JP3133966U - 設置・格納自在の折畳イス下収納棚 - Google Patents
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Abstract
【課題】集会等の際、脚棒間の幅や奥行きの異なる折畳イスの座席の下に手荷物等の携帯品を収納できる収納棚を設け、その設置と格納を自在とし、手許での携帯品収納場所を確保する。
【解決手段】柔面素材を使用した収納棚1の前辺、中辺、後辺に袋部2を設け、その中に張り強度保持棒3を挿入し、その両端に空けられた穴を通した高摩擦度結束バンド5によって脚棒の周囲を回って結束され、三本の張り強度保持棒を前後左右の脚棒4に固定し、折畳イスの前後脚棒開閉動作に連動して折畳イス座面下に収納棚の設置、格納が行われることで収納場所1aを確保する。異なる幅寸法へは、張り強度保持棒と脚棒を結束するバンドの伸長で対応し、異なる奥行寸法へは、前脚から後方への適宜な位置にある、中辺に作られた複数の袋部の一つを選ぶことで対応する。
【選択図】図1
【解決手段】柔面素材を使用した収納棚1の前辺、中辺、後辺に袋部2を設け、その中に張り強度保持棒3を挿入し、その両端に空けられた穴を通した高摩擦度結束バンド5によって脚棒の周囲を回って結束され、三本の張り強度保持棒を前後左右の脚棒4に固定し、折畳イスの前後脚棒開閉動作に連動して折畳イス座面下に収納棚の設置、格納が行われることで収納場所1aを確保する。異なる幅寸法へは、張り強度保持棒と脚棒を結束するバンドの伸長で対応し、異なる奥行寸法へは、前脚から後方への適宜な位置にある、中辺に作られた複数の袋部の一つを選ぶことで対応する。
【選択図】図1
Description
本考案は、脚棒間の幅や奥行が異なる折畳イスの下部空間にバッグや手荷物等の携行品を収納することができる、設置格納が自在の折畳イス下収納棚に関するものである.
屋内外を問わず集会時、参加者は座席は用意されていても手荷物の置き場が用意されていない場合が多く、携帯する手荷物を膝の上や床に置かざるを得なかった。
これら不便を解消しようと先行出願がなされており、実願平10−1423のように四本の脚に止め具付ゴム紐を止め、補助棚の四隅に把止めリングを用意し、そこに止め具を縫うように通し座席下に補助棚を構成する方式が考案されているが、伸縮自在のゴム紐で脚間の幅や奥行きの違いには対応できるが、重量ある携行品を載せるとゴム紐が伸びて補助棚が垂れ下がり実用的でない。
集会等において携帯する手荷物置き場のなさに不便を感じることが多い。例え用意されていたとしても自席と離れた場所での手荷物保管場所の設置はスペースの効率性、経済性、利便性に劣っており、取り違えて持ち帰られる畏れも十分あった。出席者の手許での手荷物収納場所の確保が課題であった。
現在、幅広く普及する折畳イスは、保管スペース極小化の為折畳み時の前脚と後脚の間隙は出来るだけ狭く設計されており且つ機種により左右の脚幅や設置時の前後脚間の奥行きは一定しておらず、幅や奥行きの違いに対応する省スペース型の堅固な収納棚の設置と格納方法を課題とする。
折畳イスの座面下空間にバッグ等携帯品を収納する機能を持たせるため、収納棚部の四隅を座面下の四本の脚棒に固定し、折畳イスの設置、格納時での脚棒前後開閉動作に連動して収納棚部の設置と格納を自在に行わしめた.
