した竪桁部を一体形成することにより段板部及びフラット部の板厚を従来より薄くすることを可能にして全体の重量を軽減し、現場作業性を改善したプレキャストコンクリート製階段ユニット及び当該階段ユニットを用いた階段構造を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれば、請求項1に係る考案は、蹴込み部と踏み面部を連続して形成した階段主体をなす段板部、当該段板部の上下両端部に連続するフラット部、前記段板部及びフラット部の両側に繋がる竪桁部とからなり、前記段板部、フラット部及び竪桁部が内部に配筋を施したプレキャストコンクリート一体成型品となっていることを特徴とするプレキャストコンクリート製階段ユニットである。
また、請求項2に係る考案は、竪桁部が段板部及びフラット部の長手方向両端下面にのみ突成されていることを特徴とするプレキャストコンクリート製階段ユニットである。
さらに、請求項3に係る考案は、前記プレキャストコンクリート製階段ユニットにおける踊り場となるフラット部の先端に、竪桁部に連続するようにして内部に配筋を施した横桁部を形成し、当該横桁部を、建築構造体に形成した鉄筋コンクリート製または鉄骨製の小梁部の上面に載置するようにしたことを特徴とするプレキャストコンクリート製階段ユニットを用いた階段構造である。
本考案によれば、段板部及びフラット部の長手方向両端下面に沿って内部に配筋を施したプレキャストコンクリート製の竪桁部を一体的に設けているため、当該竪桁部が負荷抵抗体となって荷重を支えることができ、段板部及びフラット部の板厚を従来より格段に薄くすることが可能となる。これにより同一高低差、且つ同一幅の階段ユニットであって全体の重量を約40%以上軽減することが可能となった。
また、本考案においては竪桁部が段板部及びフラット部の長手方向両端下面にのみ突成されているので、段板部における踏み面及びフラット部の踏み面歩行有効面積を広くとることができ、狭小な階段室において特に大きな効果を奏するものである。
以下、本考案に係るプレキャストコンクリート製階段ユニット及び当該階段ユニットを用いた階段構造の具体的構成を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットの一実施形態を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は図1のB−B線に沿った断面図、図4は本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットの配筋例を示す底面図、図5は本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットを用いた階段構造の施工例を示す平面図、図6は図5に示す階段構造の施工例を示す説明図である。
図中1は蹴込み部2と踏み面3を連続して形成した階段主体をなす段板部、4a及び4bは当該段板部1の上下両端部に連続するフラット部である。図1及び図6における4aは上下階の中間に設けられる踊り場を形成するフラット部であり、4bは建築構造体のフロア部に連繋される側のフラット部を示す。5は前記段板部1及びフラット部4a,4bの両側に繋がる竪桁部であり、内部には段板部1及びフラット部4a,4bを含めてメッシュ状に多数の配筋6が施されている。また、建築構造体のフロア部に連繋される側のフラット部4b側の端面には多数の定着筋7を突出形成してある。
図示する実施形態のプレキャストコンクリート製階段ユニットは、段板部1、フラット部4a,4b及び竪桁部5が内部に各種配筋6を施したプレキャストコンクリート一体成型品となっており、建築現場とは別の専門工場において段板部1、フラット部4a,4b、竪桁部5に相当する各種配筋6及び定着筋7等を組み付け、型枠板によって囲まれた空間にコンクリートを充填し硬化させ脱型して事前に製造しておくものである。なお、成型品の型枠板との内部当接面は後加工の不要な緻密で美麗な表面となるので、段板部1及びフラット部4a,4bの表面がプレキャスト成型時に型枠板との当接面となるようにして型枠板を組み付けるようにするとよい。
図示の実施形態においては、上下階の途中に設けられる踊り場を形成するためのフラット部4aの先端下面に竪桁部5に連続して横桁部8を形成してある。この横桁部8は竪桁部5と協同して荷重を支えるものであり、肉厚は段板部1及びフラット部4a,4bの両側に設けられる竪桁部5の肉厚と同等か、あるいはこれより厚く形成することができる。
前記した実施形態の階段ユニットは、段板部1、フラット部4a,4b及び竪桁部5が内部に各種配筋6を施したプレキャストコンクリート一体成型品となっているが、これ以外にも、段板部1及びフラット部4a,4bのみを内部に配筋6を施したプレキャストコンクリート一体成型品にすると共に、竪桁部を段板部1及びフラット部4a,4bの各種配筋6に接合した鉄骨板とすることも充分可能である。
本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットの現場施工においては、図5及び図6に示すように、高層集合住宅等建築構造体9に鉄筋コンクリート製または鉄骨製の小梁部10を突設形成しておき、当該小梁部10の上面にプレキャストコンクリート製階段ユニットにおける踊り場となるフラット部4aの先端下面に形成した横桁部8を載置すると共に、プレキャストコンクリート製階段ユニットのフロア部に連繋される側のフラット部4bの端面に突出させた定着筋7を建築構造体9の現場打ちコンクリート内に埋設固定することによってプレキャストコンクリート製階段ユニットを用いた階段構造が完工となる。なお、小梁部10と横桁部8の当接面には滑り材として有効な硬質ゴム等を介在させるようにするとよい。
以上のように、本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットは、段板部1、フラット部4a,4b及び竪桁部5が内部に配筋6を施したプレキャストコンクリート一体成型品となっているため、当該竪桁部が負荷支承体となってユニット全体の荷重を支えることができ、段板部及びフラット部の板厚を従来より格段に薄くすることができ、1ユニット当たりの重量をこれまでより大幅に軽減することができると共に、作業性の良好なプレキャストコンクリート製階段ユニットを提供することができる。また、本考案においては竪桁部が段板部及びフラット部の長手方向両端下面にのみ突成されているので、段板部における踏み面及びフラット部における踏み面の歩行有効面積を広くとることができ、狭小な階段室において特に有効である。
本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットの一実施形態を示す平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットの配筋例を示す底面図である。 本考案プレキャストコンクリート製階段ユニットを用いた階段構造の施工例を示す平面図である。 図5に示す階段構造の施工例を示す説明図である。
符号の説明
1:段板部
2:蹴込み部
3:踏み面
4a,4b:フラット部
5:竪桁部
6:配筋
7:定着筋
8:横桁部
9:建築構造体
10:小梁部

Claims (3)

  1. 蹴込み部と踏み面部を連続して形成した階段主体をなす段板部、当該段板部の上下両端部に連続するフラット部、前記段板部及びフラット部の両側に繋がる竪桁部とからなり、前記段板部、フラット部及び竪桁部が内部に配筋を施したプレキャストコンクリート一体成型品となっていることを特徴とするプレキャストコンクリート製階段ユニット。
  2. 竪桁部が段板部及びフラット部の長手方向両端下面にのみ突成されていることを特徴とするプレキャストコンクリート製階段ユニット。
  3. 請求項1に記載のプレキャストコンクリート製階段ユニットにおける踊り場となるフラット部の先端に、竪桁部に連続するようにして内部に配筋を施した横桁部を形成し、当該横桁部を、建築構造体に形成した鉄筋コンクリート製または鉄骨製の小梁部の上面に載置するようにしたことを特徴とするプレキャストコンクリート製階段ユニットを用いた階段構造。
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