JP3134800U - 保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】老齢者、病人あるいは障害者などが自分の手の指を強く握り締め続け、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができ、着脱も容易な保護具を提供する。
【解決手段】保護具10は、手Hの指の爪部Nを露出させた状態で手Hに着用可能な手袋状の器具であり、5本の指がそれぞれ挿通される指保護部10s,10t,10u,10v,10wを指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成し、手の甲が収容される本体部10fにスリット11を設け、このスリット11を開閉可能に閉止するファスナ12が付設されている。指保護部10a〜10eはいずれも指の屈曲力で湾曲不能であるため、被着者が自分の手Hの指を強く握り締めようとしても、それを実行することができない。従って、被着者は自分の手Hの指を強く握り締め続けることがなくなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、高齢者や障害者などが、無意識のうちに自分の手の指を強く握り締め続けることにより、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、指先や手の平などが損傷したりするのを防止するための保護具に関する。
高齢者や障害者などのなかには、乳幼児のように、無意識のうちに自分の手の指を強く握り締める症状を起こす人がいる。このような人は長時間に渡って手の指を握り締め続けることが多いため、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは折り曲げた指先で圧迫されている部分の皮膚が変色したり、損傷したりすることがある。そこで、このような症状の人の手に手袋を装着したり、柔軟な物体を握らせたりするなどの対応策が講じられることがあるが、その効果は不十分である。
一方、本考案と使用目的は異なるが、保護具に関連するものとして、睡眠中や重度の痴呆性患者が無意識のうちに手指の爪で肌を傷つけるのを防止するための手袋や、指の捻挫の治療の際などに指関節の動きを制限する指保護具などが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開平11−241209号公報 特開平10−225471号公報
特許文献1記載の「掻きむしり防止手袋」あるいは特許文献2記載の「指保護具」を使用することにより、それぞれの文献に記載された課題を解決することはできるが、無意識のうちに自分の手の指を強く握り締める症状を起こす人に対応することができない。即ち、これらの文献に記載された「掻きむしり防止手袋」や「指保護具」を使用しても、自分の手の指を強く握り締める症状を防止することはできない。
本考案が解決しようとする課題は、老齢者、病人あるいは障害者などが自分の手の指を強く握り締め続け、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができ、着脱も容易な保護具を提供することにある。
本考案の保護具は、手の指の爪部を露出させた状態で前記手に着用可能な手袋状の保護具であって、少なくとも前記指が挿通される指保護部を前記指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成し、前記手の甲が収容される部分にスリットを設けたことを特徴とする。
このような構成の保護具を手に着用すれば、指が挿通された指保護部は指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成されているため、被着者が自分の手の指を強く握り締めようとしても、それを実行することができない。従って、被着者は自分の手の指を強く握り締めることがなくなり、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができる。また、手の甲が収容される部分にスリットを設けているため、スリット部分を大きく拡げて手を出し入れすることが可能であり、手の着脱も容易である。
また、本考案の保護具は、手の指の長さより全長が短く前記指を挿通可能な筒状の保護具であって、挿通された前記指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成し、一方の開口部から他方の開口部に向かって前記全長より短いスリットを設けたことを特徴とする。
このような構成の保護具を手の指に装着すれば、筒状の当該保護具は挿通された指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成されているため、被着者が自分の手の指を強く握り締めようとしても、それを実行することができない。従って、前述と同様、被着者は自分の手の指を強く握り締め続けることがなくなり、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができる。また、一方の開口部から他方の開口部に向かって全長より短いスリットを設けているため、スリット部分を大きく拡げることが可能であり、指の着脱も容易である。
ここで、前記スリットに開閉可能な閉止手段を設けることもできる。このような構成とすれば、前述した保護具を手に着用したり、指に装着したりした後、閉止手段でスリットを閉じれば、使用中の保護具が被着者の手や指から外れるのを防止することができる。
