JP3136004U - ヘッドにサポートを設けた弦楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ギターなどの弦楽器において、調律後、楽器を床やテーブルに水平に置いたり、壁などに立てかけたりしたときに、ペグを床面などに接触させ音程を狂わせてしまうことがないような楽器を提供すること。
【解決手段】
本考案の弦楽器は、弦を上方にして平面上に置いたとき、ペグと該平面の接触を防ぐための突起状に隆起したサポートがヘッドに設けられている弦楽器である。
【選択図】図3

Description

本考案は、加工されたヘッドを持つギターなどの弦楽器に関するものである。
ギターなどの弦楽器においては、図1に示すようにヘッド2とネック3との境界部分に取り付けられたナット5と共鳴胴4に取り付けられたブリッジ6の間に複数の弦7が張られ、この各弦7はヘッド2に取り付けられたペグ1により巻き上げられ張力が調整され、開放弦の音程が決められる。そして、ネックの指板の上に特定の間隔に埋め込まれた多数のフレット8を設け、このフレットの間を指で押さえ、振動する弦の長さを変えることにより音程を変え演奏が行われる。
ところがギターなどの弦楽器では、ペグにより弦の張力を調整して調律を行った後に、ペグに巻きつけられた弦が緩んだりして音程が狂ってしまうことがある。そのため、ペグに巻きつけられた弦が緩まないようにするために、弦を巻きつけるペグのシャフトを特殊な構造としたものが提案されている(特許文献1および特許文献2)。
しかしながら、このように弦が緩まないように工夫されたペグを用いても、図2に示すように演奏の前や合間などに弦楽器を床やテーブルなどの平面に水平に置いたり、壁などに立てかけたりしたときに、ペグ1を平面9に接触させたり、壁面に接触させたりして音程を狂わせてしまうことがしばしば発生していた。
特開昭59−184395号公報 実開昭58−11794号公報
このようにギターなどの弦楽器において、調律後、弦楽器を床やテーブルなどの平面に水平に置いたり、壁などに立てかけたりしたときに、ペグを平面などに接触させ音程を狂わせてしまうことがないような弦楽器を提供することが本考案の目的である。
本考案の弦楽器は、弦を上方にして平面上に置いたとき、ペグと該平面の接触を防ぐため、突起状に隆起したサポートがヘッド裏面に設けられている弦楽器である。
また、そのようなサポートは、ヘッド裏面に取り付けられた柱状もしくは板状の部材であることもできる。また好ましくは、そのようなサポートはヘッド裏面の先端部に設けられている弦楽器である。
本考案のサポートはヘッドの裏面の一部を、ペッグの設置してある部分を避けて、突起状に隆起させサポートとするものである。このサポートはヘッドの製作時に、ヘッドの裏面を一部隆起させた形状に加工し、その後、全体を組み立ててもよいし、組み立て後、柱状もしくは板状の部材をペグの設置場所を避け、ヘッドの裏面に接着などをして取り付けてもよい。
図3はサポート10をヘッド2の裏面の先端部に設け、ペグ1が平面9と接触しないようにしたものである。この場合、サポート10はヘッドの切削加工時に先端部に突起状の隆起を作成してもよいし、突起状の隆起の形状の部材を接着などで取り付けてもよい。この場合の部材の取り付けは接着剤による接着、釘、ネジなどによる取り付けのほか、穴や溝への嵌め込みによっても行うことができる。
このサポートを構成する材料はヘッドと同一素材で作られるほか、木質系素材、プラスチック、金属その他特に限定されない。形状についても図4〜7に、柱状や板状の部材を用いた例を示したが、本考案においては楽器を水平に置いたとき、ペグが床面などの接触を防ぐことのできる突起状の隆起であればよく、この例のような形状に限られるものではない。さらに、サポートはヘッドの形状、色彩にあわせ装飾を施し、弦楽器全体の形状や色彩のバランスを崩さぬように美観を保つことが好ましい。