収納棚部の前辺、中辺、後辺に、辺に平行して棒状のものが挿入できる袋部を形成しそれぞれの袋部に張り強度保持棒を挿入し、前辺の張り強度保持棒の両端は前方の脚棒に、中辺の張り強度保持棒の両端は後方の脚棒に,後辺の張り強度保持棒の両端は後方の脚棒上部に、それぞれが互いに引っ張り合う位置に結束し、携帯品を収納した際収納棚部が重みで垂れ下がらないよう前後上下に張り強度を持たせた。
脚棒への張り強度保持棒の結束には、折畳イスの折畳み時の前脚と後脚の狭い間隙に収まるよう、厚みは薄いが引っ張り強度と密着度の高い高摩擦度結束バンドを使用した。
幅方向の寸法違いに対応する為,張り強度保持棒の幅を、最小の機種の左右脚棒の内寸とし、これより幅広の機種に対しては、張り強度保持棒の両端と左右の脚棒とを結束固定する高摩擦度結束バンドの結束止め位置の移動による長さの伸張にて対応させた。
奥行き方向の寸法違いに対しては、収納棚の中辺に、前後辺に平行した複数の袋部を用意し、前脚、後脚左右に張り強度保持棒を結束固定して収納棚部に充分な前後の張りを持たし得るに適宜な奥行き位置にある中辺の袋部に張り強度保持棒を挿入し、前後の脚棒間の寸法、即ち収納棚部奥行き方向の寸法違いに対応させた。
折畳イスの脚棒は通常パイプ状の鋼管が使われることが多く、結束ズレ対策が必要となるが、張り強度保持棒端部の穴を通し脚棒を回して両者を結束固定する高摩擦度結束バンドの、脚棒と接触するバンド内側部分に、ゴム等摩擦係数の高い素材を塗布又は接着し、高摩擦度結束バンドの脚棒への緊縛度を高めた.
折畳イスの脚棒は通常パイプ状の鋼管が使われることが多く、結束ズレ対策が必要となり、又収納棚部の張り強度を持たせる為張り強度保持棒を左右の脚棒方向に強く引っ張りながら固定する必要もあるが、高摩擦度結束バンドを張り強度保持棒端部の穴から通し脚棒を回して両者を結束する際生ずる行きと帰りの二本のバンドを、別の緊縛用結束バンドを使用して直角方向に強く結束し、二本のバンドの間隙をなくすことにより、高摩擦度結束バンド内側の摩擦素材部と脚棒表面との接触面積を大きくし、緊縛度合いを高め且つ張り強度保持棒を左右に強く結束固定させた。
本考案は、現在幅広く普及する折畳イスに従来の考案では解決し得なかった幅や奥行きの違いに対応する携帯品収納棚を取り付け可能にすることで考案が解決しようとする課題を解決した。
本考案は、使用の為の開脚時や保管の時の閉脚時の脚棒の開閉に連動して収納棚部が設置、格納され、その為の人手を煩わせない。
本考案は、収納棚部を折畳イス脚棒に固定する媒体として所謂結束バンドを使用する為、製造時は勿論のことすでに市中にて使用中のもの迄後付けでき,又その為の器具を必要とすることなく簡単に取り付けができる。
添付図面1に従って実施例を説明する。1は収納棚であり1a収納棚部と1b後方覆い部とで構成される。1収納棚の前辺、後辺には各々2袋部が作られ、中辺には複数の2袋部が作られている。1収納棚の前辺に作られた2袋部に3張り強度保持棒を挿入し、その両端の穴を通して5高摩擦度結束バンドで前方左右の4脚棒の望ましい高さに固定する。次に、望ましい高さで前方と後方の4脚棒へ取り付けようとする1a収納棚部の奥行に等しい位置にある中辺の2袋部を選び3張り強度保持棒を挿入し、それを同様の方法で後方左右の4脚棒に固定し1a収納棚部を形成する。次に、1収納棚後辺に作られた2袋部に3張り強度保持棒を挿入し、それを同様の方法で後方左右の4脚棒の上部の引っ張り上げた位置に固定し1b後方覆い部を形成する。前後左右の四本の4脚棒に、二本の3張り強度保持棒を介して固定された1a収納棚部は、4脚棒の開脚により前後に引っ張られ拡張されることにより設置され、閉脚により狭まりながら自重で垂れ下がり前後の4脚棒の間隙に格納される。
1 収納棚
1a 収納棚部
1b 後方覆い部
2 袋部
3 張り強度保持棒
4 脚棒
5 高摩擦度結束バンド
6 緊縛用結束バンド
7 高摩擦素材部
1a 収納棚部
1b 後方覆い部
2 袋部
3 張り強度保持棒
4 脚棒
5 高摩擦度結束バンド
6 緊縛用結束バンド
7 高摩擦素材部
Claims (6)
- 脚棒間の幅や奥行の異なる折畳イスの座面下空間にバッグ等携帯品を収納する機能を持たせる為、柔面素材の収納棚部の四隅を、二本の張り強度保持棒を介して座面下の四本の脚棒に強固に固定させ、折畳イスの設置、格納時での脚棒の前後への開閉動作に連動して収納棚部の設置と格納を自在に行わしめることを特徴とする折畳イス下収納棚。
- 収納棚部の前辺、中辺、後辺には辺に平行して棒状のものが挿入できる袋部が形成され、それぞれの袋部に張り強度保持棒が挿入され、前辺の張り強度保持棒の両端は前方左右の脚棒に、中辺の張り強度保持棒の両端は後方左右の脚棒に、後辺の張り強度保持棒の両端は後方左右の脚棒上部に、それぞれが互いに引っ張り合う位置に高摩擦度結束バンドで結束され、携帯品を収納した際収納棚部が垂れ下がらないよう前後に張り強度を持たせることを特徴とする折畳イス下収納棚。