本考案により、高齢者、病人あるいは障害者などが自分の手の指を強く握り締め続け、手指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができ、着脱も容易な保護具を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本考案の実施の形態について説明する。図1は本考案の第一実施形態である保護具を手に着用した状態を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の保護具10は、手Hの指の爪部Nを露出させた状態で手Hに着用可能な手袋状の器具であり、5本の指がそれぞれ挿通される指保護部10s,10t,10u,10v,10wを指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成し、手の甲が収容される本体部10fにスリット11を設け、このスリット11を開閉可能に閉止するための手段としてファスナ12が付設されている。指保護部10s,10t,10u,10v,10wを形成する材料は、指を傷つけず、且つ指の屈曲力で変形しない程度の強度を有する硬質のゴム材、皮革材、布材、繊維材、紙材、合成樹脂材、木材、竹材などが好適であるが、これらに限定するものではない。
このような構成の保護具10を、通常の手袋と同様の手順で、手Hに着用すれば、5本指がそれぞれ指保護部10a〜10eに挿通され、これらの指保護部10a〜10eの開口部10a,10b,10c,10d,10eからそれぞれの指の爪部Nが露出した状態となる。この状態において、指保護部10a〜10eはいずれも指の屈曲力で湾曲不能であるため、被着者が自分の手Hの指を強く握り締めようとしても、それを実行することができない。
従って、被着者は自分の手Hの指を強く握り締めることがなくなり、手Hの指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができる。また、保護具10においては、手Hの甲が収容される本体部10fに、ファスナ12付きのスリット11を設けているため、ファスナ12を開けばスリット11の部分を大きく拡げることができる。このため、手Hの着脱も容易である。
また、保護具10を手Hに着用したとき、5本の指は全て伸ばされ、それぞれの爪部Nは指保護部10a〜10eの開口部10a,10b,10c,10d,10eから露出した状態に保たれるため、被着者以外の者(例えば、看護人など)が爪切りあるいは爪の手入れなどを行う場合に作業がし易く、便利である。
次に、図2,図3に基づいて、本考案の第二実施形態について説明する。図2は本考案の第二実施形態である保護具を示す斜視図、図3は図2に示す保護具を手指に装着した状態を示す図である。
図2,図3に示すように、本実施形態の保護具20は、手Hの指の長さより全長が短く5本の指をそれぞれ挿通可能な先細り円筒状の器具であって、挿通された指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成されている。そして、図2に示すように、内径の大きい方の開口部20bから内径の小さい方の開口部20aに向かって全長より短いスリット21を設けている。保護具20のサイズは限定しないので、複数種類のサイズの保護具20を形成しておけば、各人の指の大きさにあったものを選択して使用することができる。保護具20を指に装着する場合、内径の大きな開口部20bに指を挿入し、内径の小さな開口部20aから爪部Nが露出した状態となるように装着する。
図3に示すように、複数の保護具20を手Hの5本の指にそれぞれ装着すれば、被着者が自分の手Hの指を強く握り締めようとしても、それを実行することができない。従って、被着者は自分の手Hの指を強く握り締めることがなくなり、手Hの指の関節が曲がった状態で固化したり、関節を痛めたり、あるいは指先や手の平を損傷したりするのを防止することができる。また、一方の開口部20bから他方の開口部20aに向かって全長より短いスリット21を設けたことにより、開口部20bに指を挿入するとき、スリット21部分を大きく拡げることが可能であるため、指の着脱も容易である。保護具20のスリット21は常に開閉自在な状態であるが、ファスナなどの開閉可能な閉止手段を付設することもできる。
また、保護具20を手Hの指に装着したとき、5本の指は全て伸ばされ、それぞれの爪部Nは開口部20aから露出した状態となるため、被着者以外の者(例えば、看護人など)が爪切りあるいは爪の手入れなどを行う場合に作業がし易く、便利である。また、保護具20は全ての指に装着する必要はないので、強く握り締める症状が生じている指のみに装着すれば、着脱作業が容易となり、被着者の指への負担を軽減することができる。
なお、保護具20を形成する材料は、前述した保護具10の場合と同様、指を傷つけず、且つ指の屈曲力で変形しない程度の強度を有する硬質のゴム材、皮革材、布材、繊維材、紙材、合成樹脂材、木材、竹材などが好適であるが、これらに限定するものではない。
本考案の保護具は、老齢や病気などにより自分の手の指を強く握り締める症状がある人の手指を伸ばした状態に保持するための保護具として、病院、介護施設あるいは一般家庭などで広く利用することができる。
本考案の第一実施形態である保護具を手に着用した状態を示す図である。 本考案の第二実施形態である保護具を示す斜視図である。 図2に示す保護具を手指に装着した状態を示す図である。
符号の説明
10,20 保護具
10a,10b,10c,10d,10e,20a,20b 開口部
10f 本体部
10s,10t,10u,10v,10w 指保護部
11,21 スリット
12 ファスナ
H 手
N 爪部

Claims (3)

  1. 手の指の爪部を露出させた状態で前記手に着用可能な手袋状の保護具であって、少なくとも前記指が挿通される指保護部を前記指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成し、前記手の甲が収容される部分にスリットを設けたことを特徴とする保護具。
  2. 手の指の長さより全長が短く前記指を挿通可能な筒状の保護具であって、挿通された前記指の屈曲力で湾曲不能な素材で形成し、一方の開口部から他方の開口部に向かって前記全長より短いスリットを設けたことを特徴とする保護具。
  3. 前記スリットに開閉可能な閉止手段を設けた請求項1または2記載の保護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240309A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Katorigishi Inc 手指保護装具

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