JP3135157U - エアゲージ用チェッカー - Google Patents

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Abstract

【課題】エアゲージの測定値の精度を、信頼に足るものかチェックする。
【解決手段】 本考案にかかるエアゲージ用チェッカーは、コンプレッサーからの圧縮空気を取込む接続口3、接続口3から取入れた圧縮空気を、接続したエアゲージ7へ送ることが可能なバルブステム6を有し、圧力を調整可能な調整バルブ4を介して、バルブステム6と測定部2とへ、圧縮空気を送る。圧縮空気の空気圧を測定部2で測定し、測定した値を表示部5に表示する。表示部5に表示された測定値と、エアゲージ7の測定値を比較する。
【選択図】図1

Description

この考案は、自動車タイヤなどの空気圧を測るエアゲージのチェッカーであって、エアゲージの精度を検査・確認するためのチェッカーに関するものである。
自動車などのタイヤの空気圧は、事故を防止し、燃料消費の低減などのために、適性な圧力に保たれていることが必要である。
このようなタイヤの空気圧の日常的なチェックには、エアゲージと呼ばれる測定器具が使用されている。
タイヤのバルブステムにエアゲージを接続し、タイヤ内の圧力をこのエアゲージで測定して、不足分の空気をタイヤへ補充して、タイヤの内部圧力を適性に保つようにするものである。
このようにエアゲージは測定機器であって、その精度は充分に信頼に足るものである必要があるが、実際は長年の使用などによって多少の狂いや誤差が生じることがあった。
工場からの出荷当時に正しい精度を保持していても、長年の使用の間に、例えば、振動や衝撃が加わることや、弾性力によって測定するためのバネのヘタリなどが生じたり、ゴミやホコリが機器の内部に入り込んだり、更には測定値を指し示す針が曲がってしまうことによって、必ずしも信頼に足る値をエアゲージが指し示さないことがあった。
このような、正確な値を指し示さないエアゲージをそのまま使用していると、タイヤの空気圧を知らず知らずのうちに、不適切な圧力のまま使用することとなり、そのことによって大きな事故に繋がることがあった。
そのために、それらエアゲージが充分に信頼に足る測定機器であるか否かを確認する手段が求められていた。
特開平8−327481号公報 特開平11−351992号公報
解決しようとする課題は、タイヤ空気圧を測るエアゲージの精度を簡易に確かめることが可能なエアゲージ用チェッカーに関するものである。
本考案にかかるエアゲージ用チェッカーは、
コンプレッサーからの圧縮空気を取込む接続口と、
接続口から取入れた圧縮空気を、接続したエアゲージへ送ることが可能なバルブステムと、
前記圧縮空気の空気圧を測定する測定部と、
前記測定部で測定した値を表示する表示部と、
から成るものである。
また、本考案にかかるエアゲージ用チェッカーは、
接続口から取込んだ圧縮空気は、
圧力を調整可能な調整バルブを介して、バルブステムと測定部とへ送るものである。
本考案にかかるエアゲージチェッカーは、以上のような構成を有し、以下の効果を得ることができる。
<a>チェッカーの測定部で測定した圧縮空気と同じ圧力の空気を、バルブステムからエアゲージに取り入れることができ、エアゲージの測定値とチェッカーの測定値とを比較して、エアゲージの精度を確かめることが可能である。
<b>圧力を調整可能な調整バルブを使用して、測定する空気圧の圧力を調整することができ、空気圧を高めたり低めて測定することができる。これにより、エアゲージの測定可能な範囲のいずれかで精度に狂いが生じていないかチェックできることになる。
<1>全体の構成
図2に示すのは、エアゲージ用チェッカーの正面図であって、測定部品など全体がケース本体1内に収納されている。
ケース本体1の内部には、圧力センサを備えた測定部2が内臓されている。
図2の正面図において、ケース本体1の下側面には、測定部2の入力スイッチとなる電源スイッチ9が設けられている。
同じくケース本体1の下側面には、接続口3と調整ダイヤル4が設けられている。