サポートの設置場所はペグと干渉しなければ、ヘッドの裏面のどの場所でもよく、ヘッドの先端から、ナットの設けられているネックとの境界であるヘッドの根元までの場所を選ぶことができる。図8はサポート10をヘッドの根元に設けた場合の状体を示す図である。この場合は、ヘッド先端にサポートを設けた場合に比べ、突起状の隆起の高さは、高いものとなっている。
本考案のサポートはヘッド裏面に設けられるが、ネック裏面に設けたのでは、演奏の際にフレット間を指で押さえるのに邪魔になるので設けることはできない。
図3や図8はギターなどの弦楽器を床やテーブルなどの平面9の上に置く場合の図を示したものであるが、壁などの垂直面に立てかけたときも、サポート10は同様な働きをすることは明白である。
本考案の弦楽器ではヘッドに設けられたサポートの働きにより、調律を終えた弦楽器を演奏の前や合間などに床やテーブルの上に水平に置いた場合に、ペグが平面と接触することがなく、干渉されないため、音程が狂うことがない。また、壁などに立てかけたりしても、同様にペグが壁面に接触することなく、同様に音程が狂うのを防ぐことができる。
以下本考案の具体的な構成について、さらに図面を参照しながら説明するがこれは実施の態様の例であってこれに限定されるものではない。
図4はヘッド2の裏面の先端に柱状のサポート10を設けた例を示す。本図では円柱状の部材を装着した例を示すが、さらにこの円柱の側面に模様を彫刻してもよく、円柱以外に角柱でもよい。この柱状サポートの長さは図3に示すように、ペグが床面に触れることのないように支えることができる長さであればよい。図5は2本の柱状サポート10を設けた例である。これの柱状サポートはヘッド2の裏面に接着してもよいし、ヘッドにサポートを受け入れる穴を穿ち、この穴に柱状サポートを挿し込んでもよい。さらには、ヘッドを切削加工してヘッド自体が柱状サポートの形状を持つようにしてもよい。
図6はヘッド2の裏面先端に板状のサポート10を設けた例を示し、サポートの外側の面はヘッドの先端形状に合わせた形状に加工してある。このようなサポートはこのような形状に加工した部材をヘッドに接着しても形成できるし、ヘッドの先端をこのような形状に切削加工してもよい。
図7にはペグ1の設置してある間にサポート10を設けた例である。サポート10は板状の形状であるが、弦楽器を水平に置いたとき床面に接する所は、ヘッド2がネックに対してつけられた傾斜に応じて、斜めに加工されている。このように加工することにより、弦楽器を水平に置いたとき、安定しておくことができる。この場合のサポートも先の例と同様に、サポート部材を接着等により装着してもよいし、ヘッドをこのような形状に切削加工してもよい。
以上、本考案のサポートはギター系の弦楽器に使われるものであるが、そのほかナットとサドルで弦を支持し、ペグにて弦の張力を調整し、調律を行う弦楽器であるマンドリン、チター、バンジョー、ウクレレなどにも応用可能である。
ギターの全体図 ギターを平面に水平に置いたときの説明図 ヘッドの裏面先端にサポートを設けた説明断面図 ヘッドの裏面先端に柱状サポートを設けた説明斜視図 ヘッドの裏面先端に2本の柱状サポートを設けた説明斜視図 ヘッドの裏面先端に板状サポートを設けた説明斜視図 ヘッドの裏面のペグの間に板状サポートを設けた説明斜視図 ヘッドの裏面の根元にサポートを設けた説明断面図
符号の説明
1 ペグ
2 ヘッド
3 ネック
4 共鳴胴
5 ナット
6 ブリッジ
7 弦
8 フレット
9 平面
10 サポート

Claims (3)

  1. 弦を上方にして平面上に置いたとき、ペグと該平面との接触を防ぐため、突起状に隆起したサポートがヘッド裏面に設けられている弦楽器
  2. 請求項1におけるサポートは、ヘッド裏面に取り付けられた柱状もしくは板状の部材であることを特徴とする弦楽器
  3. 請求項1もしくは2におけるサポートは、ヘッド裏面の先端部に設けられていることを特徴とする弦楽器
JP2007005739U 2007-07-26 2007-07-26 ヘッドにサポートを設けた弦楽器 Expired - Lifetime JP3136004U (ja)

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