- 折畳イスは、メーカーや機種によって左右脚棒間の幅寸法が異なる為、張り強度保持棒の幅を、最小の機種の左右脚棒の内寸とし、これより幅広の機種に対しては、張り強度保持棒の両端と左右の各々の脚棒とを結束固定する高摩擦度結束バンドの結束止め位置の移動によるバンドの長さを伸長することにより幅の拡大に対応することを特徴とする折畳イス下収納棚。
- 折畳イスは、メーカーや機種によって開脚した時の前後脚棒間の奥行寸法が異なる為、収納棚部の中辺に、前後辺に平行した複数の袋部を用意し、左右の前脚と後脚に張り強度保持棒を結束固定して収納棚部に充分な張りを持たし得るに適宜な奥行位置にある中辺の袋部に張り強度保持棒を挿入し、その両端を脚棒に結束固定することにより前後脚棒間の奥行の長短、即ち収納棚部奥行方向の寸法違いに対応することを特徴とする折畳イス収納棚。
- 張り強度保持棒端部の穴を通し脚棒を回わして両者を結束する高摩擦度結束バンドには、その脚棒に接触するバンド内側部分にゴム等摩擦係数の高い素材を塗布又は接着し、それによる高摩擦度結束バンドの脚棒への緊縛固定度を高めることを特徴とする折畳イス下収納棚。
- 高摩擦度結束バンドを張り強度保持棒端部の穴から通し脚棒を回わして両者を結束する際に生じる行きと帰りの二本のバンドの間隙を埋めるべく、他の緊縛用結束バンドを使用して、離れた二本のバンドを接触する迄結束し締め付けることにより、高摩擦度結束バンド内側の摩擦素材部と脚棒表面との接触面積を大きくし、且つより強く緊縛させることで張り強度保持棒を左右の脚棒に強固に固定させ、収納棚部の前後の張りを維持強化させることを特徴とする折畳イス下収納棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001477U JP3133966U (ja) | 2007-02-07 | 2007-02-07 | 設置・格納自在の折畳イス下収納棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001477U JP3133966U (ja) | 2007-02-07 | 2007-02-07 | 設置・格納自在の折畳イス下収納棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3133966U true JP3133966U (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=43284587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001477U Expired - Lifetime JP3133966U (ja) | 2007-02-07 | 2007-02-07 | 設置・格納自在の折畳イス下収納棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133966U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067343A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Kokuyo Co Ltd | 棚付き椅子 |
JP2018074914A (ja) * | 2016-11-07 | 2018-05-17 | ドギーマンハヤシ株式会社 | 小スペース利用の収容ボックス |
JP2019042197A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | マツ六株式会社 | 補助手摺り |
JP2020096981A (ja) * | 2020-02-18 | 2020-06-25 | 吉村 きよ美 | 折りたたみ椅子用荷棚装置 |
-
2007
- 2007-02-07 JP JP2007001477U patent/JP3133966U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011067343A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Kokuyo Co Ltd | 棚付き椅子 |
JP2018074914A (ja) * | 2016-11-07 | 2018-05-17 | ドギーマンハヤシ株式会社 | 小スペース利用の収容ボックス |
JP2019042197A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | マツ六株式会社 | 補助手摺り |
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