ケース本体1の正面には、測定部2で測定した圧力を表示する表示部5と、後述するエアゲージ7を接続可能なバルブステム6が設けられている。
<2>接続口
接続口3は、ホース8を接続して、コンプレッサー(図示せず)からの圧縮空気を取入れる取入れ口となるもので、この接続口3から取入れた圧縮空気は、次の調整ダイヤル4によって、その圧力を調整可能である。
<3>調整ダイヤル
調整ダイヤル4は、接続口3から取入れた圧縮空気の圧力を調整して、その圧力を高くしたり低くしたりするものであって、接続口3から取入れた圧縮空気を、調整ダイヤル4によって弁を開いたり絞って、その圧力を調整するものである。
調整ダイヤル4で圧力を調整した空気は、バルブステム6と、測定部2へ送る。
<4>バルブステム
バルブステム6は、エアゲージ7の接続ホース10を接続可能であって、接続ホース10を接続することによって、圧縮空気がエアゲージ7へ送り込まれることになる。
<5>測定部
測定部2は、調整ダイヤル4で圧力調整された圧縮空気の圧力を感知する圧力センサと、このセンサからの信号を増幅する増幅器を備えている。
測定部2内の部品は、一般にエアゲージ7に使用される部品とは比較にならぬほど精度高く製造されており、このエアゲージ用チェッカーは、一般的なエアゲージよりも遥かに高い精度を有しており、その測定値は極めて信頼性が高い値である。
<6>表示部
表示部5は、測定部2で測定した圧縮空気の圧力を表示する表示装置であって、液晶表示方式やLED表示方式などが使用可能である。
<7>電源スイッチ
電源スイッチ9は、測定部2や表示分5へ電気を出力するスイッチである。
電源としては、バッテリーでも、或いは交流電気でもよい。
<8>チェック手順
電源スイッチ9を入れて、エアゲージ用チェッカーを作動させる。
コンプレッサーからの圧縮空気を、元圧ホース8を通じてチェッカー内へ取入れる。
調整ダイヤル4を使用して、測定部2とバルブステム6へ送る圧縮空気の圧力を定める。
調整した圧力は、測定部2によって測定され、表示部5に表示される。
バルブステム6にエアゲージ7の接続ホース10を介したエアチャック11を接続して、バルブステム6から圧縮空気をエアゲージ7によって測定する。
前記した測定部2によって測定し、表示分5に表示された圧縮空気の圧力が200kpaであるとき、エアゲージ7に200KPaと圧力が表示されれば、そのエアゲージ7の精度に誤差や狂いが生じていないことを知ることができる。
誤差や狂いが見過ごすことができない程ならば、エアゲージ7を修理に出すこととなる。
好ましくは、調整ダイヤル4によって測定する圧縮空気の圧力は、ひとつの圧力だけでなく、チェックするエアゲージ7で測定可能な圧力範囲の中で、低、中、高(例えば200KPa・400KPa・600KPa)の複数の圧力を選択して、調整ダイヤル4を使ってそれら圧力に合わせて、エアゲージ7に表示される各圧力値と比較するのが、エアゲージの精度をより正確に確認できる。
エアゲージ用チェッカーによってエアゲージをチェックする状態の斜視図である。 エアゲージチェッカーの正面図である。
符号の説明
1:ケース本体
2:測定部
3:接続口
4:調整ダイヤル
5:表示部
6:バルブステム
7:エアゲージ
8:元圧ホース
9:電源スイッチ
10:接続ホース
11:エアチャック

Claims (2)

  1. コンプレッサーからの圧縮空気を取込む接続口と、
    接続口から取入れた圧縮空気を、接続したエアゲージへ送ることが可能なバルブステムと、
    前記圧縮空気の空気圧を測定する測定部と、
    前記測定部で測定した値を表示する表示部と、
    から成るエアゲージ用チェッカー。
  2. 接続口から取込んだ圧縮空気は、
    圧力を調整可能な調整バルブを介して、バルブステムと測定部とへ送ることを特徴とする、
    請求項1記載のエアゲージ用チェッカー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016016912A1 (ja) * 2014-07-28 2016-02-04 旭産業株式会社 プレッシャゲージ
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